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2025-06-01 14:35

18|【筑前六端城】黒田家の防御の要!10年余りで歴史の舞台から消えた城郭たち【鷹取城基礎編】

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この番組は、福岡県内だけでも1,000近くあったとされる戦国時代の山城の魅力を、現地探訪を交えて紐解き、熱く語り合う番組です。山城研究は地理学、歴史学、軍事学、地域経済学などいくつもの側面があります。かつて、その地で暮らした人々の息吹をあなたも一緒に感じてみませんかー。

福岡藩に福岡城以外のお城があったことはご存じですか。短期間しか存在しなかった筑前六端城のシステムについて、しかのすけが語ります。

◆出演:堀切凡夫(お城映像クリエーター)、中山紘一郎(しかのすけ/販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/ 音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:中山 紘一郎(しかのすけ/販売部)/ディレクション:坂本信博(報道センター総合デスク)、梁京燮(販売部)

◆収録日:2025年5月11日

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サマリー

このエピソードでは、筑前六波城と呼ばれる黒田家の城郭群が紹介されています。鷹取城を中心に、若松城や黒崎城などの防御の要としての歴史的背景や目的が掘り下げられています。また、筑前六端城に関する内容では、黒田家の防御体制とその城郭が歴史の舞台から消えた経緯が語られています。さらに、関連する他の城や大名についても触れられており、地域の歴史的背景が詳しく紹介されています。

筑前六波城の紹介
西日本新聞Podcast
西日本新聞 戦国山城Podcast
この番組では、福岡県内だけでも戦地核あったとされる戦国時代の山城の魅力を
現地を歩きながらお話ししてまいります。
こんにちは、福岡のニュースアプリ、西日本新聞民の横山智則です。
こんにちは、お城映像クリエイターの堀切です。
こんにちは、西日本新聞の鹿之助こと中山小一郎です。
どうもお疲れ様でした。
お疲れ様でした。
山頂着きました。
だいたいコースタイムは1時間半ぐらいですけど、撮影したりちょっと喋ったりしながらだったんで
だいたい2時間かけて、鷹取山山頂633mやってまいりまして
一応山頂で一つ二つ撮ろうかなというところではありますけども
せっかく山頂なので今回は、いわゆるこの鷹取城を含む
今僕らは音賀川が流れているのが見えてて
背中には福知山があって
天気が良ければ飯塚まで見える
飯塚まで見える、そうですね。
見えてますね、間違いなく。
だから下は能潟の街が見えてるんですもんね、ここって。
そうですもんね。
なんですがというところで鹿之助さんからいきますか。
はい。
そうですね。
じゃあ今日は鷹取城をはじめとした祝禅六波城と呼ばれる
黒田家の四城についてのお話ですね。
六波城というぐらいだから6つ城があった。
おっしゃる通りです。
鷹取城のほかにですね、若松城、佐紀城、松富城、真寺城、松尾城があります。
それぞれせっかくなんで。
若松城ってのは今の若松国あるから若松城。
おっしゃる通りです。
そこら辺は今北九州の市内ですけども
当時は地区前の国だったのでそういうふうになっております。
黒崎城っていうのは八幡、黒崎駅のあたりにあるから黒崎城。
なるほど。
で、僕らがいる鷹取城。
これが今僕は北から順番に言っていったような話になるはずなんですけども、
そこまではなんとなく福岡の人なら土地感あればわかるはずなんですが、
その後の真寺城。
真寺城ってどこなんですか、場所でいうと。
敬戦のあたり。
敬戦のあたり。宿方のあたりって広すぎるよね、言い方が。
現在は鎌市。
鎌市か。
あたりですよね。
が、真寺城。
そしてさらに南に、松尾城。
なるほど。
東宝村より少し北のほうで、これも鎌市のあたり。
今は焼き物で有名な小石原。
小石原。
小石原にある小さい山地はあるんですけども、素晴らしい敬戦城がある。
ここまでで5つ。
若松、黒崎、鷹取、松富、松尾。
真寺がある。
真寺。
真寺城ってどこです。
朝倉と。
朝倉、今度はもう筑後のほうになっていくわけですね。
そうです。
はい、そうですね。
なるほど、これが筑前六波城ということになるんですね。
黒田家の防御戦略
はい。
で、話を続けていきますか。
これはそれぞれどんな仕事だったのか。
そうですね。
今回は今後またこれらの支援に登ることもあるかもしれないので、
ディテールは置いておいて、筑前六波城っていう制度についてちょっとお話できたらと思います。
黒田長政が関ヶ原の戦いの後、筑前の国に移ってくるわけなんですけども、
その際に、もう翌年には筑前六波城っていう制度を敷いてですね、
武善の国の国境に、福岡城から見たらすべて東側に集中する形でお城を築きます。
確かに。
はいはい。
東に対して築いてるわけですね。東側にの。
はいはい。
なんでそんな集中して築いてるのかって話になると思うんですけども、
一説には一緒に関ヶ原の戦いを戦った細川忠之がいるんですけども、
彼とあまり仲が良くなかったからじゃないかと。
へー。
そうなんですね。
というのもですね、黒田家は関ヶ原の戦い以前は武善中津にいたわけなんですけども、
そこから築前に移る際に年貢をすべて持って帰ってしまったんですね。借り取ってしまったんですね。
これ当時のルールでは、違法する際は、移る際は年貢置いておくのがマナーっていうかルールだったんですよ。
なるほどね。
なのに黒田家さん持って行ってしまって、
それでですね、細川家もすごい財政危機に陥って、
結局、徳川家康にまでどうにかしてくださいみたいな。
最低を頼むほどだったりとか。
本当に食うもんありませんみたいな話だったのか。
またはですね、博多商人を抑留してですね、
それぐらい結構外交問題に発展しちゃった経緯があるんですね。
へー。それでもともと当時仲が悪い。
だから結構関ヶ原終わって平和だと思いきや、
黒田家は細川家をバリバリに仮想的として見ていたと。
結局その年貢を全部移る時に持って行くっていう時点から、
もう嫌がらせしようと思ってるってことですね。
そうですね。なんでそういうことをしたのかっていうのも、
諸説あるんですけども、
一方ですね、蓄善の国に関ヶ原家が入ったのが小林秀明なんですけども、
彼も蓄善の年貢を持って行ってしまってるんですよ。
ここから僕の妄想なんですけど、
結構豊臣秀吉が亡くなった後の豊臣家家臣グループって、
結構派閥があって、それぞれ仲悪かったんじゃないかなと。
なるほどなるほど。
例えば豊臣秀長、秀吉の弟の派閥もあっただろうし、
秀次秀吉の応援にあたるグループもあっただろうし、
前田利井のグループもあっただろうし、徳川家康のグループもあっただろうから、
それぞれで仲が悪かったんじゃないかなと。
一番嫌ではなかったんじゃないかなという。
なるほど。
で、それこそ小林家を持って行ったと。
先輩にやられたことを後輩にやり返したみたいな話。
おっしゃる通りですね。
ねえ、ひどいよね。
俺たちも水飲ませてもらえなかったもんなとか言って。
へえ。
でもそう思うと、想像ですけども、
黒座だけがやってたというよりも、
結構あちこちあったような話じゃないかと思えると。
高鳥城の歴史
あーなるほど。
逆に言うと、持って行っちゃったもんだから、
嫌がらせしたから、仲が悪いから、
士郎を一旦気づいとかないと。
そうですね。攻めてくるんじゃないかと。
くるんじゃないかと。
はい。
突きあらばと。
取り返しにくるんじゃないかと。
なるほどね。
で、確かに地図を落とすと本当にわかりやすいけども、
福岡の東をもう本当に縦一列で守るように
六つの城が築かれたってことですよね。
はあ。
高鳥城の話に戻りますが、
高鳥城も昔から結構国境ですよね。
地区前の国と教会にありますので、
昔から結構戦いの舞台になってきたっていう歴史はあるみたいで、
遅くとも14世紀にはこの地にはお城っぽいものがあったと。
高鳥城には。
だから森田兵って言うけども、
その随分もうだから100年200年前の話ですよね。
実は原型はあったとされています。
戦国時代に入ると中国地方の大内ですね。文豪の大友氏。
この二大勢力の接触点みたいな感じで結構激戦の舞台になって、
結構緊張が発してた土地ではあるんですね。
そこに高鳥城が築かれるってのはある意味当たり前というか、
っていう歴史はあります。
そういうことです。城の規模でいくと、
ここ今山頂相当いわゆるフラットで、
いわゆるかなり立派なお屋敷も建てられただろうし、
この後出てくるけどかなり建盛りを掘ったりして、
大掛かりな城だったのかななんて思うんですけど、
若松、黒崎、この辺りの6つの中じゃ、
どれが大きくてどれが小さかったみたいなのがあるんですか?
そうですね。規模で言うたら、
どうでしょうね。
マスドミ城っていうのもかなり大きな城だったんです。
公園なんですけど、いずれもしかしたら行くかもしれないので。
行きたいですね。
マスドミ城も大きな城域ですし、
筑前六端城の防御体制
松尾城とかがかなりコンパクト。
ここの面積よりも狭いぐらい。
かなり高鳥城は大きい規模だったと思います。
そうですね。森田平は後にマスドミ城に移るんですけども、
そうなんですね。高鳥城の後に。
その理由っていうのが、
マスドミ城には後藤又部元次という、
大阪の陣で活躍した部将がいるんです。
本当に真田幸村と並ぶような部将なんですけども、
彼はもともと…
真田幸村って役者でしょ?
ハリウッドスター?
ハリウッドスター。
そうですね。彼はもともと黒岳の家臣だったんですね。
間違って言うと、官兵衛長政にすごい可愛がられてきた部将なんですけども、
彼もなんで大阪の陣で豊臣肩についちゃったかっていうと、
細川家と仲良くしてたんですよ。
それが原因で長政の布教を買ってしまって、
そんなことする人とは一緒に働いてもあげませんみたいな感じで、
奉公我慢を出されて。
奉公我慢?首?
首なんですけど、首よりもちょっと重いっていうか、
他のとこにも使えちゃダメみたいな。
他の家にも使えちゃダメぐらいの。
それは勝手に言ってるだけですけど、
黒岳としてはそういうスタンスで、
その人を雇んだったらうちに対して結構無礼ですよみたいな。
顔立ててないですよみたいな見合いもある。
須富城に森田平和が移って、
ただこの築前六花城というシステムで続いたのは10年ぐらい通かなくて、
その後一国一条例が出されて全て破却されてしまうんですけども。
他の関連する城と大名
1600年関ヶ原の後にあっという間に6つ城を作ったけども、
また10年ぐらい経てば崩さないと。
一国一条ですと。
福岡城だけを残して崩しなさいってことですよね。
そうです。
なってしまったので、結局築前六花城の歴史は浅いんですけども、
結構他の有力大名も似たようなものを作ってて、
加藤清正は島づけとの国境に作ってて。
熊本と鹿児島の間みたいなところですね。
八代にも作ってますし。
辻木とか。
そうですね、辻木を作ってます。
また仙台の伊達家も白石城とかを作っていて、
あと城なのか屋敷なのか微妙なラインのものを作って。
その一国一条と言われてるから、
これ城野郎がって言うんじゃない義理のところで城っぽいものを作ってると。
作ったりしてますね。
厳密に運用されたわけではないんでしょうけど、
黒岳っていうのも都座も大名ですし、有力大名ですから、
警戒されて破却されたというふうに伝わっています。
今の話聞きながら、仕事で北九州が長いんですけど、
北九州は、現代の話にもあれですけど、
五四合併で、いわゆる文字は文字です、小倉は小倉です、八幡です、
若松です、戸端ですといって、いまだに5つそれぞれっていうところがあるんですけど、
今なんとなく分かるのは、そもそも部前と宿前で分かれてるんですね。
小倉と八幡って。
結構その流れをある種、北九州の人たちで今でもそういうところがあるのかもしれない。
小倉です、八幡ですっていうのはそれぞれライバル関係にあるんですよね。
一つあるのかもしれないですよ、それこそこの高鳥以上の前を流れてる御賀川っていうのが一つのラインなのかもしれないですね。
そうですね、目の前御賀川。
ありがとうございました。今日は一旦ここまでにしましょう。
次回はいよいよ堀切さんの出番で、今登ってくるところにも相当先題すると、
なんでこんなに大きいというような建盛りがあったりとか、
最後登ってくる山頂付近に石垣もありましたんで、そのあたりのお話を聞ければなと思っております。
エンディングでございます。堀切さんが全国各地のお城をドローンで撮影してるYouTubeの番組、
空から攻める、そして西日本新聞の城、九州戦国ドローンもぜひご覧ください。
リンクは概要欄に貼ってあります。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
山尻のことをもっと知りたい、この番組を応援したいと思っていただけましたら、
ぜひ西日本新聞、もしくはスマホアプリ西日本新聞MEのご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。ありがとうございました。
どうも西日本新聞MEです。
このアプリではあなたの知りたい記事から、
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そう、福岡の味方西日本新聞ME。今すぐダウンロード。西日本新聞。
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