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2025-07-26 21:25

20|「夏の政治決戦」参院選座談会㊤ 怒濤の1週間となった今週、まずは選挙結果の分析から

日本の国政の中心地・永田町で日々取材をする西日本新聞東京支社報道部の記者たちが、政治を身近に感じてもらえるように、ゆるりとニュース解説や裏話をする番組です。

20日に投開票された参院選を振り返ります!惨敗に終わった自民の戦略失敗の裏側、自民関係者の意外な受け止めも紹介。野党も明暗が分かれて悲喜こもごも…。色々な記事を準備して「退陣表明」を構えた記者の本音も飛び出す!?

◆出演:久保田かおり(MC/東京支社報道部デスク)、大坪拓也(東京支社報道部記者・官邸キャップ)/音声編集:中富一史(販売部)

◆収録日:2025年7月24日

◆東京支社報道部
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サマリー

先日の参院選では、自民党が過半数を割り、立憲民主党は議席数を維持しつつ、国民民主党が躍進しています。また、賛成党も顕著な増加を示し、若い世代の支持を集める新しい政党として注目されています。このエピソードでは、夏の参議院選挙結果についての分析が行われており、特に国民民主党や自民党の戦略に焦点が当てられています。与党の支持率低下や消費減税に関する議論が展開され、政治の変動が反映されています。

00:01
西日本新聞ポッドキャスト
皆さんこんにちは。西日本新聞ゆるり政治考。この番組では、日比永田町で取材をしている、西日本新聞東京報道部の記者が、政治を少しでも身近に感じられるようなニュース解説、そして裏話をゆるっとしていきます。
収録日は、今日7月の24日ですよね。
24日ですよね。
はい。もう梅雨が明けて真夏の東京ですけれども、今日、司会の私、ディスクの久保隆織と一緒にお届けするのは、観天キャップの大坪拓哉さんです。
はい。よろしくお願いします。
いつものやつは。
こんにちは。
参院選結果の分析
ありがとうございます。今日は静かに2人で台本なし付け本番でお届けいたします。さあさあ、やはり今日のテーマは大坪さん。先日の20日に投開票があった参院選ですね。それを2人で振り返っていきたいと思います。
パフパフパフパフ座談会ということで、以前もどうなる参院選上下で大坪さんと色々予測も含めお伝えしていきましたが、そこからは正しかったですね、この数日。激動じゃない、大坪さんこの間の収録では滝?激流じゃなくて滝になるんじゃないかとか言ってましたけど。
滝を打たれているぐらいなかなかしんどい毎日でした。
そうですね、もう皆さんご存知のように柴さんが辞めるのか辞めないのかみたいな話になっていることはまた後ほど詳しくお伝えするとして、まずはその参院選の結果どうなったかというおさらいから大坪さんしていただきましょうか。
まずは政権与党である自民党から見ていきましょうか。苦戦苦戦と言われていましたけども。
まずあの今回もう皆さんご存知の通り時効で過半数割れという大敗をしました。
これ過半数割れっていうのは改選期間の前のものを含めて割り込んで大敗したということで、今回どのぐらいそれぞれ与党が負けたのかというのを見ていくと、
もともとですね自民党は今回52人の候補を選挙区比例代表出しました。
改選するという方はもともとだからあれですよね。52人いたということですよね。その人たちが52議席守っていたと保持していたんだけれども。
それで保持してたんですけどその方たちが結局39人39まで議席を減らしました。
減らした52から39人激減と。同じく与党の公明党で見ますと。
与党の公明党で見ると14。
改選前は14あった議席を。
現有議席が14だったんですが8に6も落としました。
減らしたということですね。
だから先ほど大坪さんが言ってくれましたように過半数事項、過半数割れっていうのはもともと非改選っていう今回選挙じゃない人たちがたくさん議席があったので、
自民党公明党としては番組でも西さんお伝えしたとおり50を足して取れば参院全体では過半数を取れるというので石場首相も筆立つ目標という言い方してたんですけども、
足したら39足す8で合計は47ですね。
ということでもう50いかなかったということで約束守れませんでしたねという結果でしたね。
これはリスナーの皆さんも選挙戦の最初それから中盤以降で大きくマスコミの情勢調査という世論調査が出ますので、
そこでかなり厳しい与党は負けるんじゃないかっていう結果が出てましたので、そう驚きではないかもしれないですけど、
これは政権幹部とか自民党内のこの47という議席の受け止めはまずどういうふうな感じだったんでしょう。
そうですねやはり当然50を目指していたのでこれを割り込んでしまったというのはもう痛恨であり、
世論に脳を突きつけられたなと非常に衝撃を発していました。
ただ事前の報道、いわゆる情勢調査ですね、出口調査を元にしたまた電話だったりメールに基づいた情勢調査によるともう少し減らすんじゃないかと。
ありましたね。どことは言えませんが、いろんな各社さんの数字が出回る中で事故で40いくかいかないかという厳しい数字もあったやに聞きますから、それからするとってちょっとおかしいんですけども。
そうですね思ったより大敗しなかったという。
難しいですね日本語が。
そういう受け止めが正直選挙直後は、もしかしたらもう少ししたら勝てるんじゃないかという。
そうですねあと3議席だから。
投開票の未明にはそういうふうなところまでも言ったんですけど、やはり結局難しくとはいえ50割って47になったというんですね。
石川首相の側近の議員も最悪は免れたんじゃないかというような言い方もしてて、
もともと目標が50自体も低いのに、さらに情勢調査が悪かったからって言って47でもちょっと安堵してるみたいな、なんかおかしな現象になりましたね。
野党の状況
自民党、公明党を見てきたところで、じゃあその与党が減らした議席は誰が、どの党が取ったかっていうのをちょっとおさらいしていきますと、衆院で野党第一党、参院でも野党第一党であった立憲民主党はどうでしたか。
立憲民主党はですね一時は躍進するんじゃないかと。
そうですね。躍進とか献上とかいう言い方をされてましたよね。もともとの議席数が22あって、結局変わらない22。増やすことは今回はできませんでした。
そうですね。立憲の中でも負けに等しいというような分析をする人もいるぐらいで、勝てたとはどう考えても言えないというような感じですね。
そうですね。
じゃあそのまま、もともとの参院の勢力のままちょっと見ていきますと、日本維新の会はどうですか。
日本維新の会はもともとは6あったんですが、一つだけ増やして7に議席は増やしました。
やっぱり衆院選で大きく飛躍して注目されたあの党、国民民主党ですね。立憲の兄弟党とも言われますけども、そこがやっぱり強かったっていうことですね。
ここはもともと選挙の前は今回改選数としては4あったんですが、4倍以上の17まで躍進しました。
もともと国民は確か4倍増という16っていうのを目標に据えていたので、目標を上回るという形で、兄弟政党とも言われる立憲民主党と明暗がくっきり分かれたような感じですね。
それからちょっと今回やっぱり台風の目となった野党といえば、賛成党ですね。勢いがすごかったですけども、改選前は、
改選前はですね、参議院では一つしかなかったですね。
一議席だったのが、なんと14議席まで伸ばしたと。
これはあれですね、東京都議選も番組で少し触れましたけれども、東京都議選で初めて参議席を賛成党は得て、かなりもともと行くんじゃないかと長田町内でも言われていて、
特に保守層に刺さっているっていう感じで。
うちの東京記者報道部でもね、街頭演説に各記者が行ってくれたんですけども、その取材のメモというか雰囲気を見ていたら大層さんすごかったですよね。
いわゆるどこかライブ会場にいるような、神谷代表の掛け声に合わせて拍手が起きたり。
おなじみの掛け声をみんなでやったり。
ちょっとこれまで他の政党では見られなかったような、既存政党で国民民主党も割と若者っぽいノリは確かにあるんですけど、それともだいぶ空気が違いましたね。
国民民主党もかなり幅広く支援を得ているんですが、どちらかというと、もともと選挙には行ってたよねっていうふうに多いイメージなんですが。
もともとだって旧民主党が源流で、支持ボタンも連合という、日本最大の労働組合っていう、組織ががっちりあるところの政党ですもんね。
一方で三政党は、今回初めて投票に行きますとかですね。
いわゆる無党派層とか
そういった方とか
今までは自民党にずっと入れてましたという人たち
中には自民党員でしたと
どちらかというと
そうでした
特に安倍さんの頃はゴリゴリ安倍さん大好きっていうような方が
そうですね
その政党は今回日本人ファーストというのを掲げて
いろいろな分野でかなり保守的な色合いを強めて発信をして
もともと自民党の本当に岩盤保守層と言われて
どちらかというと昔ながらの家族感ですね
男性は男性らしく女性は女性らしく
男性が働いて女性は家で子育てというか
神谷大夫も今回の参院選でも女性には子育て家にいて
出産に関する発言とかもかなり物議を醸しましたし
もちろん本人は女性が仕事をすることの意義ももちろん
訴えてはいるんですがやはりその発言でですね
男女共同参画は行き過ぎた
そういったいろいろ議論を呼ぶように発言をして
そういった中で昔から自民党の岩盤保守層というところに非常に刺さった
そういう保守的な家族感とかもいわゆる自民党が大事にしてきたところと
リンクするというような
そうですねだからいろんな分析はあると思うんですが
そういういわゆる保守層プラス今まであんまり政治に関しては
持ってなかったんだけど
この新しい政党は何か変えてくれるんじゃないか
そうですねやってくれそうという期待感の受け皿になったという感じでしたね
取材に行った記者はもう本当に若い人で
例えばあまり街頭演説を他の政党では見かけないようなお子さん連れ
他の方がいて驚きましたというようなことも言ってて
それも雷牧っぽさっていうか風景が変わったと
あとはSNSもね巧みに使って
神谷代表のリーダーシップだったり
うまく使ってっていうところもかなり分析されてましたよね
そうですね
なるほどじゃあちょっと話を戻して
すいません時間の関係もあって
その他野党についてはちょっと割愛しますけれども
もう1回その退廃した与党に話を戻すと
賛成党にも取られ
一部は国民にもやっぱり取られたっていう分析も
自民党内でやっぱりありますよね
そうですね
やはり国民民主党は衆院選でも訴えたり手取りを増やす
夏中
今回は夏が来てます
一時期はですね女性候補を与立するかしないか
参議院選挙の分析
そういった与立の問題で
ゴタゴタで揉めて
玉木代表の出現もあって支持率が下がったんですけども
期待感が上回ったというか
それよりも民党のダメさが目立ったということかもしれないですね
私たちも正直あまり伸ばさないんじゃないかなというふうに
都議選の前ぐらいは思ってたんですけど
都議選で割と思ったより顕著で
やはりその勢いをそのまま伸ばして
手取りを増やす夏に共鳴した人だったり
やっぱり消費減税ですかね
そこを特に早い段階から訴えてきたというのもあって
もうそこを何か実行してくれるんじゃないかと
そうですね
前回国会ではですね
選挙国会では年収の壁が確かに
所得減税のところが160万円まで上げるということで
与党と合意できたんですけども
国民民主党はブレずに
いやいや従来から言ってる178万まで上げるんだということも
選挙戦でさらに訴えて
やっぱり根底には物価高止まらない物価高があって
皆さん生活が苦しい中
何をしてくれるのかっていうところが
国民民主党もわかりやすかったと
賛成党でしたらもっとね
お子さんがいる世代に10万円でしたっけ
10万円を配るとか
消費税もやめて積極財政に完全に振り切ると
いうようなことを言ってたので
そういったところ
懐を潤してくれるっていうところに
かなり有効権者が響いたということですね
自民党公明党は消費減税に関してはやらないと
社会保障の財源なので守り抜くという姿勢で
現金給付一律2万円
プラスお子さんがいる世代はプラス2万円というような
現金給付で対抗しようとしたけど
そこがやっぱり理解られなかったっていうのも
大きかったですね
やはりバラ撒きというふうにですね
そうですかなり途絶えられてしまって
一時しのぎだということがずっと言われ続けて
選挙の度に毎年のように
毎回恒例行事のようにやってると
うちも記事で書きましたけど
そこは足元見透かされた感はありますよね
特に石破政権の場合は
この春に1回現金給付をやろうと
浮上したのに世論の受けがあんまり良くなくて引っ込めた
でも選挙前にやっぱりやりますっていうのが
なんかもうドタバタ感というか
一貫性のなさみたいな感じでしたね
いいとこなかったですもんね
自民・公明は選挙戦中
そうですね
途中で選挙戦も終盤から終盤に差し掛かる時には
和歌山選挙区で応援に入った自民党の議員が出現を
震災があって良かったというか
趣旨が許されない
あれで通議席減ったなという自民党の関係者もいる
そうですね
とどめを刺したという感じもありましたね
終盤はおつやみたいな雰囲気に
そうですね
官邸回ってても暗くなって
普通だったら石破首相
首相というのは自民党総裁で選挙の顔だから
もう全国飛び回ってるはずが
行く先がないと応援に地方から断られるというような異常事態にもなって
あまりこういう選挙を見たことがないぐらいの感じでしたね
普通は終盤に向かっていわゆる組織を占めると言うんですけど
自民党の例えば支持団体の農業団体とかですね
公明党なら総改革会
そういったいろんな支援組織がぐっと締まって
より表を掘り起こして
最後は伸びていくんじゃないかなっていうところもあったんですが
旧来の選挙はそうでしたよね
そこはやはり十分機能してないのかなと思いました
だから組織団体も自民ばなれ有権者だけじゃなくて
そういう自民党にとっても足元から
我解するような事態ではないかということですね
はいありがとうございます
それで総理が石破首相が目標に掲げた
公衆というものを下回ったので
当然やめざるを得ないよねっていうことで
我々もいろんな予定項と言うんですが
原稿を準備して臨んだんですが
やめないということになり
今怒涛の自民党内政局になっているので
政治状況の変化
詳しくは次回そこをお届けしたいと思います
それではエンディングです
お付き合いくださりありがとうございました
我々東京報道部と一緒に
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次回の配信まで皆様お暑いので
どうかお健やかにお過ごしください
ありがとうございました
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