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こんにちは、アンリー・ナイハラ・ニーナです。
こんにちは、PitPa, Inc.の石部です。
というわけで、今回もニーナの世界スタートアップチャンネル第7回をやっていきたいと思います。
もう第7回。
これを撮る前に、石部さんに教えていただいたんですけど、
今回が第7回なので、今まで6回流していて、
もうすぐダウンロード数、
ポッドキャストをアップで聞くときって、一話一話ダウンロードできると思うんですけど、
ダウンロード数がもうすぐ5000ダウンロードに届くというふうに伺いまして、
嬉しいなと思って、引き続き聞いていただければいいなと思っています。
というのと、Twitterの方では流したんですけど、
質問とか答えていけたらいいなと思っているので、
Twitterで質問を募集しています。
もしよければ。
どういうことを聞いてもいいですか?
あんまり難しいことは聞かないでほしいです。
フランクにでもなんでも結構。
投資家としての質問がメイン?
でもいいし、なんか普通に、
好きな食べ物とかをゆるく、隙間に話すとかもやりたいので、
なんでも募集しています。
というわけで、今回の調達ニュースから入っていきます。
今回、調達ニュースでご紹介したいのが、Pendoというスタートアップです。
主にアプリ開発者だったりとか、開発会社向けのクラウド管理システムを
提供している会社で、ユーザーがアプリをダウンロードしてからのあらゆる振る舞いだったりとか、
例えば、フリーアカウントから有料アカウントに移行したとか、
そういう簡単なものだけじゃなくて、例えば、いろんな機能をどこまで使ったとか、
結構細かい動作を追ってトラックして、毎日トラックしてくれるっていうやつなんですね。
これは、確かに手動でもできないことはないんだろうと思うんですけど、
でもこれを一括で全部可視化してくれて、全部トラックしてくれてっていうのは、
確かにやってくれると便利なんだろうなと思っています。
これ、Firebaseに近いやつですね。
このPENDがシリーズEで1億ドルを先週10月17日に調達したというふうに発表していて、
大体日本で言うと110億円くらい、日本円くらいですかね。
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この資金調達により、なんとバリエーションが1ビリオンドルを突破して、
見事、ユニコーン企業の仲間入りを果たしました。
具体的に何ができるかというと、さっき言ったようにアプリをダウンロードしました。
そのユーザーが、例えば総アカウント数がいくつなのか、無料アカウント数がいくつなのか、
有料アカウントがいくつなのかみたいなのをずっとトラックできたりとか、
あと、PENDを使うことでアプリへの満足度とかフィードバックとかをアプリ内でというか、
これまでだったらそのアプリのフィードバックとか満足度とかって、
Apple Storeとかに送ってたじゃないですか。
そうじゃなくてアプリ開発側に送れるとか、
そういうフィードバックサイクルをすごい簡単にできるみたいな、
コミュニケーション手段を提供していたりとか、
気づいてる方はいるかもしれないですけど、ちょっと喉の調子が若干悪いので。
っていうのとか、あと開発者側ないだとしても、
アプリ開発で開発のスケジュールがこうですとか、
新しい機能ここでローンチしますみたいなのを、
全部、なんていうの、行き通管で管理できるっていう、
スケジュールを共有できたりする機能もついています。
それってユーザーに共有するんですか?
ユーザーじゃなくて開発者側。
開発ツールも含まれている。
はい、そうですそうです。
一応その顧客数は1200っていう風に発表していて、
個人と法人分けて発表していないので、
この1200が、私は正直意外に少ないのかなと思ったりしたんですけど、
これ前回同様。
ホームページ上ではCiscoとか、Zendeskとかが顧客であるという。
結構ですね。
掲載しているので、結構大きめの企業かな。
受注というか仕事を受けているんだなと思いましたね。
これってFirebaseだと無料だと思うんですけど、
PENDってプライシングでどうどう?
一応有料ですね。
プライシングについては3つぐらい料金プランがあるみたいな。
でも申し込んだら、それこそ大体の見積もりみたいなのが来るみたいですね。
それこそさっき質問箱を募集しますって、
これ取る直前に投げたら1個質問が来て、
最近のUSのSaaSのテーマを教えてほしいですって言われたんですけど、
正直私SaaSは勉強中なので、
そんなに網羅した上での感想ではないんですけど、
一つ傾向としてあるなと思っているのは、
これはそれこそPENDの共同創業者兼CEOの方が言っていることなんですけど、
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これまでいろんな市場がオフラインからオンラインに来るみたいなのがあったと思うんですけど、
確かにそれ自体もイノベーションではあったと思うんですけど、
それだけじゃなくて、それを超えたデジタル上での経験みたいなものが、
デジタルにおけるUXみたいなのが、
ここをどう改善するか、ここをどう向上させていくかみたいなものが、
ビジネスで重要になっているっていう風に言っているんですね、その共同創業者の方が。
なので確かにそういうデジタルエクスペリエンスみたいなのを向上させるためのサースみたいなのは、
結構出てきているんじゃないかなという風に思っていますね。
っていうのと、なんで私がPENDを取り上げたか、
これなんかちょっと気づいている方がもしかしたらいるかもしれないなと思っているんですけど、
なんとですね、このPENDが、
ノースカルライナ州ローリーっていうところ初の企業なんですね。
で、私がノースカルライナに結構4年ちょっとぐらい住んでたんですよ。
だからすごい引き目に見ていて、第二の故郷だなと思いながら、
私はローリーには住んでなかったんですけど、
ノースカルライナ州ローリー、ノースカルライナ州の州都で、
素敵な都市です。
あんまスタートアップとかないんですか、この辺りは。
いや、あるにはあるんですけど、それこそ東海岸のちょうど真ん中ぐらいにある州で、
そうですね、あとはよく言われるのが、ノースカルライナ何があるの?みたいな。
すごい言われるんですけど、ペプシコーラ、ペプシができたのノースカルライナだし、
クリスピークリームドーナツ、いちごってノースカルライナだし、
あとバスケのマイケル・ジョーダンって選手いるじゃないですか、かの有名な。
彼の出身校はノースカルライナ大学、ジャペルヘル校なんで、
私はすごい自信を持って、ノースカルライナをこれからも推していきたいなと思ってます。
ノースカルライナは意外にも、ニューヨークに次ぐ第二の金融都市であるシャロットっていうところがあるんです。
そこもノースカルライナにあったりするので、意外にね、言わずと知れた良い州。
というわけで次のトピックに移っていきたいと思います。
今回のメイントピックなんですけど、
数日前、先週の木曜日くらいに、アンドリー・セン・ホロウィッツの共同創業者であるベン・ホロウィッツさんが、
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新しいブログポストを出しているんですね。
彼はアンドリー・セン・ホロウィッツの共同創業者でありながら、
言わずと知れた、ハードシングスって有名な本の著者でもあります。
彼が多分なんですけど、今月末、10月29日に新しい著書、
What you do is who you are みたいな本を出すんですけど、
その本の出版に向けたムーブの一つなのかもしれないなと思っています。
あとは内容はまだ出版されていないので、
副題としてその本のHow to create your business culture ってついているので、
多分会社とか企業のカルチャーについての本なんだろうなという推測はあるんですけど、
これは推測に過ぎないですね。
一応アマゾンとかでは予約とかもできたりとか、
あとアマゾン上の説明では、これまで例えば歴史の教えだったりとか、
今の組織における監修みたいなものが教えてくれるレッスンみたいなものと、
会社を率いる人たちがどんな風にいい時も苦しい時も切り抜けていくのかっていうアドバイスを
混ぜたような本だっていう風に説明しているので、
ちょっとぼやっとしてますけど楽しみではありますね。
早速内容に入っていくんですけど、
彼自身の経験をもとに、彼の昔を振り返りながら書かれたブログポストで、
メインのテーマとして、恐怖というか何かこう違和感、
会社を経営する上で違和感だったりとかいうものがあった時に、
違和感があるってどうしてもそれ自身ちょっと恐怖になりうるじゃないですか。
恐怖があった時に、それに立ち向かいますか、対峙するのか、
それともそこから逃げるのかっていうビッグテーマをもとに、このブログポストは話が進んでいます。
彼、すごい言わずと知るとすごいベンジャーキャピタリストですけど、
彼自身、昔会社を経営されていて、
うまくいかないことがあった時に、
そのうまくいかないなっていうぼんやりしたものが、
具体的に何なのか突き止められなかったりとか、
言語化できない時に、
彼自身、すごい気がめいっちゃうだけじゃなくて、体調崩してたらしいですね。
これすごい私意外だなって思ったんですけど、彼ほどの人でも、
若い時とかはそんな風になることがあったんだなと思ったんですけど、
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彼が知る限り、ベン・オロイツさんが知る限りにおいては、
優れたファウンダーだったりとか、CEOの方っていうのは、
みんな同じように感じたことがあるらしいですね。
めっちゃわかるな、これ。
いや、そうですよね。
ただ、この違和感を感じるみたいなのって、当然入り口にしか過ぎなくて、
こういう不安だったりとか、漠然ともやもやってした時に、
何をするか、ここでどういう判断を、どういう意思決定をするかっていうのが、
すごい難しい点だって思ってるんですね。
さっき言った主題、このブログポストの主題なんですけど、
それに立ち向かうのか、それともそこの恐怖から逃げるのかっていう、
英語だと、原文だと、
このビッグテーマのもと、
彼自身が、ラウドクラウドっていう企業のCEOだったときの話から始まるんですが、
彼の会社はすごい成長していた、当時。
会社がすごい成長していて、人もどんどんどんどん増えて、
消防部隊みたいな、町の消防部隊みたいなところから、
この人数をちゃんと収容するためには、もっと広いスペースが必要だ、と。
広いスペース確保できないんだったら、この場所を出入り禁止するぞ、みたいな感じで、
脅されていたほどだったらしいんですね。
すぐにそれを聞いて、新しい場所を探すように頼んだらしいんですけど、
係みたいな、担当の方に。
そのときに、なんとなく違和感が残ったらしいんですね。
なんとなく、ぼんやり先が見えない感じがした。
なんとなく、彼自身、心のどこかに
ドットコムエラーのブームの終焉が近づいてきているのを感じていたらしいんですね。
でもそれをうまく言語化できなかった。
だからこの決断は、一旦、新しいのを探しといてね、と。
実際に、このぼんやりしたものを言語化しようとすることはせず、
言ってしまえば、彼自身、恐怖から逃げる道を選んだ、というふうに言っているんですね。
一応、新しいビルが見つかり、
ビルを借りるよう、リースの契約をサインしたらしいんです。
数年はここで大丈夫だなって思われる広さ。
当然スタートアップなので、使えるお金も限界がある中で、
とはいえ、急成長しているので、30ミリオンドルって契約をしたそうなんです。
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30億ぐらい。
いや、契約まるっとですね。
30億、もっとするか。
33とかかな。
結構バッと、そうじゃないと場所出入り禁止にするぞって言われてるから、
たぶん仕事できなくなるかなと思って。
で、30億の契約をしました。
そうしたところで、ドットコムエラーが終わっちゃったらしいんですよ。
弾けちゃったと。
時代の波、景気の波を受けて、顧客の約半分を失ったらしいんです。
契約したビルにはなんと入ることはなく。
契約したのに。
それはもう払えないから。
いや、払ったんですよ。払ったらしくて。
ただ、最初に契約した時には、1ヵ月1平方フィート。
1フィート0.308メートルで出てきたんですけど、
あたり月に10ドルだったらしいんですね。
それがドットコムクラッシュとともに、90セントまで下がっちゃったらしいんですよ。
だから10分の1以下に下がって、
多くの企業が当然倒産しちゃったんですけど、
その値段まで下がってもなお買う人がいなくなるぐらい景気が悪くなったと。
そして、30ミリ4ドル。
30億ちょっと払ったのに、それがパーになったらしいんですよ。
多分払っちゃったけど、それまでの価値はなかったみたいな。
これビル買ったんですかね?
ビル買ったの?いや、リースですね。
で、これを彼が言うには、
しっかりその当時に感じた違和感だったりとかいうのを、
ぼんやり投げてしまわずに対峙して、
しっかり考え切って、思考し切っていれば、
この30ミリ4ドルを失うことはなかっただろうと。
もうちょっとタイミングを見てれば、
例えば安くなった時に買ったかもしれないし、
こんな顧客が半分になったら当然いらないわけだから、その広さは。
っていう風に言っていて、
しかもスタートアップにとっての、
どれだけ大きな企業になっても、30ミリ4ドル。
30億って当然大きな金額。
何としてでも必要なお金ではないですか。
だったっていう風に言ってるんですね。
もうちょっと待ってれば、10分の1の3ミリ4とかでいけたかも。
だったかもしれないし、顧客基盤も小さくなっちゃうんだから、
そもそも移転しなかったかもしれない。
確かに。
いろんなたられ場があるわけですよ。
ただ、このブログポストの中では彼は、
どうにかなんとか会社として生き残ることになったと。
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この生き残れた理由が、
その一件、ドットコメーラーの終焉と、
自分の迷いを退治しなかったっていう一件があってからは、
それ以来は絶対に違和感があったら、それに対するようにしたと。
恐怖から絶対に逃げないことにしたっていう風に彼は言っています。
今日までその恐怖を感じるみたいなことがあれば、
真正面から絶対にそこにぶつかっていくと。
その恐怖が恐ろしいものであればあるほど、
素早く全速力で向かうっていう風に言ってるんですね。
これが言うはやすしっていう感じですけど、
これがなかなかできないんだろうなとは思うし、
私も違和感があると後からでいいかなと思っちゃうことも当然あるし、
そもそも言語化するっていうのが結構カロリー高いタスクじゃないですか。
できないことも私自身すごく多いんですけど、
彼ほどの人が言うんだから、
私も違和感あったらちゃんと考えなきゃいけないしっていうのはすごい感じましたね。
こういうブログポストでした。
彼はこのブログポストの最後の一文として、
こういう風に恐怖に立ち向かえるか、それとも逃げてしまうのかっていうのが、
仕様としてのそしてを決めるみたいな風に言っていて、
すごい重い言葉だなと。
めちゃくちゃ重い。
重いですね。
思いましたね。
というのが今回のメイントピックでございました。
難しいですね。違和感ある中で。
移動しないとっていう状況ありながら。
そもそも違和感っていうのも正しいのかわからないし、
やっぱり違和感あるときってできれば無視したいって思っちゃう気がするんですよね。
楽観的にどうにかなるんじゃないかって思っちゃうし。
ただそういうのって大体回り回った後から、
あの時考えてればよかったとか、
これ防げたなって思うことって全然あるので、
これを私もしっかり徹底していかなければいけないなと。
難しいですね。
当時に戻った時、彼はどういうアクションをやってたんですかね。
確かにそこは何も言われて、
このブログポスト内では言われてないんですけど。
だって出ないといけないし、
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多分一番安かったところかな。
でも結構いい通りだったみたいなんですけど、
ただこれだけ成長してたら、その偏比の場所に作るのもあれだし。
というのが今回のメイントピックでした。
勉強になりました。
すごい重かったので質問コーナーに行きたいと思います。
増えましたね、今回から。
なんか1個すごい、ベンホロビッツとマーク・アンドリー・セン、
どっちが好きですかとか来て、
いや、どっちも好きです。
どっちもすごい尊敬してます。
仲のいい企業家と投資家を教えてください。
仲のいい企業家は、
GMBに入っている人たちはすごい仲良くて、
そうですね、だからGMBにいる人たちは私ほぼ仲良いって勝手に思っているし、
仲のいい投資家、どうだろう?
仲のいい?
あんまりなんかこう、仲のいいっていう人正直今あんまりいないかもしれない。
投資家のなんか、
すごい尊敬してるっていう感じですね、皆さんのことを。
投資家の交流会みたいなのないですか?
はい、あります。
ただなんか、すごい勉強になるって感じで、
私の中での仲良いっていう感じではないかもしれない。
すごいこれ角が立ってたらどうしよう。
悪い意味じゃないんですけど。
そんな感じですね。
他にはちょっと質問をいろいろ募集するので、
ぜひ皆さん答えていただけ、
答えてじゃないな。
質問を送っていただけたらいいなと思います。
はい、というわけで今回はこんなところで。
はい、では皆さんまた来週も聞いてください。
ありがとうございました。バイバイ。