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2024-11-26 18:09

第190回(1) オープニング~動物界/どうすればよかったか?/破墓 パミョ etc…~

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の話をしました。

オープニングではメンバーの近況の話をしています。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■映画の話したすぎるBAR in 名古屋

日時:2025年1月18日(土)

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場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://eden.osland.nagoya/

■映画の話したすぎるBAR in 週間マガリ

日時:2024年11月30日(土)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar

場所:『イベントバーエデン名古屋』愛知県名古屋市中区大須2-31-15 大須ビルヂング 3階 オースランド内 https://eden.osland.nagoya/

■月1バー 映画の話したすぎるBARシンサイバシ

山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。

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00:12
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第190回になります。この番組は、大阪で映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回、マリオンさんが体調不良で収録お休みとなりますので、2人で収録していきたいと思うんですけれども、近況からいきましょうか。大石さん、いかがされていましたか?
今週は、劇場で1本、死者で1本見せていただいたのがすごくいい映画だったので、その2本を紹介させていただきたいなと思っております。
まず1本目が動物界。これは劇場で今公開されている映画を見てきました。
テーマにしようかって話が1回になったりもしたんですけど、見ててめっちゃ面白かったですね。
なんていうか、テーマがなかなかファンタジックというか、現実から距離を置いている感じがあるんですけど。
その世の中だと、動物になっていく病気っていうのが存在する世界の話になっているんですね。
なんていうか、人々が普通に生活を送っていると、突然ある日、どんどん体が動物になっていってしまう。
その動物っていうのは、哺乳類になることもあれば、より爬虫類になっていくこともあるし、既存の動物にどんどん近づいていくっていう、鳥になっていくこともあるんです。
そうなっていく過程で、どんどん自分の人間らしさみたいなものが、より動物に近づいていくっていう。
それを人間らしさを失っていくので、人間からはある種の差別みたいなものを受けている社会が描かれているんですよ。
動物になっていくっていうのを通じて、ある種の障害であったりとか、人種みたいなもののメタファーのようにも見えるし、
とはいえ、それだけじゃないもののようにもすごく見えて、いろんなモチーフが重ねられてるなっていうふうに思ったんですけど、
見ててちょっと思ったのが、これツイッターとかでも少し研究されてて、そうだなって思ったんですけど、
狼子供の雨と雪って細田大森監督の映画があったと思うんですよね。
それを実写でやってるし、あの映画の中で描けていた社会の側面というか、他者の側面をしっかり描いているのがこっちの動物界だなっていうのはちょっと思いました。
なるほどね。
確かに狼子供は身内だけの世界ですよね。
そうなんですよ。あくまであの家族というか親子しか映さないというか、見えてこない世界の中での話になってるんですけど、
動物界においても家族として父親と母親と息子がいて、母親っていうのはほとんど動物になっている存在として描かれるんですね。
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息子っていうのが物語が進んでいくにつれて徐々に動物化していく存在になるんですよ。
人間界に残っている父親がそれをどう受け止めていくかって話になっていくっていう。
そこってもうすごい狼子供で描かれていたものそのものだなっていう気がして、
特にその弟の方の表彰がすごい近いかなと思うんですけど、
息子はどんどん動物の方に近づいていくんで森に帰るというか動物として生きていく道っていうのを選択したいっていう風な欲求がすごく出てきて、
そこを父親、人間である父親が自分とは全く違う存在になっていく子供っていうのをどう受け止めるかっていう話になってくる。
そこの表彰がめちゃくちゃ丁寧ですごい面白かったですね。
なるほど。面白いですね。なるほどな。
動物界ちょっとあんまり注目してなかったんですよ。中身が見えてなかったんで。
そこまで興味控えてなかったんですけど、興味深いなと思ったんですけど、
狼子供の方もそうですけど、動物であるっていうことで、人間と動物の淡いをどっち側に行くかみたいなのが、
子供のアンコントローラブル性みたいなものの象徴としてあって、
親が望むものにならないというか、親が育てた通りに育たないというか、
この世界の複雑さの中でどう子供がなるかっていうのが、
親からは分からないっていうのの象徴みたいなものかなっていう。
それが生来の性質の一つとして動物になるっていうものを含んだものとして、
それが野相じゃなくて人間になるのか、あるいはもうそっちに降って動物になるのかっていう、
分かりやすい二択としての、親は子供を望む通りに育てることはできないっていうことの、
分かりやすい表彰なのかなっていう気がするんですよね。
そういう意味でいうと、次に紹介する映画も若干そのテーマ性をはらんでたりするんですけど、
次、試写でこれ拝見させていただいた映画で公開が12月に入ってからになるんですが、
どうすればよかったのかっていうドキュメンタリーなんですけど、これが凄まじくてですね、
ちょっとこれは今年忘れられない作品だなというふうにちょっと思っています。
どうすればよかったかですかね。
お話しとしては、これはもう家族の中の一人である男性が監督なんですけど、その方の姉が統合失調症があるとき発症すると。
ただ、両親が医学系の研究、基礎研究をやられてた方で、姉のその統合失調症を認めないんですよ。
で、ある種座敷牢的にというか、どんどんどんどん彼女を家の中で閉じ込めてしまって、
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実に25年間適切な治療を受けさせないっていうような状態の家族を撮り続けるというドキュメンタリーなんですけど、
いやーこれはなんていうか、うまく一言で言うことができない複雑さみたいなものをものすごくカメラの向こう側から感じて、
なんかドキュメンタリーの強さみたいなのもすごい感じましたし、
先ほどの動物界と関連して話すと、要は父親あるいは母親が持つ統合失調症を発症しまったお姉さんに寄せてた期待みたいなものが、
本当に裏返ってる感じがするんですよね、ずっと。
その愛と呪いっていうのが本当にその姉に向けて注がれてる感じがする。
ずっと研究をされてた方で、おそらくものすごく優秀なご両親だと思うんですけど、
なのでお姉さんも実際医学部に行かれて、その途中で統合失調症発症してしまうっていう過程の中で、
どうしても姉にもう一度その医学部ないしは研究者への道を歩んでほしいっていう願いみたいなものが所々に見えてきて、
それがすごいエグいんですよ、見てると。
たぶんすごく純粋な愛でもあるんですよね、それって。
そこが混じり気なしで映っていて、いやーきついなと思いながら、でもこれ真実だよなっていう、紛れもない家族のエグさみたいなもの。
あるいはその中にあるとはいえっていうところで、そこを要は弟さんはカメラという第三者を吹くことで、
総合遺存的になってしまっているお姉さんとご両親との関係の間に第三者的な視点を置こうと常にし続けてるっていうところなんですよね。
その試みを含めてすごいものを見ているし、まさにどうすればよかったかっていうのは、
監督自身の自分に対する自責の念というか問いかけみたいな気持ちもあれば、僕らを傍観者にはさせないっていう気持ちもすごく感じてしまって、
そういう意味でちょっと忘れがたい作品になったなと思ってます。
これ監督自分で20年撮ってたってことですよね。
そうです。2001年から本当に2022年までの映像を確かつなげてらっしゃったと思うので、ものすごいファミリーヒストリーがそこに映されてるっていう。
すごいなっていうのがあるんですけど、題材的には病気になった家族とどう向き合うかっていうのって、
例えばこれは劇映画で描いたときに、正しい正しくないっていう二元論に落とし込むことは容易いと思うんです。
あるいは正しい正しくないの数直線上の目盛りのどの位置なのかみたいなことを、
グレーを通ってくださいみたいな作品として描くこともできると思うんですけど、
ドキュメンタリーかつ監督が当事者であるっていうことで、
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たぶんそのグレーを探すとかっていうレベルじゃない複雑さを含んでると思うんですよね。
例えばこれをニュースで見たときにひどい裸足だなとか、あるいはしょうがないなみたいなことを第三者が評価することは非常に容易くって、
それをいとも容易く数直線上の正しい正しくないの目盛りで測るってしまうと思うんですよ。
でも個々の事情って信じられないほどの情報量によって作られていて、
その正しさ正しくなさを問うっていうことって恐ろしいことですよね。
おっしゃる通りですね。
怖いと思って。
そうなんですよ。だからこの映画を自分の中の評価みたいな軸に載せていいのかみたいなところもすごい問われてしまうし、
ただ少なくとも素晴らしいというか印象に残るというか、必見のドキュメン…必見って言っていいのかな。
僕は今年見た中ではすごく頭身とくるドキュメンタリーであったことは間違いないですし、僕は素晴らしい作品だったというふうに言いたいなと思うんですけど、
でもなんかその複雑性みたいなものが本当に生のままこっちにくる感じ。
もちろん編集されてるしカメラで切り取られてはいるんだけど、でもそこにあるものは本当なんだよなっていうところがやっぱりこの映画には隠されずあるなというか、
それをあらわにするっていう力強さみたいなものをすごい感じて、ちょっと忘れがたいなっていう印象は受けましたね。
さっきおっしゃられてた動物界とか、あるいは狼子供の雨と雪に通ずるものはあると思うんですけど、この複雑さはたぶん劇映画は内包することができないですよね。
ちょっとどうしても難しいような気がしますね。
人間になるかは動物になるかとかっていうコインの裏表じゃないから。
そうなんですよ。
いやー結構すごそうですね。
もし機会があればちょっとたぶん大阪とかでもおそらく七芸とかでやられるタイプの作品じゃないかなって気はしてるんですけど、
もし機会があったらご覧になっていただきたいなと思います。
なるほど、そんな感じですかね。
僕はですね、テーマ作品以外だとパミョを見ました。
結構公開から時間が経っちゃってるんですけど、話としては韓国でどうも一族、ずっと呪われてる一族がいて、
どうやら祖父の世代の何がしかがあると、その呪いを解くことをそういう専門家みたいなのに依頼して、その墓を暴いていくっていう話なんですけど、
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まずこの専門家集団っていうのがすごい不思議な構成で、まず姉と弟のムーダンっていう朝鮮のシャーマンですよね。
国村とかに出てきたやつと多分同じやつだと思うんですけど、結構激しい踊りとか儀式で呪いを払ったりしている人たちと、
あとその墓を建てる場所を風水で決めるっていう風水師の人と、もう一人その風水師の人と一緒に行動していることが多い葬儀屋の4人組なんですけど、
面白いのが全員その宗教的なルーツが別なんですよね。ムーダンっていうのはその朝鮮土着の信仰と言いますか、そういったものですけど、
風水ってその中国の扇動由来のものだと思うんですけど、多分まあ朝鮮だったらその中国のそういったものの影響は受けていると思うんですけど、
直球の同じラインではないと思うんですよね。あとその葬儀屋はキリスト教徒なんです。
なるほど。
だからこの言い方正しくないですけど、ジャンルがぐちゃぐちゃなんですよ。ただそれを一つの霊的な現象っていう形で紐解いていくっていう、ごったに霊能映画っていったんですかね。
結構エンタメ的に面白くなる系の題材だと思うんですよね。近年の日本の映画だったらクルーとか思い出す方が多いんじゃないかなと思うんですけど、そのごったに関係。
前半はそれぞれの引き出しっていうか、経験とか技能を使って状況を解読して解決しようとしていくっていう。まずその墓の場所、ここは良くないですよねとか、この墓の作り方は良くないですよねとかっていうのをしていって、
最終的にその墓を暴いて、その遺体っていうか関係を仮想しようっていう、仮想したら解決するからっていう話になっていくんですけど、もうひとひねりそっからあるんですよね。どうもこの祖母そのものが原因じゃないなっていう。
なるほどなるほど。
ごめんなさい祖父です。ごめんなさい祖父でした。失礼しました。そのもうひとひねりの先、ここから先はちょっと多分触れずに見ていただいた方が面白いと思うんですけど、実は僕少しだけネタバレを聞いてから見に行ったというか、そのネタバレを聞いてたから見に行ったんですよね。パミュに関しては。
結構ぶっ飛んだことをしてるんです。詳しくは言わないんですけど、2本が悪者として出てきます。
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その2本が悪者であるっていうことが、そのおじいさん、祖父とどういうつながりになっているとかっていう話になっていく感じなんですけどね。
霊的なものっていうものを土地に対する呪いっていうことを、ある種その歴史的な因縁みたいなものに置いてるような話にもなってて、歴史上でこういうことがあったらそれって後々の世に良くない形で残りますよねっていうものを霊的な現象として描いているような話にはなってて、
そういうふうに紐解くことはできる話なんですけど、ただその実際の医学ための材料が結構ぶっ飛んでて本当に。そうなの?みたいなことが非常に多い。
正直だんだん僕はこれ面白いのかどうかもよくわかんないぐらいよくわからなくなっていくんですよね。ただその無茶苦茶さ具合は嫌いになれないんですよね。正直僕的には前半のノリが最後まで続いてくれた方が楽しみやすくはあったんですけど、
なんかこう無茶しすぎてよくわかんなくなってる映画っていうのもやっぱたまには見たいよなっていうのがあって、もう一つだけ触れとくと日本の歴史上の非常に有名な人が出てくるんですけど、なんで?ってなるというか、韓国というか朝鮮に対してつながりあるっちゃあるかな?ないことはないけどどうだろう?
多分詳しかったらまた意見違うのかもしれないんですけど、なんか僕的にはあんま直接関係ないというか、そこみたいな人が出てきて、なんかその意外性が面白いみたいなのもありましたかね。
見てもいいかな?ぐらいの作品として、ちょっと取り上げてみたって感じですね。
なんか話だけ聞いてるとちょっと懺悔みたいな感じの話になってくのかなって思ったんですけど。
そのよくわからないものに対する恐怖じゃなくなるんですよね。
それがすごく明確化されていくっていうのがちょっと確かに面白いですよね。
ある種フィジカルというか、ちょっと少年漫画っぽさもあるんですよね。
その概念としての呪いとかじゃなくて、結構具体的な対決できる対象みたいな感じに近づいていって、曖昧さがなくなっていくんですけど、結構豪快な絵かもね。
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そうなんですね。
てな感じでじゃあ、今日の話は終わっていこうかなと思うんですけども。
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