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2025-02-07 24:07

映画「リアル・ペイン~心の旅~」

今年度の自分映画ランキング暫定一位。途中からデイヴィッドとベンジーを取り違えてますが、デイヴィッドが外交的でベンジーが内向的な方です。

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こんにちは、ninjinkunです。
今日は、最近見た映画、「リアル・ペイン心の旅」という映画の話をしようと思います。
えっとね、2025年始まってまだ1ヶ月ですけど、これがね、今のところ、私の中で暫定ナンバーワンに踊りましたね。
いやー、これはね、めっちゃ良かった。自分はめちゃめちゃ刺さった映画ですね。
予告の段階から、結構期待してたんですけど、すごい良かったです。
話としては、2人のね、男性、いとこ同士の男性のデイビッドとデンジーというね、2人のユダヤ系アメリカ人が
おばあさんがね、最近亡くなって、おばあさんが言い込んで
おばあさんの故郷であるポーランドを訪ねる旅に出てほしいっていうことを言って、さらにその旅行費まで残したっていう事情があって
あとさらに、このデイビッドの方にはいろいろ事情もあり
このデンジーの方はね、たぶん企画をして、そのおばあさんの祖国ポーランドに
そのおばあさんはポーランドで起こったユダヤ人の虐殺から逃げてきた、アメリカに逃げてきたという過去があるので
そのポーランドでね、実際何が起こったかっていう、その強制収容所であるとか、そういうものを見学するね、ツアーに
アメリカ人向けというか、英語話者向けのツアーに申し込んで、2人がポーランドに行って旅をするという、そういう話になっています
で、これタイトルがね、日本語だとトリアルペイン心の旅なんですけど、現代はアリアルペインで
これは、ペインはたぶんそのままだと不加算名詞だと思うんですけど、アがついているとどうも困ったやつみたいな言い方になるらしいですね
だから、加算にすることで人に使っているってことかな
なんで、誰もが抱えるその個人的な痛み、程度の差はあれね、抱えている痛みのことでももちろん扱っているし
特定のね、何かその困った人というか、どう扱ったらいいかわかんない人みたいな、そういう人の話でもあり
まさにこのデイビットはですね、そういう人なんですよね
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デイビットはですね、非常に人当たりが良くて、いきなり冒頭から飛行機の出国の時のセキュリティチェックの人といきなり談笑して軽く仲良くなっちゃうぐらいな
いや、こんなこと自分に全く起こったことはないですけど、どっちかというと不快な思いしかないですが
X線の検査とかで係りをやっている人たち、だいたいむすっとしてますけど、その人ともめちゃめちゃ冗談言い合うような感じで
この人が非常に快活で、人と仲良くなりやすく、非常にチャーミングな人間であるということが描かれて始まってきて
対照的にこのデンジーの方はもうちょっと鬱屈としているというか、そんなに誰とも簡単に仲良くなれないし、もうちょっと内向的な感じ
そういうデイビットの軽いノリにも若干付き合い切れないみたいな感じがあるけど、2人は小さい頃から仲良く育ったんで本当の兄弟みたいな感じで育ったけど
今はだいぶ置かれている環境も全然違っていて、ちょっと添えになっているような2人なんですよね
その快活なデイビットなんですけど、一方でこの社会生活としてはデンジーの方が多分社会的には馴染んでいるというか
仕事がありニューヨークに住んでいて、綺麗な奥さんと可愛い子供がいると自分でも言っていると
仕事はオンライン広告を売ることっていう、売ることか作ることかちょっとわかんないですけど、そういうデジタルマーケティング的なことをやってるっぽいですね
一方デイビットは今は仕事をしていなくて、どうも実家に住んでいるっぽい、そういう感じの彼ですね
なのでかなり何から何まで対照的な2人が一緒に旅に出て、時々反発、反目しあったり
でも基本的にはお互いを大事に思ってるっていうところがすごく描かれていく映画になっております
まず自分はこのロードムービーっていうのがすごい好きで
やっぱりこの辺を自覚したのも最近なんですけど、ドライブマイカーとかノマドランドとかね、ああいうのがすごい好きなんで
パリテキサスとかもそうですけど、そもそも旅行モノっていうのが好きだし
今回は車にも乗るし、向こうのポーランドでは列車に乗るシーンもあるし、移動が伴う話ってすごい好きなんですよね
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で、それに加えてこの話は彼らが、祖母がいたポーランドでさらに強制収容所の跡を訪ねるっていう非常に重層的というか
先祖の記憶とか当時の偉大人が受けた迫害を実際に完全に追体験するわけじゃないけど、その足跡をツアーの形で割れてたどっていくっていうことで
私はこういう歴史モノとか戦争モノも好きですので、非常にそういうところにもヒットしたっていう作品で良かったんですよね
まず映像が全編ポーランドロケなので、ほとんどがポーランドで撮影されてて
相当現地のスタッフと、さらに実際の強制収容所跡、これがルブリンっていう都市の近くにあるマイダネクというところの収容所
このルブリンからは3キロぐらいのすごい近くに位置するところが、実際にまだ保存されている強制収容所跡でここでロケを行っているということで
まず最初にワルシャワに着くんですけど、ワルシャワの街並みもこのルブリンの街並みもすごい美しくて、これだけでも旅行気分が味わえるというか
本当に自分たちもこのツアーに参加するかのように映画を見ていけるんで、本当に旅行気分を味わいながら彼らと一緒に旅をしているような風に映画が見れるという感じになっています
ただこういう美しい街並みも、実は第二次大戦でめちゃめちゃ破壊された後に再建されたものだったりとかするので、単純になんか古い感じでいいよねってだけじゃなくて、実際何があったかってことも中でも語られたりするっていう歴史も一緒に学べるような内容になってますね
最初の方で、このツアーはユダヤ人向けに企画されているツアーで、最初に来た人たちが、そのツアーの参加メンバーが結局他人同士が集まっているんで自己紹介するところがあるんですけど、なかなかみんな面白くて
最初に女性かな?マーシャ。このツアーを引率役がジェームズっていうんですけど、この人は英国人でユダヤ人じゃないんだけど、このユダヤ史を研究してて非常にその歴史に詳しいと、その文化に魅せられていてガイドをやってますみたいな感じなんですよね
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この人はとても立地的で親切で、少し内省的だけど基本的にめっちゃいい人みたいな感じですね
で、あとは最近離婚してLAからニューヨークに戻ってもうLAは広かったって言ってる女性のマーシャっていう人とか
あとはルアンダからルアンダ虐殺を生き延びてカナダに渡った時にユダヤコミュニティと会ってユダヤ教に改修したっていう
なのでユダヤ人じゃない、この人はそもそも黒人なんでユダヤ人ではないけどユダヤ教に改修してそのユダヤのカルチャーにもすごい興味があるっていうエローズっていう人とか
あとはリタイアした夫婦、ユダヤ人の夫婦、はい
でもみんなやっぱりその、例えばそのやっぱり何かしら祖先が迫害されてアメリカに行ってきたとかそういう背景があって
エローズなんかはね、自分がルアンダ虐殺に巻き込まれてるんで、自分が最初の当事者ではあるんですけど
そういうバックグラウンドがある人たちが実際にポーランドで何があったかを知りたくてとか、祖先とそのコネクションをね、持ちたいというか
とか祖母に敬意を払いたいとかいろいろみんな言うんですけど、そういう事情でやってきてツアーに参加していくという感じです
で、それでこう、最初にね、みんな彫刻、彫刻じゃないなこれは、なんて言うんでしょうね、ああいうモニュメントの前でみんなでポーズを撮ったりとかね
どんどん仲良くなっていって、その中心にいるのはですね、このベンジーなんですよね、その快活な彼が
みんなでポーズ撮ろうぜ!とか言って、この、なんだっけ、ジェームス?
デイビッドだ、違うわ、デイビッドが快活な方でベンジーが暗い方ですけど、デイビッドがポーズ撮ろうぜ!とか言って、ベンジーは
いや、でもこれ、戦争とかそういうものについて思いを馳せるやつだから、こういうとこで警察のことしたくないんだけど、とか言って
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最初はみんなもう尻込みしてるんですけど、どんどんやりだすとみんな楽しくなっちゃって、で、ベンジーが最後まで尻込みして写真を撮らされる役だったりとかね、そういう感じで
そこだけでも彼らの関係性がどんどん作られていくんですけど
で、しかしね、このベンジーは非常に愛される人である一方、かなり複雑な人でもあって、突然ね、例えば列車のね、一等車で移動してる時に
おい、なんかこれって変だと思わないか?とか言って、俺たちは、それこそね、戦争中、対戦中だったら俺たちはこの貨車に乗せられて運ばれてたんだぞとか言って
なんで俺たちが一等車で定食なんか食ってんだ?とか言って、俺はこんなとこ行きたくない?とか言って、なんか突然どっか行っちゃうみたいな
そういうね、非常に気まぐれというか、気分が浮き沈みが激しいところがあるし、感受性が非常に高いので
まあ、その場のね、そのなんか、空気とか悲しみとか、歴史の記憶みたいなのもね、敏感に感じ取って非常に感傷的になってしまうところがあるっていう
まあ簡単に言うと困った人ではあるんですよね、その周りの調和よりは自分のエモーションの方が優先されてしまうような人
まあこの人がだからリアルペインではあるんですよね、まあこの少なくともこのデイビットにとっては
うん、なんでデイビットがそのベンジーをどう思ってるか、そしてベンジーのその抱えてる痛みは何なのかとか、そういうことがこの話の非常に核になってくる
はい、話になってます
でね、このね、ベンジーっていうのはまあ非常にだから面白い興味深い人なんですけど、これをね、演じているね、キーラン・カルキンという人はね、私あのすごい好きで、えっと役者さんなんですけど
あのメディア王っていうドラマシリーズがあって、えっとあれはHBO制作かな、なんで日本だとUNEXTで見れるんですけど
この中であの、メディア王っていうのはメディア王、えっとマードックをえっとモチーフにした、えっと
いろんな新聞とかテレビを支配している一族の物語なんですけど、なんでえっと父親がまあその非常に強点的なまあその
CEOで、まあそれを継ごうとしたり、俺はつかないよって言ったり、なんかあのする兄弟がね、何人だっけ、3人か4人くらいいるんだよね
まあその家族の非常に愛憎入り乱れる物語なんですけど、その中でこのキーラン・カルキンは次男の役をやってて、あの非常になんでしょうね、長男が
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えっとケンダルっていう、これはこの前あのアプレンティスの時にえっとロイ・コーンっていう役をやってた人が、同じ人がやってるんですけど、このキーラン・カルキンは次男で
えっとおそらくその詳細は兄よりあるんだけど、まあとても軽薄な感じで、まあこれねだいたい同じような役どころなんですよね、このベンジーと
まあめちゃめちゃあのなんでしょうね、サーカスティックな人物というか皮肉を言いまくったり、下ネタを言いまくったり、突然役を擦ったり
まあかと思えば非常に才能があるとこを見せたりっていうね、そういう役がねめちゃくちゃ上手いっていうか、おそらくこの人自身がそういう感じなんじゃないかっていう
そういうなんでしょうね、チャーミングだけど分裂した人間としてね、描かれるそういう役がめちゃくちゃハマる人で、このベンジーっていうのはまさにこういう人なん、まあそういうねハマり役なんですよね
で実際なんか現場でもめちゃめちゃアドリブを入れまくって、まあそれがねちゃんとハマっていくらしいし、しかもまあこのもう一人の
それに困らされるデビッド役、これはジェシー・アイゼンバーグというソーシャルネットワークでマーク・ダッカーバーグをやった人が、この人は今回監督もやってるんですけど
この人はね、今パンフレットを見てたら、この人は実際に現場でね、彼はその、ケイラン・カルキンは困ってアリエル・ペインではなかったのですかって聞かれたら
実際時々はそうでしたっていう、でなんか、なんか、いきなりなんか飛びかかってきたり、なんかパンチをさせられ、パンチを食らわされたりして、なんかあの、なんか本当にそういう同じような関係性でやって、自分もどうしたらいいかわからなかったけど
えっと、まああの最後は、あの、まあ彼は本当に才能がある役者で、素晴らしいものになったみたいな、なんでおそらく多分もともとこういうタイプの人なんだと思います
はい、まあ本当にね、このね、いやー、うん、このねキャラ、自分大好きですね、ベンジー、うん
あと、これはね、なんか、あの監督も自分の周りにもベンジーみたいな人がいるっていろんな人が言ってきたって言ってたんですけど、まさにね、あの自分の友達もね、こういう人いるんですよね、ベンジーみたいな
このベンジーほどクレイジーではないにせよ、えっと、なんでしょうね、本当に誰とでも人当たりが良くて、まあ一緒に旅行なんか行くとね、もう飲み屋でもう横の人といきなり仲良くなるみたいな
自分、僕自身はそういうのは苦手というか、ある程度時間をかけて関係を構築する方が好きな方ですけど、まあね、あの多少、なんでしょう、仕事とかの文脈では人当たり良くするっていうことは
社会人としてはやりますけど、まあ本来的にはもうちょっと内向的かなって自分でも思うんですけど、その僕のね、このベンジーみたいな友達は、まあ本当にいきなり誰とでも仲良くなっちゃうんだけど、なんかいきなり突然テンションがヒュッて落ちて、なんかブツブツ言い始めるみたいなとこもあって
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まあその落差が面白くて、好きな友達ではあるんですけど、なんでちょっとね、そういうとても外向的な時と内向的な時が交差していく感じが、ああ彼に似てんなぁみたいな感じがねあって、なかなかあの多分ね、こう
どうでしょうね、皆さんご覧になった人は自分の友達にいるなと思うかわかんないですけど、まあこういう人っているよなって思うんですよね、なんでそういうふうに自分の周りの人にね、引き寄せてみて考えてもとても面白く見れるかなって思いますね、なんでまあその僕と友達の関係で言うと僕は完全にこの内気なデイビッド側の方ですね、うーん
まあちょっとね、この映画の中だと彼らの関係はもう少しドロドロしてるというか、そのデイビッドがそのベンジーをどう思ってるかっていうのをね、独白するシーンがあって、とても非常にここが見応えがあるシーンですけど、僕と友達の関係にはここまでハードなものはないけど、まあでも言ってることはわかるなっていう感じなんで、なかなか自分に引き寄せてみることもできる優れた映画かなと思います
あとは家に帰ってね、妻にこういう映画見たよっていうね、ユダヤ人が自分たちのね、その虐殺のルートをたどる話でって言ったら、まあ妻はまあその今ね、そのあれですね、えっとパレスティナでね、起こってることをまあちょっと気には気にしていて、いやでもなんかね、そういうなんかまあちょっとこの話がね、ユダヤ人を
あげるというか、そういう話なんじゃないかとかって気にしてたんですけど、まあ自分としては別にそうではないかなと思っていて、まあそもそもまずまあそのホロコーストをね、扱った作品、まあホロコーストを扱った作品イコール別にパレスティナではないし、あとね、自分はちょっとその歴史的経緯を、あの本を読んだ時に、そもそもまあそのイスラエルを建国した元々のシオニストの人たちは
どうもホロコーストが起こった時に、まあホロコーストにね、巻き込まれたユダヤ人たちを弱いユダヤ人って言ってめちゃめちゃ差別してバカにしたらしいんですよ。だけど大自治大戦後にまあそのホロコーストのね話を自分たちの正当化に利用したっていう経緯があるらしいんで、まあこのホロコーストをね語るってことと今のパレスティナをね、あの状況っていうのは別に一対一、そうなんですかね、えっと繋がってはいるんだけど
えっと別にホロコーストについて語ることが今のそのパレスティナの状況を肯定するってことに全くならないと自分は思ってるんで、うん、なんでえっとまあそこはあの切り離して考えられるかなと思いますね
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はい
まあそんな感じでなかなか自分は今んとこ暫定1位な作品が来たんでとても楽しめましたねー
もう1回見たいかなと思いますね あとねこれはあの制作がサーチライトピクチャーズっていう
えっと今だとディズニー参加になっているえっと スタジオになるのかな
まあそうインディー系の映画をねずっと作ってるスタジオでなんかどうも去年ぐらいにようやくですねどうも僕が好きな作品ってなんか毎回このサーチライトピクチャーズっていうのが前に出てくるなと思って
オープニングにで調べていくとこのスタジオがそういうまあ インディー系のまあ小予算のね作品を作り続けていてしかもとてもね評価高い作品をいっぱい作ってるって
ことがわかってなるほどと思って なんでこのサーチライトのね作品だっていうのもあってえっと期待してて
はい 去年見たえっと哀れなら者たちとかもサーチライトだし
はいってのもあってえっとやっぱサーチライト作品はすげーなと思ってはい 見ておりました
今年はねえっとあのティモシーシャラメーがあのボブディランをね役をやっている 名もなき者アコンプリートアンノウンってやつとか
もうこれからねやるんでこれもサーチライト作品で非常に楽しみになっております はい
という感じでツラツラもう20分以上しゃべっちゃいましたけどこのリアルペイン心の旅 ははい今んとこ自分の暫定1位としてとても良かった
映画としてをしていきたいと思います まあねあの男性2人が旅行をするだけじゃそうなんですけど
まあその中に本当に重層的にこの2人の関係性2人が個人的に抱えている問題や まあやっぱりその言うと痛みですよね
だしそのツアーの参加者誰もが大なり小なり 抱えているものがあるしそしてその彼らが実際に
まあその強制収容所の見た時にどう反応するかとか そういうところもね非常に見応えあるふうに作られていますので
とてもねあのあとねまあコメディーの要素もめっちゃあるんですよねやっぱねこのね あのデイビットがめちゃめちゃ面白いやつなんで
どこどこクスクス笑えるし
これは意地悪なやり方やんなぁみたいなところもめっちゃあるし そういう感じであの重すぎない感じでね見ることもできるんでとても優れた映画かなと思います
はいそれでは今日は
24:00
映画リアルペイン心の旅についてお話ししました ありがとうございました
24:07

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