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2024-05-17 24:39

第167回(1) オープニング前編~システム・クラッシャー/無名/ハッピーアワー etc…~

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』と原作漫画の話をしました。

オープニングではメンバーの近況の話をしています。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema     https://bsky.app/profile/bunkai00.bsky.social ・まえだ ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■月2バー「ちょっと映画の話でも」オープンのお知らせ

山口が店長の映画の話をするバーをオープンします。

毎月第2/第4火曜日

次回オープン:2024年5月28日(火)

場所:Osaka Metro「長堀橋」駅 徒歩2分「CAFE&BAR DC心斎橋」

詳細:https://chottoeigabanashi.virtualeigabar.com

単独でのPodcast:https://chottoeigabanashi.virtualeigabar.com/podcast

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00:12
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第167回になります。この番組は、大阪の南森町にあるイベント型カフェバー・週刊マガニーで、映画トークバーイベント
映画の話したすぎるバーを開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。私、映画の話したすぎるバー店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
前田さん、ちょっと参加遅れているので、まず3人でオープニングが入っていきたいと思うんですけれども、では近況、マリオンさんからお願いできますか。
はい、そうですね。ゴールデンウィークは家族、両親とちょっと旅行行ったりとか、
おお、素晴らしい。
映画もいっぱい見たりとか、なんかそんな感じでバタバタしてましたね。長期休暇っていうか連休なので、いっぱい映画も見てますし、みたいな感じでしたね。
そうですね、もうちょっと一個一個あげるのがちょっとめんどくさいので、なんか喋りたいやつだけ喋ろうかなーって思ってるんですけど、そうですね。
えっと、収録前にもちょっとね、3人で話したんですけど、悪は存在しないを入れてきまして。
いや、マジで最高。マジで最高。
いや、すごいなって思って。
いや、あのー、映像もやっぱ美しいし、なんかああいう美しさ、ちょっと僕全部浜岸祐介の作品見てるわけじゃないんですけど、なんかすごくこう、絵力で圧倒されるみたいな瞬間って、あんま、まああったのはあったんですけど、なんかこう、目に見えてすごく圧倒されるみたいな瞬間っていうのが結構多かったなって感じもすごくしました。
やっぱり、冒頭のタイトルが出る瞬間のところとか、あと木の連なりとかっていうところですかね。あれはやっぱすごく美しいですよね。
そこにまた石橋栄子さんのめちゃくちゃ素晴らしい曲が流れてっていう、もうこれだけはもう確かにずっと見てられるなっていうか、っていうものはやっぱ確かにありましたし。
で、やっぱりもう会話劇も相変わらずもうなんかこう、痛いとこつくなーっていうのとか、あともう、笑っちゃうよこれみたいなとか。
絶妙な会話劇とキャラクター造形って感じがね、もう本当にね、素晴らしいなって思って。かと思ったらもう最後あれですよね。
はい?みたいな感じの。なにこれ?みたいな終わり方をするっていうね。いやもう、え?え?え?なにこれ?なにこれ?って思いましたよ、一回見てると。みんなこれ意味わかったの?みたいな。
もうあまりにもこう、あぜんとしたので、ちゃんとパンフレット読んで、監督インタビューとか読んだ上でちょっともう一回見ようと思ったので、今日実は見てきたんですけど、2回目。
見たきたんですけど、やっぱり最後はやっぱり、は?みたいになるっていうね。読んでも無駄っていうか、無駄っていうわけじゃないんですけど。こういうことが言いたいのかな?みたいなとかはあるんですけど、やっぱり何度見ても多分あのシーンで、なにこれ?ってなるんだろうなっていう感じがすごくして。
03:07
そんな驚き、ちょっとびっくりするな、これはっていう感じがちょっと、なかなか映画にこんなに、なにこれ?みたいな終わり方をする映画、久しぶりに見たなっていうのもあって、ちょっとまあ面白い。そういう感を含めて面白いなっていうふうに思いました。
いやーもうね、ほんとよくて、まずこう、天口隆介監督作品的な会話劇の良さも中盤バチバチにあって、あの説明会のシーンと車中のシーンですよね。もうあの2つは最高中の最高。
もうあの、芸能事務所の男性の人の社員は、ちょっとこれはもうね、思い出しただけで頬がにやけてくれない素敵なキャラクターですよ、あれは。
いやほんとにもう、もういくらでも語れますよね、彼の。あいつのあそこがいかにこう、絶妙に人の神経を魚でするかとか、お前でも意外といいとこあんな、みたいなところとか、結構ね、そこがね、面白いですよね。
いや僕、あの天口監督の作品って、結構男のダサさを描いてる人だなってずっと思ってるんですけど、本作では彼がその役割を担ってて、もうめちゃめちゃダサいし、本人上手にやってるつもりで何一つわかってない上にプライドは高いっていうね、あの、あらゆる部分で最高なんですよね、ほんとに。
ほんとにね、いいやつだな、ほんとっていうか、いいやつっていうか、ほんとにいいキャラクターでした、ほんとに彼が、ほんとに。
いやもう、あの、むちゃくちゃいい映画で、ほんとに。
ほんとすごい良かったですね、いやほんとにこれちょっともう、ね、こう喋り、延々とこうなんか喋ってもいいぐらいですけど、もうちょっとこれとかやっぱりすごく印象に残りましたね、やっぱり。
で、あともう一個ちょっとすごく良かったなっていうのが、システムクラッシャーっていう映画を見まして。
見たいなー。
見ました。
見たいです。
あ、ホイさん見られてるってこと?
見ました、僕それ話そうと思ってました。
あー、じゃあちょっとね、お任せしていいっすか?って、お任せしていいっすかって、もう僕からはもうめちゃくちゃ良かったっす、これ。
もう、もうちょっとこれえぐいっすわ。えぐいというか、えぐさも当然あるし、なんかまあ結構近しいので言うとっていうか、まあちょっとやっぱ思い出すのは、やっぱりこちらあみ子のことをちょっとどうしても思い出しては、僕はしてしまうんですけど。
なんというか、まあ僕はこちらあみ子嫌いだって言ってる側の人間ですけど。
そうですね。
でまあ、今回のそのシステムクラッシャーに関しても、やっぱすごくその、小さな女の子が主人公で、まあもう養護施設の方とか、まあ両親自体ももう手を焼いてると、もうあらゆるものを壊してしまうような少女だという風な主人公であるんですけど、でもほんと見ててほんと辛いんですけど、周りの大人たちがどんどん、もう明らかにもう彼女のことを煙たがってるし、もうどう接していいかわかんないし、
06:09
すごくなんかね、親身になって接してくれる男性がいるんですけど、その優しさゆえにね、一線引けなくなってしまってっていうのもとても辛くて、ほんと見ていて辛かったんですけど、
けどやっぱりその、本当にその辛い現象である、彼女の周りの大人たちがとてもちゃんと、ちゃんとというかその、とても辛い中に巻き込まれてて、で彼女自身もとても辛い思いをしていると、主人公もちろん。
っていうのを本当になんか、ありのままちゃんとフラットに描けてるなっていう風に思って、だからこそなんか大人たちもだし、子供にもすごく丁寧に接してることができてる映画なんじゃないかなっていう風にはすごく思って、
この描き方だったら僕もちゃんとそれは飲み込めるというか、なんかちゃんとこう伝わるものがちゃんとあるなっていう風にはそれはすごく思いました。
なんかもう、ちょっとこのまま話しちゃってもいいですか?
多分この映画すごい、ドイツの映画ですけど、多分アミコと比較すると結構その子供事情というか、日本とドイツの育児事情の違いみたいなのも結構見て取れるなぁなんて見ながら思ってはいて、
アミコの場合は家族でアミコを見なきゃいけないことによって家族が崩壊していくっていう話になったと思うんですけど、システムクラッシュの場合は家族から離れたってしまったが故にこう、
いろんな人を苦しめていくとか巻き込んでいくようなお話になっていて、なんかそこはすごい子供思い振る環境の違いみたいなものが二国間であるなっていうのはちょっと感じたんですけど、
なんか特に今作、まあもちろん日本でも描き得る話だなと思いつつ、やっぱマリオさんおっしゃってるようにすごいなって思ったのが、支援者側の線引きの難しさってことを描いたことだと思うんですよ。
そうですね。
本作ミヒャってもう一人多分ほぼ主人公と言っていい支援してく男性っていうのがいて、彼はその暴力トレーナーって言って結構やんちゃな男の子を基本的には社会に適応させていくようなトレーナーとして働いてる人なんですけど、
そんな彼が9歳10歳の主人公の女の子と関わっていくんですけど、だんだんそこで自分と後は彼女、責任の境界線が引けなくなっていくって話に途中からなっていくんですよね。
だから彼女を家に泊めてあげてしまったことをすごい一線を越えてしまったっていうふうに表現するし、実際彼女も彼女で保護者がいない状態なんですけど、保護者がある彼女の子育てを放棄している状態になるんです、主人公の。
そんな彼女がずっとその保護者を求めている中の保護者になってくれよって話になっていって、それはちょっと飲み込めないっていう結構難しいバランスに入っていくんですよ。
そこに踏み込めたのって凄まじい映画だなと思って、多くの場合そういうふうに理解者を見つけましたでハッピーエンドだったりとか、あるいは疑似家族になったりとかって言って終わる話ってめちゃくちゃ多いと思うんですよ最近。
09:06
でもこの映画はそれでは解決しないっていう結構その先を描こうとしてるというか、むしろその理想像では何も解決してないですよっていうリアルを見せようとしてるというか。
本当にシビアだなぁってあれは本当に思いましたね。優しさだけではケアにならないっていうか、ちゃんとその彼女の自立までたどり着けないっていうのはそうだなと思いつつ、じゃあどうしたらこれ良かったのかなみたいなのもすごく考えましたし。
終盤以降、精神病棟に閉じ込めたらいいのかみたいな話にどんどんなってるじゃないですか。
あんまりにもこう選択肢がどんどんなくなっていってしまっての流れでそういうふうなことになりましたけど話題が出ましたけど、やっぱそういう子は絶対いるじゃないですか。どうすりゃいいんだろうなっていうのをちょっとやっぱ考えさせてしまいましたね。
僕、今一番見たい映画これなんですけど、時間はなくて見れてなくてめちゃくちゃ見たいんですけど、すごい重いテーマというか、社会が助けるべき存在が愛されるような存在ではないかもしれないってものすごい命題だと思うんですよね。
愛される存在というか、愛しやすい存在じゃないかもしれないっていう、これって形を変えていろんなところで問題になってることだと思うんですよね。それの一つの端的なあらわれの映画なのかなと思うんですけど、内容的にも大井さんがやってるもう一つの番組の話の合わない俺たちの方でも取り上げがいがあるというか。
ちょっと取り上げました、なんなら。本格的に喋ってるわけじゃないですけど、少し特に土屋さん、自立支援やってる友人が一緒にラジオやってるんですけど、彼には絶対見てくれっていう話はしましたね。
たぶんそっちの方が実りある話ができるかというか。僕が喋った感想よりも実りのあるものが出てきそうなんですけど。でも演出もすごく良かったですよね。彼女がちょっと完全に取り乱してしまう瞬間のバチッと画面が変わっていってしまう感じとか。
あと全体的にピンクっていうのが彼女のテーマカラーなんですけど、それの使い方っていうんですかね。彼女のピンクってどっからでも目につくんですよね。全く溶け合わないショッキングピンクみたいな色の服ばっかり着てて、それこそ彼女の存在そのものっていうか、何にも染まりはしないぞ私はみたいな感じか。
そこからもすごく出てきますし、また演じてる役者さんのエレナ・テンギルさんですかね。すごい演技するなというか。本当にね、痛いけなく可愛い子かなって思っとるから、もうすんごい恐ろしい形相でこっちに歯向かってきたりとか、ふってぶてしい顔で、「何?」ってみんな顔をしてくるわけですよ。
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怖いし、でもすごくそこがね、はたから映画で見てるからなんでしょうけど、すごく憎めない複雑なキャラクターを持った人物だなっていうふうにすごく見えましたね。
だからこそ、周りの大人たちもなんとかしてあげたいとは思うんですよね。やっぱり。そんな面倒というか結構大変な彼女なんだけど、やっぱり愛らしさもあって。それこそミヒアなんかまさにそうなんです。男性のトレーナー、さっき言ったトレーナーですけど、まさにそうなんですけど、俺ならなんとかできるかもってみんな思うわけですよ。
そうですよね。難しいなぁと思いつつも。だから本当これラストどうなるのかなって。これどうなるのかなって思ったんですけど、あのラストはやっぱりなんというか、全体的なトーンもそうなのかもしれないですけど、ちょっとショーン・ベーカーにも似てるのかなっていうね。
わかりますわかります。
プロリーダープロジェクトとか、レッドロケットにも似たようなものを感じたりはしたので、なんか本当に僕すごい好きな映画になりましたね。
なんかもう本当、この重いテーマを扱いながらラストはなんかもうちょっと清々しさというか、開放感みたいなものを感じる、素晴らしいラストでしたよね本当に。
本当にそう素晴らしいなと思って、ちょっと忘れられない一本来たなっていう感じがしましたね。
あと先週のラジオでも話題に出たドク娘もちょっと見てきたんですけど、なんかくしくも赤とかピンクとかを身にまとった女の子が大暴れする映画っていう共通点がちょっとありまして。
でまたなんかちょっとね、ドク娘の方はすごいなんか悲しい話だなってちょっと僕はすごく思いましたけど、
まあまあそのチーちゃんという真っ赤に身を染めたある種のモンスター的ポジションとして劇中に出てくるんですけど、
なんかすごい悲しいなって思ってしまうというか、彼女の、彼女を救っては誰もくれないんだなみたいなところにすごく悲しみを覚えましたけどね。
とても悲しいなというふうに思って、まあこれもある種のホラーというか、主人公側の妻側のその家族のモラハラ夫のあれがめちゃくちゃエグいっていうのもありましたけど、
なんかそれよりも、それもすごい良かったですけど、なんかチーちゃんの存在そのものがすごい悲しくて、なんかすごいちょっとどうにもならんのかなこれっていうのをちょっと考えてしまうようなふうに思って、
すごくちょっとそこがすごい印象に残る映画ではありましたね。
なるほど。そんな感じですかね。
そうですね。いろいろ喋りたい映画はあるんですけど、マンティコアも良かったなって話をしたいんですけど。
マンティコアね。
マンティコアね。
なんですけど、ちょっと僕だけの話になりそうなので、長くなりそうなので、ここまでにしときます。
はい。前田さんが到着されました。お疲れ様です。
15:01
お疲れ様です。
お疲れ様です。
近況の話このまま続けますね。
はい。
じゃあ、おいさんどうされてました?
そうですね。さっきシステムクラッシャーの話はさせていただいたので、もう1本ちょっとゴールデンウィーク中に見たい映画の話をしたいんですけど、
悪は存在しないを見て、ちょっと無償に見たくなったんで、ハッピーアワーのブルーレイを買いまして。
え?
5時間のやつ。
ハッピーアワーって家で見れるんですか?
そうなんですよ。ブルーレイを買えば家で見れます。
ブルーレイを買えば見れるはするんですけど。
配信サイト多分どこもやらないだろうなしばらく。あと映画もほとんど買わないしって思って、じゃあいいや買っちゃえってことで買ったんですね。
一応一度元町映画館で見てたんですけど、もう一度ってことで今回改めて見直してみて、なんかやっぱ面白いなっていう。
1つのテーマがあるって言えるかどうかわかんないんですけど、ちなみにこの中でご覧になられた方ってマリオさんはご覧になられてるんですよね?
はい、見てます。僕も見てます。
本当ですか。ご覧になられた方ならわかると思うんですけど、一個あえてテーマを挙げるとすれば、重心っていうのが多分テーマだと思ってるんですけど。
それってよくよく考えてみると今回の悪は存在しないとか、あるいはちょっと同じ脚本家って意味で王国とかにも結構通じるテーマなんだなってことをちょっと見ながら思いまして。
まさにハピアワーでは人間の関係性、安定してた重心がどこかでバタンって崩れて別のものになり変わるって瞬間がそれぞれの登場人物で出てきますけど、
濱口隆介あるいはあそこに関わってきた人たちがその後作ってる映画って結構そういうものをずっと描いてるのかもなって思って。
例えば、悪は存在しないのラストに関しても、ある種の重心が崩れた瞬間って考えてもいいなって思ったりとか、あるいは王国に関しても、
王国の元のストーリーの方ですね、関係性の王国というか親密性みたいなある重心がとある時にちょっと暴走して崩れてしまう瞬間、
あるいはその重心を守りたいがために行ってしまった行為のようにも思えるし、
あるいはそのドライブマイカーに関してもその化伏がそれまで保っていた重心っていうのは何かを見ないことによって保ってた重心だったりもするみたいな。
なんかいろいろなやっぱりテーマ性、その後の映画のテーマ性をハッピーアワーを通してみるといろいろ見えてくるなっていうのはちょっと思ったりもして、
なんかそういう意味で改めて見てみるっていうのは面白いなっていうふうに思いましたし、あとやっぱ5時間全然見れるなっていう。
本当見てる間ずっと幸福なんですよね、ハッピーアワー。
やっぱそこが浜口監督、あるいはあそこの脚本チームの凄さなんだろうなっていうのは改めて思いました。
家で見れるんだっていうのはメディアがあるとかっていう意味ではなくて、個人の能力として家で5時間の映画を見ることができるんだっていうのに僕はちょっと今驚いてました。
18:02
なるほど。
いやまあ、頑張ればできます。
僕もあのあれですね、浜口隆介の親密さっていう映画があるんですけど、あれも4時間半くらいある映画だったと思うんですけど、あれを家で見ましたね。
すごいなあ。
でも映画館で見た方がいいと思います。
もちろん見れるんだからね。見れるんならですよ。
いや、ハッピーアワーは家だと思います。
そこはちょっと改めて見て面白かったなっていう感想ですかね。ある意味ゴールデンウィークだからっていう感じでもありましたけど。
そうですね。
確かに。普通の土日に見たらもうなんか1日全部終わったなみたいな感じになりますね。
もう休みこんなにあるから1日ぐらいハッピーアワーに当ててもいいだろうみたいな。
はい、そんな感じのゴールデンウィークは過ごしてました。
僕はですね、ゴールデンウィーク怪獣映画見るって言ってたんですけど、結局ほとんど寝てましたね。
ゴールデンウィークは見てなかったんですけど、明けてから割と見てて、悪は存在しないとピクニックアットハンギングロックと無名の3つを見たんですけど、全部今年ベスト級でしたね。
本当に。
悪は存在しないの話はさっきしてたんで、もう触れません。
ピクニックアットハンギングロックはね、ちょっとね、マジで最高なんですよ。本当に。本当にね、本当に最高で。
ちょっとね、なんとなく分かると思うんですけど、ゆりっぽい話なんですよ。
まあまあ、そうそうですね。
でもね、ちょっとゆりって片付けたくなくて、あのね、押し花のような映画なんですよ。
実際作中でもね、女学生が押し花を押し付けて作ってるシーンがあるんですけど、たぶんあれってすごい象徴的だなと思って。
こう、花として成長していっても、なんかこう、良くない世界に出て行ってしまうぐらいだったら、このまま押し花としてなってしまった方がいいみたいな雰囲気を感じるんですよね。
で、話は1900年のオーストラリアで、ヨーロッパから入職してきてる上流階級の女子生徒が通ってる、通ってるというか寄宿舎なんで住んでるんですけど、その女子生徒が岩山にピクニックに行って、そのうち何人かが行方不明になるっていう話なんですけど、
何時までに帰って来いみたいな話があるんですけど、その岩山に行くと、なんか地場の影響かわかんないですけど、時計が止まっちゃうんですよ。で、時間がわからなくなる。で、その岩山は時間が切り離された場所になるんですよね。
で、そこでなんかいなくなるっていう。で、そのいなくなるのは本当になんかよくわかんないんです。なんかよくわかんないんですけど、ただそのいなくなったということで、周囲の人々の生き方とか価値観が変わっていってしまう、壊れていってしまうっていう話で、これはあれですね。皆さんご存知、キリシマ部活辞めるって言うですよね。
21:17
たしかに。
で、その女子生徒たちの関係性がどういうものかっていうところもあるんですけど、あとね、その学校の先生たち、皆さん女性なわけなんですけど、その人たちもやっぱりこの物語の中心でもあって、それぞれかつて少女であったであろう人たち。
まああったであろうというか、まああったんですけど。で、今大人になって中年あるいはもう老年期を迎えている人々がこの世界の中でどう生きているかみたいなのも描かれていってるんですけど、まあね本当に素晴らしい映画ですよ。本当に腰抜けるぐらい良かったです。
僕は一人でやってる方のポッドキャストでも触れてて、そっちでもうちょっと掘り下げてるんですけど、なのでもうちょっと触れたいのがムネの方なんですけど、めっちゃいいんですこっちも。で、こっちはね、男たちの話なんですけどね。
30年代から40年代にかけての中国での国民党と共産党と日本軍の陰謀撃みたいな話で、正直時系列ぐちゃぐちゃの話なのでかなり混乱します。
あと、30年代から40年代ぐらいにかけての日中戦争からアジア太平洋戦争にかけての勢力がどんなんだったのかなみたいなのを軽くでも頭に入れておいた方がいいかなってぐらい説明なくガンガン進んでいくので、ちょっと僕あんまり詳しくないまま見ると混乱しちゃいました。
ただ、登場人物たちの心にフォーカスしてみたら全然いけるんですよね、そこは。やっぱね、この心ですよ、心。男たちの心。もうね、最高ですね。話は陰謀撃というか、実はこうでしたが何回か続くみたいなのは想像しやすいものだとは思うんですけど、絵力と音楽の力で持っていくんですよね、これを。
もうそれにエモーションが持っていかれちゃうんですけど、その絵力を支えているのが、このトニー・レオンとワン・イーボーっていうもう最高の役者さん2人がダブル主演で演じてるんですけど、まあね、こう30年代ぐらいの良いスーツを着てるわけなんですよ。こうやってね、タバコ吹かしてるんですけどね。もうね、うっとりとして見てました、僕は。
もうその2人だけで画面が映るんですよ。で、もう話はある程度陰謀撃的なものが進んでいくので、その絵力とエモーション、彼らの心がどうなってるかみたいなところに想像を及ばせながら見てるだけで、もうね、糖水しながら見れるような映画でしたね。本当にあのね、むちゃくちゃ良かったです、こっちも。
24:07
ちょっと今年ダブルトップぐらいの2作ですね、その2つで。むちゃくちゃ良いです。ただ、どっちかというとピクニックアットハンギングロックの方が進めたいですね。
あの、毛色は違うけど、同性だけの閉じた世界の話です、どっちも。確かに。その何か良くないことが起きている雰囲気っていうものを味わうような2作だったかなと思います。っていう感じですね。はい。
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