はい、今回はですね、西九州、佐賀県や長崎県を走っている、厳密に言うと過去形で走っていた青いキハ47の話をしようと思います。
その青いキハ47というのがですね、今YouTubeご覧の方にお示ししているんですけども、この青い列車ですね。
二両編成のディーゼルカーが今写真に写ってるんですけども。 これ、中原さんが撮られたんですか?
中原 昨年の10月に、長崎本線沿線の佐賀県太良町に行って撮った写真なんですけども、背景に青い有明海が映っている。
いい写真ですね。 中原 その有明海沿いの線路はですね、青い、海と同じような色のメタリックブルーのキハ47が通って行っている写真なんですけども。
ただこの青いキハ47がですね、この長崎本線の太良とかこの辺りをですね、走るようになったのは実は最近の話でして、2022年の9月からなんですよね。
というのもですね、この区間は元々博多から長崎に向かっていた特急カモメが走ってたんですけども、
2022年9月に西九州新幹線が開業して、長崎に向かうメインルートはそっちに移ってしまってですね、
ここは電車特急のカモメが走らなくなっちゃったんですね。そういったこともこれありで、電化設備はいらないだろうと。
電車用の設備を持っているとお金かかっちゃうので、いらないだろうということで、
相賀県橋増市の碑前浜駅から長崎の間は電化設備がすべて取っ払われてしまったんですね。
その区間をですね、新たに主役になったのがこの青いキハ47なんですよ。
この青いキハ47なんですが、キハ47という形式自体はですね、
40年以上前の旧国鉄時代に製造されたもので、今もですね九州各地のローカル線で走っているので、
形式自体、車両のタイプとしてはまだまだ走っている、そんなに珍しいものではないんですけども、
と言いつつも今全国的には数を減らしていってて、いずれは全部引退しちゃうんでしょうけども、
現時点ではまだ九州ではいっぱい走っている車両なんですね。
何が珍しいかというと、この車両ですね、全身がメタリックブルーで塗られていて、
さらにですね、側面に沿線の市とか町の名前がローマ字でですね、書かれていて、
そんな感じで本当この区間専用なんですよ。
地域密着を車両全体でアピールしているようなそういうキハ47ということもあって、
しかもこの青いカラーは本当この地域独特のこの長崎本線やその周りの路線だけしか走らないカラーなので、
結構珍しがられていたんですね。
ところがこのキハ47がですね、青いキハ47がまだこの区間に投入されて3年も経ってないんですけども、
早くも新型車両に置き換わるということで、という発表がですね、JR九州さんから行われまして、
それを見た時、えっと思ったんですけど、もう撤退するのかと思ってですね。
私もこの車両好きなので、長崎に行く時とかはですね、結構乗ってたりとかしたんですけども、
それがですね、もう見れなくなるんだったら最後にもう1回乗ったり取ったりしたいなと思って、
運行最終日とされていた6月30日の1日前、6月29日日曜日に現地の方に行ってきましたので、
これからそのお話をしていこうかなというふうに思います。
旅の始まりは博多駅ですね。ここからですね、リレーカモメ21号という博多駅を10時53分に出る特急に乗りました。
この特急でですね、まずあの佐賀県の方面に向かいました。
佐賀県に入るとですね、佐賀平野が広がって、ちょうど6月の下旬ということもあって田植えが終わったぐらいのですね時期で、
しかも空が綺麗にですね、夏空になってですね、
田んぼにですね、雲とか山の影が映ったりとかしてですね、すごく旅行日和ではあるんですけど、暑かったですね。
なのでこれだけ晴れてるからちょっと熱中症にならないようにしないといけないなと思いつつですね、佐賀県の方を進んでいきました。
佐賀県の広北駅というところで、比善浜行きの普通列車に乗り換えました。
この比善浜行きの普通列車はですね、比善浜まではまだ電化設備が残っているので、今も電車が走ることができます。
ちなみにですね、この817系の写真の横にですね、青い車両が写ってますけど、これが今回お目当ての青いキハ47なんですね。
大町とか武雄とかですね、佐賀県内の町の名前が白い字で示されてますけども、そんな感じでですね、本当にもう佐賀と長崎のための列車なんだなっていうのは思ってたんですけども、
ただこの今写真に写っている青いキハ47はどうも留置線で休んでるだけのようだったので、エンジンとかも買ってなかったんですけども、
ひとまずですね、この青いキハ47が走る長崎本線の沿線に向かうために、この817系の普通列車の比善浜行きに乗り換えました。
そして比善浜に着きまして、電車を降りまして、駅の外に出ました。
この比善浜というのはですね、昔ながらの古い木造駅舎が残っていまして、そのすぐ隣にはですね、日本酒を味わえるバーがあったりとか、
佐賀の鹿島って今ですね、鍋島とかそういった日本酒で有名なとこなんで、結構酒蔵ツーリズムということでですね、
この比善浜っていうところも、その酒蔵ツーリズムで日本酒を楽しみに来た人が降りる駅でもあるということで、
なので駅に併設されたお土産屋さんとかでもですね、お酒を選ぼうとしているですね、観光客の方がいたりとかして、ちょっとした観光地のようになってます。
確かに車で訪れたら酒蔵ツーリズムできないですけど、電車ならそれができるというところがあるんですね。
あとですね、この比善浜駅の待合室の屋根にですね、ツバメの巣がありまして、堂々と駅の待合室のど真ん中の天井にですね、あってですね。
これは暑くないんですかね、電気ついてたら。
そうですね、とはいえちゃんとヒナも育ってました。時々ですね、親父が餌を運んで行ってたので安心したんですけど、
でも結構鉄道ってやっぱツバメとはですね、親和性が高いと言いますか。
なんかうまいこと言いますね。
もともと今、九州新幹線でツバメっていう新幹線の名前ありますけど、もともとはですね、昔から走ってる、ずっと長年特急の名前として使われてきたのがツバメ、そうです。
そして今ヤクルトスワーローズっていうプロ野球の球団ありますけど、あそこもともと国鉄が持ってて国鉄スワーローズと呼ばれたりするので、
なのでツバメと国鉄とかJRっていうのはすごく親和性が高いものなので。
それもあるのかもしれませんね。こういった形で駅で大事にされてるんですね。
もちろんヒナがいる巣とかをですね、勝手に撤去すると法律に違反するそうなので、そんなことはやめていただきたいなと思うんですけども。
こういったツバメに癒された後、今度はですね、路線バスに乗りました。もちろんこの先にもですね、長崎本線続いてるんですけども、
この比善浜から先がですね、列車の分数がかなり減ってまして、それでですね、その撮影ポイントに向かうにはもう路線バスで行くしかないということでですね、ここから路線バスに乗ったんですけども、
やっぱり私と同じようにこの比善浜から、浜の駅の近くのバス停から撮影ポイントに向かうご同僚の方がですね、少なくとも3人いまして。
どこで見分けるんですかね。 やっぱ大きいカメラとかも。
3脚持ってたりとか、桁とか、おそらく地元住民がバスに乗るときに絶対持ち込まないものをですね、手に持ってると大体わかるんですよ。
じゃあ旅行客っていうよりも撮るための。 もしですね、私が行こうと思ってる撮影ポイントにも行く方がいるかなとは思ってたんですけど、
ただ残念ながらというかですね、私と同じところに行く方は誰もおらず。 そうですね。
違う撮影ポイントのところで皆さん降りて行かれたんですけど、それぞれお気に入りの撮影ポイントがあるんですよね。
そんな形で有明海沿いのですね、国道をひたすら南の方に来まして、佐賀県の太良町にというところに入っていきまして、
この広江というバス停で降りました。この広江というバス停がどこにあるかというと駅で言うと非善大浦っていう駅から歩いて15分20分ぐらい離れたところなんですけども、
この私のお気に入りの撮影ポイントはこの広江バス停のすぐ近くの高台から、 いいんですか、そんな秘密の情報をポッドキャストに流しちゃって。
もう青いキハ47は見れなくなったんで、私は新型車の方にあまり興味がなくてですね、
しばらくその撮影ポイントに行くことはないだろうなと思ってるんで、あえて皆さんにお知らせを共有した方がいいかなと思ってるんですけれども、
その広江の近くの撮影ポイントはどういう場所かというと、背景に有明海がバーッと映って、
その手前の小さな入江みたいなところが鉄橋がかってるんですよ、長崎本線。その上を走る列車が取れるというところで。
そんなことを口で言われても全然想像もつかないですね、という前振りをさせていただいて。
では今から皆さんにその動画をお示ししようと思いますので、よろしくお願いします。
はい、今真っ青に晴れた夏空の下をですね、有明海を背景にメタリックブルーなキハ47がですね、横切っていきますけども。
青い海に青い車両がまた晴れますね。
はい、そうなんですよ。本当ですね、久しぶりにこれほど満足のいく動画が撮れたなと思ってですね、久しぶりにガッツポーズを心の中でやりましたけども。
これ写真も撮ってるじゃないですか。
実はですね、私たまにやるんですけども、左手でiPhoneを持って動画を撮り、片手で右手でですね、ミラーレス一眼を持って写真と動画を同時に撮るという。
大変ですね、左手も右手もスライドさせながら撮るわけじゃないですか。
そうなんですよ、結構難しいんですけども。なのでさっき動画見た方は気づかれたかもしれませんけど、最後少し斜めになってましたよ。
最後というかずっと右手が沈んでるなと思ったけど、あえて言いませんでした。
さすがにですね、両方とも見ながらはできないので、そういう撮影器具を買えばいいのかもしれませんけど、それは私は持ってないので、そういう原始的な方法でやってるんですけど。
とはいえ、今回ミラーレス一眼を撮った方でもちゃんとですね、後ろにアリア機械を入れて、鉄橋の上を通る青いキハ47をビシッと押せられたので、
これもこれで私は満足してまして、自分のパソコンのデスクトップの背景にしてるんですけども。
でも本当、今回本当最後だったんですけども、こんな形で撮れてよかったなと思ってですね、すごく満足できました。