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2024-12-23 17:29

ドキュメンタリー映画「どうすればよかったか?」

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とても重いドキュメンタリー映画「どうすればよかったか?」を観てきました。重い内容なのでぼそぼそと喋っています。

サマリー

ドキュメンタリー映画「どうすればよかったか?」は、統合失調症に苦しむお姉さんとその家族の複雑な関係を描写しています。弟が撮影した映像を通じて、家族が直面する課題や母親の認知症の兆候が浮き彫りになり、重いテーマが展開されます。この映画では、家族が統合失調症を抱えるお姉さんとの関わりを通して、苦悩や葛藤が描かれています。監督は、実際の映像を通じてこの複雑な問題を明らかにし、家族の選択や反応に焦点を当てています。

ドキュメンタリーの紹介
こんにちは、ninjinkunです。
なんか、ちょっと前から、このね、録音のファイルがおかしくなる現象に悩まされていて、
ちょっとさっきも録音してたら、あの、明らかに波形がおかしかったんで、見たらですね、なんかプチプチノイズがまた乗っていて、
どうも、ボイスメモアプリかMacの方に問題がありそう。
このマイクはね、モニターでちょっと聞いてみてる分には問題ないと思うんで、
うーん、ちょっと今、iPadの方に録音を変えて撮ってみてます。
はい、で、えっとね、今日は土曜日に見てきたまた凄まじいドキュメンタリーがね、公開されていたんで、その話をしようと思いますが、
どうすれば良かったかというタイトルの作品です。
で、これは元々結構小規模で公開されていたはずで、
えっと、ポレポレ東中野っていう東京の東中野にある映画館が多分その期間というか、
えー、割とメインの映画館で、まあ地方であとはいくつか公開されていたぐらいの規模だったんですけど、
そのポレポレがね、もう連日満員で、もう多分席がオープンしたと同時に撮らないと撮れないぐらいな人気になっていて、
私も先週ぐらいに見ようと思ったんですけど撮れなくて、
そしたら今週からもうちょっと広く上映が拡大したので、別のテアトル新宿っていうところで見てきました。
ポレポレはね、席が多分100席もないぐらいだと思うから、
まあ、あの人気だといっぱいになっちゃうんですけど、テアトルは多分200ぐらいはあると思うんだけど、
ここもね、もう満員になってましたね。
私は念のため2日前ぐらいに撮ったんですけど、
その時でももう半分以上埋まってたから、結構早めに埋まったんじゃないかなと思いますね。
それぐらい話題の映画になってます。
家庭の問題とストレス
これはね、非常に重い話なので、
まあ、ハッピーなものが見たい人とか、
重い話がね、今見たくないっていう人は全然見ない方がいいと思うんですけど、
実話を描いたドキュメンタリーでして、
内容は、北海道に住んでいる、多分札幌近郊に住んでいるある家族がいて、
両親は医学部から臨床じゃなくて研究の方に進んだ研究者のお父さんとお母さん、
その元に生まれたお姉さんと弟。
このお姉さんが、とても成績も優秀で、
学校でも生徒会の副会長を務めたりして、
とても勉強ができて、自慢の娘というか、よくできた姉という風に言われてました。
このお姉さんがですね、産老の末に医学部に入学するんですけど、
その2年生ぐらいになった時に、
何か言動とか、コミュニケーションとかが前と違ってきていて、
これが後から振り返ると、統合失調症の症状が現れ出したのが、この大学院衛生ぐらいのタイミングだったということです。
このドキュメンタリーを撮っているのが、この弟で、
お姉さんがその統合失調症の症状を発症しているんですけど、
お父さんとお母さんは知り合いの医者に見せて、
その医者が完全にこの人は健康ですというふうに大拒否をしたんだというふうに言い張っていて、
家に置いておくと、家で面倒を見るということで、
お姉さんは自室で面倒を見られるということになって、
最初は家に普通にいてもらっていたんですけど、
だんだん家に鍵を厳重にかけて、外に出るとトラブルが起こるから、家から出さないようにするという方針になっていて、
そういうふうにガチガチに鍵をかけていると。
この映画を撮っている弟は、北大の農学部に進学するんですけど、
お姉さんのストレスで、例えば暴力を振るわれるんじゃないかって怖かったりすることというストレスでだいぶダメージを受けていて、
大学のメンタルヘルスの専門家に相談して、
その人が精神科医なのか臨床心理師なのかはわからないですけど、
一回見せてみてと言われて、段取りをつけて、親にも連れてきてというふうに言って段取りをつけたらですね、
当日来たのはお母さんだけで、お父さんがあなたの論文を読みましたと、その先生に向かって。
その結果、この人は信用できないと思ったので連れてきませんでしたって言って帰るっていう。
そういうこともあったりして、
その先生もね、まずはあなたの家族の問題があるから、そこを解決しないと先に進めませんねっていう感じになって、
その弟もだいぶ前に行ってしまって、
卒業後も関東の会社に、とにかく家を出たくて就職するという感じで一回離れるんですけど、
弟はその後、映像を勉強したくなって、映画学校に入って、そこで映像を勉強して、
カメラとかを手に入れるんですよね。
家族の変化と認知症
そこで、たまにね、実家には年に一回ぐらい帰っているんですけど、
その時に自分の作品制作の練習と称してカメラを回すようになると。
というのがこのドキュメンタリーの映像の始まりなんですね。
なので、実際お姉さんが昔発祥の前にはどういう人だったのかとかは、写真と証言でしか残ってないんですけど、
そのあたりは映像はなくて、この映像が始まるところはもうすでにだいぶ症状が進行している状態のお姉さんとその家族というのが、
映像として鮮明に残っていると。
これが映像が始まるのが、自分の記録では92年ぐらいから録画されていた気がするんですけど、
でもただホームページには20年にわたる記録って書いてあって、
ただ最後の方の記録は2023年とかだったから、2年か3年だったから、
30年分ぐらいの記録がある気がするんですけどね。
ちょっとその辺はうる覚えですが、とにかく長い間の記録として撮られていると。
お姉さんの症状はずっとよくはならず、カメラを向けられてもまず目を合わせてくれないし、
口の回り方も言葉の出し方がだいぶ不自然な感じ。
口をあんまり動かさずに発声して、ぶつぶつと正直あんまりよくわからないことを言うっていう。
あとは途中でやたら占いにはまったりとか、そういうことがあって。
あとは多分ちょっと架空のものが見えたり聞こえたりしまうような感じの説明がありましたね。
結構すごかったのは、一回目を離したときにニューヨークまで行って、
ニューヨークでスーパーナチュラル系の学会に参加しようとしたみたいなエピソードもあって、
この状態でパスポートを取ってニューヨークまで行ったってことかっていうのは結構謎でしたけど、
それをお母さんが連れ戻しに行ったみたいな話があって、
そういうなかなか強烈なエピソードもありつつ、
ただ一方で、この弟のほうも最初は統合主張書の知識はないんですけど、
だんだんとそういう知識を見捨てていって、やっぱ変だなと思って、
何度もね、このままだと何も解決しないよっていうことを両親に悟すんですけど、
両親は首を立てに振らないっていう。
これがどういうバイアスなのかは結構謎で、両親ともお医者さんなわけですよね、
研究医とはいえ、だし、サイエンスを勉強されて、
研究者をされている人たちなので、
外の目線からすると、科学的な態度とはどうでも言えないような態度をずっととっているんですけど、
これが自分たちの判断というのを見直せないのか、
本当にだからタイトルのどうすればよかったかってことがそのままなんですけど、
どうしてこの構造になったのかっていうのが結構簡単には共感しづらいというか、
そんな感じで家族の時間は、彼は年に1回ぐらい帰ってきて進行していって、
一向に同じようなことが繰り返されていると。
ただあるとき、お母さんがちょっと認知症の気配が出てきて、
それを察した弟がお医者さんに相談して、
お姉さんと家族の苦悩
お母さんが認知症だとさすがにお姉さんを家で見ていくのもだいぶ困難があるので、
お姉さんは1回病院に入れて、お母さんは家でまずは面倒を見てもらおうということを決めて、
そこで両親を説得して、これは成功してお姉さんは3ヶ月病院に入院したんですけど、
そこで合う薬が見つかって、だいぶ回復、コミュニケーションとかが取れるようになるという風になるという感じで、
完全に多分発症前の状態になっているとは言えないと思うんですけど、
少なくとも普通に会話ができるようになったり、何を考えているかを言ってくれるようになったりするというところまでは来ていて、
それ自体は良かったなと思うんですけど、
どうして、そこに至るまでに15年近くの年月がかかっているので、もうちょっと経ってるんじゃないかな、
お姉さんもたまに白髪が出てきたりするくらい時間が経っているので、
15年じゃないですね、やっぱり20年以上経っていると見るべきかな、
そこまで家にずっと閉じ込めておくことになってしまったと。
あとはですね、お父さんもすごい理路整然とハキハキとしゃべる方なんですけど、
ところどころこれはと思うところがあって、
お姉さんが医師の国家試験を受けるのをお父さんが強要しているというか、
お前はとにかく資格を取れという、実際大学が卒業できたかは謎なんですけど、
あの状態で卒業は結構難しい気がするんですが、
医師の国家試験の本を買ってきて、無理やり読ませたりしているような、
だいぶ圧力をお姉さんにずっとかけ続けたというような背景が結構語られているところがあって、
これはこれで問題がありそうだなという、
そういうお父さんで物腰がすごく柔らかい人なんですけどね。
なのでいろんな構造がこの問題を作ってしまって、
それが全部お姉さんの方に振りかかって、
弟もそれに振り回されるという感じになってしまったという、ある家族の話ですね。
ドキュメンタリーのメッセージ
いやー、あのね、やっぱりね、全部本物の映像なんで、
見てるだけでも結構暗いですね。
みんなが、特にお姉さんを見ているのはだいぶ辛いし、
あと家族がお姉さんについて語るときに、やっぱり自己正当化をしたりとか、
さっきまで理論生前と喋ってた人が、だいぶ恥れが悪いことを言い出したりとかするのも、
これもきついものがあるし、
そしてこれを撮り続けた監督のことを考えると、これも本当に凄まじいですよね。
これがね、やっぱりちょっと本物の映像だけが持っているパワーだなって思いましたね。
パワーと言っていいか、本当の本物ですからね。
これよく公開したなと思ったんですけど、
最後の最後でだいぶ恒例になったお父さんに、
この映像を公開するけどいいって言うと、お父さんはそれには同意するんですよね。
これは結構びっくりしましたね。
そういう経緯もあって、今回公開されて非常に反響を呼んでいるという作品です。
外野から見たら何とでも言えるわけですよね。
そんな症状がいたら速攻精神科医に見せるべきだったっていう風に言うのはたやすいんですけど、
実際に自分がこの弟の立場でだったら、
かなりね、その両親に相当たぶん説得してるんですよね。
例えば無理やりお姉さんを連れ出すとか、そういうことをしないと解決しないような状況には見えたので、
自分もダメージを受けている状態なのにそこまでできるかとか考えてしまうと、
本当にね、そのタイトル通りどうすればよかったかというしかないんですが、
そういう、自分は監督の方に結構共感したという感じの作品でした。
最初にね、ディスクレーマーが流れて、
この映画は統合失調症の原因とか解決みたいなことを話したい作品ではないですというふうに書かれてて、
実際どういう条件でこういう症状が出てくるのかってあまりまだわかってないっぽいですし、
薬で緩和できることはわかっているということっぽいですけど、
そういうものなので、本当にこの家族に起こったことをあるがままに見るという、
そういう作品になっています。
はい、では今日はとても重いドキュメンタリー、どうすればよかったかについてお話ししました。
ありがとうございました。
17:29

このエピソードに言及しているエピソード

コメント

こちらの映画、知り合いの間で話題になっているがなかなかに重たい映画のようで二の足を踏んでいましたが、ninjinkunさんの解説で概要がわかったので助かりました。ありがとうございます。

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