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2025-08-26 12:36

国立近代美術館「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 」展

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館内の通称「眺めの良い部屋」からは皇居と丸の内のビル群が見える。

サマリー

東京国立近代美術館で行われている「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」展は、戦争に関連する美術作品を通じて、戦時中の政治的文脈や反戦美術の展開を探ります。この展示は、戦後80年を迎える中で、戦争画や広告作品を通じて歴史の理解を深めることを目指しています。

展示会の概要と意義
こんにちは、ninjinkunです。週末に 東京国立近代美術館で開催されている
コレクションを中心とした特集 記録をひらく記憶をつむぐという 展示会に、展覧会に行ってきました。
これは、ちょっとインターネットの一部で話題の展覧会で この国立近代美術館というところは、東京竹橋にあるんですけど、皇居の横ですね。
ここが、戦争画とかね、そういう戦時中に描かれた 美術作品を
実は結構持っていて、それを活用して、 戦後80年という節目に、美術がね、どういうふうにその戦争に使われたかとか、
当時のチラシとか、そういうものとか、 あとは戦後にその反戦美術がどう展開されたかとか、
そういう美術展というよりは、かなりレティッシュに主眼を置いた 展示会として行われているものです。
なので、いわゆるアートを鑑賞するというよりは、 もっと当時の時代を感じるものとか、
言うなればもうちょっと政治的な文脈が 入っているような展示会になってますね。
これは開催当初から全然宣伝がされなくて、 しかも図録とかも作られていないので、
なんでこんなにひっそりと開催しているんだ みたいなのが話題だったんですけど、
中の人にインタビューした記事を読んだら、 講演をつけずにその美術館を単独開催にしたから、
予算の都合でこうなりましたみたいな、 そういう背景があるらしいです。
で、私は行ってきたんですけど、 これはなかなかすごかったですよ。
まず展示されているものが結構いろんな 多岐にわたってて、
メインになるのは戦争が、 戦時中に画家たちがその委託を受けて、
主に国民の戦意、抗議のために描いた 絵画が多いんですけど、
その周辺というか、もっと例えば大東亜帝国の いろんな国がここも大東亜共栄圏ですよっていうのを示した地図とか、
あとは例えば満州への移住を推奨するようなポスターとか、
そういう美術品というよりは広告とか、 そういうものも展示されていて、
それが結構時代ごとにまとまっているんで、
そういう戦意、抗議の広告に囲まれてみると、
これは普通に自分もこの中にいたら その空気に飲まれるよなっていう、
そういう当時の時代の人になった みたいな気持ちになれるっていうね、
これはかなり画期的な展覧会じゃないかなと思います。
満州とにかく夢の国ですみたいな宣伝とか、
現地の人とも仲良しですとか、
朝鮮の人たちを描くとこんなに当時の向こうの人たちの風俗が美しいですとかね、
そういう相当いろんなことを美化して描いているわけですけど、
そういう絵画とか宣伝がいっぱい見れてですね、
これはとても見応えがありますね。
中心になっている戦争画は、これはもともと私もこの近代美術館結構好きで、
年に多分2,3回ぐらい行くんじゃないかな。
なのでここのコレクション展という常設展の方に行くと、
毎回普通のっていうか、
アートっぽい作品が続いた後に、
いきなりその戦争画コーナーがバンって現れて、
え、何これっていう風にね、
こうなんか浮いているコーナーがあるんですよ。
で、なんでいつもね、
なんでこれはここにあるんだっていう風に思わされるっていうね、
アート面に行ったらいきなりその戦争の話が入ってくるんで、
びっくりするコーナーが毎回あるんですけど、
それが今回はフィーチャーされていると。
これはもともと戦後にGHQに接種されたものを、
無期限対応という形で一回返却してもらったものが、
まあ何らかの経緯で近代美術館にあって、
なので、ただ結構その一気に公開したりすることをせずに、
ちょこちょこと少しずつ公開するっていう方針らしくて、
おそらくこれはまあ、例えばウハとサハみたいな、
そういう議論を避けるためだと思うんですけど、
でもずっと150点ぐらい持ってるっていうので、
たぶん毎回常設展に展示されたのが10点とか十数点だと思うんで、
だからね、私も見たことがあったものもあったし、
なかったものもあって、
特に目玉になるのはやっぱり藤田嗣晴、非常に有名な、
フランスに留学して最後はフランスで二期化して亡くなった画家ですけど、
藤田の戦時中の軍に協力して描いた絵がね、
かなり何枚もここに想像されてるんですけど、
しかもかなりどれも大盤で見ごたえがあるし、
やっぱり明らかに他のものよりもレベルが段違いなんですけど、
これがね、見たことないものがかなり大盤のが5、6点ぐらいあるんじゃないかな。
それが一気に見れたのもすごかったですね。
特に一番有名な、これは前から展示されたから知ったけど、
厚斗力祭っていうね、厚斗ってとこで日本軍が敗れる時の地獄絵図みたいなのを描いた絵とかはね、
これなんかはあんまり戦争協力美術っていうよりは、
むしろなんか戦争の悲惨さみたいなのを描いてる気もして、
多分本人の中にもいろんな気持ちがあったんじゃないかなという気がしますけど。
でもね、お国に協力しましょうみたいな言葉も残ったりするんで、
まあちょっとね、どういうつもりで描かれたかわかんないですけど、
どういうふうにね、実際に戦時中に描かれた絵がバンバン見れますという感じですね。
あとは一つ移植のコーナーとしては、広島の被爆者が描いた絵。
これはNHKの近くで集まった絵が広島の平和記念館かな、そこに所蔵されてるらしいんですけど、
自分はね、これ多分向こうで見たことないんで、普段は表に出てないんじゃないかな。
これは画家の人たちじゃなくて、普通に市民が、被爆を生き延びた市民が描いたものなんで、
むしろ絵的には非常に、例えばちょっと某人間的なものを描いてあったりする人もいるし、
技術的には普通に自分が描くのとそんなに違わないレベルだったりするんですけど、
でもね、やっぱりリアリティみたいなのが、ここでこの人が倒れてて、ここでこの人に呼びかけられてとか、
あとは川がだらんってなって、手の先から伸びているみたいなね、そういうのとか、
なんでしょうね、普通の人が本当にこれを見たんだっていう気迫に溢れてて、結構ここは偶然になりましたね。
展示の反響と個人的な感想
これは広島から多分持ってきてますねって感じなんで、そうですね。
やっぱり戦争とかに、特に第二次大戦に興味がある人には、これはとてもお勧めな展示じゃないかなと思います。
で、あとこの最後のところに、結構この企画をした人が、自分たちがね、その戦争画とかを持っているから、
やっぱこれをね、どうにかして受け継いだものとしてどう活用していくかっていうのをずっと考えてきましたみたいな。
それが今回この展示に結実してますみたいなことを描いてて、まあなんかそれはすごいわかるなっていう、
たぶん本来のその美術館的な機能を考えると、こういう戦争に関わるものを収集してるっていうのは、
たぶん少し流れとしては、目的とは違うと思うんですけど、でもこれもその美術の一側面として、
この美術館がたまたまね、受け継いでしまったから、まあそれを、でもやっぱね、
市民のためにどう使うかってことを、受け継いでしまったものとして考えたんだろうなっていうのが、
なんですかね、その最後の文から読み取れて、それもちょっとグッときましたね。
で、またね、この美術館が靖国神社と公表に挟まれた場所にあるっていう、めちゃめちゃ
それこそ政治的な意味を持ちそうな場所にあるんで、
まあそれこそ、まああれですね、あんまり反戦みたいなものを表に出すと、
まああれですかね、外戦者が来るようなことも、
あそこにこういうのに外戦者は来ないかな、わかんないですけど、
こともね、なりっかねないかもしれないんで、相当ここはね慎重に、今回もコンテンツを作ってるなとは思うんですけど、
いやーでもね、その中でも多分結構勇気を出してやった企画じゃないかなと思うんで、
私はこれはいけて良かったなと思います。
はい、えーっとね、10月26日までやってますんで、
これはなかなかこの機会に見ておくのは、
はい、なんか美術好きというよりもやっぱり歴史好きな人におすすめかもしれないですね。
いやでも自分は見れて本当に良かったと思いますし、
いやー本当にやっぱ絶対自分はさっきも言いましたけど、
この当時の空気にこう、そういうね、美術品とか宣伝とかに囲まれてたら、
普通に軍国少年とかになったっていうのは自分は思うなっていう、
そこでなんか反戦とか、まあ絶対思えないんじゃないかなっていう風に、
なんか飲まれてしまっただろうなって思いますね。
はい、そういうのはね、体験できるっていうのもなかなか貴重な機会として、
興味深かったと思います。
はい、それでは今日は東京国立近代美術館で開催中の、
コレクションを中心とした特集、記録を開く、記憶を紡ぐに行ってきた話をしました。
そう、あとね、ここはその企画展に入ると、
その後にコレクション展、常設展の方にも入れるチケットになってるんで、
常設展もね、ここもかなり見ごたえがあって、しかも毎回よく変わるんでおすすめです。
今回は、そっちもちょっと連携してて、例えば横山大官とかが戦争中に実は軍に協力して、
なんかその戦闘機を買うためのお金を展示会をやって集めてましたとか、
そういうことも書いてあったりして、へーみたいな。
大官とか早見御朱とかかな、そういう有名どころの日本美術の人たちもそういうのに協力してた時代の流れだと思うんですけど、
それでもね、そっちの、それは常設展の方でわかるようになってて、なるほどなと思いましたね。
はい、それではありがとうございました。
12:36

コメント

ありがとうございます。自分用の記録という側面が強いのですが、楽しんでいただけたなら嬉しいです!

ayaka ayaka
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