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2025-08-08 19:36

ドキュメンタリー映画「イスラエル主義」

サマリー

ドキュメンタリー映画「イスラエル主義」では、アメリカに住むユダヤ人がイスラエルとの関係を探る旅を描いています。主人公のシモンさんはイスラエルの観光ツアーに参加し、民族意識を育んでいきます。後に彼はパレスティナの実態に目覚め、反イスラエル団体に関わるようになります。また、映画ではイスラエルとユダヤの複雑な関係が考察され、アメリカの大学における新イスラエル団体の影響が示されています。さらに、アメリカ人がイスラエル軍に参加するケースや、中東問題への認識の変化にも触れられています。

アジアンドキュメンタリーズ映画祭の紹介
こんにちは、ninjinkunです。
先週、アジアンドキュメンタリーズ映画祭というのに行ってきまして、これはアジアの中心にしたドキュメンタリーをホスティングしている映像配信のサイト、アジアンドキュメンタリーズというサイトがありまして、
ここが主催する映画祭ということで、普段は配信で流している番組を映画館で流しますという企画ですね。
これは、私が愛称しておりますTBSラジオのアフターシックスジャンクション2のパーソナリティーの宇田丸さんが出るというので、宇田丸さんは前からこのアジアンドキュメンタリーズ番組でも何回か取り上げられていますし、
今、このアジアンドキュメンタリーズを主催する丸野さんという人と本を作っているというね、このドキュメンタリーに関する本を作っているというのを前から言っていて、結構執筆に時間がかかってようやく操作できそうということを聞いていたんですけど、
そんな感じで自分もこのアジアンドキュメンタリーズに興味はあったんですけど、まだ加入するまでは行っていなかったんですが、映画館でやるということで、さらに宇田丸さんのトークもついているということだったので、じゃあそういうことなら一回行ってみようかなというので、映画祭自体は2日間いろんな番組を流しながらやっていたんですけど、
私は最後の回だけチケットを買って、直前に買って行ってきました。
自分が見たのはですね、イスラエルシリっていう作品で、84分の作品ですね。
アメリカで作られています。これはどういう作品かというと、今ね、本当にガザーの話が毎日ニュースに出てこない日はないという感じで、非常に自分もずっと心を痛めていることではあるんですけど、
このイスラエルシリ自体はガザーの話とは直接はつながっていなくて、アメリカで暮らすユダヤ人の人たちがどうやってイスラエルとつながっているのかという話を書いていますと。
主にフィーチャーされるのはアメリカ生まれのユダヤ人の人たちで、主人公は一番出てくるのがシモーンさんという女性の若い人が出てくるんですけど、
この人が自分がどういうふうに育ってきたかみたいなことを話してくれて、その中でまずユダヤ人学校に入って、そこで例えばヘブラ英語の勉強とか、イスラエルはこういう国だっていう教育をね、そういう学校に入ると小さい頃から受けるというので、
そういうふうにそもそもイスラエルに対する知識とか歴史というものがユダヤ人学校に入ると教えられて、さらにある程度の年になるとイスラエルの無料観光ツアーのバースライトというやつに参加できて、
これがすごくてですね、10日間とか2週間弱のプログラムで、イスラエルに若いユダヤ人を世界のいろんな国から送り込んで、イスラエルの文化を体験してもらうと。
その中に軍隊入隊体験まで入ってて、そこでイスラエルの国防に関わることで、そういう民族意識とかイスラエルに対するナショナリズムというのを育んでいこうという感じの企画になっていて、
まずこのツアー自体はとても参加している人たちは楽しそう。若いティーネイジャーの人たちが修学旅行みたいな感じで外国に行って、しかもそこが自分たちと同じ民族の国だよって言われたら、これ上がるよなって感じしますね。
そしてすごいライブみたいな派手なパフォーマンスがあったり、有名な嘆きの壁とかそういう観光地を巡ったり、またヘブライ語であの街の人と話ができて嬉しかったって言ってて、なるほど、確かに習ってきた言語で話できたら嬉しいよなとかね、そういうツアーがあるらしくて、
それをやっているのがAPACっていうアメリカのユダヤ人ロビー、これを直接ホスティングしているのかわからないですけど支援はしているわけですよね。
ユダヤ人ロビー団体でかつイスラエルを支援しているというのが正しい定義になると思うんですけど、そういう感じでアメリカとか他の国に住んでいるユダヤ人に新イスラエルになるような働きかけが強くなるよというのがまず書かれるんですけど、
その中でこのフィーチャーされているシモンさんは大学に進学した時にパレスティナ系の学生たちを中心にして、
イスラエルに軍事的な支援をしている会社に対する大学からの支援をやめろという大学への抗議活動をしている学生たちと、
学生としての決議を出す討論会みたいなのに、イスラエル側を支援するユダヤ人として同じく学生として参加した時にパレスティナ系学生の言っていることが初めて聞くことばっかりで全然わからない。
例えばジェノサイドとか民族浄化とかそういうことが言われているんだけど、全然私そんなこと聞いたことないということに気づいて、
一応入学外国に入るときに親からこういうこと言われたらこういうふうに返しなさいというハンドブックが出ていてそれを渡されたと。
非常によくあるイスラエルに対する言説なんだけど、
イスラエル側からはこういうふうに返しなさいというマニュアルまであるような世界観になっているので、
そこでシモンさんは結構混乱してどういうことなんだろうというので興味を持って、この人の行動力がすごいところなんですけど、
パレスティナに実際行ってみて見に行くツアーに参加するんですよね。
これはなかなかすごいんですよね。
ちゃんとそのツアーをやっているパレスティナ側の団体もあって、
いろんな世界の特にアメリカから実際にパレスティナを見に来てもらって、
例えばここの通りはパレスティナ人は自由に出歩きできませんとか、ここのゲートをくぐらないと向こう側には行けませんとか、
ここはイスラエルの車は自由に通れるけどパレスティナの車は毎回止められますとか、
そういう実態を聞いて、あっちが入職者のいるエリアで、
だから基本的には軍隊が守っているし、入職者も武装しているしっていう実態を見て、
このシモンは目覚めていくわけですよね。
シモンの変化と活動
最近ウォークムーブメントって結構有名になって、
ウォーク自体はもっといろんなLGBTQとか女性の権利とかそういう方向にきっかけにしている言葉ですけど、
この人もこの人でそのパレスティナの実態に目覚めていくというので、
そこでもうこんな嘘を教えてきた連中に我慢ならないというので、
ユダヤ人だけど反イスラエルっていう、そういう団体に入って、
パレスティナを解放しないことには私たちの自由もないというような行進を行ったりするという、
そういう活動の方に身を投じていくという、それが主なストーリーラインになっておりますというので、
まずユダヤ系の人がイスラエルに反対している人たちがいるっていうのは自分は聞いたことがあったんですけど、
初めてそういう人を実際にドキュメンタリーで見たんで、これかっていうのと、
そのデモの様子とかも出てて、
ちゃんとそういう、むしろ例えばその中に出てくるユダヤ人のラビ、
中ではラバイって言ってたんで、多分英語だとラバイになるんですけど、
だから宗教的な指導者ですよね。
ラビが、その人は真パレスティナなんで、
ユダヤ教っていうのは本来の教えをちゃんと考えていくと、
今のイスラエルの行動っていうのは絶対に違うっていう。
そういうユダヤ人っていうのは非常に弱い立場から生き延びてきたっていう伝統を持っているから、
そういうふうにさらに弱い人たちを叩くってことは絶対違うっていうことを言って、
私たちの伝統にちゃんと立ち帰りましょうっていうことを言ってて、
なるほどっていうね、そういう発言もあったりして、
これはこの作品の中ではそういう人たちがいることはある種の希望として書かれていて、
パレスティナのツアーを主催しているパレスティナ人、この人たちも英語うまい。
確か出てる一人はアメリカ生まれ、だからアメリカ人だけどパレスティナに今住んでいる。
パレスティナルーツのアメリカ人でパレスティナで多分ツアーをやってるんでしょうね。
この人たちは特にアメリカのユダヤ人に働きかけをして、
その人たちに実態を知ってもらって動いてもらうのが一番強い力になり得るっていうふうに考えているみたいで。
なのでまずは特にアメリカが一番イスラエルの支援国だと思うんですけど、
そこに働きかけをしているのがアメリカのユダヤ人新イスラエルロビーだというのは結構有名な話なんで、
まずその力を切るというのがね、そのためにはアメリカのユダヤ人に
実態を知ってもらって動いてもらう必要があるというので活動をしているというので、
なるほどなっていう、確かに一番可能性があるのはそこだろうなっていうのは簡単じゃないんですよね。
わかるなという感じなんで。
そういう活動をしている人たちがいるっていうのもすごいことだなと思いましたね。
で、あと何持ったかな。
この大学が2つぐらい紹介されるんですけど、このシモンさんが入ったのが
大学におけるイスラエル主義の影響
カリフォルニア大学バークレイコーっていう、ここはバチバチのリベラル学校なんで、
いろんなコミュニケーションとかそういうものの中心になってきたような学校だから、
だからおそらくそういうパレスチアの学生との討論みたいなことに遭遇したんだと思うんですけど、
一方で別のアリゾナの大学では、そこでユダヤ人を支援している大学内団体みたいなのがいて、
その人たちはバチバチの新イスラエル団体なんで、そこでイスラエルに対するいろんな情報を撒いていたり、
もっとSNSで発信しなくちゃとかそういうことをしていて、
この大学はそういう政治にあまり興味がないから助かるみたいなことを言っていて、
多分こういう大学も多いんだろうなというので、
どういう学校に入るかどうかで、多分実態を知っているかどうかは全然変わるんだろうなっていう、
それぐらい新イスラエルの勢力というのは非常に強い力を持っているということが描かれておりました。
あとはもう一つは軍隊に入る、イスラエル軍に入るアメリカ人というのももう一つフィーチャーされている存在で、
さっきのバースライトのツアーで、
1週間の今日の中で軍隊で体験もあるというのがあったんですけど、
そこでこれだと思った若者はイスラエルの国籍を取ってイスラエル軍に参加するということができるらしくて、
それで実際に現地で軍隊に勤務して、
その中でパレスティナの方に行って、
現地の治安維持軍に入って、
実際にそのパレスティナの人たちの家に押し入ったりしたという経験を後から語ってくれる人とかもいて、
その人は今となってはそれは非常に自分の傷になっているみたいな、後悔しているというようなことを聞いたんですけど、
でも普通に同じユダヤ人学校を出た人たちの中には、
結構友達もイスラエルの軍にそのまま入った人はかなり多いみたいな話をしていたので、
そういうパスもあるのかという、アメリカ人として生まれたけどイスラエル軍に入るという、
それが直接の自分たちの民族への貢献だというふうに推奨されるというか、
強制はされないにせよ、いいものだとされるという、
そういうルートがあるというのは結構衝撃を受けましたね。
この映画の後に宇多丸さんともう一人、東大の先生だったかな、
のアフタートークがついていたので、
鈴木先生がこの人かな、中東地域研究センター特任準教授と書いてあるな、
多分その中東問題に詳しい人だと思うんですけど、のトークがついていて、
その中で言われていたことで、まずこのドキュメンタリーが作られた年に注目してくださいと、
2023年ですと、これはガザのハマスによるテロが起こる前に作られている作品なんで、
今と全然状況がまた違うというので、
アメリカで目覚めつつあるユダヤ人みたいなのに希望が託されているけど、
今全然そんなこと言えませんよね、実際まだそういう人たちは活動しているし、
あとは最近はイスラエルの中でもパレスティナ状況これはさすがにという人たちも出てきたけど、
全然起こっていることはもっとひどくなっているので、
今から見るとこれは結構楽観的なドキュメンタリーにも見えますねという感じの話をしていて、
そうだよなというふうに思わされたというね。
あとはこの映画のタイトルがイスラエル主義だということに注目してくださいと言っていて、
ユダヤ主義じゃないと。
作中でも中で、
ユダヤという言葉を言った後に、これはイスラエルだなというふうに言い換えるシーンとかもあって、
それくらいユダヤ人とイスラエルというのがもうイコールになっていないし、
イコールとして言えない人たちも増えているということなんですね。
なのでそこをイコールで考えるんじゃなくて、それに反対する人もいるし、
そこをみんな分けて話すようになっているというのは結構この中で注目するところですねと言われて、
なるほどなと思います。
確かに自分も言い直しているシーンがわざわざ入っていたので、
ユダヤと言った後にイスラエルと言い直していたりするシーンは言い直したなと思っていたので、
それは結構オーというふうに思わされましたね。
という感じで、全然現状を知っていると明るい感じじゃなれないですけど、
少なくともどういうパワーが働いてアメリカがイスラエルを支援しているか、
そしてさらにそれに実際にアメリカのユダヤ人を巻き込むための仕組みがどういうものかを知れたのは、
とても勉強になったなという感じでしたね。
という感じで、あまりこれだけ見ていないから解決するがちじゃないですけど、
知らないよりは知ってよかったかなと自分は思いました。
あと会場では最初に宇多丸さんがドキュメンタリーの本を作っている話があったんですけど、
なんとこの本がこの日に間に合わせて完成されたっぽくて会場で売られていてですね、
しかもサイン入りということで、
最初はスルーしたんですけど帰りに買って帰るかと思って買って帰ってきました。
まだちょっと読めてないんですけど、
アジアンドキュメンタリーズのこのサイトに掲載されているドキュメンタリーに対するいろんな解説とか対談が載っているらしいので、
これを読みながらアジアンドキュメンタリーズその後登録したんで、
これを時々見ていろんな面白そうなドキュメンタリーがあったら見ていこうと思います。
それではドキュメンタリー映画イスラエル主義をアジアンドキュメンタリーズ映画祭で見た話でした。
ありがとうございました。
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