トランプ関税の影響
はい、今日は2025年4月3日の8時10分になります。
トランプ関税の影響みたいなところをもう一度見直してまして、
僕が前回お話しした、世界のGDPの消失額が110兆円から試算したEPSの影響みたいな話をしていたと思うんですけど、
あれが、もともと110兆円の中で日本の比率が9%で10兆円、
その中でファーストリテイリングの利益率12%で計算すると、1.2兆円くらいの利益が消失しますね。
そのプラスアルファで、いろんな波及効果で3倍くらいになったとしても3.6兆だから、
そこまで大きくないんじゃないかな、みたいなお話をしていたと思うんですけど、
一点ちょっと僕の中で抜けてた視点が、関税をかけられた場合に企業側はその関税分を値上げをするのか、
あるいは利益の中で吸収して利益率が下がるのかっていう、その視点がちょっと僕の中で抜けてたなと思ってまして、
もし全ての日本企業が関税を価格にアドオンできなかった場合、
売上が仮に一定だったとしても、100%を消失するっていう可能性も理論上あるわけですよ。
なので、その10兆円の中で全部が消失する可能性もあるんじゃないかなと思ってまして、
そうするとですね、詳細はXのアカウントの方で画像で載せてるんですけど、
パターン4つ作ったんですけど、一番いいパターンはもともと言っていた通り、
日本へのEPSの影響額は1.2兆円ぐらい。
要は前回申し上げてたやつですね。
それに対してシナリオ2が2兆円とか、シナリオ3が5兆円ぐらいなんで、
シナリオ2とシナリオ3の間ぐらいが前回お話しした波及効果の真ん中ぐらいだとして、
一番アグレッシブなのがシナリオ4というもので、
要は10兆円まるまる利益が消えますという示唆。
ちょっとアグレッシブなんですけど、こういうのも用意しましたと。
そうなった時にどういう風になってくるかというと、
一番悪いケースで日系兵器のEPSが1941円ぐらいになるんですね。
なのでコロナショックとかリーマンショックほどではないんですけど、
今の水準から20%下がるっていうようなものなので、
トランプ関税だけでこれだけ下がるって言われると結構すごいなと思います。
それ以外でももちろん他のリスクももちろんあるので、
トランプ関税だけでこれだけ下がるんですよって言われると、
確かにそこにプラスアルファアドオンで別のイベントが乗っかってくると、
30%40%下がる可能性十分あるなと思います。
日経平均株価の予測
もしかすると市場はそれを織り込みにいってる可能性があるなと思ってまして、
仮にこの1941円っていうことになったとした場合に、
日系平均株価どうなるかっていうところでPR10倍から15倍のところで計算してるんですけど、
10倍だったら19406円ということで2万円を割るようなところにいきますし、
15倍だったら29109円みたいなところで3万割ぐらいですよね。
なので非常にアグレッシブなケースの場合は3万円割れから2万円割れまであるというところが
このファンダメンタルズからわかるんですね。
いいケースであったら全然ね、
でもいいケース、最初に言った1兆円ぐらい減りますっていう話でも、
もしこれがパニックになった場合PR10倍でも2万3808円ですから、
やはり今のPR15倍っていうのが別にそんなに安い水準ではないので、
このトランプ関税というものに対してやはり、
このPRを縮小させる要因には十分なんじゃないかなと思ってます。
なのでやはりですね、
このトランプ関税のみでこれぐらいの影響があるっていうのと、
そこにアドオンでいろんな知性額リスクが他にもあるっていうことを考えると、
非常にリスキーな問題になるんじゃないかなと思ってます。
ここまでのことをトランプさんがするっていうのもすごいなと思いますけど、
それぐらいの可能性があるということを念頭に置きながら、
ぜひですね、ライフジャケットは着用した方がいい可能性があるのかなと思ってます。
なのでですね、ちょっと寄りつき前ですけど、
記録しておこうかなと思いまして、
ポッドキャストになります。
以上になります。
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ではまた明日。