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2025-10-28 12:30

176池田菊苗「味の素 発明の動機」

176池田菊苗「味の素 発明の動機」

ドーピング調味料

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サマリー

池田菊苗が「味の素」を発明した動機について語られ、彼の科学的探求や調味料の重要性が強調されます。明治時代の科学の進展や、国民の栄養状態改善に向けた努力も紹介されます。

00:05
寝落ちの本ポッドキャスト、こんばんは、Naotaroです。
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池田菊苗と味の素の発明
さて、今日は、タイトルに惹かれまして、
池田菊苗さんという方の味の素発明の動機です。
すごくない?
味の素ってこの人が作ったんですね。
明治元年、京都生まれ。
1917年、大正6年、財団法人理科学研究所の創立に参加し、科学部長となる。
1936年、超閉塞のため救世。
調味料は味の素の発明で有名だが、
味の素の特許は1908年、明治41年7月取得のグルタミン酸塩を主成分とする調味料製造法である。
ということです。
使いますか?味の素、皆さん。
僕は自炊をしないので、あまり味の素に触れる機会はないですが。
そうですね。
よく行く居酒屋で、なんか漬物を頼んだおじさんがそれに味の素振ってますね。
トッピングしてるなぁと思いますけど。
文字数は少ないので、1700文字。すぐ終わります。
ちょっと文字が読みづらいな、これは。
旧金使い。だからだな。
あっという間に終わると思いますが、どうかお付き合いいただければと思います。
それでは参ります。
味の素発明の動機
科学への探求
世が科学を治め始めたるは明治13年。
世が17歳の時にして、主としてロスコー、ファウンミルラー、ミューアなどの英書につきて、
私学の処方を講じたるものなるが、多くもあらぬ小遣い善は、ことごとく薬品器具の購入に費やし、
過人の迷惑をもかえりみず、産類にて衣服や畳に穴を穿ち、
また硫化水素などをもてあそびて実験を行うを唯一の楽とせり。
世は当時大阪衛生試験所長兼造兵局技師たりし、
村橋二郎先生につきて、毎週一回工学上の疑いを正し、実験上にも指導を葬りたること少なからず。
世はその頃ほとんど純正科学と応用科学との別をわきまえず、
科学上の事柄はその理論的たると応用的たるとに論なく等しき興味をもってこれを学びたり。
明治十五年、大学予備文に入るに及び大学の学風に君化せられて眼界のにわかに回転するを覚え、
知識的興味は多様となりたるも、科学に対する執着は変わることなく寄宿舎においても試験館をろうするを止めざりき。
進みて大学理学部に入るに及んで桜井教授の訓導を受け、
理論科学を専攻することとなりたるも応用科学に対する興味は依然としてこれを持続せり。
さらば余が、大学において物理科学を講ずるにあたりて、
創立、反応速度論、科学並行等において実例をあぐる場合には、
諸種の製造法、すなわち応用科学的工程を設置するに努めたり。
今日においてこそ、純正科学とその応用との関係は、やや世人に理解せられるに至りたれども、
20年、30年前にあっては純正科学は数学、
政学などと同じく工業とはすこぶる円等金網と一般に認められいたり。
この事実は、純正科学を収めたる大学卒業者の就職と密接の関係を有し、
当時の卒業者は大学・高等工業学校・高等学校等の教職を除きては、
ほとんど就職の道なきありさもを呈せり。
ただ、当時卒業者の数少なく、しかして親接せられる学校の数多かりしをもって、
言言のごとく就職難を訴うることなかりしといえども、
その全都における活動分野の強逸なりしことは、
世が常に有領したるところにして、
世は機会あらば自ら応用方面において成績を上げ、
純正科学者が工業上より見て無用の長物に当たわざることを礼事せんと説に既とし至り。
明治45年、五二会の教訓会より、世が妻は一足の高齢をなる昆布を求め来たり。
世、これを見て、しばらく眼を喜ばす美麗なる色素や嗅覚を楽しまむる
福逸たる高齢は、科学工業により手数多く製造されつつあれども、
味覚に訴わる製品は、サッカリンのごとき怪しげなる甘味料を除きではほとんど稀なり。
昆布の主要低味成分の研究は、あるいはこの欠点を補う一助たるべきなりと。
すなわち、その昆布を携えて実験室に至り、新出液を作り、
粘質物を除き、無機塩類及びマンニットを結晶せしめて除去したり、
低味物質は依然として残液中に損し、
種々これを分離せんと試みたるもその目的を達せず、
当時、他の研究に多忙の際なりしかば、この専門外の実験は一時これを中止することとせり。
翌四十一年に至り、東洋学芸雑誌上において、
三宅周博士の論文を読みたるに、神が食物の消化を促進することを解けるにあえり。
よもまた元来、我が国民の栄養不良なるを憂慮せる一人にして、
いかにしてこれを供給すべきかについて思いを致したることを久しかりしが、
遂に良案を得ざれしに、この文を読むに及んで、
過量にして廉価なる調味料を作り出し、
需要に留める素食を微味ならしむことも、
また、この目的を達する一方案なるに相当し、
前年来中止せる研究を再び開始する決意をなせり。
貧は諸道の妨げなりという言葉座は、
若干の頃より経類多く絶えず旧貴と戦いつつありし、
世の通説に体験しているところにして、
この急遽脱線との願望もまた、
要して応用方面に転向せしめたる一の潜在動機足りしことを否むあたわず。
昆布の主要低微成分の研究は案外容易に成功せり、
国民栄養への貢献
前に記したる残液、
約10貫目の裁量昆布より精子たるものに塩化鉛を加えて生ずる沈殿より、
グルタミン酸約30gを精子得たることによりて問題は解決せられ、
その世は単に最も有利なる製造の諸条件及び、
使用上最も便利なる製品を決定するに止まり、
学術上より見れば世の発明はすこぶる簡単なる事柄なりしなり。
味の素が広く世に行われ、
幾分にでも国民栄養上の貢献するところありとせば、
それは主として製造者たる鈴木氏の宣伝の行に寄せざるべからず。
世はただ当初の目的の過半達成せられたるを喜ぶものなり。
1956年発行
池田菊苗博士追憶回
池田菊苗博士追憶6より読料読み終わりです。
うまみ
アジノマト
ゆでた青野菜
葉物野菜をぎゅぎゅって絞って
適当なサイズに切って
ごま油とアジノマトをかけて
で、上にごま振って
一品料理みたいなメニューがあったな
というのを思い出しました。
迷惑薬ですよね、アジノマト。
化学調味料を嫌いも多少あるみたいですけど
美味しいからいいよね。
僕はもう全然気にしないけど
なんかラーメンの業界だと
僕ラーメンが好きなんで色んなとこ食べに行くから
あれですけど、なんかこう
化学調味料を使ってませんよ
一切使ってません、うちは
っていうのを売りにするとこもあるんだけど
別に僕は使ってもらってもいいけどなって
美味しくなるなら
オーガニックな方に別にこだわってないな
っていう気もするんですけど
一部の人はこだわっているのかな
寝落ちの本ポッドキャストでは
あなたからのリクエストをお待ちしています
青皿文庫の中で読んでほしいものがあったら
ぜひリクエストください
そんなことは気にせず
とりあえずリクエストもらえれば嬉しいです
青皿文庫内じゃなかった場合は
読まない可能性がありますけど
気にせずリクエストいただければと思います
猫鳴いてる
リクエストの間に住所が書いてあったら
番組ステッカーを送り付けると思います
まだ作ってないけどステッカー
発注かけないけどな
リクエスト自体は
エピソードの概要欄に記載の
お便りフォームよりお送りください
どうぞお待ちしています
もうずっと猫が鳴いてる
お腹空いたの?
トイレの掃除はこの後するけど
それでは終わりにしましょうか
早いですね今日は
無事寝落ちできた方も
最後までお付き合いいただけた方も
大変にお疲れ様でした
といったところで
今日のところはこの辺で
また次回お会いしましょう
おやすみなさい
12:30

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