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2025-08-24 15:09

映画「リンダ・リンダ・リンダ 4Kリマスター」

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サマリー

映画「リンダ・リンダ・リンダ 4Kリマスター」は、女子高生のバンドがブルーハーツの名曲を演奏する青春映画であり、多くの人間関係や悩みが描かれています。監督の山下信宏はこの作品で自らの才能を示し、観客に感情的な体験を提供しています。また、映画ではバンド活動を通じて国際交流やコミュニケーションの形成が描かれています。若者同士の関係は、ただの青春物語を超え、深い意味を持つ様子が表現されています。

映画の概要と印象
こんにちは、ninjinkunです。今日は映画「リンダ・リンダ・リンダ 4Kリマスター」を見てきました。
これは私、今まで見たことなくて、結構有名な映画だと思うんですけど、
タイトルのある通り、ブルーハーツのリンダ・リンダ・リンダを女子高生のバンドが、コピーバンドとして学園祭で演奏するという映画です。
20年くらい前、2005年の公開って言ってるから、自分が大学2回戦の時に公開されてるのかな?違う3回か。
確かね、当時名前は聞いてたんですけど、見に行ってなくて、なので20年後に初めて劇場で見たんですけど、
これ素晴らしい映画ですね。
すごい、エモーショナルな気持ちもなるし、映画としてもすごいよくできてるなっていう。
言ってしまえば青春映画なわけですけど、全然安っぽさがなくて、
あんまり見ないですけど、有名なアイドルとか女優さんを出して青春させておけばいいんでしょうというタイプの映画では全くなく、
全編に渡って拡張が高いというか、安っぽい青春映画にはさせないぞという飛躍にみなぎっている、すごいいい映画だと思います。
ストーリーはさっき言った通りなんで、それ以上のことではないんですけど、細部が特に凝ってるというか、
最初に主人公が歩いていって、それを横から流し撮りでワンカットで撮って、その間に教室の廊下を歩いていくんですけど、廊下を横から撮って、
その中で主人公が友達と話したり、さらにその奥で文化祭の準備が進んでいる様子が見えるんですけど、
このカットだけで人間関係から実際今がどういう状態か、これ文化祭直前だなというのがわかるっていうね。
これすごく見てても楽しいし、説明としても上手いし、とてもうまいカットだし、
これでいきなりグッと心を掴まれて、実際結構人がいっぱい出るんで、途中までこれ誰が重要なんだっていうのが中盤までよくわからない感じではあるんですけど、
それを混乱させるっていうよりは、いっぱい人が出る割には結構わかるなっていう感じで見れるんで、やっぱ上手いなって思いました。
あとね、結構感心したのが、この主人公のケイか、
多分一番目立つタイプの主人公なんですけど、この子がバンドとして文化祭に出るかをまだ悩んでいるみたいな結構いろんな人間関係のいざこざと、
あとメンバーの怪我が重なってやってたバンドが空中分解してしまったというので、今から出るか悩むと。
しかもこのケイはキーボードやってたんですけど、バンド的にはギターやる人がいないなみたいな、じゃあ自分がギターやるのかみたいな、
しかもボーカラーもいないと。なので、まだ今のところ3人しかいないバンドとしてライブに出るかを、文化祭に出るかを悩んでいるときに、
プールに入ってて、プールに浮かんでるんですけど、これが結構不思議な面白いショットにしてて、
プールに入ってるところを、上から水の圧縮効果をうまく使って撮ってるっていう、どうもパンフ見たらクレーン使って撮ってるらしいんで、めちゃめちゃ意図的に作ってるショットなんですけど、
それによって、悩んでる心情とか、結構どうでもいいというか、少し諦めてる感情とか、
あとはこのままだからライブを投げ出すのか、腹を決めてやるのかっていうところを水にゆらゆら浮かびながら考えているっていうところと、
同時にその水の圧縮効果を使って、主人公の全身を画面に入れつつ、多分これは意図に入ってると思うんですけど、
それこそ若い女性が水着になっているというと、ちょっとセクシュアなシーンになっちゃう可能性があるんですけど、
そこを水の圧縮効果を使うことで、体のボディラインがわからないようになってるんで、
それでね、おっさんが見た性的な視点みたいなのが全部抜かれてて、
すげえ上手と思って、これはすごい下を向きましたね。
多分そのまま映すと、ちょっとアレな感じになると思うんですけど、
この映画全体を通して、おっさんが考えた女子高生みたいな、
キモさみたいなのが全然なくて、これはすげえなと思いましたね。
それこそ、監督が27歳ぐらいの時に、28歳かな、撮ったらしいんですけど、
ようこんな風に撮れるなというので、感心しましたね。
キャストと観客の共鳴
この山下信宏監督は、今もすごい元気で活躍してて、
最近だと、自分もコミュニティで喋ったことあるバケ猫&ちゃんも共同で監督してたし、
あとはカラオケ行こうっていう漫画、最近アニメにもあってますけど、
あれの映画版、これ妻と見に行ってめちゃくちゃよくできててびっくりしたんですけど、
これも素晴らしかったんで、本当に力がある監督だと思うんですけど、
このリンダリンダリンダは若い時の完全に出世作だと思いますね。
このパンフレット見たら、監督しといて何ですか、自分にとって奇跡の一本だと思ってますって書いてて、
まあわかるわっていう、明らかに意図して作ってる部分と、意図せずに入ってしまった部分っていうのが、
ふんだんに含まれている、これを再現するのは多分難しいだろうなってタイプの映画かなって思いますね。
いやーよかったな、これ20年前に見てたらどう思ってたのかな。
まずね、キャストが自分とほとんど同世代の人たちが出てて、
85年生まれとか、自分が84年だから、
だから、だし多分自分も大学3回生だったらまだ高校の思いとか残ってるぐらいだから、
当時見てたら今と全然違うことを多分考えたでしょうね。
まあでも一方で、劇中に出てくる細かい部分、例えば携帯電話とか、
あとはそうだな、主人公たちの制服の着崩し方とかは、
これ知ってるやつってなるっていう、
確かにケイはちょっとおらついてるから、
この制服の前のボタンを当てるよねみたいな、
で、ちょっと帯をずらしてつけてるよねとか、
でもこの地の人は帯を取ってんなとかね。
そういう細かい服の演出は、自分が完全に知ってる同世代の人たちっていう感じだったんで、
そういうとこは、こういうのあったあったみたいな感じで見つつ、
あとなんなら学校にこういう子確かにいたわみたいな風に思いつつ、
なんかなんですかね、当心題として昔を思い出せる部分と、
でも言ってももう自分が40歳の、41歳か、おっさんとして、
なんだろうな、やっぱある程度距離を取って見るところもあって、
なんか両方楽しめて、
だからね、それこそおっさんが見てもたぶん楽しい映画かなって思いますね。
いやー、でもやっぱ大学生の時に一回見とくべきだったかもしれないですね、これは。
たぶん当時、なんだろう、たぶん忙しかったんじゃないかな、
自転車やってて忙しかったし、映画をそんなに定期的に見る習慣はなかったんで、
スティップしちゃったんでしょうけど、これは見とけばよかった一本だなと思いますね。
もしくはちょっとあまりにも青春映画みたいな感じの雰囲気だったから避けたかもしれないけど、
全然、普通にアートフィルムとか好きな人が見ても見れる映画になってるなって思いますね。
パンフを買ったら、20年ぶりに集まったチャストのインタビューとかもあって、これもよかったですね。
国際交流の深まり
あとね、この設定としてすごい秀逸だなと思うのが、
メンバーのね、バンドであるメンバーの一人が韓国からの留学生っていう設定で、
デキチャドソンさん、俳優さんとしてはペルナさんという実際の韓国出身の女優さんが演じていて、
この人が入ることで、全体にコミュニケーションがどういうふうに成立していくか。
実際もそうらしいんですけど、日本語がまだただただしいっていう設定なんですけど、
その中でもこの4人が仲良くなっていくっていう、それはね、いろいろなことをバンドに誘ってっていうのがきっかけなんですけど、
これによってね、コミュニケーションが特に言語を越えて立ち上がっていくのがどういうことかっていうことが入ってるおかげで、
ただのね、青春というフォーマットに収まらない、すごい国際的でもあるし、
でもその若い人同士のね、コミュニケーションって確かにこういうふうに立ち上がるかもみたいな、そういうところが捉えられてて、それもすごい良いですね。
特にね、この主人公の、その劇中の孫ちゃんが文化サイダー志望として、韓国の文化を紹介しますみたいな部屋を割り当てられているんですけど、
明らかにこれは先生が作っていて、彼女はそこに参加してるんだけど、どっちかというと言われてやってるみたいな、
多分ね、先生の方が国際交流ですみたいな、もしくは先生の方に何かしらそういうバックグラウンドがあるかもしれないんですけど、
韓国語でこれは何を言うのとか、韓国はどういう国とかをポスターで貼ってる部屋に最初はいるんですけど、
明らかにちょっとおしきせの、そういう国際交流させられてるところに、最後は何時からライブしますっていうふうに、
自分でその上から書いたチラシの、チラシの裏に最初に書いてあるのかな、そうそう、それがその日韓友好で書いたチラシの裏にそれが書かれてて、
だからね、この主人公なりの、つまりこれが日韓友好でなくてなんだっていう、
その先生からのおしきせじゃなくて、この孫さんが自分で仲良くなってみんなでバンドをやるっていうことが、
これこそが彼女にとってのこの等身大の日韓友好だよなっていうのがすごく表現されてるシーンで貼ってなりましたね。
という感じで、いろんなふうにな視点が実は細かく入ってる、すごく素敵な映画だなと思うので、
音楽と影響力
自分はこれまたちょっと見たいし、また何年後かに見返したら違う視点が持てそうでいいなと思います。
というわけで、リンダリンダリンダを見てきました。
先生役が、ブルーハーツのボーカルの郷本浩人さんの弟さんが先生役を演じてるっていうのも気が利いてるって言いましたね。
キャスティング見たら、郷本浩人じゃないんだなと思ったけど、似てなくもないからなんだろうと思ったら弟さんだということですね。
そういうのも面白いですね。
あと音楽がスマッシュパンプキンズでやってたジェームスイハーっていうのも最後見てびっくりしました。
いいと思います。
はい、ではありがとうございました。
喋ってないことがあったんで追記なんですけど、
私がこの映画を知ったのは、リンダリンダスっていうアメリカのバンドがいて、
この人たちの音楽を前にYouTubeかなんかで見て、かっこいいガールズバンドだなと思ったんですけど、
リンダリンダスってのは何なんだと思ったら、
この人たちがこの映画のリンダリンダリンダを見て、それでバンドを始めたからリンダリンダスって名乗ってるっていうのを知ってて、
それでそういう映画があるんだっていうのを後から知って、
だから公開当時はタイトルは無くしたけど意識してなくて、
そのリンダリンダスが出てきて、そんな影響力がある映画なんだっていうのが改めてわかって意識にあったっていう流れですね。
リンダリンダスもおすすめです。
完全にアメリカのバンドですけど。
あと何かあったかな。
そうそう、このね、見てわかったのはK-ON!アニメとか漫画のK-ON!とか、
あとはBotch the Rockとか、今人気の漫画の普通のK-ON!部とかは完全にこのリンダリンダリンダの影響下にある世界で作られてるんだなってのがわかったんで、
それのオリジンみたいなものが見れたのもすごい良かったなと思います。
そういうね、私もガルズバンドも大好きなんで、これは良かったですね。
はい、それではありがとうございました。
15:09

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