1. 黒木瞳の映画ここだけバナシ
  2. 18_2 吉田 鋼太郎のオススメ映..
先週に引き続きゲストは俳優の吉田 鋼太郎さんです。今週のテーマはオススメ映画レビュー 今週紹介する映画はこちら! 「ディア・ハンター」「マルホランド・ドライブ」「明日に向かって撃て」「スカーフェイス」「どですかでん」 今回は「マルホランド・ドライブ」と「明日に向かって撃て」 そして「ディア・ハンター」を特集します!

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これね、分かんないの、これ。この映画。何言いたいんだか。
でも、何回も見たことがある。もちろん謎解きもしたいわけですよ。何が言いたいんだ。どういう構成なんだ。
何回見ても分かんない。だからこれ、たぶん一生見続ける。
私ね。
見た?
はい、拝見しました。全く分からなかったです。
そうでしょ?
黒木瞳の映画ここだけバナシ。
こんにちは。今日も聞いていただきありがとうございます。
映画に携わる様々なジャンルのプロフェッショナルをお招きする黒木瞳の映画ここだけバナシ。
今週のゲストは俳優の吉田鋼太郎さんです。
こんにちは。今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。映画の魅力について、今日は第2弾ということで。
私、今日はマホルランドドライブを選ばれたんですよ。
マルホランドドライブ。
マルホランドドライブ。
これを選ばれたのは?
これね。分かんないの、これ。この映画。何言いたいんだが。
でも何回も見たことがある。もちろん謎解きもしたいわけですよ。何が言いたいんだ。どういう構成なんだ。
何回見ても分かんない。だからこれ一生見続ける。
私ね。
見た?
拝見しました。全く分からなかったです。
そうでしょ。
何がどうなってて、どれが現実で、どれが夢で、何が何で幻想で。
ちょっといろいろ資料を読んでみると、デビッド・リンチ監督だから、ツインピークスのスピンオフで作られたんです。
あれスピンオフなの?
それを劇場版にしたみたいな。
それ知らなかったな。
というふうに書かれてあったんですけれども、全く分からなくて。
だからなぜこれを選ばれたのかっていうのが、小太郎さんのご意見を聞きたかった。
ただとってもある悲しさがバックグラウンドに、背景に流れているような気がする。
女優さんになりたくて来た人が、ある何だろう。
ナオミ・ワッツ?
ワッツさん。
一緒に自分探しをする人がいるじゃない。
その人が自分の影なのか、自分の未来の姿なのか、みたいにちょっと見えてくるわけですよ。
何回か見ていると。
結局、その人が死んじゃうわけですよね。
一人二役って書いてありましたね。
その絵もよく分からないよね。
そうでしょ。
物語を読んでも分からない。
そうでしょ。だからやっぱり、人間が生きていくことの不条理さみたいなことなのかな、みたいなね。
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深いですね。
いや、全然深くない。何となくそんな感じしか分からないんだけど。
この悲しさは何だろうと思うのね。
一筋縄ではいかない人生じゃないですか。
その一筋縄でいかないことを描いているような気がして。
で、なんか劇場が出てくるでしょ。
変な赤いどん調味料。
そうそう。
あれも何で出てくるのか分からない。
分かりません。
結局、そういう人間の人生みたいなものがある劇場で演じられているような出来事。
いわゆるフィクション。
人生なんてフィクションなんだよ、みたいなことを言ってるのか。
あとはあそこがすごく気持ちが悪い。劇場の描写とか。
だからもう一回見たくなる。
何回も見たくなる。
なんか気持ち分かります。
そうでしょ。
でもツインピークスのスピンオフっていうのが、ツインピークスってご覧になりました?
途中まで見たけど、途中から見てない。
どうして?
何だろうな。
ちょっと意図的な感じがしちゃって。
公表につきどんどん伸びていったんですよね。
なんかそんな話だよね。
実は犯人が決まってなくて、最後に犯人が出てくるんですけど、
その人はスタッフの一人、ヘアメイクさんか何だったか。
お前ちょうどいいや、みたいな。
そんな適当だったんだ。
そういうような逸話がありましたよ。
最後。
そうだったんだね。
恥ずかしくて、誰が犯人かってなって。
結局、伸びて、あれじゃないですか。
あれと一緒じゃない、ロストとね。
ロストが伸びて伸びて伸びて。
伸びて伸びて伸びて。
ちょっと途中から疲れちゃったかもしれない。
最後スタッフって聞いて、ベッドから顔出せみたいな。
やったらすごくよかったみたいな。
そんな逸話を聞いた記憶がありますよ。
そんな女の子ね。
なるほどね。
デビット・リンチさんが考えるもの。
でも、ツインピークスで笑えるじゃないですか、丸太おばさんとか。
個性豊かな人々が笑えるよね、みんなね。
いっつも丸太持ってるんですよ。
なんでって思うよね。何か意味あんの?っていうね。
そうなの、そうなの。
だから、ツインピークスから、どれほど関係があるんだろうな。
やっぱり私もう一回これ見ないとわからないですね。
大いにあるよね、デビット・リンチが。
デビット・リンチが、要するに大した意図もないのに、俺たちを悩ませるために作った映画みたいな。
じゃあ、ご自分もわかってない。
自分もそうです。そんな記載してくる。
わかりました。次行きます。
明日に向かって撃て。これはどういったことで選ばれたんですか?
これはもう、ただ単に痺れますよ、男の友情。
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そして、この時のレッドフォードとポール・ディ・バーマン、かっこいい。
いや、映画スタートは核あるものか、みたいなね。
かっこいいです。とにかくそれだけ。
かっこいい。それだけ。
かけれなし。かっこいい。
芝居うまい、二人とも。
そうですね。やっぱりそういうところをご覧になるんですね、男の方って。
本当にシャビーで不快な時代だからこそ、みたいな作品ですよね。
そうだと。
それで、アメリカニューシネマっていうジャンルじゃないですか。
ちょっと新しい風が吹いてる。
西部劇なはずなのに、西部劇っぽくないところが痺れましたね。
PJ・トーマスのレインド・アルト・フォーレの歌があるね。
キャザリン・マスオ、二人の男が一緒に自転車に乗って行ったとか。
まあ、なんて言いますかね、ああいうところもキュンときますね。
年代を感じますよね、音の使い方とかね。
感じますね。いいですね。
またあまりにも有名な名曲ですからね。
センスもいいし。
でも、自転車のハンドルに乗れるかな、女の人って私思っちゃったんですけど、
あれ見たら一瞬そう思うよね。
やってみたりはしてないんですけどね、そう思いましたね。
ちょっとだって今の自転車と違うから、形がちょっと違うじゃない。
乗れるんじゃない?
あれハンドル乗ってたっけ?
ハンドル乗ってました。
なかなか運転するのに技術がいますね。
そうですね。
危ないね。
自転車で足をハンドルに乗せたりとか、こうやったりとか、
あれ私できるんですよ。
面白いところに着眼しますね。
あの映画見てそこに着眼する人初めて見ましたけどね、僕。
そしてあれ私できるんですね。自慢する人も初めて見ましたけどね。
あれできますか?
私できるんです。
私4人兄弟の末っ子だったから、自分の自転車を買ってもらえなかったんですよ、子どもの。
幼稚園とか。
だから大人の自転車しかなくって、本当に保育園とかちっちゃい時に、4,5歳の時から26っていう大きなママチャリみたいなの。
大きいのに乗ってたんですよ。
だからもう本当にこうやって、こうやらないと、こうやらないとっていうのは、ぎっこんぎっこんしないと。
でもそれでもやっぱりちっちゃい時から大きいのに乗ってるので、手放しもできるんですよ。
手放し自転車も足をハンドルに乗せたりとか、
全部できるんですよ。
手放し自転車も足上乗せも、だからやってらっしゃったのあれ全部できますよ。
もう一回言いますけど、あなたこの映画どこ見てるんですか?
映画自体はあんまり感動しなかったんじゃないの?
自転車のとこばっか見てたんじゃないの?
あ、私これできるわ!
あ、そこがやっぱ良かった。
そこが良かったじゃないわ。
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あ、だった?あ、私できるって思ったの。
なんて天真爛漫な人だろ。
ただやっぱかっこいいですね。ロバート・レッドフォードも本当に。
ボル・ニューマンも本当にかっこいい。
これは精神映画ですね。
もう一本言ってもよろしいですか?
はい。
ディアハンター。
来た。来ましたね。
ディアハンターを選ばれたのは?
これはもうね、あそこに京橋にテアトロ東京って映画館があったんですよ。
大作をやるとこですね。
大作を。そこに何回見に行ったか。
10回くらい行きましたね。
まあ感動しました。
いろんなことに感動しましたね。
高校生だったのかな。あ、大学生だ、たぶん。大学生の時ですね。
レ・デニーロの芝居。クリスタルウォーケンの芝居。
それからほぼあそこに出てるジョン・サベージー。
まああの人たちの芝居が芝居これって。そういうふうに単純に思いました。
お芝居でこんなことできるの?っていうね。
ロシアン・ルーレットとかね。
で、皆さんやっぱりベトナム戦争の描写に行ってからのディアハンターが面白かったっておっしゃるんですが、
それまでに延々続く結婚式のシーン。
長かった。
でもそれは、長さはきっと次から来る悲劇のための。
必要な部分なんですよね。
部分なんですね。
そこ僕好きなんですよ。
結婚式のとこ?
メリル・ストリープは若い。
綺麗。
細かい結婚式でね、クリスタルウォーケンがメリル・ストリープに見つめるわけですよ。
そうすると、ちょっと田舎っぽい女の子が自分の方を見てくれてると思って、
ちょっと頬を染めて喜ぶっていうシーンがあったりする。
本当に細かく見ないとわかんないんだけど。
それから鼻が真っ赤でずっと酔っ払ってるおじさんが、
だんだん結婚式の時間が経つにつれて酔っ払い具合がひどくなっていくっていう、
そういう人が映ってたりね。
何回も見ると、そういう楽しみを見つけたみたいな。
あの結婚式のシーン撮ってました。
でもやっぱり映画って、
内容もそうですけども、デニーロにしてもメリル・ストリープにしても、
その時にしかない演技、その時のものが作品として残るじゃないですか。
それは魅力的ですよね、映画って。
いや、本当にそう思うね。
だからこんなに若い時があったんだって思ってしまっていけませんが。
思っちゃいけないけど。
すごいですよね。
しかもこの演技をマイケル・チミノ監督が引き出してくれて。
うまいんですよ。
そうだと思う。
今日も吉田幸太郎さんと映画談議させていただきました。
12:02
ありがとうございました。
ありがとうございました。
12:08

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