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2025-03-04 15:32

4-1|悲しい事件や事故を繰り返さないために。警察取材の意味と向き合う。ゲスト/警察担当 笠原和香子記者①

この番組は、西日本新聞社の記者たちが、就職活動や新人時代、プライベートの生活までざっくばらんにしゃべるポッドキャストです。同僚にも初めて明かす悩みや失敗の数々。記者の仕事に興味があるみなさん、ちょっくら聴いてみませんか?

ゲストは本社警察担当の笠原和香子記者。事件や事故が発生すると、真っ先に前線で取材する警察担当チームの一員です。時に悩み、自問自答しながら、記事を書く意味と向き合う笠原記者の仕事に迫ります。


◆出演:星野楽(写真部)、松本紗菜子(経済担当)、笠原和香子(警察担当)/ 音声編集:中富一史(販売部)/映像編集: 井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年2月26日

◆笠原和香子記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/360/

◆星野楽記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/sp/writer/show/322/

◆松本紗菜子記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/446/

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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #就職活動 #就活 #警察取材 #サツ軍 #ニシキヘビ

サマリー

このエピソードでは、警察担当の笠原和香子記者が悲しい事件や事故を繰り返さないための取材の重要性について話します。取材の過程や倫理的な葛藤、事件を通じて未来の防犯に寄与する意義についても深く掘り下げられます。また、笠原記者はニシキヘビの保護に関する取材を通じて、警察の多様な業務やユーモアの重要性を伝えています。

警察取材の概要
西日本新聞ポッドキャスト、星野松本のしゃべりぃよ。この番組は、西日本新聞社の記者たちが、仕事や私生活のあれこれをザックバランに喋るポッドキャストです。
こんにちは、番組の振興を務めます西日本新聞社写真部の星野岳人。経済担当の松本さな子です。よろしくお願いします。
前回までは福岡市政の張美咲記者をゲストにお呼びしましてですね、新人時代の失敗談とかを楽しくも暗くをというかね、いろいろお聞きしたと思うんですけれども、今回はエピソード5ということで、警察担当の笠原和香子記者をお呼びしております。笠原さんよろしくお願いします。
まずは私からですね笠原さんの簡単な経歴を紹介します。1995年に静岡県で生まれまして、福岡県内の大学を卒業した後に2018年に西日本新聞社に入社しました。その後ですね、初任地は大分県の日田市局。そこで2年間で、その後北九州本社で警察や行政などを3年。その後現在まで本社で警察担当についているということです。
好きな食べ物は白ご飯、白米ですかね。
白ご飯はなんでも合いますよ。
よく食べるのはいいことですもんね。
ちょうど私の同期になるんですよね。
そうなんですよ。私たちの台は本当に個性的なメンバーが揃っているんですけれども、その中でもちょっと頭一つ抜けてるかなと。
適当なこと言わないでもらっていいですか。
よく先輩から私は誰と同期って聞かれるんですけど、だいたい笠原の名前を出したら、笠原世代ねっていうふうにみんな大体納得してくれる。
私も聞いたことあります。
やめてよ。
なぜ笠原がそんなに有名になっているのかというか。
有名じゃない。
今日はちょっといろいろ楽しくお話を聞いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
ちなみに松本さんは今も私たちとやりとりがあったと思うんですけど、笠原さんの印象を最初にザッと聞きましょうかね。
そうですね。一緒の場所でお仕事をしたことはないんですけれども、本社で会ってご挨拶してそこからすごく話しかけてもらえるというか。
話しかけちゃった。
いつも元気で明るくて、私もすごく大好きな先輩なので。
嬉しいよ。ありがとうございます。
会社で見かけると大した用事がなくても挨拶しに行くというか、元気ですかとか言って。
嬉しいです。私も松本さん。
ってなりますね。
会見してくれるのでついつい行っちゃいますね。
嬉しい。
いいね。なんか調子がいいね。
ちょっと緊張してますね。今日はあまり早口にならないようにしようと思いますので。
ありがとうございます。
仕事の話に戻りましょうかね。
先ほども紹介したように今の笠原さんの担当は警察ということで、いわゆる新聞記者のイメージで最初に思いつく方も多いと思うんですけれども、前提としてどんな仕事なのか最初ちょっとお聞きしたいなと思うんですけど。
今私が所属している福岡本社の警察担当グループは三ヶ嶋役のキャップと言われるベテランの記者の方が一人いて、他に記者6人がいるんですけど、その6人で福岡市内とその近郊の警察署と警察本部の各課とか部をですね、それぞれ担当して手分けして取材をしています。
日々県内各地で事件とか事故が起きるんですけど、それの特に福岡市とその近郊をメインで取材しつつ、事件は大きいとか小さいとかないんですけど、その事案によって他のエリアのところに取材に応援に入ることもありますね。
なるほど。その1日の流れはどんな感じですか?
そうですね。まずは朝起きたら新聞各誌見て、ニュースとかテレビのニュースも見て、他市とか他の局で独自の事件とか事故に関する独自のニュースが出てないかどうかをまず確認をして、もしあれば朝から取材に出ますし。
日中は逮捕された人がいたりとか、多重事故とか勢力の大きい事故があったりすると、警察の方から逮捕された人の内容とか、その逮捕した容疑とか事案の内容が1枚の紙にまとまって広報資料として出てくるんで、それを一つ一つ確認をして記事にしたりですね。
事件現場での取材
あとは元々テーマに沿って被害者の方だったり事件関係者のところに取材に行ったりとか、過ごして過ごして夜はまた関係者のところに取材に行ったりとか、取材先の方と飲み会に行ったり、原稿を書いたりとかですね。
そんな感じで。
なるほどね。
そうですね。
あろう突発的にですね、起こるものの取材が多いからですね。
そうですね。先にこの日に誰逮捕するよとか分かればいいんですけど。
なかなかですね。
そういうことばっかりとはいかないので、事故も事件もいつ起きるか分からないので。
そうですね。
何があればすぐ現場に行くとか、取材に入る感じですね。
なかなか予定が組みにくいというかね。すぐ休日が仕事の日に変わってしまったりとかね。
そうですね。
ありますね。
このポッドキャストもですね。
日程がですね、なかなか。
なかなか日程調整でいろいろね。3人ともいろいろちょっと日程の調整があって。
ただやっぱり新聞社でなかなかポッドキャストをやるっていうのの大変さもいるので。
なかなか予定通りにいかないときもありますね。
そうですよね。
最近はちょっと私も突発的なことで事件に行ったのは、北九州の方で中学生が殺傷があったという事件があって。
私もちょっとなかなか辛い仕事ではあったんですけども、現場に行ってですね。
笠原さんもその時は現場に行かれてたんですかね。
そうですね。女子中学生が1人亡くなって、一旦中学生が重傷という事件だったんですけど。
あれは去年の12月半ばにあって、夜に10時過ぎに警察担当グループの方には北九州のマクドナルドで切り付けがあったというのがあって。
それから現地に行ったんですね。
11時半ぐらいに現地に着いて、そこから取材で翌日からずっと取材でしばらく北九州にいましたね。
1ヶ月ぐらいは取材半ですね。
取材の意義と倫理
そうですね。そうでしたね。1週間泊り込みで1週間で来て、また行ってとかでしたね。
なかなかね、取材も被害に遭われた方とか関係者の方ももちろんそうなんですけど、取材する側もなかなかちょっと悩みながらだったと思うんですけど、その辺はどうでしたね。
本当にまさに悩みながら、こちら取材してても辛かったなと。
辛いというのは、やっぱり中学生が亡くなっている、重傷を負っているという事件ですし、敵の人たちもすごくショックが大きかったんですね。
やっぱり亡くなった人たちのこと、重傷を負った子のことを思うと、こちらもきついし、辛いし、その彼女を知っている周りの人たちも悲しんでいて、悲しんでいる人たちに話を聞かせてくださいというのは、なかなか苦しいというか、申し訳ないけれどもやっぱり聞かせて欲しいというのがあるので、声はかけますけど、
嫌がられる方もたくさんいらっしゃったので、そこは無理にはもちろん聞けないので、話してもいいよと言ってくれる人に話を聞いて、記事をみんなで、本当に何人も記者が取材に入っていたので、それをメモというか文字ベースにしたのをチーム内で共有をして、エッセンスをまとめて記事を毎日出していったというような感じですね、現場はですね。
なかなか言いたくないとか、そっとしておいてほしいという方に、それでも話を聞くってなると、笠原さんとしてもその辺がちょっと辛い思いであったと思うんですけど、その中で自分の中では多分気持ちというか、こうだから聞きたいんだっていう思いがあったと思うんですけど、その辺はそうですか。
そうですね、やっぱりそっとしておいてほしいとか、ほっといてほしいって言われたらそうだと思うんですけど、でもやっぱり何で取材するかってなると、やっぱりその事件が何で起きたのかとか、実態をまずしっかり把握したい。
それをしっかり伝えたい。デマとかが流れるからこそ、新聞社として責任を持って取材をしっかりして、こういうことが本当にあったんだということを実態を伝える。プラス、やっぱりそれで伝えることは、未来に起きるかもしれない事件をなくすことができるんじゃないかとやっぱり思うので、やっぱり伝えることで他の地域の人たちがもっと防犯を強化しようとか、
コントロールを強化している人たちもいらっしゃいましたし、子どもたち、中学生たちもやっぱり怖かったから、夜で歩くのも一人でやめたとか言っている子もいたりとか、伝えることでデマで被害者の方とかを中傷されるのも、よりそれは下げられると思うし、なおかつ未来の事件事故を防ぐことにもつなげるんだと信じて取材してましたね。
なかなか大変な生産な事件とか事件事故とか起きた時に、なぜ自分が報じるのかとか考えながら、記者も同じように悩みながら仕事をしているっていうことですもんね。
前回の事件は特にそうだったなと。
ただそうやって新聞を開いたら、やっぱりちょっと大きな事件とか事故がある反面ですね。
それと一方で、傍らに読者の方もそういうニュースも見つつ、朝例えば新聞を開いた時にホッとしたいとか、クスッと笑いたいみたいな、そういうニュースも同じように大事にしていくっていうのが私たちの仕事だと思うんですけども。
っていう面で言うとね、私は笠原さんの書いた記事でちょっと印象的に残ってるニュースがあるんですよね。
それは多分繰り返して言ってると思うんですけど、ちょっと笠原さんから紹介をしてもらおうかな。
言って!ワード言って!
ざっくり言うとね、警察署である動物が保護されたという話ですね。
あのですね、ニシキヘビがですね、警察署で保護されてるっていうことを記事にしたんですけど、そもそもですね、やっぱり警察って本当にいろんな事案を対応してるんですね。
取材してて思いますけど、人の生き死にもちろん関わることから、喧嘩とか、動物までイノシシが出たとか、猿が出たとか、必殺の人が退院したりとか、
ニシキヘビの保護
その中でもこの百刀番で玄関前にニシキヘビがいるっていう、百刀番入ってニシキヘビを警察の人が保護してると。
これ保護してるんやけど、記事にならんかね?っていう話になって、あっ、それ面白いですね。ニシキヘビですか?ってなって、もうそれだけで面白いと思って。
また出したら飼い主さん見つかるかもしれないし、みたいな。それで取材させてもらったんですよね。
で、やっぱりちょっと面白くが来たよなと思って、書の幹部の方に、ちょっとユーモラスな一言を一緒に考えて欲しいんですけどって言ったら、
いいよ!ってこれを受けてくださって、でもなかなか難しいんですよね、ヘビでね。
最初ヘビなとか、あれきたりしないみたいな。
ヘビ級の。
ヘビ級のヘビ。ちょっとそれしらけちゃいそうみたいな話とかしてて。
そのヘビが、書院の方がペットショップに持って行ったら、ちょっと大きかったらしいんですね。
普通のニシキヘビですね。
ヘビより大きい。大ジャン。大きいヘビで大ジャン。
で、博多には博多にわかっていう。
そうですね。
ありますよね。
ありますよね。あるので博多にわかと書けてですね。
大ジャと大ジを書けて、大事に。
これはミーで読んでもらった方がいいのかな?
あれは。
よくユーモラスな一言を読んでくださったので、その言葉と一緒に紹介をしたんですよね。
そしたら、西日本新聞はそのミーとアプリで早めに先出しもあるんですね。
新聞の紙に載る前に夕方に出したんですね。取材した日その日に。
そしたらテレビ局の方でもそれを見た局が取材に入ったみたいで、
それでテレビでもニシキヘビのことが報じられたので、
どのメディアもご覧になったかわからないですけど、カイネシさんが現れたと。
よかったし。
ある意味ね、社会を変えたというか。
そこまで言っていいのかな。
そうですね。
そういうこともありましたね。
気になる方は西日本新聞ニシキヘビで検索してみてください。
そもそもどこで見つかったのかも。
わかりますから。
そうですね。
ちなみにあれ写真も結構よく振って。
写真部内ではちゃんとやっぱりヘビの大きさを、
しっかりカメラのレンズの特性を分かりつつちゃんと映してるっていうふうに言われてたんで。
そうなんですか?
いや、そんなことないと思うんですよ。
それでちょっとユーモラスな笹原さんというのもね。
楽しいですね。
日々しっかり仕事もしてながら、
息抜きというかね。
いろんな取材がありますよね。
時に渡りますよね。
いろんな取材がありますね。
確かにですね。
ありがとうございました。
次回の配信では笹原さんの入社に至る道のりだったり、
就職活動中の宿泊に迫っていきたいと思います。
西日本新聞社やこの番組を応援したいと思っていただける方、
ぜひ西日本新聞もしくはニュースアプリ西日本新聞民のご購読をよろしくお願いします。
ここまで聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
笹原さん、来週もよろしくお願いします。
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