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2024-12-05 12:21

05|シーズン到来!イチから分かる「青春18きっぷ」

ご乗車ありがとうございます。この番組では西日本新聞の“乗り鉄”記者が鉄道旅の魅力について広く深くマニアックに語っていきます。



今回は例年春、夏、そして冬に発売される「青春18きっぷ」について、長年愛用してきた記者2人が計4回にわたって語り合います。初回は「青春18きっぷってそもそも何?」という観点で基本的なルールや使い方をご紹介します。第2回以降にもつながるお話ですので、ぜひ初回からお聴きください!



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◆出演・スタッフ


・出演:旅人=中原岳(人事部、元長崎総局記者)、金澤皓介(報道センター)、車掌=宮下雅太郎(MC)


・音声編集:中富一史


・映像編集:井上知哉


◆収録日

・2024年11月27日


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西日本新聞Podcast
西日本新聞鉄ガクの旅
ご乗車ありがとうございます。
この番組では、西日本新聞社のノリ鉄記者が、鉄道旅の魅力について、広く深くマニアックに語っていきます。
ご案内します。車掌は宮下正太郎、旅人は中原岳さんです。中原さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そして、今回もう一人、旅人に乗車していただいています。報道センターの金沢浩介デスクです。金沢さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
実は、金沢さんも西日本新聞社内で有名な鉄ちゃんだと伺っているんですが、鉄道ファンっていろんなジャンルがあると思うんですが、金沢さんは何鉄になるんでしょうか?
Cといえば、周りの人に迷惑をかけないノリ鉄でやることを心がけます。
なるほど。他の人に迷惑をかけないというのは、結構今、ネットニュースなんかではたまに炎上しちゃったりとか、取ったり振ってくるんですね。
そうですね。私も迷惑はかけていませんよ。
本当ですか。
知ってください、そのような。
なるほど、わかりました。そうですね、ノリ鉄が今回2人に増えてということで、旅人2人であるテーマについて深掘りというかですね、いろいろ話を膨らまかせていきたいと思うんですが、2人に増えたことで、ちょっと私もブレーキが踏めるかどうか、若干不安を持っているとか。
電車は、鉄道の列車は基本的にはブレーキは踏みません。
踏みません。
言うならブレーキをかけるという表現がいいかもしれない。
手の動きでした。
バスとかだったら踏みますけど、そこはちょっと注意してください。
すみません、乗っけたら怒られてしまいました。
新聞記事なんかでもね、よくちょっとそういうふうな。
あるんですか。
70メートル行き過ぎてブレーキを踏んでみたいなこともあるんですけど。
そうですね。
見ての通り、じゃあもう全開でいきたいと思いますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では早速今回、本題に入っていきたいんですが、中田さん今回のテーマは何でしょうか。
今回はですね、もうすぐ冬休みということで、今回はですね、青春18キップというキップについて語っていこうと思います。
宮下さん、青春18キップというキップってご存知ですか?
名前は知ってて、青春18キップだからアンダー18歳というか、若者向けなのかなって思ってます。
一部よくある誤解をされてますね。
もともと若者向けのキップという、若者の方に向けたキップというのはそうなんですけど、別に年齢制限はなくてですね。
大人子ども同学であるんですけれども、誰でも使えるということで。
実はですね、昔ちょっと読んだ本だと、利用者の6割くらいが中高年世代になってきているというような資料も見たことがあってですね。
実際旅をしてみると、青春18キップを持った中高年、60代、70代くらいのおじいちゃんおばあちゃんがですね、一緒集団で電車に乗っているというのを、やっぱりシーズンになると見ることがあってですね。
何歳になっても青春っていうことなんですかね。
そうですね。そういう意味でもいいネーミングのキップだなというふうには思いますけども。
名前的にあれなんですよね。春休みと夏休みと冬休みという、いわゆる学校が休みの時期に使えるので、言葉として青春というのがあって、そういう若い世代向けのキップというイメージが強いんですけど。
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実際私も何度も乗って旅をしているんですけども、結構やっぱり中高年の方がご一緒ということは結構多いですね。
そうですね。なのでですね、そういう形で年中使えるわけではないんですけれども、学生の方からすると夏休み、冬休みとかですね。
そういう休みやすい時に割とドンコウ列車でのんびり使えるというキップですね。
初期の休みの限定という。
そうですね。なのでゴールデンウィークの頃とかは基本的には使えないというところになります。
ここで18キップの基本的なルールをいくつかご紹介しようかなと思うんですけれども。
まず最も重要なルールというのは、快速列車を含む普通列車に5日間乗り放題であるという点ですね。
しかも乗り放題なので途中下車も自由となっています。
ただしですね、今先ほど言いましたように快速を含む普通列車に乗り放題なので、一方で新幹線や特急、急行というのは特例を除いて利用できません。
もし乗ろうと思ったら乗車券から買ってくださいというところになります。
いわゆる私鉄もですね、特別に認められた区間を除いて使うことができないので、
そういう意味で言うと北海道から九州までのJRの在来線の普通列車のみ使えるというところになります。
あとですね、JRが運転しているバスもあるんですけれども、JR系列が運行するバスも基本的には利用できないんですけれども、
バス専用道として災害から復旧した鉄道路線、結果的にバスとして復旧しているので鉄道としては復旧していないんですけれども、
例えば九州で言うと大分県と福岡県を結んでいるひたひこ山線のBRTは18切符で使うことができます。
あと船もですね、一箇所使えるところがありまして、広島の宮島に渡る船、
宮島に渡る船は複数の会社が運行しているんですけれども、このうちJR西日本系列のフェリーでは使うことができるということになっています。
歴史をちょっと言いますとですね、この切符は実は結構長い歴史があってですね、何年ぐらい前からあると思います。
ネーミング的にそんなに古いイメージないんですけど、20年前。
その倍なんですよ。実はちょっと調べてみるとですね、国鉄時代、まだJRが分割民営化される前の国鉄時代の1982年に
青春18伸び伸び切符という名称で発売されたのが始まりだそうで、それからもう40年以上経っているので。
私が生まれた年にですね。
18切符世代ということになるんですけど。
ネーミングが悪くなりました。
勝手につけましたけども。なのでかなりのロングセラーの商品ということで。
最初は伸び伸びっていう名前が入っていたんですけども、翌年の1983年ですかね、から現在の青春18切符という名前になったということです。
その後は国鉄は分割民営化されて地域ごとにJRの旅客各社ができたんですけども、その後もですね。
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北海道から九州までJRとしては別の会社なんですけども、この切符1枚あれば北海道の普通列車も九州の快速も乗れるということで。
ある意味、昔の国鉄の名残のような切符という言い方もできるんじゃないかなというふうに思います。
北海道なんかはね、北海道新幹線でしか行けなくなりましたけども、北海道新幹線に乗るための別の切符というのが準備されていて、
一応北海道と本州はもう今、普通列車では分断されるんですけども、青春18切符とその特例切符を買えば北海道にも行くことができるという。
そうなんですよ。
機関としてはあるにしても、全国各地で乗れるという意味では結構便利だと思うんですけど、気になるお値段は。
そうですね。今年の夏の発売時点では、先ほど5日間と言いましたけれども、5日間乗り放題で1万2,050円となっております。
それは繰り返しますけど、大人子供同額ですね。
5日間分なので、1日あたりに直すと2,410円になります。
1日あたりと言いましたけども、例えばこれ5回分というカウントもできて、
例えば1人で5日間使うこともできますし、5人で1日分使うという使い方もできたんですね、今年の夏までは。
正規の運賃で、1日もしくは1回2,410円という運賃は、正規の運賃でこの金額を超える区間を使うと元が取れるというところになるんですけども、
その元を取れる区間がどこまでなのかというと、例えば博多駅から五人で使えば、長崎県の諫早駅まで使うと、
1人片道2,530円なので、諫早まで5人で片道使えば元が取れますよということになりますね。
逆に熊本までだと2,170円なので、これ使っちゃうと損にしちゃうということになりますね。
往復の利用だと博多駅から小倉駅までは1,310円なので、往復すると2,620円になりますので、18切符を1回分使えばお得だったんですね。
5日間の乗り放題とはいえ、ちょっと桁が私が思っていたよりももう1個上だったので、あまりお得感を感じないですが、
金澤さんはこちらはお得と言っていいんですか?
そうですね。やっぱり新幹線とかを乗るとすぐあっという間に1万円を超えたりする中で、
私は諫早市局にも勤務していて、たまたま今年の夏は青春18切符を子供と旅をするのに使ったんですけれども、
諫早まで行ったんですけど、そこを往復してしまえば、これで行くと2,530円で大人は絶対元が取れますし、
子供は半額だけど、1日、結構それで鈍行で行くとなって結構時間もかかりますし、
満足度という意味だと全然元が取れるんじゃないかと。
なるほど。確かにお二人が言うように、乗り鉄の方にとっては、いろんな電車に乗ったり乗り継いだりというところに、
私はかなりお得ということですね。
そうですね。しかも切符もちょっとスペシャルな感じがあって、
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普通の切符はこの3分の2ぐらいの大きさなんですけど、ちょっと長めの切符なんですね。
ここに切符の件面には旅客鉄道会社全線、JR全線という文字が一番、青春18切符という名前以上に置きかかれていて、
この切符がいかに使いやすいかという切符を、今年の夏まではこの切符は物語って言ったわけですけどね。
これ実際に乗られたやつですか?
私が今年の夏に、去年の冬ですかね。2023年から2024年シーズンの冬に使ったものなんですけども、
この時は私は四国に行ったりとか、中国地方に行ったりとか、あと九州で乗ったりとか、いろんなところで使ってますね。
この乗り降りした駅に判子とかも押してくれて、これもプレミアじゃないですけど、自分にとっては宝物なんですね。
そうですね。今年の夏までの青春18切符は、必ずその日、朝乗るときにその日使いますよと日付の印鑑を押してもらって、
それでその日の利用が有効になってました。
その判子を押してもらった上に、さらに私は途中の駅とかで途中下車するときに、途中下車員という判子があるんですね。
この規模は乗り放題なので、本来必須ではないんですけども、旅の記念になるので、私は押してもらってました。
ただ最近は、駅の改札が、訪日客が増えてきたりとか、そういったこともあって混雑しているので、そういったときは押してもらってないんですけども、
お客さんが少ないときとかは、もし窓口が空いているときは、ちょっと記念に途中下車を押してもらえませんかってことを言ったら、大体押してくれることが多いので。
ただこれは本当に必須ではないので、駅の方も任意で押してもらっているので、そこは無理しはしていませんということで。
旅をされている方はこうやって、これに対するステータスというか、そういうのに集められるのが多いんですね。
確かに、普段一般的な乗車しかしない身からすると、なかなか遠慮があったのかなと思っていたんですけど、
鉄道が好きな方にとっては、すごくプレミアムなものだなというのは分かったんですが、
先ほど中田さん、今年の夏までというふうにおっしゃって、まもなく撮影時点で冬休み前ということなんですが、冬休み以降も使っていけるんじゃないでしょうか。
この番組の収録を行っているのは11月27日で、実はこの冬の青春18キップの発売は始まっているんですが、
実はこの冬の発売から、これまでのルールが根本的に変わってしまって、大幅な変更が行われることになったんですよね。
中田さん。
そうなんですよね。私もこのルール変更に怒り浸透で、このままでは本当に今までのような鉄道の旅ができなくなってしまうということで、
怒りと残念さで立ち直れないぐらいになっているんです。
この話を続けていきたいんですが、これは長くなりそうですよね。
そうですね。私もルール変更のせいで、この冬の旅の計画を練り直す羽目になってしまったんですけどね。
ということで、話が長くなりそうなので、次回はこの青春18キップが、
この2024年から2025年シーズンで何がどう変わるのかということを中心に、次回お話ししていこうと思います。
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では次回もご乗車お待ちしております。
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