サマリー
映画「アイム・スティル・ヒア」は、1970年に実際に起こった家族の悲劇を描いたブラジル制作のドラマで、アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しています。美しいリオデジャネイロを背景に、軍政下での家族の幸福とその破壊をテーマにしています。
映画の紹介と背景
こんにちは、ninjinkunです。
どうも外がとんでもなく暑いようで、天気予報は気温35度と言ってましたんで、本当はね、お昼を食べてからシェアオフィスとかに気分転換に行きたいとこなんですが、今日はその勇気もなく家に引きこもっております。
で、相変わらず映画の話をしたいんですけど、今日はですね、週末に見てきたアイム・スティル・ヒアというブラジルの映画の話をしたいと思います。
これは、1970年に実際にあったある家族に起こった悲劇をベースにしたドラマになっていて、結構ね、いろんな賞を取ってるみたいですね。
この主演の女優の人、お母さん役のトーレスさんという人がゴールデングローブ賞の主演女優ドラマ部門受賞、あとアカデミー賞の主演女優賞にノミネートか、作品賞にもノミネート。
アカデミー賞の国際長編映画賞を取っている、これはブラジル制作映画として初のアカデミー賞受賞ということなんで、かなりブラジル映画としては皆強を成し遂げた映画ということですね。
これはね、去年の公開の2024年の映画かな。
これはね、すごい良かったです。
話としては、結構大家族がいて、娘が4人、男の子が1人、お父さんお母さんという家族がブラジルのリオデジャネイロに住んでいて、この人たちはまずすごい良いところに住んでいて、ビーチにすぐ行ける道路を隔てて迎えに住んでいて、
もうね、週末はビーチ三昧なわけですよ。
みんなでビーチで泳いで、アイスクリームを食べに行く、そして家ではお手伝いさんが作ってくれた料理を食べる、そんなね、なんでちょっとお金持ちなわけですよね。
で、このお父さんは元々議員をしてたんですけど、どうもこの時代はですね、ブラジルが軍政になっていて、その過程でお父さんは議員から失脚して、今は同国関係の議士をしているみたいな。
まあでも結構ね、いい家に住んで、本もいっぱいあって、多分そのインテリなお友達たちといろいろ政治談理をしたりして、子供たちはとてもすくすく楽しくビーチの周りで育っているんですけど、これがある日打ち砕かれてしまうと。
で、何が起こるかはね、結構予告に出てるんで、私も知ってる前提で見てたんですけど、お父さんが途中で軍にですね、ちょっとね、すぐ帰れるからって言って、任意動向というか、その質問に付き合ってもらうみたいな感じで連行されちゃって、そのまま帰ってこなくなるっていうのが一番メインの話なんですけど。
えーとね、結構びっくりしたのが、この事件が起こるまでにこの映画はですね、たぶん1時間くらい割いてて、何が描かれるかっていうと、とにかくね、この家族がいかにこの幸せに楽しく暮らしてたかっていうことをすごく描くことにかなりボリュームを割いていて、しかもね、この描き方がすごい美しいんですよね。
おそらくフィルム、もしくはフィルム調のルックをね、すごい使ってるんですけど、こうね、たぶんこれ時代交渉もすごいんじゃないかな、1970年代のそのリオデジャネイロ、自分は別にもちろん当時のリオデジャネイロを知らないんでわかんないですけど、
たぶんその当時撮られたって言ってもね、あ、そうかっていうようなね、すごいノスタルジックな感じだけど、美しい街並み、そしてビーチみたいな、これすごいなっていう。
なんでその、結構なんでしょうね、割と悲劇を扱った話でもあるし、政治を扱った話でもあるから、ちょっとね、ドキュメンタリックな部分はあるんだけど、同時になんかすごくね、映画としても美しい映画になってて、
ネットフリックスでやってるローマっていう、これもいろんな賞を取った映画があって、これは白黒でモノクロで撮られている、これもブラジルが舞台の映画ですけど、結構それを彷彿とさせるようなね、美しさがあって、
なんでまずその家族を美しく撮るっていうことにすごく主眼が置かれてて、その分ね、途中でそれが引き裂かれてしまうところがとても胸に来るわけなんですけど、こうね、たぶん、なんですかね、これ結構長くて1時間、違うね、2時間半近くあるんですけど、138分か。
もうちょっと短くすることできると思うんですけど、例えばお姉さんが留学する話とかはたぶんなくても成立するんだけど、たぶんね、それは実際あったことだし、お姉さんが留学に、イギリスにね、留学するんですけど、それもブラジルの軍勢によって国内がきな臭いからちょっと海外で勉強してこいやという感じでやられるみたいなね、
そういうね、すごい丁寧なその家族が何をしてたかっていうね、描写にめちゃくちゃ時間が使われますね。
なんでその分家族へのね、感情輸入度は高まるんですけど、一方でその事件がね、これいつ起こるんだろうっていうのが、たまにその軍の様子とかが見えるとみんながそのハッピーな空気が凍ったりするようなね、シーンがあって、何か起こるのかみたいな感じででもまだ起こらないみたいなね。
そういう、今か今かっていうのをね、ドキドキしながら見るのは若干の、多少のストレスはありましたね。
劇的な展開と結末
はい、後半ではお父さん、中盤がね、結構大転換があって、お母さんとお姉さんも交流されてしまうっていうね、交流されて、このリストの中で見た人間はいるかっていうような質問をひたすら毎日されるっていう。
で、ハードな拷問こそ何しろ、交流してね、毎日圧力をかけられて、質問されるだけで人はこんなに疲弊するのかっていうのがね、すごく、ここの演技が多分すごいんだよな、お母さんは。
本当にどんどん消水していく様っていうのが描かれてて、ここもかなり時間が使われるんで、見てる我々もですね、同じように消水していくっていう、なんで本当にこう、人をね、交流したり、一方的に質問をして家に帰さないっていうことがいかにこうね、心身にダメージを負わせるかっていうのがね、すごく伝わってきて。
ここは本当にあの辛いシーンですね。その前半がね、美しいシーンばかりだっただけに急に一転して、ドキュメンタリー調になるのがね、追っている感じなんですけど、でまぁ後半では、このお母さんが、夫が帰ってこないんで、実家があるサンパウロの方に家を引き払って、そこで弁護士の資格を取って、
ついにその夫にね、身に何があったかを暴こうとするという、そういう奮闘するシーンが描かれるんですけど、なんでなんですかね、きちんとある程度の結末はあるんですけど、あんまりね、ここに時間がつかれてなくて、だからやろうと思ったら、その後お母さんが頑張ってこんだけの成果を出しました、すげぇっていう風にできると思うんですけど、
なんかね、その味付けをね、少しあえて薄くしているような感じがありましたね。本当にこのお母さんすごいんですけど、なんか46歳ぐらいでなんかその資格を、あれか、邦楽の楽器を取ったのかな、はい、みたいなことが書かれてて、いやぁ子供5人育てながらこんなことが可能かみたいなのが書かれるんですが、
そんな感じなんでね、こうなんか社会派ドラマを見たっていうのと美しい映画を見たっていうのがね、同時に混在するっていう結構不思議なバランスの映画を見たなって自分は思いますね。なんかその分印象に残ったところもあるし、ちょっとね、他に見た人がいたら感想も聞いてみたいかなと思います。
はい、いやでも、そう言って自分は良かったし、こうなんかブラジル映画でこうね、やっぱ回答を出すだけはあるなというのがありましたね。はい、それでは今日はブラジルの映画、アイムステルヒアを見てきた話をしました。ありがとうございました。
09:43
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