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2025-01-29 42:04

【異分野トーク】「邪神ちゃんドロップキック」宣伝プロデューサーに聴くキャリア作りの秘密~人と違うことをする勇気[後編]【ゲスト:宣伝プロデューサー・柳瀬一樹さん/日経新聞・横山美紅】[#028]

【異分野トーク】

さまざまなジャンルのゲストをお招きし、その活動や経験から学びのヒントを探っていきます。


<今回の内容>

  • 柳瀬さんのキャリア
  • NTTドコモに入社したワケ
  • 大事なレジリエンス
  • 大企業で生き残るには
  • やりたいことの探し方

<出演>

桜井陽(NIKKEIリスキリング編集長)

柳瀬一樹(宣伝プロデューサー)

横山美紅(日経新聞)


<メッセージフォーム>

各種メッセージは以下のフォームよりお送りください。

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00:00
聴くNIKKEIリスキリング
はい、こんにちは。NIKKEIリスキリング編集長の桜井洋です。
この番組は、変わりたい組織と成長したいビジネスパーソンをガイドする。
NIKKEIリスキリングに掲載し、記事を深掘りしたり、ビジネスパーソンの学びに役立つ話をお届けしたりするポッドキャストです。
編集チームのメンバーやゲストの方と、ちょっと横道にもそれながら、ビジネスに役立つ楽しいリスキリング情報を提供いたします。
今回、また前回に引き続きですが、異分野で活躍する方をお招きし、ビジネスパーソンにとっての学びのヒントを探る異分野トークシリーズです。
一緒にお話を聞いていくのは、前半に引き続き日経新聞の横山美紅さんです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
そしてゲスト、まああれですね、この後半はキャリア感を深掘りさせていただきますけれども、
アニメジャシーンチャンドロップキックの宣伝プロデューサー、柳瀬一樹さんです。柳瀬さん、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。ジャシンチャンドロップキック宣伝プロデューサーの柳瀬です。
さあ、前半はだいぶ、ジャシンチャンドロップキックをどういう戦略でやり、
ご自身の宣伝プロデューサーをやったことがない中で、どう学び、どうそれを実践で活かしてきたか、まさにリスキリング的なお話をしていただきましたけれども、
本当前半ね、ずっと話を聞きながら、この面白いお方はどのようなキャリアなんだろうって、気になってしょうがなくて。
直近のところしか話してないですもんね。
宣伝プロデューサーですってところから始まってませんけど、どういうキャリアなのか、お話していただいていいですか。
はい、わかりました。簡単に述べるとですね、大学を出て、ちょうど就職氷河期だったんです。
最初、門川書店に入りたかったんですけど。 入りたかった。
入りたかった。なんでかって言うと、高校の時にですね、テーブルトークRPGというのにハマってですね、
それで自分もね、そういうの作る側に回りたいなと思ってたわけですよ。
ところが一時試験も突破できずに落ちまして、当時iモードですごく有名だったNTTドコモの方に入社することになって、
その時もですね、話をしていたのがですね、私ずっとゲームばっかりやってたんですね。
ゲームばっかりやってたからゲーム大好きですってことを門川で言っても何にもならないわけですよ。
わかるな。 そんな奴らしかいないんですよ。 そっかそっかそういうことですか。
それと比べた時にNTTドコモの方はそういう人はあんまりいないわけですね。
そしてこれからiモードでコンテンツたくさん扱っていこうというタイミングでそういう人いたらいいじゃないですか。
03:00
なのでそういったところも噛み合って何とか入社することができて、それから14年勤めたんですけど、
後半の方でやった仕事の一つが、Dアニメストアっていうアニメの配信サービスを作る仕事をしていました。
ありがたいやつ。 あれありがたいやつなんだ。
ありがたいやつですね。 よかった嬉しい。それは汗をかいた甲斐があります。
本当にお世話になってます。
オタクの人が使いやすいサービスをとことん考え抜いて作りました。
まさに。
マイページの作り方とか、本来11年前に出てくるようなもんじゃない作り方してますからね。
何作品あって、自分が今まで何作品中何話見てきたかとか、ちゃんと数値になって出るとか、
あんなのネットフリックスが出てくる前の世界に現れるはずないオーパーツみたいですよ。
確かにそうですよね。その時代にあるはずのがない。
ないんですよ。製作会社で検索ができるとかおかしいじゃないですか。
確かにおかしいですね。
11年前に生まれるはずがないんですよ。
なんですけど、当時自分が使いたいものがきっとみんなが使いたいものだってことを信じて作ったのが設計だったんです。
もちろん作ったのは私一人で作ったんじゃないんですけど、
全部の画面線を手で描いて、ここにこういう機能あったらいいなみたいなものを考えていたのは当時でしたね。
すごーい。
いきなりオタク心は静かになった。日経代表するオタク心。
そう言ってもらえるのも日経だからというか。
私も漫画が好きなので、それで例えば出版社とか行って、漫画めっちゃ読んでます、好きですみたいなことを言っても、
多分ダメだろうというか、ダメなんですよ。
入れないってことですね。
ダメですよね。
ダメですね。今ね、出版社受ける人に、何の漫画好きか気になる漫画ありますかって聞いたら、みんな口を揃えて異世界博之って言うんだって。
えー。
え、お前も異世界博之みたいな感じなんですって。
えー。
だからどれだけメディアに操作されてるんだって思って、驚きました。
多分そういう人が求められている世界ではない、出版社は。
そっか、そっか。その時点でもう差を作れてないですね。
作れてない。とはいえ、気を照らすことが大事でもないと思うんです。
あ、そっかそっか。
ちゃんと芯を食ってて、みんなは気づいてないけれども、自分は気づいているんだっていうところが、相手に伝えた時に、なるほどって思わせられるかどうかが大事。
なるほどって思わせたわけですよね、だからNTTドコモに入れた時は。
その通り。だってこれから携帯の上でゲームとか動くようになるじゃないですかってことは、学生が話してるのに、本業でやってる人たちが考えないわけがないじゃないですか。
06:03
でも本業の人たちからした時に、お、こいつ学生なのにちょっと先見てわかってるなって思ってもらえるわけですよ。
なるほどねー。
この辺りのわかってる感、あ、こいつはただの消費者じゃないって思ってもらうことって大事だと思いますよ。
最初そこから入れたんですね。だいぶあれですか、考えたんじゃないですか、そこを戦略的に。
いや、あの時はそんなことは考えてなかったですね。
あ、そうですか。
どちらかっていうと、もう後がない状態だったので、60社受けて。
氷河期質問ね。同じ同じ、わかるわかる。
その時決めたのが、デジタルに関するもので、クリエイティブなもので、人の役に立つものだったら何でもいいって決めたんです。
なので出版社だけじゃなくて、通信会社とか、なんなら化粧品会社とか、そういうところまで幅を広げて、それに該当するものであれば、
もう自分が選ぶというよりは、選んでもらったらもうそこに行くわっていう気持ちになりました。
その結果たまたま選んでくれたのが、NTTドコマだったっていうわけですね。
わかります。僕も日経だけでした。選んでくれたのが。
そうなんですね。
軒並みも全部、バーッと気持ちよくバツバツバツでしたけど。
お祈りメールがいっぱい来るんですよね。
当時メールだったか電話だったかですけどね。
電話が鳴るのは通過するときだけ。
そうだったかもしれない。
鳴らないんですよ、電話が。
電話の前でずっと待ってました。
そう、待ってました待ってました。
固定電話の前で。
固定電話。
固定電話の前で待ってね。来たーっつって。秒で取ると待ってる感出すぎるから。
わかるわかる。
通コールかなとか。
なんでそんな駆け引きしてるんですか。
わかんないわかんない。
そして出た結果全く関係ない電話。
そうそうそう。関係ない電話。
駆け引きのおかえりなく。
そこがありはるなんですけど。
いやー苦しい時間だったなあ、あれ。
本当ですね。
もうやりたくないなあ。
やりたくないですね。
ドコモどれくらいいらっしゃったんですか。
ドコモはなんと14年も勤めましたね。
いい会社だったんですね。
そうですね。本当に会社で先輩に育ててもらったってことはもう今でも忘れられないですね。
社会人として学ぶべきことっていうのを全部教えてもらいました。本当に今でも感謝してます。
14年間はさっきDアニメのお話出ましたけども、ずっとそれですか、どんな感じでした?
最初は法人営業部っていうところに行って、一番最初にやった仕事、亀有の駅前で楽楽本発売中って書かれた段ボール2枚を紐で繋いだやつをかぶって。
サンドイッチマン。
サンドイッチマン。
サンドイッチマンやりながら駅前でティッシュ配りましたね。あれが一番最初にやった仕事。
09:06
私この仕事やりたくてここ来たんだっけなって。
デジタルでっていうところで。
いやって思ったんですけれども、でもあれも含めてもはや40代になってあれ今からやる経験なかなかできないと思うんです。
で駅前でティッシュを配ったときにどういう対応されると嬉しくてどういう対応されると嫌かってこととかも、いつも自分気にもしなかったんですけど感じることになったんですよね。
町の人たちってこんなに冷たいんだって。
受け取ってくれたときのありがたさね。
受け取ってくれた人のありがたさも嬉しいし、あとはいらないんだけどちゃんとこっちを見て結構ですって言ってくれる人とそうじゃない人がいるわけですよ。そういうことも含めていろんなことを学びました。
すごい初日からそんな学びがあって。
いや本当に辛かったですよ当時は。もうこんな仕事したくないなって思ってましたけどすごく良かったです。
2年間勤めると社内公募試験っていうのを受けて良くてですね。その試験を受けてそれを突破すると好きなところに行けるんですよ。
その人事の区引きから外れてもう好きな部署に行けちゃう。
FA宣言みたいな感じですね。
的な感じですね。もちろんその雇う側がよしこいつ欲しいって言ってもらわないとどうしようもないんですけど、それでiモードコンテンツの仕事をするところに移ることができたんですよ。
もう満を持してというかそこに希望されていて。
希望して、はいそうですね。その時私のこと雇ってくれたのが今ニコニコ動画で代表やってる栗田茂隆さん。
そうなんですか。でそこからずっと。
そこからはずっとコンテンツの仕事を続けて、iモードの時にはそれこそドワンゴさんとかとずっと一緒に着メロとか作る時代があって。
その後だんだんそのスマートフォンに向かって携帯電話が進化していく過程で、
通信事業者も自分たちでコンテンツを回していくプラットフォームっていう土管から土管の上のお店までやるんだっていう風に舵を切るタイミングで、
社内でそういうこと考えられる人誰かいるかなっていう時に、私はたまたまそこにはまることができて。
アニメのサービス作りますっていうことでできたのがディアニメストアです。
なんでこの人できそうみたいな感じで選ばれたというか。
もう日経の中で机の上にフィギュアとか置いてる人います?
います? いいえ。いないでしょ。いないでしょ。出版社やゲーム会社なんてみんな置いてるわけですよ。
12:02
確かにそうですよね。 みんな置いてるでしょ。通信会社そんなの置いてる人いますか?
いなそうです。 いないでしょ。私置いてるんですよ。
妻ですよ。みんな漫画とアニメの区別ついてない世界だからね。
そうですよね。 その時にあいつは何か知ってそうな気がするって思ってもらえたらチャンス。
確かに。今私パソコンのコードまとめるやつコナンくんのクリップなんですけど、そういうのでもいいんですかね。
そうですね。それ相手に伝わればいいんじゃないかな。 確かに。もうちょっと大きくしようかな。
それね知らなかった。そうだったんですね。 知らなかったですか。そうですそうです。後で見せます。
後で会社でもっと大きいやつにした方がいいかもしれないですね。 そうですね。なんか常に何か置いとこうかな。コミックとか。
そう。そんな感じで自分のことちゃんと色付けしておいたっていうところあるかもしれませんね。
でそこからあれですよね。女子院長にたどり着くまではまだありますけども、14年間そのDアニメをやったので。
そうですね。 それがその後々のアニメの宣伝プロデューサーの今のお仕事に繋がってくる。
そうですね。でその後やっぱりアニメのお仕事自分あってるなって思って、門川に転職することになって。
なるほど。
で門川で3年勤めた後に自分でも独立してやっていけるなと思って、今は独立しているという感じですね。
結構日経スキリングのその読者の方、視聴者の方って割と大きな会社に勤めていて、そうですね40代ぐらいの方が結構多くて。
同世代かもしれない。
多分同世代の方が多いんです。でここから先その学び直しをしてどういうキャリアを作っていけるかな、でもモヤモヤするな、飛び出そうかなどうしたかなと結構そのモヤモヤ感のある人が割と多いんです。
でそのヤンさんのキャリアを拝見してその参考になる部分がきっとあるんだろうな、後押しをするようなお話をしていただけるとみんな救われるんじゃないかなと思って。
そうですねわかりました、自分を振り返ってみると自分NTTドコモ退職すると思ってなかったですね当時。
そうなんですね。
だって就職氷河期で60社受けて1社しかないてもらえなくて、しかももらえたところがたまたま当時一番人気の会社だったんですよ。
そうですよね。
やめると思わないですよ、私泣いてもらった時にもう自分一生安泰だと思いましたからね。
って思っている人は他にもいたと思う。ところが十数年勤めてくると果たして本当にこれでいいんだろうかって思うようになってくるんですね。
15:00
なんでかというと大きい会社って基本的にスペシャリストを作るよりはジェネラリストを作った方が会社にとってはいいわけですよ。
会社の中で出世していく人たちっていうのは必ずいろんな部署に顔が聞く、なんとかさんねって言ってもらえる人ってちゃんとランクが上がっていってその会社の秩序を保つために役に立つじゃないですか。
これがやっぱり大きい会社で成長していくっていうど定番なやり方。島工作的な世界。ああいう感じだと思うんですよね。ステップアップの感じが。
私はあんまりそれが得意ではなかった。それに自分がやりたい仕事をやっていたかったので部署の移動の相談じゃなくてそろそろ柳瀬君も移動だねみたいな話が来ても全部断り続けてたわけですね。
いろいろなんくせをつけて。
会社としてはジェネラリスト的なやってねだったけどスペシャリストを志向した。志向してしまったわけですね。だからアニメのコンテンツの仕事を何年やったんだ?12年?おかしいんですよ。そんなやついないわけですよ。でもそうなると人事部からもこいつはダメだと。
ダメだとなっちゃうんですか?
だからこいつはレースに乗っているヤツはレーサーじゃないって思われるわけですよ。だから当然出世のお声掛けもかからなくなってくるわけですね。
そういう世界なんだってことが10年くらい経ってわかってきて、ゲームのルールがようやくわかってきたわけですよ。
ゲームずっとやってたのに学生の頃。
なのに気づいた時にはゲームオーバーだった。
リアル人生がきつすぎる。
だから同期でうまくやっていた人とかは会社のオーダーがあればどこへでも行きますと。日本全国どこへでも行って何でも仕事をしますっていう人はやっぱり好かれて出世もする。
そしてやっぱりその人たちがみんなを支える会社を支える人になっていく。もう当然じゃないですか。
それと比べたら自分はすごく利己的で自分がやりたいことをやるんだって言ってただけですから、どちらが大人でどちらが子供かって割と明白でですね。
彼らの方がすごい。
大人だった。
大人だった。果たしてダメだった。ドコモの子供だったよ。
ドコモの子供、言った。めっちゃ見せたい超ドヤ顔です。
でそんな中でもうここまで来てしまったらこのままこの中にいるのってリスクだなって思うようになってきて。
18:03
リスクなんですね。
で自分よりも前に退職していた同期と話をしていた時に、私その会社っていう社会をドコモしか知らなかったわけですよね。
そこで十何年も過ごしてしまった結果、一般的なそのヒューマンリソース市場と照らし合わせた時に、
自分がどれだけ通用するのか、どれだけの価値があるのかってことが全くわからなかったんですよ。
で、同期に外の世界ってどんな感じなの?自分って通用するのかなっていうことを相談をしたんです。
当時の自分のマインドはもう怖くて怖くてしょうがないんですよ、外の世界。
今までずっと守られてきてきたから、外の世界で荒野を突き進むような覚悟を持っていないわけですよ。
で、特にその外に出たらきっとすごく厳しい目にあって辛い思いするんじゃないか、今の安心とか安定を手放すことになるんじゃないかと思って、
その同期に聞いてみたら、いや全然いけるよって言われて。
なんなら柳瀬くんならもっとうまくやれると思うって言われて、そういうものかなって思ったんですよ。
でも意を決して会社を辞めてみた。
そしたら全然いけて、あれ社会ってこんな感じ?って初めてわかったその時。
全然通用する。むしろうまくいけるっていう感じなのがその時わかりました。
柳瀬さんはあれですよね、やってみて、邪神ちゃんの宣伝も失敗されたっていう話でしたけども、
やっぱりやってみて、いけるいけないって行動してから考えながら、どういうその
つまづきながら歩いてる人生ですね。常につまづいてますね。
つまづいてそれでちゃんとあれですよね。学びをそこでちゃんと得てるような気もして。
確かに。私大学入試も失敗したし、就活も一回留年してるし、その後大学院も一回落ちてるし。
ああそうなんですか。
もうね常につまづき続けてますよ。でもめげずに生きてます。
つまづいてからちゃんと立ち直れる人ってほんとに一番いいなあ。
はい。レジリエンス。柔軟さ、しなやかさ、丈夫さみたいな概念ですよね。
ありがとうございます。4つ言っていただきましょうよ。
いやーなんか無理やりリスキリングつなげでもあれですけど、本当にだからリジレンスのレもリもね、リカバリーのリじゃないですか。
そうですね。戻るの感じですね。
21:00
リスキリングも結構僕は似てるなと思ってて、一回そのつまづきとかあってそこから何を学べるかっていうとこかなと思ってて、本当にやっぱり前半に引き続きリスキリング人生ですね。
そうかもしれませんね。なんか誰かが敷いたレールの上を歩いていくのが嫌で、やっぱり自分の人生自分で決めたいじゃないですか。
だからずっとその大きい会社にもうずっとここにいるんだって決めることも覚悟がいると思うんです。
でもその中で果たして本当に自分はそこで生きていっていいんだろうかって疑問に思っちゃった時に、進むも進まないも全部会社任せの人生っていうのは嫌だなって思ったんですよね。
そう思った時に会社の方から嫌なことをこれやれって言われた時にそれをやりたくなかったら、いややりたくないもんっていう風に言える強さがあった方が精神的にヘルシーなんじゃないかと思うんですよ。
だって無理に受け入れなくていいんですから。私それは嫌だから嫌だな。だから合意が得られなかったらやめちゃうけど別にそれはお互い様じゃないですかっていう風に言えるような自分の人生自分で生きていく強さっていうものがあった方がいいと思います。
どうですかね今ねあのここにもうすぐ3年目の。 なんと。若々ピチピチ社員さんが。
若い社員さん。でどうですか一通りね仕事をバーッと見れて一周してさあどうしようかって結構ね考える時期じゃないですか3年目って今野柳さんのお話聞いてどうかな。
もうね早くやめたほうがいいよ。 やめたくはないっていうのはありつつ。どうしてもそのなんかまず会社の言うことってやっぱり聞かなきゃいけないのかなサラリーマンになったのを選んだのは自分だから。
そうね。 っていうのもありますしでやっぱりそのやっぱり会社が言ってくることのって言うのってでも組織の中で生きていくことを選んだ人間としてどうなんだろうなっていうなんかその後ろめたさじゃないですけどみたいなものまだ結構自分がサラリーマンになるぞっていうのを決めたのが近いだけに結構。
そうですよね。選んでもらってありがとうの状態ですよね。 そうですね。まだどうしようもそういうのもありますし。でやっぱりその転職だけじゃなくて移動とかそういうのもチャレンジの中の。
そうですね。 入ってくるかなと思うんですけどそういうのもなんかどうしてもこの今が私割と楽しくやられてて。
24:08
でもやっぱり3年目で次4年目ってなってくるとどっかに会社から動きなさいって言われるかもしれないし自分もずっとここにいたいですって言い続けていいのかなみたいなあれでも年次でもあるじゃないですか。
はい。 ってなった時にでもやっぱりそのちょっとリスクを取るのが怖いなみたいな。 怖いですよね。私も怖かった。 そうですね。気持ちもありますし。でさらにそれでなんか自分のちょっとまあ社内に楽しそうだなと思うこととか自分の今いるところ以外にもあった時にでもそこにやっぱりその選んでもらわなきゃいけないっていうのはありますし。
でもそのやっぱりまだその専門性がこれだっていう風に固まってもないし固めるのもまだ若干その3年目ですと。まだ自分にもどっかに見てるものがあるかもしれないって。それもまた怖いしその専門性をものすごい高めるっていう環境かどうかっていうのもあるじゃないですか。
っていう風にすごくたくさんこういろいろなモヤモヤがどうしても乱立してしまって。 なるほど。それは多分みんなそうだと思うんですけど40代まで勤めている人と横山さんの違いは多分ですね同じ会社で40代まで勤めるとその後自分がどうなるか予後がわかる。
つまりこのタイミングまでに課長になっていない奴は二度とならないみたいな。もうゴールが見えるんですよ。自分の人生の天井がわかるの。 なるほど。
怖くない? 怖い。怖いです。
もうどう足掻いてもどんなに頑張っても絶対に部長にはならないの。怖いでしょ。そういうゲームのルールなの。 そういうルールなんですか?
そういうルールなの。毎年毎年激しい奮いにかけられてごくごくわずかの人たちがちょっとずつ生き残るっていうそういう世界なの。大企業って。だからレースに挑むのか挑まないのかをまず決めるべきで挑むんだったらもうね何でもやったほうがいいと思う。
挑まないと決めるんだったら全ての仕事の中で自分がみんなから求められているものって何かなっていうところを考えるようにしてそれをやった結果成果が出ていたらどうやら自分はそれが得意らしいってことがわかってくるんですよ。
そうすると自分の特徴を決めるのは自分ではない実は。外側の人が決めるんですよ。横山さんってこういう人だよねここが強いよねって。
27:07
結構そういうのって自分で決めなさいみたいな。自分でやりたいこととか向いていることとかを自分で決めなさいみたいなことを結構言われてきたというか。
とく感じなので、外からの評価でそこを判断するっていうのはなんかちょっと新鮮な感じがします。
多分そこはどちらか片方を選ぶっていう話ではなくて、やりたいこととやれることっていう二つの箱で考えるといいと思うんですよ。
でやりたいことっていうのはこれもまたとても大事で自分が何をやりたいかってことは自分にしか判断ができないからこれはこれでちゃんとやろうよと。
でもやれることは周りが決めるんですよ。だからこの二つの条件を満たすことが大事。それが何なのかを探せれば大体いい人生を送れるんじゃないですか。
これは探し方というか、何でも聞くなって話なんですけど、どういうふうに探し方のコツとかあるんですか?
あります。まじね、やりたいことがわからない人は最初にやりたくないことを言い始めればいいんですよ。
おーなるほど。
私ねルーティンワーク大っ嫌いなんですよ。
そうなんですか?
もうね、あまりにも嫌いすぎて寝ちゃうんですよ。
ほんとに嫌いじゃないですか。
もうね、生理的に受け付けないの。
寝ちゃうレベルなんだ。
ほんとにそうなの。だから面談のシートとかに毎回書いてました。私にルーティンワークやらせないでくださいって。
っていうくらい嫌いだったの。だからそうじゃないことが好きなんだなってことがちょっとずつわかっていった。
横山さん何かこれやりたくない、例えば人と話したくないとか。
横山 人とは?
なんかいろいろあるじゃないですか、なんかこれは嫌だな、この仕事ちょっと嫌だなって何かあります?
あと当たり前のことかもしれないんですけど、できないことを必要に怒られるのは嫌です。
何かやらなきゃいけないことが絶対に決まっていて、そこに到達できない人間が全部バッとやられる世界は怖くて。
そんな世界生きてるの?
そんなことないんですけど、っていうのがもしあったらすごい嫌だっていうのはありますね。今は違いますよ。
良かった良かった。
横山 責任の一端を少し感じながら。
横山 今は座っておりましたけど、直のお仕事ではないけれどもちょっとごめんねとか思いながら座ってた。
いつかそんな環境になっちゃったら嫌だよね。
今はむしろどんどんやってチャレンジして、失敗したらそれができないってことが分かったってことだよっていう、エジソンみたいなことを言ってくれる環境で。
だからすごくいいんですけど、それがなんか例えば絶対失敗しちゃダメだよとか、失敗は別にしてもいいんだけど絶対にここまでのなんかあれ出さないともうダメだよ君はみたいな。
30:03
それはダメっちゃダメなんですけど、ちゃんとやるべきことはやらなきゃいけないんですけど、絶対ダメだよバシッて。
人間として見てもらえないみたいな感じだったらすごい辛いなって思ってそういうのはありますね。
そういう状況に横山さんが陥る可能性は2つあって、1個は会社が悪い会社になっていった場合、今いる場所がね、その場合。
もう1個はリスクコって外に出た先がそうだった場合、この2つしかないわけですよ。
で、どちらかに当てはまっちゃう可能性を拭いきれない。
ということは、もしそうなっちゃったらどうしようってことは今のうちに考えておいた方が良くて、その時にどうやったらそうじゃない場所に行けるだろうかってことを考えたらいいと思うんですよ。
そうすると多分なんですけど、どこか良さげな会社が雇ってくれるよねっていう状態を維持しさえすれば、精神的にヘルシーじゃないですか。
いやそれって何なのかなって思った時に、自分が持っている特徴のうち、多分世界全体の中で見た時に、この辺って価値ありそうだよねっていうのが1個か2個ある状態をキープすればいいんじゃないですか。
あるほど。1個か2個って。
まずはね。それが増えていったり、特にその1個が周りから見た時にすごく強いと思われているみたいなものができてきたらもっと良し。
例えばその1個か2個って、エラーセンの場合ってあると思うんですけど、それって何か意図的にこのスキルが自分があるから、だから周りからちゃんと見てもらえるんだろうなって。
どう磨いていくのがいいのかなって。例えば見つけたとして宣伝プロデューサーの○○の能力ありますと。でもそれだけだと武器になっていかないじゃないですか。武器への仕方をね。
そうですよね。そして今の話だけを聞くと、市場に照らし合わせて価値があるっていう状態と価値がないっていう状態のこの1本の軸でしか話ができてないんですよ。
そうすると強くなれっていうだけの、かなり強引な話になっちゃうんじゃないですか。ところが自分の人生振り返ってみるとどうやらそうじゃなくて、
例えば私がゲーム好きでしたなんて言ってたのって、消費者の意気を出ないくらいの強さなわけですよ。なのにそれはそれを生み出すプロの世界では当然通用しない。
でもそういう素養だけ持ってるだけでもうちにとっては十分嬉しいって思ってもらえる会社もあるわけですよ。
で私はたまたまそっちに行って、それを仕事として形にすることができたから次に繋がっていってるわけです。ということを考えるならば、まず自分はどういう特徴を持ってるんだろうってことをまず考えるじゃないですか。
でこの特徴っていうのを貿易の一番基本って知ってますか?
33:04
相手が持ってないもの?
そう、もうないところに物持ってって売るんですよ。これが飽きないの一番基本じゃないですか。
だったら自分を商品として見たときに、自分ってどこだったら買ってもらえるのかなって考えたときに、それって強いか弱いかじゃなくてどういう特徴かなんですよね。
でその特徴がどの程度まで強ければどこの社会で買ってもらえるのかっていうのは見えてくるじゃないですか。
なので一回転職のためでなくても構わないから、もし自分が転職するんだったらどんなことを履歴書に書くんだろうって考えてみたらいいんじゃないですか。
なるほど、一回またイエスみたいなのやるのか。
3年前にね。3年前に終えたばっかりだったのにね。
でも確かにそうですね、自分がどういう、確かに人から見てちょっとそれこそ違っているところっていうのを確かに見つけ出すっていう作業はやってみます。
だって自分の特徴を自分で明文化できなくて、紙だけ見て相手がわかるはずがないもの。
たしかに。そうですよね。
それこそ今の私が漫画がすごい好きっていうのが、なんとなくちょっと人と違うところだと言ってもいいかもしれないって思えたのが結構最近で。
日経の中でね。日経の中は漫画そんな好きな人いないんだ。
好きな方は多分いらっしゃるし、それぞれいろんなものがすごく深く好きな人が結構多いんですけど。
そうですね、漫画がすごく好きって私の近くで言ってるのはあんまりな。
漫画フラグは完全に立ててる。入社初日から立ててたんですよ。
そうですか。
面白いなと思って好きなのをちょっと喋ったもんね。
そうですね、話しかける。
フラグ立ててました。
あの漫画女子ねって言われるようになったら勝ちですよね。
だいぶ言われてきてる気がする。
いいじゃないですか。そしたらね、そういう仕事来ますよ。
でもこれも結構。
確かにね、ある意味ね。
本当そうです。
いいじゃないですか。
めっちゃ圧で絶対今日の収録呼んでくださいね。
あら。
はいっつった。
来たかったんですもん。
だって来たかったんですもんね。
自分が中学高校とか大学とかって結構自分の友達って自分の趣味の近い人が集まるから分かんなかったんですよ。
なるほど。
それより私よりすごいハマり方をしてる子もあるし、
どの作品の話しても答えてくれるみたいな子もいて、
自分が全然そんなにすごい漫画で特徴を持てるって思ってなくて。
でもとりあえず好きだから言ってみたら。
意外と通用するでしょ。
意外と。
あ、そうなんだって。
36:00
そうなの。
外の世界に出てみると意外と通用するっていうことと、
外の世界に出てみないと自分の特徴が透明化してしまって見えないんですよ。
だからやっぱり才が全てなんですよね。
すごい面白い。
時間的にはややオーバーなんですけど、
あまりに面白かったんでそのまま。
しかも外に出てみないと自分の特徴って見えないって。
これは後押しするメッセージにすごくなるなと。
そうですよね。
思いますね。
しかも自分の意思で外に出た結果、
負けたならばそれでいいじゃないって思うんですよ。
だって自分で選んだ結果、勝つかもしれないし負けるかもしれないなんて当たり前のことじゃないですか。
だったら、例えばやりたくもない仕事を死ぬまでやらせ続けられて、
死ぬ直前に自分の人生振り返った時と、
どこかでリスクを負って自分のやりたいことに舵を切って、
いっぱい失敗もしたなっていう時と、どっちがいいですかね。
確かにね。
生きるってやっぱり自分で自分の人生生きるんだと思うんですよね。
そう思った時に、外に出ていく覚悟ってとっても求められてるんじゃないかなって思います。
もちろん出なくても構わない。
出ないと決めるんだったら、その中で自分のポジションどう作っていくのかってことは、
ちゃんと考えて獲得していかなければいけない。
一番いけないのは誰かに守ってもらうっていうことで、
言われたら、生き残るためになんでもやりますじゃなくて、
生かしてもらうためだったら、もうなんでもいいですみたいなマインドになっちゃうのは、
ちょっと違うかなって思います。
生き残るためになんでもやるっていう邪心ちゃんの根本的なところと、
今の生き残るためならっていうキャリア感ですよね、柳田さんの。
なんか完全に一致してる気がしました。
そうですね、そうするとあれですね、生き残りたいっていうのは多分全ての人に言えることじゃないですか。
でも生き残り方っていうのはいくつかパターンがあるなーって今自分でも話してて思ったんですけれども、
そのキャリアっていう意味で言うと、どうだろう、会社からお金をもらっているだけを生き残るっていうふうに表現する人もいるでしょうし、
私はそれは生き残っているとは思えなくて、自分がやりたいことを自分で選んで仕事にしている状態を生き残っているっていうふうに言うんじゃないかなと思っているのです。
39:03
まずそこが違う。
邪心ちゃんの場合は自分がやりたいことでこれからもずっと続けていきたい作品なわけです。
お仕事に関しても人から言われたものというよりは自分が選んだ仕事をやっていきたいわけです。
これを両立させるためにはやっぱり自分がやっていることがちゃんとその市場で価値があるっていうふうに思ってもらう状態を維持しなくてはいけない。
ということは私以外の皆さんにも言えるんじゃないでしょうか。
そこでどう見えるかとか、とにかく結構最近だと自分の中っていうことだけを結構気にしてやっていけばいいよみたいな。
自分の人生を自分で決めるまでは多分合ってるんだけど、基本的には自分の価値っていうのは他人が決めるものだから。
そうですよね。考えてみたら。
そうなのですよ。
だってお仕事とかって人に誰かお金もらったり評価をしてもらって。
その通り。
っていうことですもんね。ってなると評価するのは他人だからそれは他人からどう見えるかって当たり前に。
自分の価値は他人が決めるっていう。
自分の価値は他人が決めるけど自分の人生を他人に握らせてはいけないし。
そこそこそこそこですよ。
そこだ。
そこだ。
今日の決断はそこだ。
まとまった。それはよくまとまった。
それですね。
で、その状態を作るためにはリスクを追うか追わないかって言ったら、リスクを追わないでそこまでいければいいけど、このまま追わないでそこまでたどり着く見込みがないんだったらリスクを追うしかないし、そこでリスクを追わないことってめちゃリスクよねっていうことが、今到達した結論なんじゃないでしょうか。
リスナーの皆さん、到達しました。
ちょっと10分ほどオーバーしたけど、その10分はここに到達するまでのお時間だと思っておいてください。
ありがとうございました。
前半、後半、引き続き、この前半から後半へのこの流れ、皆さんお楽しみいただけましたでしょうか。
楽しんでいただけたなら幸いです。
幸いです。
こちらで失礼いたしたいと思います。
今日のお相手は、日経リスキリング編集長の桜井王と、
日本経済新聞社横山美子と、
そして本日のゲスト、
邪心ちゃんドロップキック宣伝プロデューサーの柳瀬でした。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
42:04

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