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2025-10-02 17:47

46|関西のローカル線&大阪・関西万博の旅

ご乗車ありがとうございます。この番組では西日本新聞の“乗り鉄”記者が鉄道旅の魅力について広く深くマニアックに語っていきます。

今回は関西の旅シリーズの3回目です。草津線や関西本線などのローカル線に乗った後、大阪・関西万博の会場を訪問し、夜行バスで福岡に戻りました。

◆旅人=中原岳(筑豊総局記者)、車掌=宮下雅太郎(MC/お客さまセンター) /音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネスマーケティング部)

◆旅行日:2025年6月22日

◆収録日:2025年7月18日

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サマリー

関西のローカル線の旅で、宮下正太郎さんと中原岳さんは、京都から滋賀、三重を経て大阪の関西万博会場へ向かいます。特に、自然豊かな景色を楽しみながら、地元の魅力や万博の観光客について詳しく述べています。大阪・関西万博の古文図館では、参加国の多様な展示が行われており、多くの国の文化を手軽に知ることができます。閉館後の混雑や夜行バスでの移動についても語り、楽しい関西の旅の思い出を共有しています。

関西のローカル線の旅
西日本新聞Podcast
西日本新聞 鉄ガクの旅
ご乗車ありがとうございます。この番組では、西日本新聞の乗り出す記者が、鉄道旅の魅力について、広く深くマニアックに語っていきます。
ご案内します車掌は宮下正太郎、旅人は中原岳さんです。中原さん、今回もよろしくお願いします。
中原さん、今回は関西編の続きというところですが。
中原さん、今回は関西編の3回目ということで、関西のローカル線に乗ったお話をしようと思います。
関西というと、京都・大阪・神戸という大都市が並んでいるんですけれども、その周りには、自然豊かな風景を楽しめるローカル線がありますので、今回その一部に乗ってきました。
ちなみに、この日は6月22日日曜日、2025年の6月22日日曜日なんですけれども、この日は福岡への帰りは、新幹線ではなく夜行バスを選んだので、夜までしっかり時間はあるわけですよね。
なので今回は、少し関西の都市部を離れたところのローカル線に乗ってきましたので、そのお話をしていこうと思います。
帰りを夜行バスにしたのは、そのギリギリまで鉄道を乗りたいというモチベーションなんですか?
そうですね、それともう一個ですね、今大阪の方で大阪関西万博が開かれているので、その会場もちょっと見ようかなと。
それもこれやりで夜行バスを選んだんですけども、その話はまた後ほどしようと思いますので、よろしくお願いします。
旅はですね、JR京都駅から再開します。
万博会場へのアクセス
この京都からですね、大阪の方に向かおうと思ったら、東海道本線を逆方向、逆方向と言いますか、西と言いますかですね、大阪方面に向かわなきゃいけないんですけれども、今回はですね、滋賀県の方に逆の東の方に向かいました。
というのもですね、先ほど申し上げたように、この日の夜は大阪からバスに乗るので、切符としては京都から大阪までの切符で買ったんですけども、実は関西の辺りというのは大都市近郊区間といって、どんなルートを使ってもその大都市近郊区間のエリアの中であればですね、最短距離の経路で運賃を計算するというルールがあって、これ実は福岡にもあるんですよ。
なので、京都から大阪に向かう分の運賃だけでも、実は滋賀とかそういったところを大回りして乗れるという、そういうルールがあってですね、それを使ってですね、やっていきました。
先ほど申し上げたように、京都駅からですね、滋賀県の草津というところに向かう新快速に乗りました。
20分ほど乗ったらですね、草津というところに着きまして、この草津というのがですね、東海道本線と草津線というこのローカル線があるんですけど、この草津線というところに乗り換えるためにですね、一旦草津で降りまして、草津線の列車に乗り込みました。
草津線の列車はですね、221系というですね、JR西日本が作った普通列車なんですけども、それに乗って向かいました。
草津線というともうだいぶですね、沿線は田畑が広がってですね、家も密集してるわけではないというところですごくローカル線のらしい風景を楽しみながらですね、向かいました。
この草津線はですね、いわゆる単線なので、途中の駅ではですね、逆方向に向かう行き違いの電車も車窓に見えたりとかしてですね、そういった行き違いの列車を待つために数分止まったりとか、急がせ焦らずみたいなそういうローカル線らしいダイヤのですね、路線で向かっていきました。
そして終点がですね、滋賀県を一旦出て三重県の津毛というところに来ました。この草津線は電車、電化されているので電車だったんですけども、この津毛駅で接続している関西本線はですね、非電化、つまり電化されてないので、今もディーゼルカーが走ってます。
しかもですね、車両が一両しかないということで、本当にもうローカル線の最たるものみたいな風景が見られてですね。
今写真に写っている右側の車両ってことですか?
今回乗ったのはですね、今YouTubeをご覧の方にお示ししている写真の右側の方ですね。このカラフルなお茶の京都という風に書かれている、お茶にちなんだラッピングがされた列車の方に乗りました。
この津毛駅はですね、先ほど申し上げたように、草津線と関西本線の接続点なので、乗り換えの湖泉橋とかももちろんあるんですけれども、この湖泉橋にはですね、忍者が隠れてました。
この近くが伊賀忍者の怒りの地ということもあってですね、駅のこの屋根に手裏剣が刺さってたりするんですけども、安々とですね、忍者の侵入を許してしまったJR西日本は大丈夫かなとかしましたけども。
ちょっと英語でも書いてますね。
そうですね。おそらく外国の方も忍者が好きな外国の方多いからですね、そういった方に向けた表示なんだろうなと思います。
先ほど言いましたように、たった一両のですね、ディーゼルカーのキハ120というのに乗りまして、これがですね、鴨というところまで行きます。
この関西本線も単線なので、たった一本の線路をずっと走っていきまして、すごく山というかですね、山だったりとか、自然豊かなところをですね、走っていきました。
そして鴨というところに着きまして、この鴨からはですね、大阪の中心部に直通する大和寺快速という快速に乗り換えましたので、ここからはですね、ほぼ大阪と直結しているエリアになります。
そしてこの後ですね、奈良駅の方に泊まったりとかして奈良県内をずっと進んでいって、これはですね、エリアでいうと法隆寺とかがある奈良県内の車窓なんですけども、ご覧のように田んぼに水が張られてですね、自然豊かなところをですね、通っていきましたが、
奈良盆地を過ぎると一気に山を越える区間に入るので、川があったりその谷をですね、鉄橋で渡ったりとかして進んでいきました。
そしてしばらく行くと、大阪の市街地に入っていって、少しYouTubeをご覧の方にはですね、わかりづらいんですけど、通天閣が奥の方に見えてます。
こんな形でですね、関西って結構車窓にメリハリがあるんですよね。田んぼがあったり渓谷があったり、ちょっといったら市街地になったりとかした感じで。
これは東京というか首都圏とはちょっと違うなと思いますね。首都圏って関東平野が広いので、市街地が広く広がって、ちょっといったら確かに田畑あるけども、山を見るにはもうちょっと行かないといけなかったりとかするので、
そういった意味では車窓の変化は関西の方が飛んでるなというふうにはちょっと思ったりはしました。
ちなみに今回のこの旅行の工程の中で観光客である、海外からの旅行客であるそういう方々も乗ったりはするんですか。
田窪 特にこの大和寺海賊とかだとこういった大阪の中心も走りますし、奈良駅とかも通ったりするので、外国の方をお見受けはしたんですけれども、私の場合始発から乗ってるので席には座れてですね。
なるほど。
田窪 そしてですね、大阪環状線の方を通っていきまして、西九条というところに来ました。
冒頭申し上げたように、この後大阪関西万博の方に会場に行こうと思ってましたので、この西九条から枝分かれしている路線があって、そこを行くと大阪関西万博の会場にアクセスしやすくなるので、この西九条というところで電車を乗り換えました。
今ちょうどこの時到着したのがですね、ユニバーサルシティ桜島行きっていうのがあるんですけど、ユニバーサルシティと名の通り、ユニバーサルスタジオジャパンの沿線にあるというところでですね、そういった意味では結構これからそういったUSJとかに行く方もよく利用されている方もいました。
ただやっぱりこの時は万博目当てで行く方が多かったみたいで、結構車内見るとですね、お子さんの帽子がみやくみやく、私あんまり好きじゃないんですけど、青と赤のみやくみやくの家中色の独特のですね、家中車をつけた女の子がいたりとかですね、服にみやくみやくが描かれた男の子が乗ったりとか、家族連れの方がいたりとか、明らかに万博に行こうとしてるなっていう人たちが結構乗ってましたね。
万博の楽しみ
終点の桜島駅っていうところに着きまして、この桜島駅からは一旦連絡バスを使わないと会場にはいけないので、ここから少し歩いてバスの乗り場の方に向かいました。
この桜島駅は終点なので。
出ましたね。
ちゃんと終点は車止めを止めるっていうのが私のポリシーとしてあるので、しっかりとってですね。
これは鉄ちゃん的にはお決まりのアングルなんですか、車止めをかませて撮る。
そうですね、結構こういった終着駅に行ったら車止めと絡めてらっしゃる、私とご同類の方は結構見ましたね。
そうか、ここを踏破したと。
そうです、ちゃんとここまで終点まで来たぞっていう記録として残すために撮る方が多いんじゃないかなというふうには思います。
そしてここからは連絡バスに乗りまして、この電気バスだったんですけども、この電気バスで15分くらい乗ったら会場の方に着きましてですね。
そして夕方の3時半くらいでしたかね、この会場の方に着きまして、この関西万博の西ゲートというところに着きました。
ちなみになぜこの3時半という時間帯に、中途半端な時間帯に行ったのかというと、夕方4時以降はですね、3700円で入れるんですよ。
いわゆる夜間チケットみたいな形なんですね。
これが1日中使えるものだと7500円でしたかね。さすがに7500円はちょっと高いかなと思ったりしたんで、それがほぼ半額になる夜間のですね、夕方以降のチケットのした方がいいかなというそういう判断もこれありで、この時間に来ました。
だけどですね、同じようにこの時間から入ろうとする方結構いらっしゃって、この西ゲートのあたりは結構人が並んでました。
そしてこの後ですね、万博の会場内に入ってきまして、よくテレビとかでも出てくる脈々の像があったりとかしてですね、結構この前で写真撮影を記念撮影をやってる方もいらっしゃいました。
あとこの無垢像のリングですね。結構何かと話題を集めてましたけど、これも万博終わった後どうするか問題がまだあるみたいですけどね。
で、このリングの上に上がってですね、会場も見たりとかしました。
今回、まず中途半端な時間に行ったのと、一切どこのパビリオンも予約せず行ったので、ひとまずどこかのパビリオンに行こうかと思ってですね、この西ゲートの近くにあったウズベキスタンという中アジアの国のパビリオンがあったので、そこに並んだんですけど
4、50分待ちって言われてですね、ちょっと暑い中待ちましたけども。でもやっぱりパビリオンはしっかり作ってあったからですね、結構あまり中身を言うとネタバレしちゃうんで。
すごくお客さんをですね、驚きとともに楽しませるような工夫がしてありました。
ただですね、私が一番この大阪関西万博の会場に行って一番なんか良かったなと思ったのはですね、古文図館っていうところですね。
この古文図館っていうのがですね、会場にいろんなパビリオンがあるんですけれども、先ほど言ったようにウズベキスタンのように一個個で一つのパビリオンを持っている国もあるんですね。
ただそういった国、大体メジャーな国が多くてフランスとかアメリカとかドイツとか、そういう比較的ですね、大きな国はですね、そういった一つの国でパビリオンを持っているところが多かったんですけども、
古文図館の魅力
この古文図館っていうのはですね、複数の国とか地域が共同利用しているパビリオンということで、調べてみるとですね、今回大阪関西万博に参加している国地域のうちですね、この古文図館に出展しているのはその3分の2ぐらいはここに出展している。
つまりこのパビリオンの古文図館っていうところにそういった比較的小さな国が集まって出展しているというところになるようなんですね。
でもこの古文図館はですね、原則予約不要で入館できるということで、私のように予約せずに会場に行った人からするとすごく回りやすいところだったんですね。
結構多かったですか?
そうですね。ただとはいえですね、言い方悪いですけど、それほど有名ではない国も多かったので、それほどギュギュゼメなるほどの混雑ではなかったんですけど、ただ私からすると初めて知るような国が結構あって、ある意味ですね、この古文図館の方が興味深かったんですよね。
よくテレビとかではこのなんとかパビリオンが予約でいっぱいで行列が1時間待ち2時間待ちできてますとか言われてますけど、この古文図館は並んで入ることはなくてですね、入れるんですけども、むしろこちらの方が私からすると確かに一個一個の国の展示は小さいんですよ、少ないんですけれども、知らなかった国のこととかですね。
例えば今ですね、ロシアの侵攻を受けているウクライナですね、この中に出典しててですね、銃撃を受けて穴が開いたサイレンとかそういったものが展示されていたりとかですね、あとスロバキア、ヨーロッパのスロバキアっていう国がありますけど、そこはですね、紅葉とかが美しい森とか、青い湖とかをですね、L字型の壁に映像投影したりとかですね、それぞれの国が祝を凝らして自分の国を自慢というか誇らしくアピールしていると。
ちなみに中は写真は撮っていいんですか?
特段、写真はですね、禁止は、私が見た範囲ではですね、禁止されているところはそうなかったかなと。
普通のフォトってこうありますもんね、ダメなときとかですね。
やっぱりどの国も自分の国を見てもらいたいというのもあるので、そして夜になるとですね、こういったいろんなイルミネーションもあったりとかしてですね、すごく夜も賑わっておりました。
そしていよいよですね、夜の9時21時を過ぎると、そろそろパビリオンも閉まっていってしまって、あとは帰るだけになってしまうんですね。
ただやっぱり皆さん9時過ぎると、ほとんどのパビリオンがもう閉まってしまうので、一斉にみんな帰り始めるんですね。
夜行バスと帰路
私この日ですね、夜の10時50分発の夜行バス予約してたんで、もし地下鉄に乗れなかったらどうしようかなと。
ここに来るときはJRとバスを乗り継いで西ゲートから入りましたけど、帰りは東ゲートから出て大阪メトロの地下鉄に乗って大阪の中心部に行こうと思ったんですけど、まあまあすごい人でですね。
テレビでもよく言われますもんね、帰れないみたいな。
遅い時間だからもう少し人減ってるかなと甘い予想をしてたらですね、ちょっと外れまして、すごい大混雑でですね。
この東ゲートを出てしばらくもう行列、牛のような歩みでゆっくりゆっくり列が進んでいくような感じで、ひやひやしてたんですけれども、
なんとか最寄り駅の梅島駅から地下鉄に乗れてですね、3本ぐらい見送ったらようやく乗れましたね。
端に映ってるのは牛牛です。 そうなんですよ、牛牛攻めになってるんですけど。
あとこのちょうど新型の車両にあたってですね、今巷では宇宙船みたいだというふうに言われてるんですけど、そういう新しい地下鉄の車両にも乗れました。
この後ですね、大阪メトロの地下鉄を乗り継いでですね、市の中心部の南場というところに行きました。
この南場からですね、夜行バスに乗りまして、福岡行き、終点は長崎って書いてありましたけども、九州方面行きの夜行バスに乗りました。
終点は長崎なんですか。じゃあ寝過ごしたら大変なことになるんですかね。
そうなんですよ。なので、なるべく寝過ごさないようにと思ってですね、あまり深く眠らないように。そこは夜行バスはきついところであるんですけれども。
途中ですね、岡山のサービスエリア、パーキングエリアですかね、そういったところで休憩しながら行きまして、夜はですね、こんな形でしばらくこういったサービスエリアとかで15分とか20分とか休憩しながら住んでいきまして、
ようやく九州に入って福岡県のですね、ここがサービスエリアとかでも休憩していって、翌朝のですね、朝7時ぐらいでしたかね、博多駅近くのバスターミナルに着いたというとこですね。
この日は月曜日ですね。なので、エクストリーム出社を。
このまま会社に行ったんですか。
秘密に言うと一旦家帰ってシャワーを浴びて出社しましたけど。
ほぼほぼ行って。
まあまあちょっとですね、やっぱり夜行バスで降りてから出社するっていうのは、ちょっとだんだんきつい年頃になってきたなっていう。
しかも前の日がっつり夜まで遊んでましたね。
そうなんですよ。なので、だんだん夜行バスも辛くなってきたなと思いつつも、やっぱり夜通し移動できて、割と値段も安い方なので、今後も多分使うことはあるんだろうなというふうに思いましたけど。
こんな形でですね、鉄道の成分も鉄分もですね、交えながらこの関西の旅を楽しんでいきたいというところになります。
なるほど。
ということでですね、こういったあまり理解されないような行動もしてますけども、こういった旅もあるよということでですね、今後も聞いていただければと思いますので、ご乗車お待ちしております。
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