サマリー
映画「ブルータリスト」は、アメリカに逃れてきたハンガリー出身のユダヤ人建築家の人生を描いています。特に70ミリフィルムやVista Visionという珍しいアスペクト比を用いた映像美に注目が集まります。ストーリーでは、主人公が難民から建築家として自立する姿が描かれ、映画の表現力や音楽の工夫を楽しむことができます。また、主人公がコミュニティセンターを建設するプロジェクトに取り組む様子や、彼の過去、家族との関係が展開されます。作品は予想外のストーリー展開を持ちながら、映像美とクラシックな様式が印象的で、観客に新しい映画体験を提供しています。
クラウドファンディングの成功
今度は、ninjinkunです。
この前、言ってた、
水俣マンダラのクラウドファンディング、
あの後見たら、自分がね、
えっと、喋ったのは5時間、終了5時間前だったんですけど、
その後5時間で、プラス150万が集まって、
結局最終的に目標の1000万を超えて、
1080万ぐらいで、決着してました。
いや、すごいですね。かなりびっくりしました。
カテコミで、自分のような人がどんどん、
参加したんだと思いますけど、にしてもね、
これは無理かなと思ったところに行ったので、
結構見ていて、胸アツというか、
これはすごいなという、気持ちを自分も共有できて、
嬉しかったですね。監督も、
だいぶ喜んでいたようなので、今後、映画がね、
きちんと作られて、公開されることを楽しみにしたいと思います。
ブルータリストの魅力
で、今日は、またね別の映画を、
見てきて、この2週間ぐらいで、
面白そうな映画が公開されまくっていて、
もうね、時間が足りないんですけど、
2章が来週発表だから、そのための候補作品が
バンバンバンとね、出ていく時期なんですが、
えーとね、まだ見てなくて楽しみにしているものでも、
アノーラでしょ?名もなきもの、アンコンプリートアンノン、オブディラのやつね。
と、えーと、あとなんだっけな、あのー、
またガザのドキュメンタリーがあって、
これは無理地で置かってある、はい、などなど、あとタタミってやつなんだよね。
えー、という感じでね、見たいものがね、だいぶ目白押しなんで、
楽しみなんですが、今日はその見たかったうちの1つ、
えー、ブルタリストというやつをね、見てきました。
これはね、まずね、めっちゃ長い。
えーと、賞味3時間半あり、
その間に15分のインターミッション、休憩があるタイプの映画です。
まあ最近だとね、休憩がある映画はだいぶ珍しいし、
もし、例えばRRRとか、あれ3時間で休憩入ってるんですけど、
えーと、たぶんインドだと休憩ちゃんと入れてるけど、
日本だとシュッと終わるっていう、まあだから実質的にないと一緒ですよね。
なので、まあ休憩がある映画なんですけど、
昔のね、大作にはこういう休憩ってどうも結構あったらしいんですが、
今日日珍しいと。
で、さらに、えーとですね、あ、そうそう、何の映画かっていうと、
アメリカに逃れてきたハンガリー出身のユダヤ人の建築家がですね、
まあ、かなりね、たぶん40歳、中年期に逃れてきて、
そこから、まあどうやって身を立て直していくのかと、
難民の身から、どうやってね、
その建築家としての自分を取り戻していくかという話です。
で、このね、アメリカに逃れてきたハンガリー出身のユダヤ人の建築家がですね、
まあ、かなりね、たぶん40歳、中年期に逃れてきて、
で、これね、まあ私はね、この作品、
あのー、やっぱすごくね、映画的な映画でね、とても、
やっぱね、こういう映画を映画館で楽しめるとね、
よかったなって気持ちで帰ってきたんですけど、
んーとね、まあ話そのものよりも、自分は映像の方がね、結構
関心を惹かれて、まずね、だいぶね、
あのー、最近の映画とは違った撮り方になってて、
70ミリフィルムっていう、まあでかいフィルム、
普通のフィルムを縦2倍使うんだったかな、
はい、というフィルムで、確か2001年宇宙の旅とか
70ミリじゃなかったっけ、いや、違ったかな、違うかもですね、
えーと、で、さらに、なんかVista Visionっていう、
縦が結構長めの
アスペクト比を使っていて、なので、
これは、もっとね、横長の映画が多いわけですけど、
これは、まあ全然正方形まではいかないけど、
なんで、あのー、まあ私が時々言ってるフルサイズのIMAXみたいな感じではないけど、
でも割と縦長ですね。
なので、私はIMAXスクリーンで見たんですけど、
えーと、IMAXは普通の、えーと、スクリーンよりも、
縦が少し長いんで、IMAXスクリーンで
縦をいっぱい使い、横を少しだけ切るみたいな、そういう感じで
えー、見ましたね。なんで、IMAXスクリーンで見てたら
たぶんそれが一番ハマるかなと思います。普通のスクリーンだったらもっと横をね、
バチッと切って、流す感じになるかなと思いますね。
ただ、IMAX撮影なわけじゃないんで、
必ずしも、その、スペックが必要なわけではないんですけど、
ただ、まあ元がね、アナログフィルムだから、
一番活かすなら、アナログフィルムで70mmプリントされたものが
えーと、海外だと上映されたっぽいんで、それがベストなんでしょうけど、
日本では、例によってデジタル上映しかないと
いう感じなんで、おそらくIMAXで
デジタル化されたものを見るのが、一番
マシかなという感じだと思います。
で、そういうね、VistaVisionという画角が
結構昔、ちょこちょこだけ使われたような画角らしくて、
なんで相当珍しい
アスペクト比を使っていると。
で、しかもね、アナログフィルムを割と贅沢に使ってるんで、
やっぱ映像のね、質調とか
調子が、今の映画とはね、だいぶ違っていて、
最近はデジタルで撮ってアナログっぽくする技術もだいぶ発達してるみたいですけど、
でもやっぱね、このフィルムの
気分ってあるなっていうのがね、で、しかも
例えば、最初にね、ペンシルバニアに
移動して、
小さな都市に行って、そこの丘に登ったりするシーンとか、
こういうね、自然を映した時のね、このフィルムのね、
この映像の豊かさってすごいですね。
後半の方に出てくるすごい印象的な
イタリアの撮影で、イタリアで
大理石を切り出すところに行く、非常に重要なシーンがあるんですけど、
ここのね、大理石の切り出し所を
遠景で撮ったショットとかはね、すごく
印象的ですね。
ところどころ、ドキュメンタリーみたいに風景のショットをパッパッパッと
繋げ合わせて、それをね、音楽に少し合わせているようなね、ちょっと面白い演出があったりして、
それも見どころの一つなんですけど、なんで特にね、
やっぱその、映像が好きな人はこの映画はすごく楽しめると思いますね。
うーん、あ、今こういう見せ方で来るかっていう。
でも別に、すごく古く見えるわけでもないのが面白くて、
ところどころね、多分ね、音楽の力が結構あって、
音楽を結構うまく使ってると思うんですよね。
物語の背景
クラシック調のものもあるし、
最後の方は少し80年代の電子音楽っぽい
音楽を持ってきたりとかね。
結構、荘厳な感じの
だけどプラス、そのクラシック調の部分も
荘厳な感じプラス、
現代感みたいなね、変な感じを入れてくるみたいな、
そういうのがね、やたらうまい音楽のね、
作曲の人で、んでね、こうなんか、
全然古い様式使いながら、普通に新しく見れるみたいなね、
そういうディレクションで、それはとても良かったですね。
中身の話全然しないですね。ストーリーとしては、
主人公とですね、
ちなみにこれ、自分最初見てですね、実話かなと思ったんですけど、
パンフを買ったら完全に創作だということです。
実際こういう人がいるか調査したけど、実際はそんなにいたわけではないけど、
いくつか、そのメディア系の人が
アメリカに渡って活躍したっていう、
事例は多少はあるし、
あとこのね、タイトルのブルータリストっていうのは、
ルッカルビジュアルとか、ああいうバグハウス系の、
現代、モダンな建築をする人たちの
呼び方らしくて、なので実際にこういう
ブルータリストっていう総称はあると。
この核の主人公、ラース・ロー・トートもその一人で、
ドイツのデザイン学校バウハウス出身で、
ハンガリーのプダペストで出身で、
そこで活躍していたんですけど、
ホロコーストにあって、一回強制収容所に入れられるんですけど、
そこを生き延びて脱出してアメリカへ
亡命してくると。最初に彼が
船でアメリカに到着するシーンからね、
始まります。結構ね、最初の演出も面白くて、
これは何が始まるんだっていうね、
コミュニティセンターの建設
70ミリフィルムでなんか手持ちで動いてるぞみたいな、
感じで始まるんで、かなりワクワクするね、
始まりなんですけど。
そこから最初は
いとこにね、お世話になるんですけど、
少し心酸をなめるというか、いろいろトラブルもあり、
一時期はとても
日雇いの身分に明滅して、
何か雑魚伝するような、多分あれですかね、
教会とかがやってるような、そういう
ホームレスの人が泊まるような施設で寝落ちするような生活にまで
一回身をやつすんですけど、そこからある
お金持ちに見出され、パトロンがつくわけですよね。
彼に壊れて、
とても印象的な、
コミュニティセンターというか、コミュニティセンター兼教会みたいな
ものを建てることになると。
これが結構凝ってる建物で、自分は
実はかと思って見てたんで、しかも面白いことに
映画館に行ったら、この建物の簡単な解説書みたいなのが
最初に配られて、本当にあった感を
非常に演出してくるんで、こういう建物あってもおかしくないな
という感じだったし、実際に
演出としてもすごい印象的な
ギミックがあるんですけど、それもとても効果的に
使われていて、どうもこのパンフによると
このプロダクションデザインをした人が
プロダクションデザインを知っている人は建築を
全部設計したらしくて、もう実際に
ブルタリスト的な文脈、モダンな文脈に沿いつつ
この映画の中の人が本当に作りそうで、かつ本当に
ありそうな建築を作るのがめっちゃ大変だったみたいな。
なので実際に、この映画用に設計された
建築なんですよね、このコミュニティセンターは。
これがかなり全体のキーになる
建物で、これをめぐるさまざまな
ドラマが展開するというストーリーでございます。
ストーリーの展開と映像美
前半と後半が
パッキリ分かれていて、前半が
主にラスローがアメリカに到着して
実際にこのプロジェクトに着手する。
そして後半は、彼の家族が実は生き延びていて
彼に合流してくるというのが後半なんですよね。
なので前半は何かしらちょっと希望を感じる感じで終わって
後半は結構ね、
あんま言ってもネタバレになるから
自分的にはこっちかっていうね。
これ、制作
配給、制作じゃないかな、AT&E4なんですけど
よく聞く、プロダクション兼配給
プロダクション兼配給会社
配給だけかな?
ちょっとパッとこれ見てもわからないですけど、AT&E4が関わった作品って
結構変なアングルを持っていることが多くて
自分はそれが合ったり合わなかったりするんですけど、たぶん
そうだな、エブエブとかもAT&E4だし
自分のエブエブあんま合わないんですけど
なんかね、最後にね、あれ?っていう方向にいくことが結構あるんで
この作品もそれは入ってます。
なので、たぶんもっと
クラシックでどっしりしたストーリーにすることもできたと思うんですけど
多少の角度が後半ではついてますね。
なので
前半で盛り上がった気持ちが少しだけ後半で報われない部分があったんですけど
まあまあAT&E4だしなみたいな感じで
自分は
気持ちを収めました。
この辺ね、サーチライトピクチャーズっていうディズニー参加の
元20世紀FOX参加の会社の方が
たぶんもうちょっと王道な感じで収めてくるんで
見やすいのは同じように低予算
映画制作会社でもサーチライトの方が
自分としては見やすいですけど、AT&E4もね
やっぱり無視できないんで見てしまいますねっていう
ちょっと別の脱線した話しましたけど
そんな感じでストーリーとしてはね
なかなか
ちょっと予想外の展開をするっていう
ところがあります。
でもやっぱりね、撮影だけで自分はこれ見れちゃいますね。
これだけの映像美、そしてそのクラシックな様式
そして休憩まで含めた
映画体験みたいなものをすごくこの人はね
蘇らせたかったんじゃないかなっていう
というかその古いフォーマットを使って新しいことをやりたいっていう
最初から私も言ってたことですけど
それをすごく感じたので、それはね
やっぱり劇場に足を運んだ身としては
映画とか映画館を使ってこういう見せ方がまだできるかというのを
体験させてくれたのはとても嬉しかったので
これはまず今年始まって
3ヶ月ですけど
最近見た中ではこの前見た
リアルペインに続いて良かった映画かなと思います。
ただね、これね、中でまた
イスラエルの話が出てきて、ちょうどイスラエルが建国されて
そこに絡むストーリーが一つ入っていて
この話の中では
イスラエルに対して別に良いことも悪いことも言ってない
中立な立場に留めてますけど
やっぱり現実に今起こっていることとリンクさせて考えると
素直な気持ちで見れない自分はいますね。
結構ガッツリイスラエルが建国されて
これは約束の地ですみたいな言葉が
ガッツリ入っている作品になっているので
その当時理大臣の人がどう感じたかっていう
これはもちろんフィクションの作品ですけど
多分本物の
印象を描かせて入れていると思うので
それをリアルに感じる資料としては
これはこれで参考になったので良かったなと思いつつ
現実に今つながっていることを考えると
ちょっと暗くなるという気持ちで
平和感を後にしました。
ありがとうございました。
17:35
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