小泉八雲の紹介
寝落ちの本ポッドキャスト、主はNaotaroです。 このポッドキャストは、あなたの寝落ちのお手伝いをする番組です。
タイトルを聞いたことがあったり、実際に読んだこともあるような本、それから興味深そうな本などを淡々と読んでいきます。
エッセイには面白すぎないツッコミを入れることもあるかもしれません。 作品はすべて青空文庫から選んでおります。
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概要欄にリンクを貼っておきます。 さて今日は、
小泉役もさんのムジーナです。 どうやらノッペラ坊のことのようですね。
小泉役もさんはギリシャ生まれ、本名はラフカディオハーン。 彼が有名な理由は明治時代に日本に渡り、変形のない視点で雪女や耳なし法師など日本の伝統的な
会談、骨董などの日本文化を海外に紹介したこと、 また日本人らしい精神性を海外に伝えたことから有名だそうです。
NHK朝の連続ドラマ小説バケバケは彼をモチーフにしていると聞いています。 バケはお化けの化けでしょうね。
はい。 今日読むムジーナですが、
文字数が1600文字なのですぐ終わります。
10分ぐらいだと思います。 すごく短いのでね、あの物足りなさを感じるかもしれませんが、他には僕は
読み上げているのは耳なし法一とか六六備とか あと何だっけな、あといくつか、あともう一つぐらい読んでたような気もしますね。
よろしければそちらもこれを聞き終わった後聞いてみていただければと思います。 では短いですがどうぞお付き合いください。
それでは参ります。 ムジーナ
東京の赤坂への道に木の国坂という坂道がある。 これは木の国の坂という意味である。
なぜそれが木の国の坂と呼ばれているのか、それは私の知らないことである。 この坂の一方の側には昔からの深い極めて広い堀があって、
それに沿って高い緑の包みが高く立ち、その上が庭地になっている。 道の他の側には皇居の長い広大な塀が長く続いている。
該当、人力者の時代以前にあっては、その辺は夜暗くなると非常に寂しかった。 ために遅く通る徒歩者は日没後に一人でこの木の国坂を登るよりは、むしろ
行くりも回り道をしたものである。 これは皆その辺をよく歩いた無地名のためである。
無地名を見た最後の人は約30年前に死んだ京橋方面の年取った商人であった。 当人の語った話というのはこうである。
この商人がある晩遅く木の国坂を急いで登って行くと、 ただ一人堀の縁にかがんで酷く泣いている女を見た。
身を投げるのではないかと心配して商人は足をとどめ、 自分の力に及ぶだけの助力もしくは遺跡を与えようとした。
女は華奢な上品な人らしく、身なりも綺麗であったし、 それから髪は両家の若い娘のそれのように結ばれていた。
お嬢ちゅうと商人は女に誓って声をかけた。
お嬢ちゅう、そんなにお泣きなさるな。何がお困りなのか私におっしゃい。 その上でお助けをする道があれば喜んでお助け申しましょう。
実際男は自分の言った通りのことをするつもりであった。 何となればこの人は非常に親切な人であったから。
しかし女は泣き続けていた。 その長い一方の袖を持って商人に顔を隠して。
お嬢ちゅうとできる限り優しく商人は再び言った。 どうぞどうぞ私の言葉を聞いてください。
ここはよる若いご夫人などのいるべき場所ではありません。 お頼み申すからお泣きなさるな。
どうしたら少しでもお助けをすることができるのかそれを言ってください。 おもむろに女は立ち上がったが商人には背中を向けていた。
そしてその袖の後ろでうめきむせび続けていた。 商人はその手を軽く女の肩の上に置いてとき立てた。
お嬢ちゅう、お嬢ちゅう、お嬢ちゅう。
私の言葉をお聞きなさい。ただちょっとでいいから。 お嬢ちゅう、お嬢ちゅう。
するとそのお嬢ちゅうなる者は向き返った。 そしてその袖を下に落とし手で自分の顔を撫でた。
見ると目も鼻も口もない。 ニャーッと声をあげて商人は逃げ出した。
一目散に木の国坂をかけのぼった。 自分の前はすべて真っ暗で何もない空虚であった。
振り返ってみる勇気もなくてただひた走りに走り続けたあげく、 洋々はるか遠くに蛍火の光っているように見える蝶神を見つけてその方に向かって行った。
それは道端に屋台を下ろしていた売り歩く蕎麦屋の蝶神にすぎないことがわかった。 しかしどんな明かりでもどんな人間の仲間でも異常のようなことにあった後には結構であった。
商人は蕎麦屋売りの足元に身を投げ倒して声をあげた。
「これこれ!」と蕎麦屋は荒々しく叫んだ。 「これ、どうしたんだ?誰かにやられたのか?」
「いや、誰にもやられたんではない。」 と相手は息を切らしながら言った。
「ただ、ああ、ああ。」
「ただ脅かされたのか?」と蕎麦屋売りはすげなく問うた。
「泥棒にか?」 「泥棒ではない、泥棒ではない。」とじけた男はあえぎながら言った。
「わたしは見たんだ。女を見たんだ。堀のふちで。 その女が私に見せたんだ。ああ、何を見せたって、そりゃあ言えない。」
「へえ、その見せたものはこんなもんだったか?」 と蕎麦屋は自分の顔をなでながら言った。
それとともに蕎麦売りの顔は卵のようになった。 そして同時に灯火は消えてしまった。
物語の結末
1937年発行 第一書房 小泉薬毛全集 第8巻 家庭版 より読売を読み終わりです。
短いですね。 なんか
のっぺら棒が出た。助けてくれ。 あーってびっくりしてる人に
隣の部屋から出てきて。 「旦那、どのスタンスか?」って聞いたら、「のっぺら棒が出たんだよ。」って言ったら
「こんなんですか?」っていうのを他にもあったと思うんだけど。 なんか読んだ気がする、それ。
何で読んだんだっけなぁ。どんな話だったか忘れた。
ご告示にあるラーメン屋さんを訪れてラーメンを食べた後、 まあ食後の腹ごなしに散歩でもすべえと思ってですね、近くにある蔵滋谷霊園というところにこのまま行ってきまして、
そこに夏目漱石先生と
小泉薬も先生が眠っているっていうんでね。 作品を読ませていただいておりますということでご挨拶してきました。
はい。 これアップロードの時期は10月
3週ぐらいになっているのかな。でもまだ実際は9月のね、27なんで、 昨日アンパンが終わったところだと思います。
なんか周りに連続ドラマ小説好きが 複数名いて、僕は僕んちはテレビがないので見れないんですけど
ナオくん大丈夫でも俺たち 29日からバケバケが始まるからっつってなんか心強いんだみたいなことを言ってましたけど
皆さんもそうなんでしょうか
それから 誰が次の
総理総裁になるかも僕は今知らない状態ですからね どうなるのかなぁと思って見てますけど
あ、それとお日に入りをいただきました 神奈川じじいさんと
鶴姫さんかな。はいこの場を借りてお礼申し上げたいと思います いつも聞いていただいてありがとうございます
短いけど今日はこんなとこかな
無事に寝落ちできた方も最後までお付き合いいただいた方も大変にお疲れ様でした といったところで今日のところはこの辺でまた次回お会いしましょう
おやすみなさい