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2025-03-03 25:09

21|高騰するコメ、これが実態 福岡市の建設会社では倉庫に山積み「焦って安く売る必要ない」

西日本新聞の記者たちが、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しする「西日本新聞me Podcast」。

今回は「令和の米騒動」について経済記者の下村ゆかりさんに話を聞きます。政府備蓄米の放出で、高騰するコメの価格は下がるのでしょうか?

◆出演:下村ゆかり(報道センター経済担当)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年2月19日

◆高騰するコメ、これが実態 福岡市の建設会社では倉庫に山積み「焦って安く売る必要ない」(関連記事)
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◆令和の米騒動(関連記事)
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サマリー

福岡市での米の高騰について現状が報道されています。農家と業者の間で価格交渉や需要の変化が明らかになっています。新米の供給が増加しているにもかかわらず、価格が依然として高止まりしている原因が探られています。福岡市の建設会社は、倉庫に大量の米を確保しており、飲食店からの需要が高まっている状況が解説されています。コロナ禍からの回復や万博により観光客が増加し、米の需要がさらに高まる見込みです。福岡市の建設会社では、米の価格高騰に伴って倉庫に米が山積みで、焦って安く売る必要がない状況です。

高騰するお米の実態
西日本新聞Podcast
西日本新聞me Podcast
この番組では、西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれをお話ししています。
こんにちは、福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
今回は、報道センターの下村ゆかりさんに来てもらっています。
今日はよろしくお願いします。
もともとは1月頃から下村さんが書いた、福岡の誇るブランド一部、天王の話を聞こうと思っていたのですが、一旦それは後回しにして、収録日は今日2月19日なんですけど、今週、うちの西日本新聞meで一番ヒットした記事がありまして、いわゆる高騰するお米の話を先にその話をお聞きして、配信したいと思っていますので、お願いしていいですか。
よろしくお願いします。
最初は、九州各地の農家さんを取材されたと聞いたんですけど、どんな状況ですか。
そうですね。去年の10月の収穫時期とかに、いろいろ農家さんもあらせていただいたりとかしてですね。
今年的にどうですかっていうのとかだったりだとか、特にその時からお米の不足始まってるんで、新米いつ転倒に並びますかみたいな感じでね、言って。
その時はようやく、これで新米出てくるねっていう話で、価格も落ち着くかなっていう話が、結局価格が新米が出てきてももうグングンっていうか、新米はもう転倒からまた消えちゃってみたいな。
結構ないですよね。
そうなんですよね。なんで私たちもこの原稿を書くきっかけが、消えた米っていうのがね、またワーってワードとしてすごくニュースで取り上げられるようになって。
消えた米は一体どこに消えたのかっていうのを探そうっていうところから、取材を。
農家の現状と価格交渉
それこそ農家の話を聞かれたら、どんな話になったんですか。
そうですね、聞いてたら農家さんのところにもどんどん色々今まで付き合いなかったような人が来て、やっぱりお米売ってほしいだったりだとか、
もう何だったら4社まとめて、この佐賀県の城市町の方とかそうですね、名古屋だったり北名古屋、長崎とか福岡の業者がまとめてやってきて、うちにお米を売ってくれと。
佐賀の城市町に名古屋か。愛知県名古屋市の名古屋。
そこからお米を買いに来るっていうので、その時に玄米60キロ、2万円帳で契約が成立してそこに卸したら、
そしたら今度は長崎の食品卸業者が、じゃあうちはそれを上回る2万3千円出すっていう風に言ってきて、じゃあ次はほとんどそっちに出したっていう。
60キロで2万3千円ですよね。この原稿を見て原卓を弾いたわけです。
そしたら60キロ2万3千円っていうのは、我が家はいつも5キロの米を買うんですけども、5キロで1900円ですよ。
てことはこの業者、うち我が家は米が高くなる前まではだいたい5キロ2千円台の米を買ってたんですよ。
今はだから3千円とか4千円も出せないから質を落として3千円台で買ってますけど、それでも3千円。
昔は2千円台の米を買ってた。この業者は2千円台の米を買ってるわけですよね。
玄米なんで1万円するとちょっと1割ぐらい量が減っちゃうっていうのはあるんですけど、
やっぱり農家さんの手取りっていうのが定期的に増えてるかっていったらなかなかそうはなってないっていうのもあるし、
でもやっぱりここは価格はインパクトありますよね。農協さんJAの買取価格よりも皆さん高値を示してっていうので、
その農家さんさらに聞いたら2万4千円とか2万4千円出してきたっていうので。
そういうので飛び込み営業がどんどんいってくると、
もう業者さんは最初から農協さんはだいたい1万円台提示されることが多いんだけど、
もう業者さんは平気で2万円超えからの交渉スタートだから。
スタートがいわゆるJAの倍みたいな。
もうぐらいから1万円分ぐらいプラスしてくれるから、じゃあそっちに売ろうかだったりだとか。
今まで付き合いがなかったところとか聞いたことないところにはちょっと怖くて出し切れんねとトラブルになっても嫌やしいっていう農家さんもあれば、
いやいやもうもともとうちのことを10トンなら10トン20トンなら20トン持ってっていいよっていうので、
できるだけ農家さんもこれだけ非業代も上がってるし、結構収支が厳しいっていうところはもう昔からよく言われるので、
少しでも高く売ってくれるところにそりゃ出すよねっていう。
そりゃ出しますよね。農家さんだって厳しいからね。ガソリン代も上がった。
そうなんですよね。機材も上がってるし、高温で収穫量も落ちたりだとか。
夏場が高温が最近激しいので、そういったのもあるからですね。農家さんのところには本当に次から次に来るっていうので、
いやもう1回電話かかってきたんだといきなり卸売さんを名乗る男性から家に電話かかってきて、
お米市場の影響
お宅まだお米余ってませんかって電話かかってきたっていう方とか、なんでうちの電話番号を知っとるのかと。
なんでうちが大口農家だと知っとるのかと。これ名簿が絶対出回っとるやろっていう。どっからかっていう。そういうの懸念されてる方とかもいましたね。
ただそもそもですよ。去年の秋頃、夏頃から米が高くなった時に。
だいたいそれ多分新聞にも書いてあると思うけど、新米が出ればある程度価格は落ち着くと言ってましたけど、その話は一体どこに行っちゃったんですかっていう話なんですけどね。
そうですね。結局探らないまま来ちゃったねっていうところで、これ農水省の調べでもあるんですけれども、販売価格の動向ですね。
これ農水省まとめですけれども、去年の夏は前年対比で116%、だいたい15%ぐらい高くなってたねと。
そっから新米が出るから大丈夫だって言うけど、順調にずっと右肩上がりで上がり続けて、昨年末になると164.8%っていう。
だから結局そっからもう加速度的に逆に新米出てからの方が加速度的に上がってるんですよね。
へえ。ただ、それこそ下野さん原稿にも書いてあるけど、2024年に収穫された米は前年よりも18万トン増えた。増えたんですよね。
2023年より2024年の方が増えてるのに、なんでって話ですよね。
もともとお米不足だって言うので、去年の新米の前の季節ですね。夏ぐらいとかになんでお米が足らないのかって言ったら、
そもそもずっと何年も東北のお米、収穫量が落ちてて、福岡の方に流れてくる収穫量が減る。
そしたら福岡県産米の夢尽くしだったりだとか、元気尽くしとか、そういったのも需要が増えてって、シナウンスになってくるねっていう。
ドミノみたいな形で九州の方にも影響が出てたんですけれども、さらに南海トラフの影響とかでお米の買い溜めだったりだとか、
そういったのも起こったりだとか、どんどんスーパーだけじゃなくて、フォームセンターとかそういったところの店頭からお米がないね、ないねって言われてきた時に、
だから皆さん焦ってその時にもう来年分もどうか契約しとかないとって、早いところを動き出してたし、これはお米って儲かるんだなと、お米持ってきてくれたら助かるんだけどみたいな言われてた業者さんだとか、
そういったところがお米の確保にその時点から走り出したっていうのもあって、今もやっぱりお米が出てこないっていう。
そうですね、お米って保存さえちゃんとやってればまだ何年も持つから、今のうちに確保しとこうっていうのを心理が走り出しちゃったっていう。
そうなんですね、それで結果として普段だったらJAさんに納めるっていうんですかね、売られる分のお米が18万等増えたのにそれでも減っちゃってるってこと?
そうですね、だからお米ね、田んぼから出てきたとか収穫できたお米は増えたはずなのに、農協さんとかに行くとやっぱり福岡、九州でも激減してますね、JAのカントリーエレベーターの方に納められるお米っていうのが、
福岡県内で聞いても、築後築のそのあるJA関係者さんとかうちもう去年より2、3割減っちゃったっていうところもありましたし、福岡県の北部のJAさんとかに行ったらもううち去年より7割ぐらい減ったっていう。
7割減ったって3割しか減ってない。
そうそうそう、もう全然カントリーエレベーターのスッカスカで。
へえ、ちなみにカントリーエレベーターって何?
お米をですね、農家さんが自分のところでこうやって田んぼでコンバインで集めて収穫するじゃないですか、モミを。
それをカントリーエレベーターっていう地域地域にある農協の施設に持っていくんですよ。
そこで量に応じて買い取りの角度が分かるし、農協はそこで玄米にして精米にして、
ちゃんと低温倉庫のところに備蓄しておくっていう。
そこでみんな田中さんが作ったお米、佐藤さんが作ったお米とかがみんなガッてまとめられるっていう。
なるほど。
そういう施設ですね。
そういう施設なんです。で、そのJAに入ってくるお米が2、3割。
ひどいっていうか、すごいところは7割近く減っちゃった。
減っちゃったっていう、その分だからよそに流れちゃったっていうことですよね。
さっき言ってた中岡から買い付けに来ましたみたいな人たちが、そのくらい激しく買ってるってことですね。
そうですね。みんなとにかく量を取れっていうところで取り合い合戦になってますよね、お米の。
なるほど。そこで言ったら農協もそうだし、農水省もいわゆる実態がつかみにくいということになってくる。
そうですね。一応お米の販売、精米の販売とかには一応登録が必要な分もあるんですけど
それは年間20トン、精米を年間20トン以上を取り扱う人は登録しなきゃいけないんですけれども
逆に言えばその未満は登録しなくていいので、そこの部分とかが全く農水省は追っかけられないっていうことですね。
大規模な集荷業者さんとかの分は追っかけられてるんですけれども、そこが見えない消えたお米になっちゃってるってことですね。
そういうことなんですね。ありがとうございます。
それこそそういった流れで、陶器っていう言い方が正しいかかわりませんけど、お米がそういった陶器の対象にもなっているような話も紙面では出てくるんですけど。
そうなんですよね。私が取材で見つけてたところ、建設会社さんは結構取材の中では聞きましたね。
三岡さんのところに建設会社が買いたいっていうふうに言ってきたとか、建設会社さん自前でトラック持ってやりたいとか。
建設会社と米の需要
そういったので、もともと自分たちで運べるだったりだとか、建設不況の時には農業されてた建設会社さんとかも多いから。
そういったところでつながりがあるっていった業界は、そういう意味ではつながりがあるんですけど、そこの建設会社さんとかは飲食店の内装とかを手掛けてるっていう会社さんで、飲食店の内装を手掛ける中で発注先の飲食店のチェーンの人たちが、お米がないんだよねっていう話になり、
お米がないとどっちでしょう、店を拡大したところで提供できるものが減っちゃうしっていう。飲食店からするとやっぱりコロナ禍明けて今インバウンドが過去最高推移で伸びてるっていうところで、インバウンドに提供するお寿司とかそういったのも人気ですし、
あとはハラルに対応してるだとか、宗教上どんな宗教でもだいたいお米って食べられるとか、アレルギーも少ないよねとか、4月に関西大阪万博も開幕するので、そうなってくるとまたインバウンドさらに増えるよねっていうところで、お米っていうのはまだまだ飲食店に抱えておきたいんだけどないんだよっていう相談を受けた。
またもうお宅のとこで何かつてない?みたいな相談を受けたことから、自分の親族だったりだとか、社員さんのとこつてをたどって、お米確保、うちできますよって頼んでみましょうかっていうところから、どんどん集めては出し集めては出しっていうので、結局1トンぐらい。
なるほど。
まだまだお米の需要っていうのは、これからもどんどん桜の季節になるとまた東京とかインバウンド大量に来るでしょうとか、万博も来るでしょうとか、そういったところになるとまだまだ需要あるから、うちとしてはもっと来たいっていうのでね。倉庫もどうせあるしっていうので。
建設会社さんだからトラックもある。倉庫もある。目の前には困ってるお客さんがいる。社員とか知り合いに訪ねたら、うちの田舎で米作ってますよって話になる。つなげれば、言ったら商売にもなる。
そうなんですよね。それでここで感謝して恩を打っておければまた次の工事の受注取れるっていうのもあるし、っていうのでやってますねっていうところとかだったり。そこはそういうやり方でしたけど、他にもやっぱり建設会社さん、よその建設会社さんが来たとかいうところはまあまああるなっていう。
そういうことなのか。なるほど。なんか米を買い占めてる奴がいるっていう話だけを聞くと、どんな悪い奴らかと思うんですが、今の話だけを切り取ると別にその人悪いことしてるのでもないとも思えちゃうんですよね。
だからもうみんなとにかくねお米に対してすごくなんかもうね今のうちに買っとかなきゃビーネとか集めとかなきゃ食べとかなきゃみたいなあるんですけど、確かに精米したお米をすごい適当に扱ってるとすぐ、私も家でやらかしたことありますけどカビが生えちゃったり虫がわいたりするから取り扱いは注意が必要なんですけど、まだ冬で寒くて玄米で置いとくっていう分にはまあまあ普通にいけるのかなっていうところで、
来年の新米が出てくるのってまだ今年の10月とかそのぐらいまで新米はまだもう出てこないから、それはね泣いても笑ってももうそんなどんな力使ってもお米はもう育たないのでそこまでは。
なんでそこまではちょっと取り合いがねしばらく続くんじゃないかなっていうので、まあ価格もそんな簡単に下がらないでしょうっていうところで言われるかますね。
そういう意味ではそれこそ政府は備蓄米を放出すると、それこそ2月の中旬に発表しましたと。これ多分配信が3月になっちゃうと思うんですけど、店頭に並び始めるっていうのはその備蓄米がいつ頃か。
3月下旬ぐらいには並び始めるっていうのが農水省の説明ですけれども、今おっしゃったように2月19日でしょ。これから政府の備蓄米に対して誰が買いたいかっていうので手上げをして、そこに下ろしていって。
政府としてもなんか転売されないようにだったりだとか抱え込まれないようにいろいろ工夫した上で出していくでしょうけど、とはいっても全国に散らしていって、さらにその一大消費者の東京とかそういったところから流れていくでしょうから、九州に降りてくるのはあんまりそんなに期待できるほどインパクトのある数字の分のトン数が九州に来るのかっていうのは会議的に見ている小売店とか米国店さんは多いな。
結果として僕ら消費者の立場から言うと、まだ高くなる?安くなる?
安くなる。そんなにガッてじゃあまた5キロに3000円の設計。昔は5キロだったら2000円ぐらいで買えましたよね。そこまでいけるかみたいなところはありません。そもそもJAだって買取価格上げてるので、今はもうその業者さんに負けないようにとかっていうのがあるので。
そもそも農協の買取価格も上がってるので、農協が買ったら安いお米が流通するのかって言ったら、なかなかそうもいかないし。
上がるのは止まる?
小売店の工夫と海外米の利用
そうそう上げ止まるかもしれないけれども、じゃあガッて下がるかって言うとちょっとわからないなって。そんなに押し下げるパワーがこれあるのかっていうのは、うーんっていう感じはしますね。東京の向こうの価格とこっちの価格ちょっとまたずれがあるので。
それでも九州の方がまだ安い?
九州の方がまだ量あるとか安いとか言われたりしますよね。一時期なんだっけ、東京から沖縄に旅行に行く人が沖縄のスーパーで米を買い貯めて帰るっていう。沖縄旅行行って何買うかって言うと米だっていう。
へえ。
そんなんとかもありましたからね。やっぱり地方地方にみんな求めてくるなっていうのはありますね。
そうですか。そういった意味ではそれこそお米屋さんの話をしようと思うとどうなってるんですか?
そうですね。お米屋さんもやっぱりね、もう昔は卸売業者さんから10トン単位でとか買ったりだとかしたりできてたのが、今なんかその取材した米国店とかもやっぱり10トン単位で買えたのが今もう100キロ単位でしか仕入れができないからすぐにすっからかんになっちゃうっていうのはですね。
注文しても注文してもちょっとあのもうしばらくかかりますみたいな感じで。いやもう数量制限でここまでしか1回のあたり注文ここまでしか受けれませんだったりとかするんで。
多分ね、街の米国店とかもあるお米って限られるし、それも値段上がるし。逆にお米屋さんの周りの保育園だったりだとか介護施設だったりだとかちっちゃな病院とかからお米余ってませんかみたいな。
そうですよね。
新規の問い合わせもね、バンバン来るっていう。1日何十件とか100件とか電話かかってくるっていうお米屋さんとかもやっぱあるって言いますね。お宅お米ありますかっていう。
そうですか。
スーパーもお米がセーフスになってきてっていうのもあるから、ジバンのスーパーのところとかで言うと、もうとあるスーパーは社長が自ら卸売業者をずっとぐるぐるぐるぐる回って、社長自らお米をかき集めてくるっていう役割もになっているっていう。
なるほど。トップセーフスですね。
うちにお米売ってくれって言って確保するっていう。スーパーもあれば、大手のイオンの幹部さんとかと話してた時も、あそこのスーパーの店頭に並んでるのは何でなのか聞いてきてくれみたいな。誰かこういう理由を知らんかとかわからんかみたいな。なんであそこはお米確保できてんだみたいな。
イオンにはない。隣のスーパーにはあるみたいな。
みたいなホライガンってお米、お客さんそっちに流れちゃうとかね、そういうのもあったりだとか。ドアイでもお米が高くなっているとお客さんついてこないから、声優とかは去年から台湾産米の取り扱いを始めたりだとか、トライアルも一部店舗でベトナム産米を販売したりだとか、外国に目を向けるっていうスーパーさんとか小売店さんも出てきてますよね。
下村さん、だいぶ古い話だから知らないかもしれないけど、昔米不足の時に輸入して。
カリフォルニア米みたいなやつでしょ?タイ米とかね。
あの頃の外国のお米って正直、僕も子供の頃だったと思うけど、あんま美味しくなかったんだけど。今はどうなんですかね。
今はね、結構そういう意味では、日本と似たお米みたいなのを探したりだとかして、見つけてきてる。東向こうも改良進んでたりだとかもあるんで、いけるよっていう、こんぐらいだったらとか。あとは炊き方の工夫ですね。
できますっていうので、それこそあれですよ、吉野家とかだったりだとか、そういった外食チェーンとかも最近はブレンド、外国産米も。
ブレンド米って言い方しますよね。
そういうのを使ったりだとかで、価格が上がっちゃうとどうしようもないとか。ロイヤルホストとかのロイヤルホールディングスのケスさんのこの間説明で言ってましたけど、お米の調達費用が年間で1億以上跳ね上がっちゃってるっていう。
だからやっぱり国産米で価格がどんどんどんどん上がっちゃってるから、それを牛丼にどんぶり一杯いくらみたいなところでやってるときは厳しくなってくるよねっていう。外国産米を活用するっていうのはまたしばらく続くかもしれないねっていうのもありまして。
昔の米国展も聞いたら先月、夫婦でメコン川に行きの稲作地帯を見学しに行ってきたっていうので、向こうだとどんな感じで米育ててるのかとか質のいいところとかどこなのかだったり。
向こうは熱帯のところとかにぎさくって言って1年間に2回収穫できるんですよね。日本でもあったかいところとか宮崎とか昔やってたところが確かあったよなって思うんですけれども、そういうふうにやると収穫量が単純に2倍になるんで、そういったところとかから買えると値段を抑えれるんじゃないかとか、日本に似たジャポニカ米とか集めればいいんじゃないかっていうので、将来見据えて1回視察に行ってきましたっていう人がいましたね。
なるほど。もう日本だけでお米を集めてお米屋さんしようと思っても、ひょっとしたら今の話あれですよね。去年、今年だけの話じゃないかもしれないって思って、お米屋さんもそうだし、いわゆる大手スーパーも今ちょっと動き始めてるような感じですか?
そうですね。結局お米のおっしゃるようにトレンドが激しすぎて、ネットとはいっても主食なんで、やっぱり安定してある程度の価格で売らないと、もうそれこそ消費者もついてこれないので、そういったふうにリスクヘッジじゃないですけれども、そういったのを考えられてる小売店さんとか、かわし物もそういうふうに動かれてるなっていうふうな気がしますね。
高騰するコメの実態
お米の話は今週のMEでもそうでしたけど、本当にやっぱり関心が高いと改めて思いましたんで、この後それこそ3月になれば備蓄米が放置されて、少なからず店頭に並び始めたという節目であるとか、それこそ来年新米が取れたらまた今度どうなるのとか、気になる話ではありますが。
まだ追っかけていこうと思います。農家さんによっては、とにかく新米が高く売れることはわかってるから、予想が収穫して、そのお米が並ぶ前にうちの米が一番早く一番高い値段で売れるように、もう2、3週間田植えを早めてやっていきたいっていう農家さんもいたり、農家さん側もいろいろ考えられてると思いますし。
とはいえ、今年も多分モーションになるでしょうから、そこらへんお米が焼けないようにというか、収穫量落ちないようにどうするかとか、なんか私個人的に今年は絶対取材行きたいのはジャンボタニシーですね。いわゆるお米に対しての害虫扱いみたいになるんですけど、そういった外来種じゃないですけど、そういったのの被害とかもあったりだとかね。
けっこう農家さんを取り巻く環境って別に楽にはなってないし、じゃあ本当だったら農家さんもこんなにお米が農家なんだったら田んぼ増やそうっていう風になるのが自然ですけど、そうはならないということはやっぱりなかなかお米ってもう儲からないっていう状況ですよね。
農家さんにちゃんと適正に儲けがいくというか、持続可能なお米の生産っていうのはどういうことに目指していくべきなのかっていうのはちょっとウォッチしていかないとなっていうのはありますね。
ジャンボタニシーの話めっちゃ気になるんですけど、ちょっと時間も時間なのでまた別の機会でお話ししようと思います。エンディングに移ります。その前に2つだけお知らせです。
西日本新聞ポッドキャストにまた新しい番組が誕生しました。番組の名前は星野松本のしゃべりーよって言いまして、番組では記者たちが就職活動や新人時代プライベートの生活などザックバーンにしゃべってます。配信は毎週火曜日です。よかったら聞いてください。
それともう一つ、スマホアプリの西日本新聞MEでは4月1日にですね、学校の先生の人事異動に合わせて福岡県内の転任する先生の名前を公開しています。先生のお名前や学校で検索ができる知る人ぞ知る西日本新聞MEの人気コンテンツです。ぜひ利用してみてください。
それではエンディングです。ここまで聞いていただきありがとうございました。下村さんの記事が読みたい。この番組が応援したいと思っていただけましたら、ぜひ西日本新聞もしくはスマホアプリの西日本新聞MEのご購読をお願いいたします。本日はありがとうございました。
西日本新聞MEです。このアプリではあなたの知りたい記事から福岡の経済社会子育て教育イベント情報ライブカメラマップでわかる防犯情報に特集記事調査を依頼できるあなたの特命取材班速報。そう福岡の味方西日本新聞ME。今すぐダウンロード西日本新聞。
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