保護者の方からはこんな声が寄せられてます。
店が指定されて支払いは現金のみで選択肢がないのはお菓子とか、
あとは下の子が中学生になり制服や学用品で12万円の出費がある。
中学援助を受けても全く足りないという声とか。
制服のデザインが違うせいで中学と高校で買い直しを強いられる。
使い回しを避けるために交渉が刺繍されているのではないかという声。
それからジャージなどの指定以外のものが選べたらもっと安くなるのにという声が寄せられました。
そうですね。
本当それぐらいしましたもん。
現金のみ、もしくはペーペーがギリ使えたのかな。
僕が買ったところは現金のみなんで。
1回家通り帰った記憶がありますね。
現金むさげ持ってないんで。
そうですよね。最近あまり現金持ち歩かない。
そうですよね。
10万円単位でお財布に入れることって今ないですよね。
ないですよね。
そうですか。
しぬみさん、なんでこんな制服って高いんですか。
はい、それは教育委員会に出会しました。
教育委員会に聞くところによると、まず挙げたのが製造する業者、販売する業者の数が少ないということでした。
なので競争原理が働かなくて価格が下がりにくいということがあると。
それから学校ごとにデザインが異なっているケースがあるということでした。
ブレザーとかデザインの違いが多くて、当然生産数が少ないと一つあたりの製造コストが高くなるのでなかなか下がりにくいということでした。
ただ一方でこういうふうなやり方だったら安くなるんじゃないかというアイデアもあって、これは教育委員会というよりは保護者の方が言われてあったんですが、
全国統一の詰め入りのような形にして、どこで買っても買ったものを学校で使える。
ちょっとした交渉なんかはその学校ごとに違ったものをつけるぐらいであれば、もっと安いものが買えるんじゃないかみたいなアイデアはありましたね。
まあそんなんが一番いいですよね、保護者としてはですね。
もうそれこそ大量生産で中国で工場でみたいな感じで制服作ってくれたら安くなりそうですけどね。
そうですね。品質にこだわる方っていうのはいらっしゃると思うんですけども、そういう方は多少価格が張ってもいいものを選ぶだとか、
街は安くてもどうせ体大きくなるし、とりあえず安いものでいいやと思えば安いものを買うとか、そういう選択肢があるってことが重要なんじゃないかなと思いますね。
そうですね。どうせ汚れるしですね。ただ全国統一とかになってくると子どもたちからすると面白くないかもしれないですね。
あの制服が可愛くて着たかったのにとかあるかもしれないですよね。
取材の中で印象的だったエピソードみたいなのってありましたか?
制服の歴史についてですね、京都聖火大学のババマミ教授に聞いた話があるんですけれど、その話がすごく印象的でした。
まず制服そのものがですね、管理するためにあるというところが文法にあると。
それで制服の源流につながるところには軍服というのがあって、爪入りには男らしさや勤勉、セーラー服には女らしさや清楚といった価値観が付随してきたということですね。
一方で制服の着用を望む側の意見というのは、これは学校の先生だとか生徒から聞いた話なんですけれども、
やっぱり一体感を求める傾向があるっていう話を言われてました。
なのでさっき言われたみたいに全国統一の制服であれば面白くないと。
うちはこの服を着てみんなで一体感を出すということがいいんじゃないか、必要なんじゃないかっていうふうに思っている人たちがいるということも一方であるってことだと思いますね。
この学校の制服はこれ、みんなこれみたいな感じですかね。
なるほど。確かに昔僕聞いたことあると思うんですけど、アメリカとか行くと制服じゃないじゃないですか。
制服にすると子供たちが、今までやっちゃだった子供たちがそうじゃなくなったみたいな研究結果があるみたいなのを昔聞いたことありますね。
ほんとうるお声であれですけど。
そういうのもあると思いますね。
そういうあれはあるんでしょうけど、なんでも選べるっていうのが一番いいんじゃないかなと思うんですけどね。
しめむさんこれ解決策あるんですか。
制服の価格が高いということに関しては、一つは理由数の取り組みを広げるっていうところが解決策としてあるんじゃないかなと思いますし、実際にされている方も取材させていただきました。
福岡県中川市の不動産会社に勤めてある方がされている取り組みだったんですけれども、制服を寄付していただいて刺繍だとかを外してですね、それを上下セット1500円から7000円ぐらいで販売するっていうようなことをされていました。
なるほど。
それ以外にこの中で一時的にストップしてたところが多いと思うんですけれども、PTA主体でそういった理由数の取り組みをするっていうところもあると思いますね。
幼稚園卒業するときも使わなくなった制服を幼稚園に預けてくださいとか。幼稚園はそれを必要な人にあげるみたいな。
で、うちの娘が行ってる中学校もなんかそんなんやってますね。学校が主体となって理由数してる。で、申し込んだら抽選なんのかな。ちょっとあれですけど。
そんなに人気。
やっぱ安いがいいですよね。ちょっと条件とか忘れましたけど。
そもそも制服って必要なのかっていう視点はどうなんですか。
そうですね。私なんかで言えばですね、そもそも制服は必要ないんじゃないかなと思って。
私服にするか制服にするかっていうのはもうそれぞれの生徒が選べた方がいいんじゃないかなというふうに思いますね。
というのも制服であれば着たくない人もいたりとかですね。あるいは肌が感覚過敏で制服を着たらその服がチクチクして着れないとすごい不快だっていうところがあったりだとか。
学校に足が向かない不登校の子供たちが制服があるがゆえにやっぱりさらにハードが高まってるっていうような状況も聞いたことがあるので。
そういうことも子供たちがいるような状況の中で制服の着用ある意味の事実上の強制だと思うんですけど、それを続けるってことがどうなんかっていうところは割れるべきだと思いますね。
確かに。それは本当そうですね。そうまでして着らんでいいと思います。僕も。
標準服とかっていうのはどういう位置づけというか。最近よく耳にする。
制服のことを標準服と言ってる自治体があるんですけれども、それは自治体が指定するというか、うちの自治体はこの服を標準にして販売するというかデザインして作ってもらってるので、それを着て学校に来てもらってもいいですよ。あくまで標準なんですよっていうような言い方なんですけども。
それを着ている側、子供たちの側にとってみたら、事実上の制服だし、標準服を買わずに、あるいは着ずにですよ、私服で投稿するっていうことが現実的に可能なのかっていうところが考えると、もう事実上標準服は制服として強制されてるってことだと思いますね。
今標準服とかって言うんですね。
最近よく耳にするなと思って。
制服って言わずに。
そうですよね。自治体で標準服を導入するとか。
それはもう言い方をマイルドにしてるっていうことだと思いますね。
なるほどっすね。
赤いっていう制服の問題から、そもそも制服をそうやって着させていいものか、必要じゃないというか、着たくない人とか敏感な人にね、いろんな問題あるかと思うんですけど、いろいろ学校の中でもそういう討議とかした方がいいかもしれないですね。
そうですね。で、その時に大切な視点だと私が思うのは、着たい人が着るっていうのは当然あっていいというか、それはそうすればいいと思うんですけども、着たくない人、あるいは着るのが苦痛な人にまで制服を着させるっていうことをどう考えるのかっていうことだと思いますね。
相手、自分以外の他者の行動を強制するとかですね、そういうところは非常に慎重に考えてやるべきことだと思いますので、その制服っていうのがそこまでしてやるべきことなのかっていうのも改めて今の時代、必要があると思いますね。
そうですね。で、あと買うのもそうですけど、選択肢が少ないっていうのもそこに当てはまってきますよね。なんかもうちょっとフレキシブルになっていいかもしれないですね。僕、中学校の時にこのポッドキャストで言ったかもしれないですけど、生徒会長やってて、言ったよね。
靴とカバンを自由化して、それまではもう決まった白の高いシューズみたいな延長線状のやつをみんな着なくちゃいけなかったし、靴下も白じゃないといけない。で、カバンは指定のやつで、その生徒会から意見を出たやつをしましたね。自由化に。
その時はその自由化に対する反対意見は出なかったんですか?
反対意見あったと思うんですけどね。自由化になりましたね。生徒はみんな自由化、賛成だったんですよね。でももうちょっとダサかったんですよね。当時のそのあれが。で、やっぱりみんなそうしたかったみたいで。
その一体感について言えば、私自身が何か結論見えたものを持っているわけではないんですけど、どうしてそんなに一体感を求めるのか、あるいは一体感がそもそも必要なのかっていうところの視点も必要なんじゃないかなと思いますね。
なんでなんですかね。
一つ私が思うのは、いろんなところの貴族っていう形がかなり薄らいできてると思うんですよ。その家族だったり地域だったり、あるいは何かのグループとかですね。そういう中でどこかに貴族して、自分たち仲間がいるんだ、あそこで何らかの役割があるんだみたいなところを自分なりに勝ちづけたいとかっていうところが無意識にあるのかもしれないなとかっていうふうに思いますね。
そうかもですね。さっきのその生徒会で、一体感を大事にする子たちがいるっておっしゃってたじゃないですか。その子たちにちょっと聞いてみたいですよね。なんでなんて。面白いかもしれないですね。ぜひそういうご意見があったら、あのところまでまたお越し、お寄せください。
ぜひ若い方から寄せていただきたいですね。
ぜひよろしくお願いいたします。では、一旦今日こんな感じですけど、お二人いかがでしたでしょうか。なんか読者、それからリスナーの方にメッセージとして何か残したいことがあればぜひ。
制服に限らずなんですけれども、学校現場って言われると子どもたちに矯正するっていうところが主張的に行われてると思うんですよ。それを学校以外に置き換えたときに、例えばそこにいる、目の前にいる人に制服の着用、服の何を着るかみたいなことを矯正するかどうかって、そんなことされては嫌だなというかですね。
例えばうちの会社もそんなに制服着用なんてないと思うんですけども、制服着用しろとか言われたら、いやなんかなんでそのことしないといけないのっていうふうに思うと思うんですけれども、それと同じような形で子どもたちにいろんなことを矯正させるっていうことをもう少し見直した方がいいんじゃないかなというふうに思いますね。
多角的に物事を見ないとこの問題ってわからないというか、いろんな視点があるから、僕は今日話し聞いてて何回も繰り返しになりますけど、選択肢がたくさんあった方がいいなとは思います。宮崎さんはどうですか。
制服に関して何も疑問を一つも持ってなかったと思うんですね。けどこうやって篠宮さんとかが記事化したり、他にも教育面でたくさん学校にまつわる記事って出してるんですけども、若い学生、若い方から学校に関すること、例えば修学旅行とか、あとは体育祭のこととか。
修学旅行はこの間あれがありましたね、推定チェック。
などいろいろちょっと疑問に思ったことでもいいので、穴徳にさせていただいて、そこから普段私たちが考えてもなかったような当たり前と思ってたことが実はおかしいんじゃないかというところにつながっていくのかなって思います。
ぜひこれを聞いた方、それからそのお子様、お孫さん、ぜひ投稿していただけたらなと思います。
今言われた推定チェックは、私は本当に衝撃でした。風呂から上がって裸で先生にチェックを受けて、推定気付いてるかどうか確認されるって、それってまるで人権無視されてるなと思いましたね。どこの世界の無しだと。
バグ返して回ったりするんですよね。
そうですよね。
これまた穴徳のポッドキャストで、何回前ですかね、2回か3回前くらいになるのかな。ぜひ概要欄に載せておきますので、そちらもぜひ聞いてください。
じゃあ今日はそんなところでよろしいでしょうか。
篠宮さんと宮崎さんの記事は、西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。記事のリンクは概要欄に貼っています。
そして、もっと篠宮さん、宮崎さん、西日本新聞応援したいというそこのあなた、ぜひご鼓動ください。よろしくお願いいたします。
そして、これからも穴徳は読者の皆さんと一緒に成長していきます。情報提供はあなたの匿名取材班の投稿フォームやLINE公式アカウントで受け付けています。
分末にハッシュタグ西ポキャの記入をお願いいたします。引き続きよろしくお願いいたします。
そういうことでありがとうございました。
篠宮 ありがとうございました。
ありがとうございました。