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聴くNIKKEIリスキリング
こんにちは、NIKKEIリスキリング編集長の桜井洋です。
この番組は、変わりたい組織と成長したいビジネスパーソンをガイドする
NIKKEIリスキリングに掲載した記事を深掘りしたり、
ビジネスパーソンの学びに役立つお話を届けたりするポッドキャストです。
編集チームのメンバーやゲストの方と、ちょっと横道にもそれながら
ビジネスに役立つ楽しいリスキリング情報を提供いたします。
前回に引き続き、ゲストは元スピードスケート日本代表で
オリンピック金メダリストの高木奈菜さんと、元Jリーガーで
NIKKEIリスキリングコミュニティエディターの曽田裕司さんです。
ではまた後半です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
後半テーマはですね、金メダリスト高木奈菜が
自分自身の心の声に向き合ったときというタイトルで
お届けしようかと思っています。
なかなか自分自身の声に向き合うって
ビジネスパーソンにとっても結構怖いことですし、
どういうキャリアを歩むのかなっていうときにも
必ず必要だし重要なことだと思うので
この辺り深く聞いていきたいと思ってるんですけれども
いろんなメディアとかで、元の高木奈菜さんの存在
すごくライバルでもあるし、競争相手でもあるし
いろいろ複雑な感情も抱えてるという方も
いろんなメディアでおっしゃってたと思ってます。
まずその辺りからお話を伺いたいなと思います。
本当にあの子は私にとって、スケート人生にとっては
すごいつらかった思い出がたくさんあるな、
あの子がいたおかげでっていうことはすごいあって
私が自分のスケート人生を振り返ってみて
何が一番つらかったって言ったら
やっぱり妹の存在だったっていうところは
どのタイミングでも妹っていう部分が
私にとって一番ネックになってたところだったなって思うんですよ。
それは社会でもそうだと思うんですけど
最初私の方が上司で後輩が入ってきて
すごい自分が可愛がってた後輩だったりとか
すごい好きな後輩だったとするじゃないですか。
その子にいろいろその子が育つようにって教えていくじゃないですか。
でもその2年後3年後ぐらいに急にその子が成長して
結果、立場的に自分が下になってしまうっていうこともあるじゃないですか。
自分がどんなに努力していても
抜かれてしまうことってあったりするじゃないですか。
私はそれが家族だったっていう部分に対してで
すごい一番身近にいる子が
小学校からスーパー小学生って言われてて
中学3年生ぐらいからもう抜かれ始める。
私が目標としていた大会に
一生懸命自分なりに努力して戦いに行っても
全然結果には残らなくて
かといって妹は簡単に1位を取っていってしまう
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っていうところは本当に
なんでこんなに才能がないんだろうだったりとか
妹になんで全部持ってかれちゃったんだろうだったりとか
周りの声だったりとか
いろんなものがあったので
そこに対して自分自身のいる位置を認められなかった
認めてたら多分生きていけなかっただろうなって思えるくらい
私もちゃんと滑れば妹より早いだろうっていう
ふうに思ってないと
心を保てなかった。
今は妹の方が早いかもしれないけど
才能だったりとか
いろんなものは私の方が上だとか
身長が10センチ小さいから
同じ身長だったら私の方が早いよとか
っていうふうに自分を保たないと
戦えなかったっていう部分があって
きっとそれって社会でもそうだと思うんですよね
どんなとこでもやっぱり戦いとか勝ち負けとか
上下っていうものは絶対にあると思ってて
それに対して自分が頑張ってきていても
やっぱり他に強い人がいたりとか
他に才能がある人がいたりとか
そういう時に俺だってとか
ちょっと言い訳つけちゃったりとかすることって
絶対にあって
それが悪いわけではないと思うんですけど
私はそれで自分自身を守ってたんですけど
考えるっていうことを始めたんですよね
はい、考える
先輩に答えばっかりもらうんじゃないって言われて
いろんな人に
私はどうやったら早くなれますかっていう
答えをたくさんもらいに行ってたんですけど
答えをもらってもその過程
どうやったらその答えにたどり着くかっていう
過程が分からなかったら
違う難問が来た時
違う困難が来た時に
自分自身で答えを見つけられないだろって言われて
だから分かんなくてもいいから
自分がどうやったら早くなるかっていうことを
自分自身でまず考えてみなさい
答えをもらうんじゃなくてその過程を
どうしていったらいいのかを
自分自身で考えなさいって言われて
ハード
ハード
考えるって何?ってなったんですよ
考えるって何?
それで言われたんですけど
じゃあ何したらいいんですかって
考えるって言われて
ちょっと確かに
わかりません?
自分でやってみなさいとか言われても
答えとかコーチにもっとこう滑ったらいいよとか
こうやったら早くなるんじゃないって言われたことを
自分なりにやってみて
練習することってできるじゃないですか
先輩からもっとこうした方がいいよっていうことを
やることって誰にでもできるじゃないですか
でもそれって言われたことしかやってないんですよ
自分自身の本当の正解っていうのは
絶対に見つけられないんですよ
だからポテンシャルがあればそこまでは行けるけど
その先って絶対に行けないんですよ
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だってそのコーチだって
その人の正解わかるわけじゃないんだから
で考えなさいって言われて
何したらいいのと思って
どうやったら考えたらいいんですかって聞きそう
聞きました
何したらいいんですかって聞いたら
それも考えないと意味がないだろっていう
そうなんですね
言われてそっかと思って
私はまず何からしたかっていうと
世界の速い選手のビデオを片っ端から見ました
自分がどうしたら早くなるか分かんないんで
まずは速い選手のビデオ見て何かつかもうと思って
速い選手だったり
先輩に私に似てる滑りをする速い選手っていますか?
っていうのを聞いて
何かピックアップしてもらったのを
自分でビデオをずっと見たりとかして
ここが違うのかな
自分とここが違うのかな
こうしたらいいのかな
っていうのを全部紙に書いて
次の日の練習で試してみる
でもそんな簡単に
一回で簡単にいかないんですよ
だからダメかなって思って
すぐやめようとしてたんですけど
その先輩に
最低でも2週間は続けてみなさいと
その中で出てくるまたヒントだったりとかがあるから
まずは2週間できると思って
その自分が取り組もうと思ったことには取り組む
その中できなかったら少しずつ変えていったり
また違うことを考えて取り入れていったりしてみなさい
できないと思ってやるんじゃなくて
できるまでやりなさい
やるならって言われて
そうかと思って
それをずっと繰り返してたんですよ
ビデオ見てやってみて
ダメだなと思ったらその日に反省して
何がダメなのか
何が感覚が良かったのか
全部紙に書き起こして
もう一回次の日になってやってみて
それ1週間試したら
なんかちょっと感覚良くなってきたかも
それは何が良かったのか
もうちょっと早くされるためには
もうちょっとこういうこと取り入れてみようか
みたいなことを調子が悪い期間ずっとやってたんですよ
感覚はちょっとずつ良くなってたんですけど
レースに出たら結果が出ない
出なかった
全然速くなれなくて
こんなに考えて
こんなに失敗して
でも一生懸命やって
結果が出ないってなんだと
私一生懸命やってきたけど
全部無駄だったのかなって
意味ないことをやってきたのかなって
思ってたんですよね
でその先輩に相談したら
自分で考えて
自分で努力して
行動に移して
努力したことは
一つも無駄なことはないんだよって
今もしかしたら
それが結果に残らないかもしれない
やってきたことが
失敗だったことかもしれない
でも5年後だったり
スケートやってる間に
そのことをやったからこそ
絶対にあるからって
そしたらそのものって
無駄じゃないよねって
自分がやってきたことは
絶対に無駄にはならないよ
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一つもって
だから諦めずに頑張れって言われて
そこから私は
努力っていうものが
怖くなくなったんですよ
その前は努力が怖かった
努力すること
挑戦することは
やっていたんですけど
結果には結びつかなかったので
やってること無駄なんじゃないかと
こんなことやっても
私早くなれないんじゃないかなとか
やっぱセンスないのかなとか
すごいそういうふうに
自分がどんどんどんどん
ネガティブになっていたけど
自分で考えて
挑戦して
努力することっていうものは
無駄じゃないって知ってから
どんなに結果に残らなくても
絶対にこれは生きてくるものだって
信じてこれたので
ずっと歩み続けられたんだな
っていうふうに思います
その時は今まで
努力するのが怖かったけれども
努力をするっていうことは
どっちかっていうと挑戦するですね
新しいことに挑戦していく
っていうことは
すぐ結果に残るものもあれば
本当1年2年
結果に残らないこともあるんですよ
そうするとこれってダメだなとか
思うじゃないですか
やってきたこと
意味なかったなって
私は意味なかったって思うことが
一瞬もなかった
全部自分のものですって
思えたっていう
それはどこのタイミングで
先輩からの声かけがあって
そこの心境に至るまでって
どれぐらいの期間だったんですか
ソチオリンピックの前のシーズンが
私全然結果が残せなくて
高校を卒業して
3年間で世界の大会に行かないと
クビだったんです
私のチーム
クビ
もうそのチームには
残れないっていうのは
決まってたんですよね
で1年目
世界の大会行けませんでした
2年目
どうにかして行かないと
来年オリンピックにも行けない
けど
その前のシーズンよりも
タイムがどんどん落ちてってしまう
っていうタイミングに
その言葉をかけてもらいました
そっからもう挑戦は全く怖くなくて
自分は進むだけであって
やっぱり結果が出ないときは怖いですけど
でももう信じるしかないなって
そこの言葉だけは絶対に
自分の心の中に入れて
信じて戦っていったんですよね
その時に思ったのが
私は自分の今いる位置を
認めなきゃダメだなって
で今まで
調子よかったらミホに勝てるとか
そういう風に思ってたけど
ミホはもう世界の大会で
どんどんどんどん活躍してて
普通に世界の大会に行ける選手だった
かたや私は日本の大会でも
トップ5に入れない
くらいの選手だったんですよ
そうなった時に自分はずっと
ミホよりも早い選手だ
強い選手だって思ってたけど
私自分自身の今いる位置を
認めてあげないと
それ以上早くなれないなって
思ったんですよね
なので初めて自分の心の
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蓋を開けて私は
ミホより遅いっていうことを
口に出して言いました
口に出して言ったんですか?
号泣しながら
どういう状況だったんですか
一人で?
一人で
多分外歩いてましたね
泣きながら
隠さないと生きていけないくらい
だったものを
自分でちゃんと開けてあげて
向き合った
ずっと分かってたんですよ
心の中では
ミホより遅いってことは
それを認めることができなかった
けど認めないと
それ以上にはいけないなって
思ったんで
今いる自分の位置を
しっかり認めて
じゃあそこから
妹のいる世界で
戦えるところ
オリンピックに行ける場所
に行くためには
どうしたらいいのかっていう
ポジティブな変化に
変わっていけたんですよね
でもそこも
考えるっていうことができたから
どうしたらいいのかっていう
追求に
移行できたんじゃないのかなって
思えるんですよ
コミュニティレターの
草野さん
やっぱり自分の原点を
確認するって
なかなかね
勇気がいることだと思うし
やっぱりどこかで
ポジティブな自分で
いたいってね
思うことも多いですし
ネガティブな自分を
受け入れたくないって
気持ちもあるし
なのでそこの勇気って
やっぱりすごく
必要なんだろうなって
やっぱり思いますし
でもそれができたら
どんどん自分に
詳しくなっていくのかな
っていうか
自分のことをより知っていく
確かにこれもできてない
できてないできてない
でもこれができてないけど
できるようになることも
もちろん可能で
今の自分の現在兆
正確に言ったら
あれですけど
知ることが
多分できるから
じゃあこの後
何をしなきゃいけないか
っていうのも
同時に見つけやすいのかなって
すごく思いました
でこれ
種目違いますけど
僕もやっぱりサッカー選手を
たくさん見ていて
そこを受け入れられない選手は
本当に
早くクビになっていったんですよね
例えば
今日は調子悪いから
ちょっと切り替えるとか
オッケーオッケー
どんまいどんまいみたいな
こんな感じで流してる選手は
自分の課題と向き合い切れてないので
結局また同じような失敗
繰り返したりするんですよね
でもやっぱりいい選手は
生き残る選手は
自分の課題を
素直に受け入れて
そこの改善するトレーニング
やっぱりするんですけど
本当にそれにちょっと近いのかな
と思うような
でもやっぱりそれをしないと
前に進めないし
上行けないなって
僕もすごく実感したので
しかも
奈良さんやっぱりすごいのは
さらに妹さんっていうね
妙さんの存在がありながら
相当近い距離でね
日々感じるわけで
それはちょっと僕たちには
ちょっと想像できない部分と
ありますけども
だからよくそこを本当に
受け入れて進んだっていうのは
本当にすごいなと思いましたね
それしたら
次のシーズンオリンピック行きました
行きましたか皆さん
呪縛みたいな本当もんですよね
でもそれだけ私にとって
そのタイミングで
15:00
大事だったことなんだなって
苦しいけど向き合うってことを
してきたからこそ
そのタイミングで
ミホを受け入れるっていうことが
出伝的に来たんだろうなって
きっといろんな人も
そのタイミングで
絶対にあると思うんですよ
そこに素直に向き合えるかどうかは
結構大事なんじゃないのかなって
思います
先輩の方が非常にね
素晴らしい引き出しを
してくれたんじゃないですかね
なかなかこの道が
オリンピックにつながるかどうか
その金メダルにつながるかどうか
なかなかその分からない中でやる
その恐怖感の話を
前編でもされてましたけども
その時にどうなんでしょう
今の言葉っていうのは
その怖さに打ち勝つのに
とても役に立ったんですか
私の中で努力することに
無駄なことは一つもない
っていう言葉は
ずっと支えになってましたし
それにプラスして
決め石さんの曲が
私をずっと支えてくれてたんですけど
決め石さんの歌詞の中で
10年後の自分に伝えるけど
今の道は間違ってないよ
っていう歌詞があるんですよ
それで私は今の道歩んで
大丈夫なんだなって
泣きながら感じて
頑張ろうって思ってました
そこから頑張ろうと思って
挑戦を始める
まさに挑戦に向き合うわけですけども
とはいえ平坦な道ではない
ですよね
怖くはなかったですか
だっていろいろ結果もあるし
オリンピックもあるし
他に世界選手権も
いろんなところで
ある種自分を試されるわけじゃないですか
その世界って怖くなかったですか
あんま試されるって
思ってないかもしれないです
そうなんですね
だって自分が戦いに行きたいから
戦ってるわけで
スタートラインに立つのは
めちゃくちゃ怖いです
なんで私戦ってるんだろうって
こんなに怖いのに
自分が結果を残したいけど
なかなか残せない時期だったりとか
っていう時に
私戦うのそんな好きじゃないんだけどな
みたいな
スタートラインに立って
なんで私スケートやってるんだろう
みたいな
急に
こんなに怖いのに
急にそういうの
結構思ったタイミングもあったりとか
でも追求することすごい好きなんで
練習で自分がどんどん早くなったり
上手くなることはすごい楽しいんですよ
でもそれをレースで戦う人と
順位を付けられるっていう怖さがすごいあって
楽しく滑ってればいいのに
なんで
結果残さなきゃいけないんだろうみたいな
なんでスタートラインに立たなきゃいけないのかな
みたいな怖さはすごい
ありましたね
そこでコーチに言われたのが
終わってみないと何も分からないでしょって
スタートラインに立つ時は怖いかもしれないけど
それって人と比べてるからでしょって
誰かが早いタイムを出したら
自分出せなかったらどうしようとか
もっと早く滑らなきゃやばいとかって思うから
怖くなるんでしょって
滑ってみないと自分が早いか遅いかなんて
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誰にも分かんない
自分が滑ってみて他の人の方がすごかった
それは他の人がそれだけ努力したってことなんだから
最初からそれに不安になっててもダメでしょって
だからもう自分がなぜそこにいるのか
なんで滑りたいのか考えて
それだけに集中してレースやっといてって言われて
もう一人のコーチが不安になったら
それはポンって横に置いとけばいいんだよって言ってくれて
怖いなとかこういうの足張ってて動けないかもな
どうしようどうしようみたいなのがあったら
一旦脳の外に置いとくみたいな
一旦脳の外に置いとく
ポンってして
ポンってするんですか
ポンってするんですよ
非常に難しいことでもあるけども
ポンと
例えばプレゼンしなければいけない
これがうまくいったらいいし
ダメになったらもう落ちるじゃないですか
緊張感っていうものがあるじゃないですか
ありますあります
これ今自分がこれからスピーチすることが
受け入れられなかったらビジネスにならないし
何百何千万置くですかみたいな
あるじゃないですか
そういう時に例えば前の日風邪ひいて声が出ませんみたいな
の時とか
この声でとかプレゼンうまくいかなかったらどうしようとか
いろんな不安が出てくるじゃないですか
変えられないので一日じゃあ置いとく
置いて
じゃあ自分が変えられるものって何だろう
自分がコントロールできるものは何だろうっていう
今だけなんですよ
今その時しか自分のことは変えられない
自分自身のことしか変えられない
相手のプレゼンを悪くしてやろうと願ったとしても
ならないんですよ絶対に
変えられないんですよ
じゃあ自分が結果を残すために
今やらなければいけないことって
何だろうっていうところに目を向けてあげる
じゃあもう一回資料見直して
その流れを自分の中でもう一回整理しておこうだったりとか
お腹壊さないように体調整えておこうだったりとか
できることって多分そういうことに限られてくると思うんですよね
そこに目を向けてあげるっていうことだと思うんですよ
僕も試合の時緊張してた時あったんですけど
緊張って何なんだろうなって考えた時あって
ただやっぱり結果を出さなければいけないとか
何々しなければならないとか
周りの評価とかを気にしすぎているんだろうなって思って
できるだけ周りの目を気にしないように
チームメイトに立ち上がりこういうことを気をつけようとか
俺このプレーちょっと自信ないからカバーしてほしいとか
その試合の細かいことの確認を結構するようにしたんですよね
そうすると余計なことがあまり入ってこなくなって
今奈良さん言ったみたいに
今やるべきことに向き合うみたいなことをすると
緊張ってだんだん取れていくみたいな
それは人それぞれかと思いますけど
そういうやり方である意味自分の力を引き出しやすい状況を
たぶん作ってたのかなみたいなのは聞いてて思いましたね
21:02
過度に責任を負う必要ないし
無責任とは違うと思うんですけど
コミットメントとかもそうなんですけど
過度にそれを強く思いすぎると
やらなければいけないことの重圧に
押しつぶされてしまうこともあるじゃないですか
でも最大限頑張ってダメならダメでしょうがないよね
ぐらいの方が自分の力を引き出せることもあるので
自分の出し方みたいなこともすごく重要なんだろうなと思いました
このあたりきっと一流アスリートの方々
すごく自分のコントロールがうまいでしょうね
これでずっとコーチが言ってたのは
ハフトゥーではなく
ウォントゥーだよってずっと言ってて
例えばバスケでこのフリースローを決めなければ
負けるっていうタイミングで笑ってられる選手なのか
冷や汗をかいてる選手なのか
それがウォントゥーとハフトゥーの違いかなって思ってて
俺が決めないと勝てない
チームのためにやらなければいけないって思ってる選手と
ここまで来たんだ
ここで決めたら俺はスーパースターだと思って
楽しんでる選手と
って多分違ったりとかすると思うし
ハフトゥーになってしまうと
何億っていうのが決まるプレゼンテーションで
決めなきゃいけないって思うのと
この会社のためにどうしたら
僕たちは役に立つのかだったりとか
自分たちはどうしたいのか
っていうものがあった方が
そのウォントゥーは届くと思うんですよ
やっぱり原点の思いってあるじゃないですか
そこってやらなければいけないから始まるわけではなくて
こうしていきたいだったりやりたいだったり
こうなってほしいだったり
そういうウォントゥーが先に来るんじゃないのかなって
このウォントゥーがあるからこそ
人は戦えるんじゃないのかなって
さっき話されてたような
自分を見つめ直すっていうか
受け入れるってことで自分を知るってことで
土台がしっかりしたんだなと思うんですよね
だからこそ自分がやりたいことに対して
ポジティブに動けるし
でもその土台がフラフラしてたりとか
まだ霧に包まれていると
やっぱりなんか不安が立ち込めているので
その純粋なウォントゥーみたいな
アクションにもつながらないこともあるのかなって
今聞いて
その整理がナチュラルにできてて
アクションしやすいような時期に入ったっていう
なんかね
そんな感じなのかなと思って聞いてましたね
でも引退してスケートはもう目標夢があったんで
そこまで駆け抜けることができたんですよね
何もなくてもモチベーションがあったんで
今モチベーションゼロなので
そこを聞きたいです
ゼロっていうかやりたい
自分がスケートと同じぐらい駆けられるものっていうのが
まだ見つかってないからこそ
同じぐらいの覚悟が持てるかって言われたら
他のものには持てないんですよ
だってそれだけ辛かったからスケートって
24:00
楽しかったけど
それだけの覚悟と責任を持って
私はやってきてたので
それと同じぐらいのものが見つからないと
それだけのことを駆けられないってことは
中途半端になっちゃうな
だったらやらなきゃいいかなとか
挑戦しなきゃいいかなとか
ってこと多々あるんですよね
そういう時に私が思ったのは
私は中の軸だったり原点
行動力は何から来てるんだろうって
自分で考えてみたら
私は楽しいこと
ワクワクすることが好き
スケートも色々挑戦して探求して
それが表現できた時の楽しさが
私は好きだったんですよ
ワクワクする
それで結果が伸びたらすごい楽しいだったりとか
そういうところがスケートでの
私の生きがいだった
じゃあ今私の軸っていうものは
楽しいワクワクドキドキ
それ軸で動いていいんじゃないかなと思って
その軸ってすごい
自分の原点自分の心って大事なのかなって思います
これ本当にアスリートのキャリア支援を
僕もさせていただいている中で
今の観点本当に大事で
やっぱり選手を辞めて
例えばプロアスリートだったら
それで給料もらって
それで生活しているわけじゃないですか
その給料がもうもらえなくなると
だから結局
あの時は特別だったからプロだから
あの時ぐらいの給料はもらえなくても仕方ないとか
月いくらぐらいしか稼げないってしょうがないみたいなことで
なんか考えるスケールがどんどん現実的になっちゃうんですよね
なんですけど今みたいなワクワクするとか
自分が楽しめるような状況を続けるみたいなことを
ちゃんと思い続けると
そういう機会があった時に力は多分出せるんですよね
縮まらないっていうか
で今は見つかってないかもしれないんですけど
たまたまそれと出会った時には
めちゃくちゃ興奮して
やったりやりたいってまたエネルギーが湧いてきてみたいな
だからすぐなんか焦って見つける人もないと思うんですけど
そういうマインドを持ってたら
たぶん必ず見つかるんだろうなみたいな気は僕はなんかしますね
今その会社とかでそういう心に慣れない
やってることがやっぱ大変だっていう時もあると思うんですけど
マインドちょっと変えるだけで
それを辛いと思うのか
もしかしたら楽しいって思えるんじゃないかみたいな
今の環境をどう楽しむかっていうことに変換していけば
もしかしたら今の環境を楽しみながら
自分のやりたいことが見つかっていくかもしれないし
もしそこで転職したとしても
もっと自分に合うものが見つけていけるかもしれないけど
全てが自分にとって悪いものだったり
困難だって捉えてしまうと
挑戦することから逃げてしまうので
本当にやりたいことにたどり着けなくなっちゃうと思うんですよね
だから私はちょっと
昔よりはチャレンジする精神が少なくなってますけど
チャレンジしていかないと見つからないと思って
27:00
その中に楽しさっていうものを見つけていこう
笑顔でいることで
そういうものが引き寄せられるんじゃないかなって思って
どんな時でも笑顔でいいよって思い続けながら
今歩んでます
ありがとうございます
今の言葉本当にその通りだなと思って
で、チャレンジを怖いと思ってる人もたくさんいて
でもそこに対するエールになってたなと思うんです
田中さんから見たら
チャレンジってこういうことなんだよ
だからみんなチャレンジしてみようっていうので
できるスキリングを聞いていただいている方々への
最後エールとして番組を締めたいかなと思うんですけども
いかがでしょう
それこそ私が北京の時に最後向き合ったことって
ぴょんちゃんの時にみんな私のことを
認めてくれたというか
妹だけではなくて高木菜奈っていう存在を
ほとんどの人が知ってくれたんですよね
でもなんでその後も私を苦しめてたかっていうと
自分自身が妹と比較してしまっていた
っていうところがすごいあったんです
美穂より遅いと遅い
どんなに自己ベストを出しても
美穂に勝ててないと私はダメだ
っていう人とすごい比べてしまっていた
っていうところがあって
親に最後くらい楽しんでほしいって言われて
でもそんなスポーツで楽しむなんて
できるわけないでしょと
命かけて戦ってきてるんだからって
言ったんですよ
そうだよねごめんねって言われて
でもその後電話切った後に
楽しむってなんだろうって
自分自身で楽しむことって
スケートで私が楽しめることって
なんだろう残り少ないレースで
思った時に結果ではなくて
結果を出して妹と比べるとか
1位を取るとかではなくて
結果が出なくてもタイムが出なくても
その一つのレースで
後悔しないレースができるかどうか
そこまで全力を出せたら
私はきっとそのレースが楽しいって
思えるんじゃないかなと思って
私そっから高木奈々として
戦えるようになったんですよね
妹とか誰かとかではなくて
自分自身で氷の上に立てた
なので自分を認めること
自分の立ち位置っていうのも
探すこともすごい大事なんですけど
自分を肯定してあげる
自分がやってきたこと
肯定して認めてあげるっていうことも
その時すごい大事なんだなって
思うことができたんですよ
そこからどんな結果でも
私頑張ったって言えるようになったので
最後の最後強くなれたな
早くなれたなって思って
引退できたなって思うんですよね
なので挑戦っていうものは
結果には最終的にもしかしたら
本当に求めてた結果には
繋がらないかもしれない
答えが導き出せないかもしれない
でも挑戦して
努力してきた過程っていうのは
30:00
絶対に残るもの
残って自分の人生にとって
かけがえのない大切なものになると
私は思ってるし
そのやってきた中で
絶対に全部が失敗なわけなくて
ちっちゃいことでも成功って絶対にあって
その中毒性がアスリートの心を
くすぐってるんだろうなって私は思います
その中毒性を
どんなビジネスをやってる人も
探せますよねきっとね
本当にちっちゃいことでいいんですよ
でもそれを言われたことじゃなくて
自分で考えてチャレンジしたことが
例えば上司に褒められたとか
それだけでもう一回やってみようって
その嬉しさが次に繋がるじゃないですか
でも言われたことをただやって
失敗したらだって先輩が言ったんだもん
っていう言い訳にもなるし
言われたことをやって成功したとしても
今言われたからだなっていう自信に
あんまりならないんですよ
でも自分で挑戦して自分で努力して
それがちょっとでも結果になったときに
自分の自信となって中毒性になって
次に行けるんだなって私は思ってて
それはアスリートは当たり前のように
やってるのかなって
だからそんな大きなことを
すごい皆さん求めようとするし
それに対してのリスクを
すごい大きなものだと思うけど
もっとちっちゃくしていいと思うんです
ちっちゃいところから始めていけば
それがどんどんどんどん積み重なって
自分の自信は大きくなったり
心っていうものは強くなるんじゃないのかな
そこから挑戦っていうものが楽しくなって
失敗っていうものが怖くなくなるんじゃないのかな
って私は思います
やらなきゃ始まらないんで
やらなきゃつかみ取れないんで絶対に
つかみ取れる人はそれを本気で願って
そこに対して挑戦できる人だと思ってる
ですよね
なんかできないかなと思ってやってる人より
絶対できるって思ってやる人の方が
絶対できそうじゃないですか
絶対っていうね
絶対私をやってやるって思ってやる人と
もしかしたらできないかもしれないって思って
やる人だとつかみ取れる人は絶対に
心の底からできると思ってやってる人だけだなって
私は思うので
そこに思えるかどうか
怖くてもできる私ならって
あります
田中さんからの熱いエールを聞く
ニッケーリスキリングのリスナーに
できるんですみんな
お届けできたかと思います
頑張ります
ありがとうございました
後半もこのような熱の展開
じゃあ名残惜しいところではございますが
後半をここで終わらせていただきたいと思います
それではまた次回お会いいたしましょう
おわりたいニッケーリスキリング編集長の
佐藤井央でした
高稲田さん 佐藤優次さん
今日はどうもありがとうございました
ありがとうございました