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2025-04-16 17:00

25|アスリートの「金の卵」生み出す福岡県タレント発掘事業

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。

今回は、福岡県が行っているスポーツ選手発掘の取り組みについて、大窪記者が話します。2004年に福岡県が全国に先駆けて始めた「タレント発掘事業」。五輪選手を輩出するなどの成果がでているそうですが、皆さんご存じでしたか?

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年3月27日

◆福岡タレント発掘事業〝卒業生〟凱旋 五輪フェンシング・団体銅の高嶋理紗選手
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1247877/

◆大窪正一記者の記事一覧
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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞スポーツ余聞 #タレント発掘事業 #高嶋理紗 #フェンシング

サマリー

福岡県が推進しているスポーツ選手のタレント発掘事業に関するエピソードです。この取り組みは2004年度から始まり、東京五輪やパリ五輪で代表選手を輩出する実績があります。多くの子供たちの運動能力を見極め、適したスポーツを提案しています。福岡県ではアスリートの才能を発掘するプロジェクトが進行中で、高嶋梨沙選手の経験を通じてこの制度の重要性が語られています。この取り組みは応募者に自分の適性を知る機会を提供し、スポーツへの関心を高めることを目指しています。

福岡のタレント発掘事業
西日本新聞ポッドキャスト
西日本新聞スポーツ余聞
この番組では、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが
アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話ししています。
こんにちは、福岡のニュースアプリ西日本新聞MEの横山智則です。
西日本新聞社の大久保翔一と申します。よろしくお願いします。
同じく、西日本新聞社の中富一文です。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回の話は、僕本当に恥ずかしながら何も知らなかったんですけど
福岡県が行っているスポーツ選手を発掘する取り組みのお話です。
タレント発掘事業というような言い方をする相談ですけど
そもそもから教えてもらっていいですか。
多分本当皆さんご存じないかと思いまして
でも知ってもらいたいと思いまして
今日お話ししたいなと思ってるんですけど
福岡県の方が推進しているスポーツ選手のタレント発掘事業なんですけど
これはまず全国に先駆けて
日本で一番初めて2004年度に始まって
これまで今年最新の数字も先日お聞きしたら
選手の可能性を引き出す
503人が修了して
その中で東京五輪2021年ですね
東京五輪はその修了制の中から3人が初めて日本代表になって
去年ですね、パリ五輪
パリ五輪には今度8人に増えて
なおかつ2人が銅メダルを獲得したということがありまして
いわゆる子供たちの適性ですね
運動能力、走るのが速い
ジャンプ力がある
俊敏性があるとか
いろんなそれぞれ子供によって能力
ここが強いなというところがあるかと思うんですけど
それを見極めて
それに適したスポーツを
こんなスポーツがあなたには向いているよみたいな方法を
教えてあげるみたいな事業なんですけども
例えば背筋が強いとかなったらレスリングとか
適したスポーツにやってやるという感じですね
そうですね、だから実際この修了制の中では
元々やってたスポーツとは違うスポーツに転向した子も
やっぱりおっしゃるような
実は自分はこっちのスポーツが向いてたんだというのを
気づかされて
そっちでオリンピック出てみたいな
やってみようみたいなことでという子もいますし
面白いですね、野球ばっかりしてたけど
サッカーのほうがいいよとか
ラグビーが必須
適した能力がそっちが向いてる
向いてるよっていうのを教えてあげるというか
そうですね、まずあなたにはこの能力が高いですよと
この能力を伸ばしていけば
こういう選手になれるかもしれませんみたいな
で、こういうプログラムがありますみたいなのを
提示するというような
結構画期的なことで
昔だとスポーツ万能はサッカーか野球っていうのが決まってて
なんかそのあれ
僕らの世代まで野球一本だった
そうなんですね
野球一本でした
一番できる子は野球しかしない
なるほど
大概運動能力が高い子は野球をやって
ピッチャーをやって
4番だった
なるほど
今言ったようにパリ五輪で
いわゆる8人がこの修行制に出て
さらに2人がメダルを取ったということもあって
福岡の成功と広がり
今年4月からまた新年度がスタートするんですけども
それに合わせた募集があったんですね
募集には去年の10月、秋ぐらいから始まって募集なんですけども
過去最多の5万6,817人の応募があって
合格したのは55人です
これは福岡県でそれと全国で5万人って
福岡県だけで5万人
5万1,817人の応募ですね
福岡県のタレント発掘事業ですね
ということでこの合格した55人が
未来のスターを目指して
4月19日が開講式とお聞きしてます
予定されてるそうですけど
ここから本格的に先ほど言ったように
動き出していくということなんですけども
今驚かれたように5万人
どうやってそれを55人のところがあるかと思うし
その年代がどうなのっていうところですよね
まず対象なんですけど
福岡県内の小学4年生から中学1年生まで
が応募ができるのが
これを応募して実際に受かった人は
逆に小学4年生から入ったら
5年生から中学3年生まで
中学1年生で合格した人は
中2、中3、中2年間
最長5年間このプログラムを受けるという形になります
ちなみにその年齢だと誰でも応募は可能なんですか
そこそうなんです
ここがまた画期的なところなんですけども
いわゆる小学校って
体力テストってやっていらっしゃいますよね
ありましたよね
多分ありましたし今もやってますよね
50メートル何秒だとか
そのとおりで測定会の記録とか
学校の体力テストの結果で
その結果を持ってそれで申し込んだらいいんです
なので学校単位で申し込むところもあるそうなんですよ
要はそういう申し込みを
とりあえず本当にやりたいかどうかは別として
そういうトップを目指したいとかは別として
申し込んでみようみたいなことを申し込んで
今回の場合は一次二次選考で
まずその大量な人数の中から120人までグッと絞ったら
その要は体力測定とかですね
そこからは専門的な機器ですね
多分瞬発速度を測るとか
そういう測定の三次選考みたいなのをされて
そういうものをクリアしたのがこの55人
すごいね1000人に1人
すごいですね
よっぽど万能というか
すごい能力がある人なんでしょうね
そうですね
何か一技に引い出てたら引っ張られるというかですね
例えば足も遅い力もない
そういうんだけど瞬発力というか
俊敏性はなんだこの椿子さんはみたいなことだとか
逆にもうお相撲さんみたいな子からして走れないけど
パワーはもうそれ高校生ぐらいパワーあるぞみたいな
極端に言ったらそういうことですね
だから全てにおいて万能な人ももちろんいるでしょうし
そうでない子もいる
そうですね
そういう形でスタートして
2004年度からずっとスタートしてるんですけど
なぜ福岡の
そうそう
新しいものを作るのはしてますけど福岡はですね
なぜ福岡かというと事業の発端なんですけど
もともとはやっぱり当時ですね
1990年代後半ぐらいのあたり
オリンピックで日本の選手がメダルが取れない
それがいい悪いは別としてですね
メダルが取れなくて各国から置いていかれてる
みたいな状況があって
国の方が国立スポーツ科学センターというものを立ち上げて
これ東京にあるんですけどね
そこでそういったプログラムを持って
今説明したように可能性のある子どもを育成していくというような制度
この制度オーストラリアがすごい先行してたそうなんですよ
もともと海外にあるんですねこういった取り組みっていうのは
そういう先行事例を国立スポーツ科学センターの方が勉強していて
こういうプログラムが作れそうだ
それにこれチャレンジしてみませんかっていうふうに応募制で応募したら
福岡がはい
手やりセット
手やりセットらしいな
逆に他はなんかやってよって言っても
みたいな感じだったけど福岡ははいって
なぜかというと福岡空港のそばにアクシオンっていうのが
ありますね
そうですねいわゆるスポーツの一大拠点みたいな県が作ったのがあるんですね
ちょうどそこにそういう同じような似たような方向性ベクトルが向いたような
設備が整ってたんですよ福岡に
そういうのもあって福岡県が手を挙げて
まずオリンピックに出るのは子供ですから年数が立たないとあれですけど
そこを卒業した子供たちが非常にいわゆる日本代表に入ったり
国際大会に出たりとかそういう子供たちはすごい多かったそうなんですよ
活躍し始めるんですね
ここにちょっと調べたものがあるんですけど
国際大会に出場したのは延べで586人排出しているというのは要は
すごいですね
オリンピックはまだそういう3人1人という段階ですけど
だからそういう実績を残したということで各地の
この制度いいねみたいになって
国の方がまず自分たちもやろうという風になって
自分たちでも制度を作りましたし
熊本や佐賀にも最近できたんですかね
いろんな地域でできるようになったという形で
福岡発信に広がっていった
なるほど
この後の話がこれなんですけど
いわゆるyoutubeを見ていらっしゃる方は
これは何の時の写真やろうかと思っていらっしゃるんだと思うんですけども
これは何の時の写真ですかね
これはyoutubeを見ている方ですけど
まさにフェンシングで銅メダルを取った時の
表彰された後のみんなでやったという時の表情ですね
この中の端にいらっしゃるのが福岡の2選手ですね
大久保さん側にいるお二人
背が多分一番低い二人みたいな感じですね
がお二人どなたなんですか
高嶋梨沙選手の経験
一人の方が高嶋梨沙さん
それが福島志穂さんお二人でいらっしゃって
このお二人が言ったら終了戦なんですけども
まずフェンシングっていう表現
多分みなさんあまり身近ではないですよね
習い事でフェンシングしたいってなかなかならないですよね
そうですよね
僕も初めて知ったのが社会人だったぐらいかもしれない
高嶋梨沙選手はもともとはソフトボールをやってた
やっぱ違うんですね
ソフトボールをやってたんですけども
俊敏性とか跳躍力が非常にあるということで
転校してみないということで
転校したということですね
高嶋選手をちなみにですね
私自身2014年この選手が高校1年生の時に
アジア大会
オリンピックのアジア版です
そういうのがあるんですけど
2014年インチョンアジア大会っていうのに
高校1年生でフェンシングでも出場してるんですよ
高1で
その時に僕もインチョンに行って取材した記憶があるので
すごくこの高嶋梨沙さんはすごい僕の中で印象が残っていて
オリンピックから戻ってきて各地を表敬訪問とかされた時に
その話をしてみたんです
覚えてますか?
覚えてます
なぜかというとそこで大怪我をしたんですよ
俊敏線で動くんで
足首か膝か足をやってしまって
途中で出場できないぐらいの大怪我をして
ただその怪我があって自分の弱いところが分かって
鍛えるべきところが分かったみたいなことを
高校1年生の段階で
そこも自分のバネにしたということですね
そういうのもあってのオリンピック
高校1年生の時にインチョンと言うけど
途中までソフトボールをやってたわけで
まだ多分わからないけど
1,2年とか2,3年しかフェイシングしてない
そういうことになるんですよね
そういうことですよね
経験値はそれほど高くないんですけども
才能があっていきなり日本代表に
やはり本人の適性とか
そういうのがすごい
要はフェイシングで適した能力が
めちゃくちゃあったってことですよね
そういうことですね
だからそこの部分では見極める中で
いわゆる性格的なものもあるそうです
基本的にスポーツ選手とアスリート
負けん気があるのは皆さんあるんですけど
その中でも冷静に判断をしていくタイプなのかとか
力増かせに勝負したいとか
そういう色々いるということみたいですね
へえ
にしたって剣道してました
フェイシングです
もう同じで
ソフトボールしてましたから
フェイシングっていうのは
まだびっくりするけどね
そうですね
可能性がすごいあるスポーツだとは思うんですけど
ただこの制度のすごくいいところは
もう一つありまして
アスリート
世界に通用するアスリートを育てるっていうのと
共に5万何人も応募するっていうのは
これ皆さんフィードバックするんだそうです
あなたはこういう能力がありますよっていうのは
じゃああなたに適したスポーツはこんな感じですね
そこまではないんですけど
ただどこまで
あなたは例えば張躍力が強みですよとか
データを教えてくれるそうなんです
分析して
なので応募さも多いみたいな
要は福岡県としては
これをきっかけに
スポーツ自体に親しんでもらいたい
これをきっかけにスポーツしてもらいたいっていうのが
根っこにあって
さらにその中で優秀な選手はアスリートになってほしい
ただ単にエリートを育てたいというだけではないところが
僕は今回お二人にこの話を伝えるし
聞いていらっしゃる方にお伝えしたかったですけど
すごく僕はいい制度だと思っております
最初は福岡さんが
学校隊員っておっしゃった時に
先生たちも佐藤
申し込んでもいかんこっちゃないけど
分かるやろ思うと
学校隊ですよ
一番かそうじゃないか
と思ったから
他の子はある意味応募だけして
意味がないものなのかなと思ったら
決してそうじゃないってことが
そうなんです
なので応募者が多いというか
俳句は5であっても
もしかしたら3でも可能性はあるんですよね
おっしゃる通りです
3でも
ここが自分には得意なんだ
超躍力
ジャンプ力があるんだと思ったら
そういうスポーツやってみたら
ワンチャンス
オリンピックまではいかないにしても
自分の自信になるというか
子供たちにとって
やはりスポーツだけに限らないんですけど
何か自信を持つものが
子供の頃に持てれば
他のものに対しても自信を持っていける
そういう部分も考えてらっしゃるみたいで
子供を育成するって意味でも
この制度があると
アスリート才能発掘プロジェクト
なるほど
ありがとうございました
中富さん今日はどうでございましたか
いや今日の大久保さんの話聞いて
これだけちょっと思ったんですけど
もう少しですね
早くこういう制度ができたら
僕ももしかしたらですよ
オリンピック選手でメダル取ってたかもしれないなと
もう見えないって話をしたかもしれない
みんな取ってきたんですよね
それは思いましたね
その前向きな質問
まだ諦めてないと
ありがとうございました
エンディングの前に一つお知らせです
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リンクは概要欄に貼ってます
よかったら利用してください
ここまで聞いていただきありがとうございました
大久保さんのスポーツ余分は
西日本新聞とスマホアプリ
西日本新聞MEで
好評連載中です
ぜひご購読お願いいたします
本日はありがとうございました
ありがとうございました
17:00

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