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2024-10-27 17:01

書籍「ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち」

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こんにちは、ninjinkunです。
サバゲーに行く行き帰りは、電車での移動時間が結構ありますので、本が結構読めるんですけど、そこで今回読んだのは、
「ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち 高橋真樹さんの著書」ですね。
これは、私が聞いているアフターシックスジャンクションで前に紹介されていた本で、
この本の前に、これは今年の結構早めに読んだ、「ガザとは何か? パレスチナを知るための研究講義」っていう岡まりさんの本を読んだこともあって、
本当にね、パレスチナのかなり最悪という言葉では言い表せないような状況になってますけど、
正直あんまり日本に暮らしている身としては、パレスチナのことをそれまでよく知らなかったので、
この機会に、この前のガザとは何かもアトロクで紹介されていて、
もうちょっと自分としても知っておきたいなと思って読んで、こんな状況とかイスラエルとの関係とかがあるんだなっていうのがある程度理解が深まってたんですけど、
こっちのガザとは何かの方が新しい出版なので、多分最新の情報性が反映されていて、
こっちの僕の村は壁で囲まれたの方は、これは2014年の出版なので、
違う、17年って書いてあるな。
14年ってどっかに書いてあったんだよな。
何せよちょっと前の話なので、今の最悪な状況が起こる手前の状態ではあるんですけど、
それでも本当にイスラエルからの弾圧としか言いようがないような状況を描いた本になってます。
こっちの僕の村は壁で囲まれたの方が、パレスティナにいる子どもたちっていう副題がついてるところもあって、
実際のパレスティナの村に暮らしている子どもとかがどんな暮らしぶりかとか、
例えば学校に行くためには見聞所を通らなくちゃいけないんですけど、見聞所では2,3時間とか待たされることもざらだし、
何か例えば講義活動とかがあると見聞所が閉まって行き来ができなくなって、
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なので学校に行けなくなったり、逆に向こう側に行ってると帰れなくなったりするみたいなことが日常的に起こってますっていう話とか、
あともっと痛ましいのは、病気とかになったり、あとは妊婦さんが出産するってなったときにも、
病院に行くときにもこの見聞所で止められて、きれいに3時間放っておかれるから、
その間に容体が悪化したりとか、何か緊急で処置が必要な人がそれで生涯が残ってしまったりとか、
そういうことが起こってるっていうふうに書いてあって、そういうものね、本当に恐ろしい話だなっていうふうに思いますね。
この本はね、もうちょっとイスラエルからの入植みたいな議事実態がいろいろ書かれてて、
そのパレスチナの土地が国連の合意のエリアをイスラエルは大幅に超えて実行支配してるんですけど、
さらにそのパレスチナ側の土地にどんどんもっと食い込んできてるんですよね。
で、そこで、もともとパレスチナ人が暮らしてる村を壁で囲んで、
彼らを中に閉じ込め、行き来は見聞所でチェックし、
で、それ以外のエリアに強制的に立ち向かせて住宅を自分たちで建設して、
そこにイスラエルの人たちを住まわせるという、そういう入植地っていうものがいっぱいあると。
なのでそのパレスチナって言っても、パレスチナ人が住んでるエリアと入植されたエリアみたいなのが結構真鱈になっていて、
なかなかそういう一概にパレスチナって言ってもそういうふうになってるっていう状況が書かれていて、
入植地って言葉は知ってたんですけど、実際にどういうものかはあまりイメージがなかったので、
この本はそういうものがかなり詳細に書かれていて、勉強になりますね。
壁でね、分離壁っていう、壁で囲まれてるっていうのもなかなかすごいですよね。
コンクリート製の、高さ8メートルのコンクリート製の壁。
だから本当にこれだけあると超えられないですよね。
鉄縄網とか電気が流れる柵とかがある場合もあるということなんで、
本当になんて言うんでしょうね、悪い言い方すると家畜みたいな扱いですよね。
本当にやばいところですが。
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そういうリアルさを勉強するには、この本はすごく良かったです。
あとは、他に何か新しく得た知識で言うと、
イスラエルがね、当初、イスラエルって今はナチスのホロコーストをめちゃめちゃ批判してるというか、
ホロコーストから立ち直った国っていうか、乗り越えた国みたいな感じの立場をとってるんですけど、
ホロコーストの時は、実際はナチスドイツに協力したりして、
ヨーロッパから裕福のユダヤ人をイスラエルの方に避難させて、
そのお金を使って国力を高めたみたいな、歴史的な経緯があるらしくて、
で、そのホロコースト時代は、ホロコーストで、例えば、
強制収容所に入った人たちを、イスラエルの人たちはちょっと弱いイスラエル人、
弱いユダヤ人として軽蔑していたとか、そういうことも書かれてて、
後付けで、多分そのアイヒマンの裁判とかがイスラエルで行われて、
そのあたりで、ユダヤ人としての受難みたいなのが、
そのホロコーストだったっていう立場にどっか転換していって、
そこで、そこから悲劇を乗り越えた国みたいな、
ホロコーストを利用する方向に転換していくみたいな、
なので、当初はホロコーストには冷淡だったんだけど、
後にそれを利用する側に回るっていう、そういう流れが書かれてたんで、
その辺は全然知らなかったので、
ナチスドイツに協力までしたっていうのは、なかなか凄まじい話ですよね。
今、取ってる立場と全く違いますが。
なので、そういうふうに、
いろんなことを都合よく利用してきた国という実態はあるんだなっていうふうに思いましたね。
あと、何かね、あったんだよな。
ちょっと一回停止して調べよう。
そうそう、見つけました。
イスラエルの中にもパレスチナ人が、
イスラエル市民権、イスラエルの国籍を取って住んでるっていう人たちが結構いて、
この人たちはイスラエル人としてパスポートを取ったりできるんですけど、
なので難民ではないんですけど、
この人たちはイスラエルが建国された時に、逃げずにそのまま残った人たちみたいな感じらしいです。
なんですけど、この人たちはめちゃめちゃ差別されていて、
イスラエル、ユダヤ人の、パレスチナ人ではないイスラエル人は、
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自由にイスラエルのどこにでも住めるんですけど、
イスラエル国籍を持っているパレスチナ人は、
イスラエルの中の30%ぐらいのところにしか住めないっていう風に制限がされているらしいですね。
あとは、実際に仕事に就くときもかなりいろんな差別があって、
なので難民でこそないにせよ、かなり虐げられた存在という実態があるみたいです。
これは全然知らなかったので、
イスラエル国籍があるならそれなりに自由があるのかなと思ったんですけど、
明確にこの人たちも差別されているという感じのようです。
あとは、イスラエルがパレスチナの方に入植していって、
ある程度併合した村の中では、
イスラエル国籍を取るかという選択肢を迫られる人たちもいるらしいんですけど、
結局国籍を取ったとしても同じように差別され続ける人生なので、
それも本当に無理やりイスラエル国民に支援をして、
イスラエル軍が強権的にやっていることのようですけど、
なかなか出口がない話だなというふうに思いました。
という感じで、この本はね。
あと良かったのはですね、
最後にパレスチナ問題の支援を行っているNGOのリストみたいなのが付いていて、
ここでこの本でも取り上げられたパレスチナの子どものキャンペーン、
パレスチナの子どものキャンペーンか、
っていうNGOが、いろいろな活動が取り上げられていたので、
この人たちに寄付をしたら少し助けになるかもというので、
私は去年は国境なき資団に寄付はしたんですけど、
このパレスチナの子どものキャンペーンも仲良さそうなので、
ちょっと寄付をしようかなと思います。
本当に重い。
重いといっても、内容は重いんですけど、
文体が結構軽い感じで、読みやすく書かれていて、
あとページ数も200ページぐらいなので、
本当にサバゲーの生き返りでサッと読めました。
サバゲーっていうのは要するに、
エアガンを持って戦うもので、ある種暴力的なゲームなので、
サバゲーの生き返りで読む本としては、
正直相性はあんまり良くなかったんですけど、
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今から何をしに行くんだろうな、みたいな気持ちになりましたが、
読むことはできて良かったですし、読みやすい本でした。
なので、この辺のガザの問題について知りたかったら、
ガザとは何か?パレスチナを知るための緊急抗議のほうが、
多分最近の話なのでお勧めで、
もうちょっと現地の生活の実態とかを知りたかったら、
僕の村は壁で囲まれたパレスチナに生きる子供たちを読むのが良いんじゃないかなと思います。
もちろん、自分が全然この2冊しか読んでないので、
多分もっと他に良い本がいっぱいあると思いますので、
そういう本があったら教えてほしいかなと思います。
という感じで、本を読んだ話でした。ありがとうございました。
他にも気づいたことがあったので追記しますけど、
イスラエルの徴兵制についても触れられていて、
男性も女性も両方兵役があるということは知っていたんですけど、
男性は最低32ヶ月、女性は最低24ヶ月の兵役。
だからかなり長いですよね。
さらに45歳まで予備役として月に1ヶ月ぐらいの予備役の期間があるということなので、
かなりイスラエルは徴兵とか国全体でこの軍隊に対して
同志というかコミットをしていることは知っていたんですけど、
こんなに全員が長期間、軍務に関わるっていうのを国全体でやっているっていうのは、
いやすさまじいなっていうふうに感じましたね。
あとは徴兵制と関係ないんですけど、
エルサレムの地図が結構詳しく載ってて、
エルサレムについて特に聖地らしいということしか知らなかったんですけど、
今エルサレム市って呼ばれているところはかなり広いんですけど、
元々の有名なエルサレムはエルサレム旧市街っていうすごい狭いエリアらしいですね。
1km四方とか言ってたかな。
もうちょっと1km四方に満たない城壁に囲まれたエリアらしくて、
ここにいろんな嘆きの壁とかね、こういうものがあると。
で、ここを中東戦争の後にイスラエルが、
元々はこのエルサレム旧市街はパレスチナの領土だというふうにされたんですけど、
中東戦争の後にイスラエルがこっちも実行支配して、
入植してどんどん拡張してますと。
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イスラエルは、もうパレスチナもエルサレムを自分たちの州だと言ってるんですけど、
国際社会的には最初に、
第一中東戦争の時か、中東戦争第五次ぐらいまであるんだっけ。
ですけど、最初の中東戦争の時に惹かれたグリーンラインっていうところまでが国際的に認められた国境なので、
今イスラエルがエルサレムだって言ってるところは半分ぐらいは本当はパレスチナの領土であるということで、
今、国際社会的にはエルサレムは首都ではないとされているんですけど、
この本はちょうどドナルド・トランプが選挙で、かつ手前に出版されているのかな。
ドナルド・トランプが選挙で、勝った直後ぐらいっぽいですね。
なので、確かトランプはエルサレムを首都だというふうに認めて、
米国大使館をエルサレムに移転するっていうことをやろうとしてたんですよね。
多分まだ実行されなかったと思うんですけど、
今回アメリカ選挙で、もしトランプがもう一度勝ってしまったらどうもそれを実行しそうということで、
そうなるとこのエリアをアメリカがイスラエルの領土だというふうに正式に認めるっていうことになるっぽいので、
本当にとんでもないなということをしようとしているのがわかりますね。
という感じで、エルサレムってときにあんまりイメージがなかったんですけど、
地図が載っていたおかげで、ちょっと状況がわかったという話でした。
はい、この辺りにしておきます。
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