サマリー
映画「ニーキャップ」は、北アイルランドのヒップホップユニット「ニーキャップ」の結成と活動を描いています。コメディ調の中にアイルランドの歴史や文化、特にアイルランド語の重要性が織り込まれ、若者たちの音楽を通じてメッセージを伝えています。
映画の紹介
こんにちは、ninjinkunです。
また映画の話をしようと思うんですけど、先々週に見た、ニーキャップという映画の話をしようと思います。
これは、北アイルランドが舞台の映画で、そこで活躍する、アイルランド語でラップをする、
ヒップホップユニットニーキャップの結成から活躍を描く、
ドキュメンタリーではなくて、事実を元にしたドキュメンタリーみたいな形ですかね。
結構脚色している部分は、たぶんいっぱいあるんですけど、
これね、すごい良かったです。自分すごい好きなタイプの映画でした。
全体としては、結構コメディ調な感じなんですけど、
そもそもまず、この北アイルランドっていうところが、なかなか厄介なところで、
自分も最近、いくつか映画とかドラマを通して、事情を知ったんですけど、
例えば、エニシエリン島の精霊って映画とか、
あとベルファストっていうね、テニス・ブラナーが監督した映画は、結構直球でそこを描いてるし、
あとディズニープラスで見れるSay Nothingっていう、これもドラマがあって、
これはかなり直接、実際何があったかってことを描いているドラマがあって、面白いんですけど、
アイルランドの全体は、ほとんどの部分はアイルランド共和国として、
イギリスの植民支配から独立してるんですけど、
北の部分だけはイギリスから移り住んできた人が多くて、
大多数の人はそっちはプロテスタント系なんですよね。
アイルランド系の人はカトリックで、その間の対立がかなり激しいところで、
その北アイルランドはイギリス系のプロテスタント系の人が多かったんで、
独立の時にイギリスに留まる選択をしたから、
北の部分だけがアイルランド共和、イギリスなんですよね。
ただもちろんその中にもアイルランド系の人が住んでるんで、
特にカトリック対プロテスタントの構想がずっと近年まであって、
IRAっていうアイルランド系の人たちの施設群というか、
イギリスからするとテロ組織なんですけど、
車爆弾とかでいろんなときに爆破したりするような血なまぐさいことが、
割と1000年代に入るまで続いていたっていう、なかなか威爆付きのところですね。
ただこの物語に出てくる主人公のラッパーたちは、
その闘争の時代は経験してなくて、
基本的に武力路線をIRAが放棄した後の和平が結ばれて、
もうちょっと政治闘争に移った後の時代にせいを受けて生きている若者たちなんで、
最初にアイルランドの歴史って言ったらこうだろうみたいな感じで、
理由ってなんかおさらいがあって、
でも今回はこんな話はなしだみたいな感じで始まるんですけど、
その後に何が起こったかっていう、
そしてその中でなぜ彼らがラッパーとして出てきたのかっていうね、
今の北アイルランドをすごく切り取ったような映画になってます。
まず主人公が3人いて、
ラッパーネームとリアルネームがあるんですけど、
ラッパーネームがモーグリーバップとモッカラっていうですね、
この2人が若者として、最初この2人は幼馴染的な感じなんですけど、
モーグリーバップの方かな、
お父さんがIRAの戦士だった人で、
家でもバチバチにアイルランド語教育をして、
戦うとはこういうことだみたいなことをひたすら子供に教えていると。
このお父さんもなかなか問題があるんですけど、
その影響かわかんないですけど、
このモーグリーバップはめちゃめちゃアイルランド語を非常に愛している若者になって、
音楽活動と社会的影響
基本的に家ではアイルランド語だし、外でも話せるときは大体アイルランド語で喋ると。
ただ彼らはね、この2人はドラッグディーラーをしてるんですよね。
なんで、当然警察に目を捨てられてショップ行かれるんですけど、
その時にガンとしてアイルランド語しか話さないと。
警察は大体イギリス系の人たちなんで、アイルランド語わかんないんで、
お前絶対語喋るだろうって言いながら話してくれないんで、
そこに通訳として呼ばれるのが、
アイルランド語の先生と音楽の先生をしている人がですね、呼ばれるんですけど、
これ名前、パンフレットだとJJになってるな、JJさんが通訳として派遣されて、
そこでこのモグリバップがですね、いろんな謎の歌詞を書き捨ててる手帳をですね、
証拠として押収されたものを見て、なんかこれラップっぽいなみたいな感じで気づいて、
この人が謎の才能があるトラックメーカーで、
帰ってその手帳、なぜかその手帳を押収されてるはずなんですけど、
ピッて買って帰ってくるんですけど、帰ってトラックに乗せてみたらめっちゃかっこいいやんってなって、
これは絶対ヒップホップになるなという確信がそこで生まれて、
この若者たちを音楽の先生が誘いに来るんですよね。
その先生自体もアイルランド語も学校で教えてるんですけど、
全然生徒たちが関心を持たないし、教科書ではもうなんか古そうな、
もうこんな話題使わないだろうっていうようなトピックをしか教科書にないんで、
こんなんじゃ子供たちアイルランド語に興味持たんよなと思ってたら、
これヒップホップだったらワンチャンあるんじゃないというふうに思って、
この二人を誘ってニーキャップが結成されると。
なんでこの先生が、JJがDJプロバイっていう人にDJになってですね、
これは実際にステージに出る直前に、やっぱ俺見張りできねえわと普通に先生やってるわってなって、
若者二人ドラッグディラですからね、こんな奴らと組んでるぞのがバレたら多分大変なことになるということで、
急にですね、その服面をかぶって出演することになって、
この服面がアイルランド国旗の色をしている三色の服面で、
こんなIRLみたいなことで、プロバイっていうのはIRL暫定派のことらしいですね。
という感じで、なんでめちゃめちゃいきなり政治的な意味をですね、
帯びた服面をかぶって出演する羽目になって、
しかもそのニーキャップの歌詞はですね、めちゃヤバくて、
まずアイルランド語と英語のミックスっていうのがあるんですけど、
基本的にドラッグのことと、イギリスは出てけっていうことを歌ってる。
なんで、なんでしょうね、
普通に親世代が来ると眉を絶対に染めるような内容がバンバン歌われているというね、
ヤバい白毛で、
基本的にどの役を手に入れて最高とか、
女の子のこととか、
とにかく今日はパーティーだみたいな、そんなことばっか歌ってるんですよね。
それにたまにイギリス批判が入ってるっていう白毛で、
正直ドラッグカルチャーがない国の人間からすると、
ドラッグのこと歌いすぎじゃないと思うんですけど、
ライブでドラッグをばらまいて集客したりするっていう、
めちゃめちゃヤバ宣伝活動を行ったりして、
だんだん人気が出ていってですね、
ある日DJ Flobbyが、
学校で生徒たちがスマホをいじってる様子を見たらですね、
ニーキャップ聴いとるやんけっていうのに出会って、
俺たち聴いてるぞというのがわかると。
実際に若者たちの間でもニーキャップが人気になっていって、
どんどん大きな箱とかでライブができるようになっていくんですけど、
でもそうすると当然目をつけられてですね、
最後はDJ Flobbyも正体暴かれてしまって、
学校クビになるとかね。
でもその後も彼らは元気で、
ヒップホッパーとしての活動を続けてますという感じのね、
これが大まかなストーリーかな。
すごいのが、演じてるのが本人たちっていうのはすごいですね。
最初にその情報、自分は一応知ってたのかな。
知ってたけど全然違和感なく見れたんで、
全然演技の経験がない素人のミュージシャンたちが、
これだけ立派な演技をして、
だから本当にそのラップシーンとかは彼らのラップシーンだし、
多分これ絶対誇張だなってシーンもいっぱい入ってるしね。
これはなんかすごく、
すげえなっていう、ラッパーはこんな演技できるんだっていうのはびっくりしましたね。
あとね、ところどころに入っているそのジョークのセンスが際どいものばっかで、
例えばこの、これ確かモーグリバップかモカラかどっちかな。
どっちかが女の子と性行為に及んでいる最中に、
絶対にこうなんかね、これねセリフを覚えてないんですけど、
多分革命犯罪的な、多分違うことを言ってるんですけど、
そういう政治的なスローガンを叫んでしまうっていう、
やばい性癖の持ち主で、
まあそんなこと言うと、大体の女の子は覚めてしまって何をするとなるわけですけど、
ある女の子とね、ことに及んでいる最中に、
それを叫んだら、女の子はそれ最高みたいな感じになって、
もっとやれみたいな感じになって、しかもその子はイギリス系なんですよね。
2人でなんか、このイギリス野郎とか、このアイルランダ野郎とか、
野郎知り合いながらイチャつくっていうね、めちゃくちゃな関係に突入していく。
まあね、本当にこんな人間いたら結構怖いですけど、まあおそらくね誇張はあると思うんですが、
これはね、この2人の絡みのシーンがね、多分2,3回ぐらいあるんでね、
何度見てもそこで笑ってしまうっていう、
非常にエッチが立ったユーモアのシーンもある。
これはね、見てて面白かったですね。
全体としては本当に笑えるシーンばっかりで、
アイルランドの暗い北アイルランドの空気を笑い飛ばそうとするような、
そういうパワーに満ちているね、
すごいユーモアセンスが際立った映画だったなと思いますね。
実際にパンフレットでもね、彼らのインタビューの中で、
アイルランドではトラウマへ対処する手段としてコメディを活用してきた。
良いジョークは役に立つよっていうね、
モグリバップのコメントが収録されているんですけど、
まさにね、それを体現するような、
そういうね、暗い歴史を吹き飛ばすようなね、その明るい、
でもその歴史とか自分たちの文化に、
ちゃんと誇りを持ってそれを発信するような内容になっていて、
とてもね、立派な作品だなと思いました。
内容はドラッグファミレではあるんですが。
という感じで、良かったですね。
そしてアイルランド語話者は8万人ぐらいしかいなくて、
しかもアイルランドには6千人ぐらいということで、
それもあってだから、
絶滅瞬前の堂々に中で例えられているんですけど、
そのね、でもこのニーキャップの活躍で、
実際にアイルランド語を勉強する人は増えているらしくて、
これもだから、何でしょうね、
若者からのプロテストというか、
そういうものが非常に成功した例として、
ヒップホップっていろんなことに使えるんだなというのが、
とても関心させられる内容になっていました。
はい、という感じで、アイルランドのラッパー、
ニーキャップを扱った映画、ニーキャップを見てきました。
ありがとうございました。
13:31
コメント
スクロール