今日は2025年4月22日、朝の8時56分日本時間になります。
今日はですね、サクッとアメリカ市場のお話をしたのちにですね、
そもそも今騒がせているトランプ大統領のパウエル総裁の解任に関して、
現状の僕の見解というところをちょっと申し上げようかなというところになります。
昨日のアメリカはですね、アイス&Pが5158ポイントというところで、
マイナス2.36%落ちたということで、非常に勢いよく落ちていったなというところで、
株価のモメントもですね、かなり悪い印象があります。
あの恐怖指数もですね、33.84ということで、また再度上昇し始めているような形になりまして、
引き続き金も高騰しているような状況で、
着目すべき再建市場のところで言うと、アメリカのムーブ指数はですね、
昨日が128.56ポイントというところで、前日の114.6ポイントから大きく上昇したというところです。
金利ももちろん上昇してまして、30年金利がですね、4.8%から4.9%に上昇したというところになりますので、
これに加えてですね、10年歳のCDS、アメリカの米国債の10年歳のクレジットデフォルトスワップの方もですね、
高値を更新したというところになりますので、
今のこの再建不安というものが、一時的にベンセントさんの進言により、90日の停止がありましたけれども、
それを超えてしてもですね、再建不安というのは、マーケットにおいて取り除かれていないというところが現状において見えているのかなと思います。
一方でですね、日本市場においては、そこまでまだダメージを受けていないなというところで、
今のCFDの価格が34,199円というところで、
アメリカがここまで下げている割には日本が下がっていないというところが、若干の違和感を感じるところではあるのかなと思います。
ドルの方もドル安の方向に進んでいますし、このまま日本が無傷に終わるというものなのかどうかというのはちょっと読めないですけど、
個人的には日本も普通に考えると巻き込まれると思いますので、
今ですね、まだそこまでの兆候が現れていないんですけど、
おそらくその理由は今からお話しするパウェル総裁の解任に関する深い理解というところが、
アメリカと日本において若干のタイムラグがあるんじゃないかなというところを考えています。
このトランプ大統領がこのパウェル総裁の解任に関して強く申し上げていますけども、
これがそもそも本気なのかどうかというところがマーケットでの論点になっていると思うんですけども、
個人的にはこれ多分おそらく本気で考えているんだと思っています。
おそらくこれは別にパウェルさんだからというよりかは、
そもそものこの中央銀行、FRBという体制自体にトランプ大統領の疑念を示しているんじゃないかなと思っています。
歴史を振り返ると、FRBというのがアメリカの中央銀行として存在していますけど、
彼らのやり方とは基本的には経済を延命させることが結果的にやってきたことなんだと思います。
別にこれはパウェルさんに限らず、パウェルさんはコロナショックから回復させたとも言えますし、
それはある意味延命させたとも言えます。
これはパウェルさんに限らず、グリーンスパン総裁であったときもそうですし、バーナンキ総裁のときもそうですし、
米国経済を金利の引き下げであったり量的緩和によって危機的な状況から回復させる。
それはある意味延命的な措置なんだというところも逆説的には言えるのかなと思っています。
それだけなので、米国経済のみならず世界経済を救ってきたのはパウェルさんというのが市場のコンセンサスというか、投資家からのコンセンサスだと思います。
それはある意味、投資家からすると大きなリターンを得られるという観点でみれば、
このマーケットで利益を得るために資金を張っているわけですから、どんなときでも最終的にはパウェルさんが救ってくれるという、
ある意味のここにはパウェル神話、中央銀行神話というものがあるのかもしれないですね。
そこに対してトランプ大統領はおそらく疑念を抱いているのかなというところなんですね。
トランプ大統領は基本的には昔のアメリカ、製造業としてのアメリカ、オールデイコロニーの復活というところをかなり訴えていて、
それによって当選したというところもありますので、
この今のアメリカが支配しているものはある意味ウォールストリートであり、金融資本家であり、
それはある意味中央銀行でもあるのかなというところで、
そのものづくりからこの金融資本というものがアメリカのみならず世界を支配しているというところが、
トランプさんが抱いている問題点なのかなと思ってまして、
それを本当に振り返ると銀行ビジネスが変わったタイミングでそうなったのかなというのが、
マネーショートの映画を思い出して考えていたんですけど、
マネーショートの映画で本当に冒頭ですね、
ジャレード・ベネットが解説しているところで、
銀行ビジネスを大きく変えたのはルイス・ラニエリだというふうに言っていました。
ルイス・ラニエリはそうなんですよね。
銀行ビジネスって本来は銀行は顧客にお金を貸して、
その金利収益で食っていくという形だったので、
非常にひまな、負け犬の倉口だというような表現をされていましたけど、
そういうビジネスでした。
それが金利収益を証券化して、
投資家に売却することによって、
金融というよりかはフロー型ビジネスに切り替わったというのが、
銀行ビジネスにおいての大転換点。
それがある意味、資本のバブルを生んだとも言えるんですけど、
それが一つリーマンショックのときには、
モーゲージ債ですね、サブプライムローンというところが着目されましたけど、
本質的にはこの証券化というものが、
今の世界経済を作り上げたとも言えるんですね。
多分おそらくトランプ大統領は、
もちろんこの中央銀行というのもそうですし、
そもそものこの今ある投資銀行ビジネスというものが、
金融資本化によって世界を狂わせたと、
もしかしたらトランプ大統領は考えているというところなので、
それらをすべて破壊してグレートリセットするんだ。
それがある意味トランプ大統領のグレートリセットで考えると、
彼が今やっている行動というのは、
なんとなく分かってくるのかなと思っています。
なのでそこから考えると、
彼はですね、
昨日金は買いだという発言もありましたし、
ビットコインに関する好意的な観点で考えると、
この今の金融システム、中央銀行の金融システムというものは、