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2025-06-06 18:45

32|「万博」 修学旅行で行く?九州の中学校で判断割れる

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。


 大阪・関西万博が開幕し、万博協会は若者の来場を期待する中、修学旅行で関西を訪れる九州の中学校の判断は割れています。探究学習の機会として目的地に加える学校がある一方、長蛇の列や、大半が屋外の会場での熱中症を懸念する学校も少なくありません。会場の工事現場で昨年3月、地中から発生したメタンガスに引火して発生した爆発事故も懸念材料です。九州の中学校の判断事例を記者が調べました。


◆出演:野村創(報道センター記者)、坂本信博(報道センター総合デスク)、梁京燮(MC/販売部)/ 音声編集:中富一史(販売部)/ 映像編集:三笘真理子(me戦略担当)


◆収録日 :2025年5月16日


◆野村創記者の記事一覧
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◆坂本信博記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/1/


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サマリー

万博のオープンを受けて、九州の中学校では修学旅行先としての選択肢が話題になっています。しかし、実際には万博を訪れる学校が少ないことが分かっており、その理由として交通や物販の問題が影響しています。九州では修学旅行の行き先として万博とUSJの選択に意見が分かれています。教育的観点や安全面など、さまざまな要素が学校の判断に影響を与えています。

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西日本新聞Podcast
西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで、
読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材犯の果敢な挑戦を紹介し、
リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
どうも、西日本新聞社の両教授です。
西日本新聞社の坂本信弘です。
西日本新聞社の野村はじめと申します。よろしくお願いします。
はじまりましたね。
このレイアウトが斬新すぎて、ちょっとドキドキしてるんですけど、
YouTubeご覧の方は分かるんですけど。
スタジオの席の景色が変わったという。
そうですよね。
真ん中、ど真ん中に私がいていいのかって。
いいですよ。
お役に立たせております。
今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
修学旅行の思い出
修学旅行なんですけど、坂本さんどこ行きました?
私はですね、中学校の時は霧島宮崎だったんです。
実はそれまで、小学校時代は鹿児島に住んでました。
中学校は福岡だったんですが、小学校の時の修学旅行は霧島宮崎。
福岡に来て中学校の修学旅行は霧島宮崎ということで、
同じ場所に2回行きました。
転校生の。
南九州から北九州への転校生があるあるかもしれませんね。
霧島宮崎ってどこ行くんですか?
高千穂に登ったりとか、あと宮崎の青島の先頭に2回行きました。
結構移動するんですよね。
そうですね。なので、高島からすれば小学校の修学旅行の範囲だと高千穂とか辺りで、
中学校の福岡の修学旅行の範囲だと、今はちょっと変わったのかもしれませんけど、
当時は鹿児島宮崎が辿る距離だろうということで。
僕は山口県だったんですけど、小学校の時は広島で、中学校の時はあそこ行きました。
大阪、京都ですね。
大阪、京都で京都のどっかく見て回ってみたいな。
最近はですね、福岡の小学校とかは長崎とかで、中学校だと関西行ったりするんですかね。
昨日たまたま長崎の原爆資料館取材で行ったんですけど、
むちゃくちゃ修学旅行生多くて、全然見れませんでした。
この時期ですね。
広島の原爆資料館も新しくなってて、少し前僕行ったんですけど、すごい綺麗になった。
僕今娘が福岡で中学生やってるんですけど、次どこに行くんかなといろいろ話し合いしてる。
選べるんですか。
いやいや、先生方か。
候補としてはどの辺なんですか。
候補なんて言ったかな、ちょっとその辺はわからないですけど。
小学校の時はあそこ行きました、長崎。
長崎やっぱそうですよね、ハウステンボスとか。
いや、雲泉の方行って泊まるんですね。
三井国南の行って帰ってくるって。
船で。
船がありますもんね。
いいですね。
島原からですね。
みたいな結構長いコースで行ってましたね。
野村さんは小学旅行。
野村 私はちなみに、私はですね、小学校の時は大分別府。
で、中学校は京都奈良だったんですね。
北九州。
野村 北九州からですね。
やっぱあっち行きますよね。
そうですね。
今日は、小学旅行の話も後で出てくるんですけど。
万博の影響
万博がオープンしてっていうところですね。
どんなお話なんでしょうか、坂本さん。
野村さんから。
野村 以前、去年の年末ぐらいに小学旅行がですね。
今、ホテルとかバスとか待機が上がって、なかなか厳しいというような話を書いたんですよ。
その時にですね、今年は万博があるので、万博どうなんですかっていう話をちょっといろいろ聞いてたら、
あんまりもう万博行かないんじゃないかみたいな話があったもんで、ちょっと調べてみようかなと思ってですね。
今度、小学旅行で4月に始まったのでですね、万博に行くかどうかっていうのをちょっと調べてみたというのが今回の取材のきっかけですね。
タイミングいいから行きそうな感じですけどね、万博。
そうなんですけどね、それがそうでもないというような話でした。
なるほど。じゃあよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それであれですよね、その小学旅行をどれぐらい万博に行くんだろうかということで、野村さん。
私もちょっと一部手伝わさせてもらって、あちこち取材をしてみたら、案外少なかったというところで。
万博オープンして1ヶ月ぐらい経つんですかね、今収録。
そうですね。
そうですね。
行きました?
いや、私行ってないですね。
いや、私も行ってないですね。
いや、僕も行ってないですね。息子は行きたい行きたい言うんですけどね。
いっぱい入ってるんですかね?
4月の13日に開幕して1ヶ月なんですけども、一応一番来場者が多かったのは開幕日で、それが12万人ちょっと来たんですけども。
それがピークで、平日はなかなか1日で10万人を超えたのが1日ぐらいですかね。
そんなに当初の目標よりは下回ってるというような状況みたいですね。
そうなんですね。
で、万博協会の方は若い世代に来てほしいということで、就学旅行の来場を促してるというような状況です。
なるほど。じゃあその就学旅行行くかどうか、どういう判断を学校はしているんですかね?
ちょっと各県に聞いてみて、統計的に出そうかなと思ったんですけども、就学をまだ今の段階ではまだ進学期が始まったばっかりでしてなかったもんで、
ちょっと全体状況はよくわからないんですけども、これはちょっとですね、オフレコで言うと、ある市役所の人が言うにはあんまり行くところは多くないんじゃないかと。
それはなんでかっていうと会場が広くて、バスの乗降場から入場のゲートまで約1キロぐらいあって、結構歩いて時間がかかると。
その周辺の交通渋滞とか、会場内行列ができないという話ではあったんですけども、行列ができているというようなこともありますよね。
時間が読めないということで、ちょっと敬遠するような学校があるというのが一つ。
確かに。
それからですね、会場の物販とか飲食がキャッシュレス決済のみということで、ちょっと今これも詳しく調べてないんですけど、スマホがあればですよ。
みんな簡単にできるんでしょうけども、スマホを持たせてないというような状況の中で、これもちょっとニモカとかですね、iカードは使えるみたいなんですけども、準備させるのがネックだとか。
それとですね、去年の3月にメタンガスが会場に発生したという事故がありまして、それを心配する保護者の声とかいうのもあって、
中学旅行は学校で判断するんですけども、なかなか行くところは少ないんじゃないかなという声がありまして、
実際、例えば福岡市では市立中学校71校中は5校程度というふうに聞いてますし、
だいぶ少ないですね。
ただ一方で福岡県の能潟市は貴重な体験ができるというようなことで、市立中学校の4校中3校が中学旅行で万博に行くと。
これはちょっとからくりみたいなところもあって、企業から入場券を寄付されているというようなことがあって、そういうのもあってですね、能潟市の方は行かれるというようなことみたいですね。
私が取材したのは福岡県の活躍のある中学校で校長先生に話を聞いたんですけども、その中学校は去年までは毎年冬に中学旅行で、
京都と神戸の阪神大震災の関連施設を訪れていたと。
ただ今年20年ぶりの万博で滅多にない機会で、未来を互換で感じられるということで、学校の方針として今年の行き先は京都と万博に帰る。
神戸の震災関連施設に行くのをやめて万博に差し替えることにしたと。
ただ今年の夏も猛暑が予想されていますので、一部の保護者の方からはすごく心配する声が出ている。
特に特別支援学級にお子さんを通わせている方が、その炎天下で長時間行列というかさせられるのか。
行列ができない万博だという謳い文句でしたけども、実際は今行列がやっぱりかなりできているということで、お子さんとしては非常に心配。
心配ですね。
夏の暑い中、行列並ばさせたくない。
そうですよね。日陰も少ないとも言われていますので、すごく心配だと。
加えてさっきのキャッシュレスの問題とか、好きなときにお茶を飲めない可能性がありますよね。
そうですよね。それで学校側としては安全第一を掲げて、それは保護者の心配も最もだということで、教職員が会場を事前に下見したりとか、
あと代理店、いる子代理店とかを通じて最新情報を集めて、就学旅行の前に生徒とか保護者に発信するようにしますということを校長先生が申し上げました。
この混雑とかメタンガスの発生など気になる情報は確かにあります。
ただそれでも万博という機会を子どもたちに経験させたいということで、今のところ方針に変わりはないということでした。
非常にいいことだと思いますけどね。万博なかなかないですか。
料金問題と選択肢
そうですよね。あとは佐賀県のある中学校では万博の、本来であればUSJに行きたいところなんですけど、宿泊費やUSJの入場料が高騰しているということで、規定の上限、旅費の上限を超えてしまうということで万博を選んだと。
ちょっと補足すると、USJは結構値段も張るんですけども、万博については入場券が、就学旅行生は高校生で2000円から2400円、中学生以下は1000円というふうに割安に設定されています。
そういうことで就学旅行生も行きやすいという事情があるみたいですね。
あとは万博効果で大阪府内の宿泊施設の料金がのきなみ高騰しているというのもありますね。
なるほど。
私がこの夏の甲子園に向けて記者を派遣することになるので、いろいろ記者の宿泊先の手配をする必要があって調べたんですけど、やっぱりかなり値段が上がっていてですね。
そうですか。
なので早めに事前終わりみたいな形で予約をしようとしているんですけども、それも今後万博の影響で、そう簡単に今のところ値段が決められないみたいなことを先から言われていると。
なるほどですね。
いますので、就学旅行としてもなるべく積み立てで行ってるんでですね、予算を抑えないといけないというのはわかるんです。
なのでUSJから万博に切り替えたというところもありますと。
ただ一方で先ほど野村さんが福岡市内で5カ所だけ万博行くところがあるというお話だったんですが、福岡市内の別の一律中学校ではUSJに行ってるところもあって、
例えばUSJに行って京都行っているという従来通りの中学校もある中で、一部の学校ではUSJは値段が高いので行けませんという説明で万博に切り替えるということがわかって、
保護者の方からすればちょっと不公平じゃないかという声も出ていると。
なるほど、こっちの学校では勢いよるのに。
そうですね、同じ一律の中学校なのにということですね。福岡市の場合は62300件が上限だということで、その範囲の中でどこに行くかは学校が決めることになっているということだそうです。
なるほど。子供たちからしたらですね、USJもめっちゃ楽しいですからね。
だから去年一昨年とかずっとUSJに行ってて、うちらだけなんで万博なのっていう。
修学旅行の方針
そういう思いもあるんですね。
USJもなかなかね、こっちから行くってなると結構お金がかかるので。
修学旅行でUSJがどうなのかという考えもありますけどね。
そうかそうか、教育面としてはですね、万博は教育と言われると教育かなと思うんですけど、いろんな考え方があるのかなとは思います。
万博はいろいろトラブルが続いているというのが先ほどメタンカスの話もありますけど、運営側の不適義がかなり目立っているので、そこに子供たちを送り出せるのかって心配になる保護者の方の気持ちもよくわかる。
よくわかるですね。
広いっていうのもやっぱり心配ですよね。
先ほど坂本さんが言ったようにね、今からすごく暑くなりますからね、その辺がちょっと心配ですよね。
熱中症で亡くなられた方もいらっしゃいましたもんね。
USJと万博って隣ですよね。
近いですよね。
近いですよね。
なのでなおさらでしょうね。
なおさらですよね。
見えてる中で子供たち万博に向かっていて、本当だったら先輩たちとか兄ちゃん姉ちゃんはUSJに行けたのにって思う生徒もいるでしょうね。
両方行けたら一番いいんでしょうね。
でもね、万博は今年しか行けないわけで、USJはまた別の機会があるかもしれないので、その辺がどう思うかっていうところは色々あるかもしれませんね。
万博行ってみたいですね。
いろいろ賛否いろいろ。
ありますけど。
なるほど。
教育、学校側もこれ判断難しいですよね。
そうですね。
子供たちの意見もあるでしょうし。
とにかく校長先生が言ったのは安全第一だと。やっぱり事故は絶対に起こしちゃいけないので。
そうですね。
学校側ちょっと難しいのはですね、だいぶ前に決めないといけないというのがあるから、工事も遅れてたとか色々なのがあって、どんなものかわからない中で決めるっていうところもちょっと難しいところなのかもしれませんね。
そうですね。確かに事前のしおりを作ったりとか子供たちが就学旅行先の勉強をしたりとかってありますもんね。
ありますよね。授業のお借りくらいが入ってますもんね。
安全と楽しさ
そうですよね。その活躍の中学校については去年は冬だったんですよね、その炎天下対策もあって、ただ晩泊は今年の9月までということで暑い時期に行かずの得ないということで、
その学校については極力晩泊を訪問する時期を秋に、暑い時期を避けたいということで9月に行くことにしたということでした。
9月も暑いですけどね。
そうですね。
そうですね。
もう暑いそうですね。
早くね。
早くね。
今日だけの今日ぐらいから暑いですね。
そうですね。
終旬ですけどね。
暑いですもんね。
そうですね。
本当健康第一で就学旅行を楽しんでもらえたらなというふうに思います。
そうですね。
あと野村さん、言い残したこととか伝えたこととかあれば。
どうですか、坂本さんから。
そうですね。
うんの。
旅は本当にしたいんですよね。
旅したいですね。
旅したいですね。
日常生活が。
ここではないどこかに。
大人の就学旅行に。
行きましょうか。
旅したいですね。
合宿っていう名目で。
そうですね。
はい。
ポッドキャスト合宿で。
いいですね。
野村さんいかがでしょう。
野村 そうですね。
やっぱりね、暑いですよね。
やっぱり就学旅行っていうのは一生の思い出に残るものだから、
行く場所に不満とかあるかもしれないですけど、
それはそれで楽しんでほしいなというのが正直なところですね。
本当そうですね。ということでよろしいですかね。
最後に坂本さんと話したい内容があって、
最近始まったポッドキャスト番組、
聞く西日本新聞のニュース解説なんですけども。
坂本 これは今週2回配信してまして、
元論説委員長とかソウル都会議員とか東京で、
内閣外交財政を取材したことのある編集局次長の2人が、
後退後退で出演してくれてるんですけども、
本当に聞いてるだけで、聞く私も収録に立ち会ってるんですけども、
頭が良くなったような。
そうなんですよね。
いろいろ物の見方とかニュースの裏側とか、
その話を聞いた上でもう一遍記事を読んでみると深読みできるという。
そうそう。
新聞読むのがこんなに楽しくなったのは、
あの番組始めてからですよね。
そうですね。
めっちゃ面白い。
あれは本当に一押しの番組ですね。
一押しですね。ぜひ聞いていただけたらなと思います。
野間さんも聞いて。
そうですね聞いてみます。
ぜひぜひ。
ぜひ。
面白いですよね。
そうですね。
久保田さんが何を言い出すかちょっとドキドキしながら。
爆裂トークの久保田さんと、
爆裂トークと。
話も上手ですからね。
そうですね。
この冷静で的確な久保田さんというこの二人のキャラクターの違いも、
新聞社の魅力というか多彩な人材がいるんだなというのを改めて感じます。
ぜひ新聞取ってらっしゃる方、
それからまだ新聞取ってない方もですね、
新聞片手に聞くと本当に面白いと思います。
まさに聞く西日本新聞ということで、
耳から読んでいただくと。
ぜひ聞いて読んでいただけると嬉しいでございます。
そしてこれからもアナ読は読者の皆さんと一緒に成長していきます。
野村さんと坂本さんの記事は、
西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。
記事のリンクは概要欄に貼っています。
そして情報提供もしあればですね、
あなたの匿名取材犯の投稿フォームやLINE公式アカウントで受け付けています。
分末にハッシュタグ西ポキャの記入をお願いいたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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