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西日本新聞Podcast
西日本新聞me Podcast
この番組は、西日本新聞が取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれをお話しするPodcastです。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
今回からは2回にわたって経済記者の下村ゆかりさんと一緒に、2024年の福岡経済を振り返りつつ、2025年はどんな年になっていくのかを話していこうと思います。
今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
去年の下村さんの明太の騎士、進化する明太子上下。
面白かった。
本当です。
知らない話ばっかりやった。
私もね、騎士見てめっちゃ面白かったです。
明太子って食べました?
食べましたよ。
美味しい?
いや、あれね、やっぱり生で見ると本当に明太丸々一本乗ってんだと思ったんですけど、なんか美味しかったです。
明太も美味しい、明太にシソが合うんだって、シソを刻んだ大葉が乗ってるんですけど、それも合うし、海苔も美味しかったし、タレをかけて辛さ4段階から選ぶんですけど、
あのタレがまた美味しくて、あのタレを売ってほしい。
あのタレを売ってほしい?
タレでお刺身食べたいなと思いました。
へー、そうなんですね。
いやいや、観光客が並んでるって話までは知ってたんですけど、お土産物であるって聞いて、そっちの方はそんなに並ばなくていいんでしょ?
そうそう、そっちはあまりにもあっちの店で食べるのが行列がすごいから、一回ポップアップでお弁当店を出したら、地元の人の方がうわーって買いに来たっていう。
気持ち、わかりますわかります。
観光客と一緒に並ぶのはちょっと面倒だなと思うけど、お土産物で食べれるならね、買って帰ろうかなと。
まあちょっと高いっちゃ高いけどね。
そうですね、そうなんですよ。結構インパクトのあるお値段ですけど、でもそれでやっぱり常設店で持ち帰り専門店を作ったというふうに言ってました。
えっとですね、明太だけで終わるわけにもいかんので、本題ですと。
2024年の九州・福岡の経済を振り返るという今回タイトルなんですけども、やっぱりこれというと何なんですか?
まあ2024年、我々一番必死で追いかけたというのはやっぱり再開発案件。
まあいろいろありましたけど、その中でも目玉は国内最大級の再開発地になる、旧大の箱崎キャンパスアウトツリーですよね。
今すごい広いなんていうの?3号線から見たら。
そう。
なんて言ったらいいのかね、すごい全部は基地ですからね。
そうなんですよ、なんかものすごい端から端まで歩くだけでかなり息が切れる。
そうでしょうね。
一駅分は歩きますもんね。
まあそりゃそうか。やっぱそれがやっぱり一番の目玉だったってことですか?
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そうですね、あれは1年間ぐらいずっと取材して回ってた覚えがありますね。
新聞で僕も見ましたけど、大きなアリーナを作るチームと作らないチームの2手に地場大手が分かれて、最終的に作らない案が採用された。
そうなんですよね。これがまた一つの特徴で、九州の再開発だったり福岡って特に7社会と言われる財界ですね。
九州電力、西武ガス、九電工、西日本シティ銀行、福岡銀行、西日本鉄道、JR九州、この7社がだいたい足並み揃えて物事に当たるっていうのが常なんですけれども、福岡空港とかだからそうですよね。
そうなんですね。
でも今回はこれに関しては最初足並み揃えてワンチームだったんですけど、今おっしゃったアリーナで割れたんですよね。
大型アリーナを作るっていうので、今建築費が高騰しているのもあって、あと3号線沿いっていうのでものすごい渋滞するよねっていうのと、
アリーナ作ると。
箱崎ってすごい一等地で日常的に人の呼び込みが期待できるのに、アリーナってなると土日に稼働が集中しちゃう、平日が空き箱になっちゃうっていうのと、アリーナ作るんだったら、福岡人ならみんなわかると思うんですけど、車で行くでしょ。
ってことは駐車場がめっちゃいるんですよ。駐車場を持ってちゃんと作らないと、そうしないと都市とかもね渋滞とか駐車場周り勝手に止めちゃってる問題が発生してますけど、ここでもそういうこと起こるよね。
でも駐車場作るとそれだけの一等地に単なるまた空き地が、イベントないときには空き地ができちゃうでしょ。っていうので、それは再三は悪いよというのと、九州、福岡にやっぱりここに大型アリーナ、今までいなかったような大規模アリーナを国内3つ目として作るんだという宮殿チームと、それでちょっと意見が分かれちゃって、最終的にはもう1回チームを解消しましょうと。
そこから九州電力を中心とするアリーナチームと、あと墨友庄司を中心として、西日本鉄道とかJR九州とかサイブガスとかが入るアリーナ作らないチームですね。
っていうので、あとは途中からトライアルチームも、皆さんご存知、トライアルですね、ディスカウントストア。トライアルチームもITが得意なので、ITを中心としたまちづくりということで参戦してくれて、この3チームによる争いに。
あ、そうだったんですね。僕トライアルチームのことは知りませんでした。お恥ずかしい。最近うちにもトライアル号できたけど。
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その3チームで競って、最終的に墨友庄司が中心となったアリーナ作らないチームが採用された。
スマートシティっていうところで、もちろんマンションとかも作るんですけれども、通信とかを発達した通信だとか、そういうのを活用したり、そういった企業の研究拠点とかだったり、オフィスとかも構えたり。
あとはインターナショナルスクールとかですね、福岡にはまだ足らないので。
桃地に一つありますよね。昔からっていうほど昔からかどうかわかんないですけど。
そうですね。私も学生の時からありましたけど、あそこもまだたくさんこれ以上受け入れられるわけではないので、新しくインターナショナルスクールいるねっていうのが、台湾からのTSMCを始めとする半導体企業が1回来たことで、いわゆるトップ層っていうのは福岡に住むんですよね。
熊本に住んでる人もいるんでしょうけど。
そういう方々のご子息、家族、台湾の人たちは家族を帯同させるっていうので、そういう人たち向けの住居だったり、あと子どもたちが通うインターナショナルスクール、そういうのが福岡受け皿が少ないねという課題もあって、箱崎にはそういう機能も持たせましょうねと。
ちなみにですね、ポッドキャストとYouTubeでこの番組を流してるんですけど、YouTubeは今回背景は箱崎の未来の街並みを背景にしてるんですけど、一番手前に映ってるのはこれ何なんですか?
これがですね、何が何というのを示されてないんですけども、おそらくオフィスだとか研究施設だとかもそういった複合施設を手前に、で、緑化とかもやらなきゃいけないっていうので、そういった賑わいづくりゾーンも手前にありつつ、フードコートとかも大きいのが作られるので。
緑いっぱいですよね。
そうなんですよ。ここはね、かなり緑化に力を入れていて、このチームですね。そういう意味では、本当1万本の樹木を植えるっていう。
で、再開発エリアの約4割で緑化を目指すっていう風になっててですね、かなり緑が前面に出てくるエリアではありますし、で、奥にあるのがマンションかな。
マンションも2000個分の住宅、文庄住宅を作るっていう。
ちょうど、僕の頭の上にあるのは新しくできる予定のマンション。
そうですね。なので、かなり本当に大きな町が1つまると、どちらも病院とかもできますし、箱崎中学とかもね、移転したりだとか新しくできたりもするので、いろいろこの辺りはここから変わっていくなと。
この10年後ぐらいになるのかな、完全に全部出来上がるのは。
そうでしょうね。
そう、すっごい大きな町になります。
大きな町になります。
見てみたいですよね。この絵の中に、いいよね、休日のパラソルの下か何かのお部屋も見たいですよね。
私だったらビルだけど。
なるほど。
いやでも、本当、おいくら前になるのかな、マンションなっていう。
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今だってさえ高くなってますし。
そうですよ、ダイブハウス工業の、おそらくね、福岡空港も近くなので高さ制限はあるので、そんなに高くできないマンションってことは、1個あたりはまあまあ高くしないとペイできないでしょうから。
いくらぐらいなのかな。
やっぱ24年といえば再開発がらみというか、再開発ばかりというような1年になったような気がするんですよ。
ちなみに箱崎以外ではどんなニュースがあった?
箱崎以外だとまた福岡中心部に戻りまして、閉館したままになっているあのキャナルシティのイーストビルですね、あれどうなるのかなっていう。
あれどうなるんですか?
一回ですね、それこそキャナルシティ博多を運営しているのをつくっていうのは、ジバの不動産会社の福岡地商という会社なんですけれども、そこは一回イーストビルを閉館しますよと。
ユニクロとかが入ってたビルですよね。
ザラとかユニクロとかが入ってたビル。
一回解体工事に入って、そこから新しく商業と高級賃貸住宅、レジネンスですね、組み合わせて都心部での新しい施設にエリアにしたいというふうに言ってたんですけど、
皆さん通りかかった方、皆さんもご存知だと思うんですけど、そのまんまになってますよね。
なってますなってます。
ちょっと最近の、今さっきも出ましたけど、建築費もそうですし、そもそも解体費用もですね、あのあたりもかなり高くなってきちゃったと。
当初計画したときよりも今建築費が大体2倍ぐらいになって。
2倍になってるんですか。
人間費も上がっちゃった、資材も上がっちゃったっていうので、もうちょっとこれだとやっぱり壊す、建て直す、ちょっとペイしないと再産性が厳しいねっていうことになってきて、一旦この再開発計画ストップになって。
そうですよね。
それこそ新聞でも、それこそしももさん、完全な判断ミスだっていう見出しで紙面に載ってたけど、なかなかちょっとセンセーショナルな見出しだったらと思いますけど、やっぱりそういうことなんです。
そうそうですね。やっぱり計画ってね、一番最初にスタートして走り出して実際発表までにその時点でタイムラグがあるんですけど、その間にやっぱりもう予想定外に上がっちゃったよねっていうのと、なんでこのキャナルシーイーストビルを建て替えようかっていうので、もともとキャナルシーイーストビルって建て替えの前提にああいうふうな簡素な作りになってた建物だったんですよね。
一番最初に建てた時も、ファストファッションブランドを海外から呼び込んで、H&Mとかですね、簡素な作りでいつかは再開発をするっていうのでやってきたんですけど、その時にその後コロナが直撃しちゃって、コロナで一番痛んだのがやっぱり商業だよねってお客さんが来ない、そもそも開けられないっていう状態になったりとかして、
福岡地区のそこからいろいろ事業プランを見直して、そうなってくるとコロナで痛まない、こういう不足な事態で強いのはやっぱり賃貸住宅だよねっていうところからもあって、計画を再開発して商業をもうちょっと縮小しようというふうになったら、そしたら今になってよりによってインバウンドとかがむちゃくちゃ来る。
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そうですね。キャナルシティもそうだし、川端の商店街歩いても結構人気があってますよ。
そうなんですよね。地下鉄の串田神社前駅、あそこでインバウンドの方降りる率がものすごい高くて。
わかるわかる。
なのでこうなったらそういったものを活かさない手もないよねって。だって今フォーニチ客で百貨店岩田屋とか博多阪急とかだって売上がどんどん上がってるのに、あそこ今閉めてるせいで当然売上ゼロになっちゃってるっていうのもあるので、とはいえもう今ユニクロとかああいったものは閉めちゃって、博多駅とかだったりララポートだったり、
ミーナとかにも大きい店舗できちゃったから、また同じテナントを戻すってことはもう難しいっていうので、
今なんか取材してる感じでは今までにないような施設にちょっとやりかえたいっていうので、これは2025年にも多分発表が来るんじゃないかなっていう感じで。
そうなんですね。
できるだけ福岡地区としてももう閉めてる間売上ゼロなんで、できるだけ早くにやりたいっていうので、今準備は急いでるみたいなんですけど。
そういう意味じゃん。簡単な手直しで再オープンさせたい。
一発福岡に今までなかったぞってものを連れてきたい。
楽しみですね。
そうですね。やっぱり物販だともうこれだけインターネット通販とかも台頭しちゃってるから、地域の人もね、じゃあまたお店ねっていうのでワーって集まるっていうよりかは、もうそうじゃないところで勝負していかないとねっていうのがあるなっていうのはありますね。
なので福岡地区が商業離れしてるっていうのは、一つマリノワシティ福岡、これも一つその象徴的な出来事ではあったなっていう。
福岡地区なんですね。
そうなんです。キャナルシティ博多に続いてマリノワシティもですね、これも福岡地区が開業した商業施設だったんですけど、2000年ですね。
こちらはキャナルシティの後に2000年に九州初のアウトレットモールとして開業して、私も学生時代散々通いましたけど、観覧車が一つあり二つに増え。
そうですね。
大きな観覧車がすごく特徴的なアウトレットモールで家族連れからカップルから賑わってたんですけど、これもやっぱり老朽化、海の近くでどんどん設備が老朽化していくねっていうのもそうだし、
やっぱりその時に福岡地区の幹部が言ってたのが、なかなかうちのような地場の不動産開発会社で商業を持つっていうのが厳しい時代になってきたと。
だってもうインターネットで買うナイキのスニーカーとうちで売ってるナイキのスニーカー、物は一緒で値段が全然違うと。
そこにうちが売ったからといって何の付加価値もつけられないと。
それはその場で取ってとか、すぐ持ち帰れるとかそういうぐらいはあるかもしれないけれども、やっぱりそこではもう勝てないよねっていうので、
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もう三井不動産と一緒に、そこはもう得意としているから三井不動産と一緒にやっていこうという形で一貫閉貫して立て直そうというような。
三井不動産と組んで立て直すことになると。
三井不動産は三井アウトレットパークっていうのも運営してますし、福岡だとララポート福岡。
ララポートは三井なんですね。
あとマークイズ福岡も持ち。
そう言われたら三井不動産って結構あっちもこっちもなんですね。
三井不動産としても福岡にどんどんどんどん力を入れていて、
これジバンの不動産の別の会社に聞いたら、やっぱり三井不動産って今目の前で儲けを上げるっていうのももちろん大事なんだけれども、
やっぱり30年後50年後を見据えた成長戦略として、今多少高くても投資をしておくと、
それが結局30年後50年後の事業成長に効いてくるっていうので、やっぱりここに一個事業の足掛かりを持っておきたいっていう狙いがあるっていうので、
やっぱりそういう中長期的な投資ができるっていうのは、東京の大手不動産ディベロッパーの強みだねっていうのはやっぱりそこは手が出ないっていうふうに言ってましたね。
実はですね、今年はですね、我が家の一番ざわついたニュースはですね、
泉によるサニーの買収だったんですよ。
うちの近所にはサニーがございまして、一番行くスーパーなんですよ。
プライベートブランドに、皆さんお住み付きっていうのがありますよね。
あれがなくなったらどうしようっていうのが我が家の最大事件だったんですよ。あれはどうなるんですかね。
そうですね。そもそもなんでサニーが売却されたかというと、声優がどんどんどんどん北海道だったり九州とかの食品スーパー事業というのを畳んでいこうというのになって、
サニーブランドっていうのも手放そうというふうになったんですよね。
もともと声優もサニーを立ち上げたわけじゃなくて、もともとは岩田屋が地場百貨店を作ったのはサニーで、
2001年に声優はサニーの株式を取得して子会社化したんですよね。
サニーブランドの地元の根強さっていうのかな。私もそうですけど24時間でね、夜遅くに仕事終わって子供の弁当の明日の材料とか買おうと思ったらサニーしかないよっていう。
我々ねサニーが根付いてたんで、なんで声優ブランドに切り替えるとかいうよりかはサニーブランドを守ってそこで運営してきたわけですけれども、
事業効率化のために九州はもう譲渡しましょうってなり、そこでさあどなたか買いませんかっていうので内々にいろんなところに打診されたわけですよね。
それが今回はイズミさん、ユメマートとか運営するイズミだったんですけど、もちろんイオン九州だとかミスターマックスとかいろんなところがやっぱり欲しいねっていうので、
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そうなんですね。
内々に交渉したりだとか話聞いたりだとかされて、最終的にはイズミさんが高いお値段で取得されたということでイズミになったわけですけど、
とはいえまだ今さっきおっしゃったようなプライベートブランドの皆様の住みつき、あれは声優から仕入れる形で当面継続するっていうふうにされてたりとかしましたし、
だんだん効率化を進めていくんでしょうけれども、やっぱりサニーの看板っていうのは福岡にとっては一つの強みなので、そこで守っていくっていうのはあると思いますし、
なんでイズミの幹部の方にもサニー欲しかったのかっていうふうに聞いたら、イズミさんって広島市の本社におく会社なんで、サニー結構高値で福岡のスーパーブランドを買う意味ありましたかっていうふうに聞いたら、
そこで言われたのが、福岡ってまだ人口が増えてて、まだ10年後20年後も経済成長が見込めるんだと、
そういうことを考えると、これからうちの会社が10年20年50年先っていうのを見据えた時に、その時の売り上げに効いてくるんだ、福岡のっていうのは。
今高値で多少高値で投資したとしても、その時20年後のうちの会社の成長の柱になってると、
その時に恩恵を十分受けられるので、そういう意味ではチャレンジングな投資をしたっていうふうな、でも賞賛はあるんだと、
いうふうにおっしゃってましたね。福岡の成長力の強さですよね。
そうですね、さっきの箱崎の話もそうですけどね。
ちょっと他にも話したいことがいっぱいあるんですけども、ニュースもたくさんあったんですが、
24年の福岡を振り返るという意味では、再開発というのは一つのキーワードになるのかなと思った次第でございます。
いったんエンディングに移ります。いいお時間になってしまいました。
最後に番組から2つお願いがございます。
今お聞きのスマホでぜひ番組の評価をお願いします。
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高評価いただければ嬉しいです。
それともう一つです。西日本新聞のスマホアプリにでもこの番組が聞けるようになりました。
今日の話の関連記事もスムーズに読めますので、よかったらアプリのダウンロードをお願いします。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
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ありがとうございました。