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高見知英
何かこうやって活動をいろんなところで行っていて、実際に何か結果を感じたとか手応えを感じたとか、そういうようなことも併せてお伺いできればと思うんですけれども、どうでしょうか。
山本英里
ありがとうございます。私たち教育文化という活動をしていまして、具体的には学校の環境整備をしたりとか、図書館の整備、移動図書館活動といった形で、
子どもたちに本を届けたり、本の読み聞かせを行ったりということも実施しているんですけれども、やはりすごく成果が見えづらいといいますか、
例えば建物は建物がなかったところに建物を建てた、建物が建ったという成果が見えるんですけれども、なかなか子どもたちの教育というところでは明確な成果が短期間で見えるということはないんですね。
ただ、やはり本に触れたことがない、学んだことがない子どもたちが、例えば私たちが移動図書館活動で、そういった子どもたちに本の読み聞かせをするといったときに、最初はもう本当に不安な表情で、本当にけげんな目で、
目も日々の生活に疲れたような感じで子どもたちが寄ってくるんですけれども、お話を読んでそれを聞いている子どもたちの目が、やはり徐々に好奇心を持った目に変化していくんですよね。
そういった場面に、やはり私は活動を通して経験をさせていただいて、いかに子どもたちにとって、そういった、例えば短い時間でも非常に大きな影響があるんだなというのは感じています。
高見知英
そうですね。実際その様子を想像してみると、そういうような瞬間を見るっていうのは非常に嬉しいものですよね。本当にやっぱりそういうような、自分もお子さんとかに関わる機会っていうのは増えてきて関わってますけれども、やっぱりそういうところで何かお子さんに何かが届いたとか、
お子さんの何かが変わったっていうのを、自分で感じるっていうのは非常に大きなものなんだろうなというふうに思います。
山本英里
はい、そう本当おっしゃる通りで、もちろん教育支援ということで、読み書きっていった基本的な力を身につけるっていうことはとても必要なんですけれども、やはり同時にですね、子どもたちが考える力だったりとか、想像する力。
自分たちでやっぱり課題を解決して、将来を切り開いていく力を養う時間っていうのが、困難な状況にある子どもたちほどやっぱり必要ではないかなと思ってます。
本当だったらやっぱり子ども時代に子どもたちって多くのことを経験して、そこから学んで成長していくと思うんですけれども、紛争地域っていうのは一歩外に出るっていうことがやっぱりできなかったりとか、さまざまな経験を得るっていうことが制限されている。
逆に暴力的な日常を目の当たりにするっていったことを経験している子どもたちに本を通して、逆にそういったお話に触れることで子どもたちの経験値を増やしていくっていうことから、
時々の子どもたちの心の発達に必要な栄養を提供できることができればというふうに考えています。
高見知英
そうですね。本当にフィクションに触れると言いますか、物語に触れることによって自分自身救われるっていうことって結構あると思いますし、そういう時に普段の生活で得られない経験、こういうふうに考えればいいんだなとか、こういうふうに捉えればいいんだなというような感覚を得られるっていうところは非常にあるんじゃないかなと思いますし、
やっぱりそれは本当に外で学べる環境が少ない紛争地帯であればなおのことっていうところではありますね。
山本英里
はい、そうですね。私たちはなかなか活動している地域で良質な本というのがやっぱり不足しているということで、日本語の絵本をですね、訳したものを使わせていただいているんですけれども、
やっぱり普段見たことないような絵だったりとか、自分たちの普段の生活環境と異なるところで生活している子どもたちのお話なんかは、やっぱりすごく興味関心を持って子どもたちが読んでいる姿っていうのは見えますし、
国によっては本当に自分たちの村以外の地域に行ったことがない子どもたちが多くいる中で、その地域だけじゃない世界があるっていうことを知るきっかけにはなっているかなというふうには思っています。
高見知英
そうですね。本当にやっぱりそういうようなところから外を知るきっかけっていうのを得られるというのは非常に重要だなと思いますし、それは本当に自分の子どもの頃とか思い出したり、自分がいたところを思い出したりしても、そういうところって結構どこに行っても子どもの生活している世界で意外と広いようで狭かったりすることがあると思うので、やっぱりそういうのは何か読書の体験によって世界を広げるきっかけになるというのはとても重要だなというふうに思います。
山本英里
はい。
高見知英
何かこのような活動を行っていて、これは課題だなとか、何とかこれでどうにかできればいいなというふうに思っていらっしゃることってありますか?
山本英里
そうですね。やっぱり課題はたくさんあるんですけれども、一つは先ほども少しお話しさせていただきましたけれども、なかなか子どもたちの成長、発達を支えるための教育文化支援ということで、
著しい成果がすぐ出るわけではないんですよね。すごく長いスパンで寄り添っていくということが必要になっていきます。
子どもの成長というのをショートカットするということができないということですけれども、私たちの活動も40数年経って、もともと子どもとして私たちの活動に参加していた子たちが大人になっています。
そういった成長した子どもたちが、実は様々な分野で職を得て活躍しているんですけれども、そういった中で自分自身の家庭であったりとか、地域の学校、コミュニティの中でやっぱり子どもの学ぶ機会を守っていくということが重要だということを
メッセージを発信してくれているという話を、私も20何年活動に関わる中でそういった話を聞くようになってきまして、それくらい長いスパンで成果が見えてくると。
本当に一人の子どもが成長して、そういった運動に携わっていくことで、またその先に何百人、時には何千人という子どもたちを支える活動を継続していってくれているというのはすごく嬉しいです。
反面、やはりそこまでご支援にですね、理解をいただく活動を継続していくというのは、資金面の課題もありますし、そういった理解をですね、やっぱり現地で得ていくという、そういった難しさというのもあります。
高見知英
そうですね。資金面と理解での何か考えを共有していくというのは難しいところではありますね。
自分自身も本当に子どもに関わっているからこそわかりますけれども、なかなかそういうのって実際にやってみないとわからないというところは大きいのかなというふうに思います。
なので本当にこの事象をうまく伝えていく、そういうのは子どもに関わるかどうか、あまり知らない人に伝えていくというのはすごく難しいですよね。
山本英里
そうですね。私たちも必ずしも学力を得てすごく優秀な子を育てていくというよりは、もう多くの子が平等にですね、やっぱり学ぶ機会を得て、
それぞれの子たちがやっぱり成長していく、発達していく。同じ本を届けてもやっぱり感じるところっていうのはそれぞれ子どもによって異なるので、そういったところをですね、やっぱり支えていく。
そういう活動、それをさらに紛争地っていうところで、それがなぜ必要なのかっていうところは、なかなか理解いただくっていうのが難しくなってくるところかなとは思っています。
高見知英
確かにそうなんですよね。やっぱり、実際にそういうような現場を見てみるとか、そうやって考えてみると、必要だよねっていうふうには思うんですけど、なかなかやっぱりじゃあそういう場を見ないで、それが必要だねって言えるかどうかって言われると、自分もどう思うだろうかっていうふうに思うところはありますね。
やっぱりそういうのは、自分の心にちょっとぽっかり穴が開いてしまったような、その想像下で穴が開いてしまったような時に、まず本とかそういうものが入っているっていうことってすごく重要だなというふうには思うんですけども、それが本当に重要だっていうのに気づくっていうのは、特に平和な日本とかの環境からするとなかなか難しい、そういうふうに考えづらいところっていうのはあるんだろうなと。
山本英里
はい、そうですね。
高見知英
何かそういうようなものを伝える、資金援助をしていただけるような方たちにそういうような思いを伝えるっていうことについて、何か考えていること、取り組んでいることって何かあるんでしょうか。
山本英里
そうですね、私たちもやっぱり伝える努力っていうのをしていく必要があるかなと思っていまして、私たちの活動であったりとか、現地の子どもたちの状況を理解していただくためにどうしたらいいかっていうのは日々考えているところです。
私たちがそういった側面でいろんな活動をしているんですけれども、取り組みの一つに絵本を届ける運動というのがありまして、この絵本を届ける運動っていうのは先ほども言いました通り、
実際に私たちが活動する現場で使わせていただく絵本を翻訳されたシールを貼っていただいて、届けるという絵本と作業に参画していただくという活動になっているんですけれども、
こういった活動を通して、やはり普段全く触れることがない国に触れるきっかけになったり、やっぱりこの本をどういった子どもが読むのかなって想像するところから、その国の子どものことをちょっと知ってみようっていう、そういったきっかけになっています。
こういった活動を今後もより普及していけるといいなというふうに考えています。
またこの絵本を受け取る子どもたちも、実はこの絵本の最後のページに作っていただいた方の名前を現地語で書いていただくっていうのがあるんですけれども、
子どもたち、最後までそこのページを見る子っていうのが結構多くて、一生懸命読めるようになった文字で、日本の方のお名前を読んでいたりっていう場面に私も遭遇しているんですけれども、
そういった本を通して、やっぱり日本と海外国がそうやってつながっていく、そういったことも今、だからこそ平和な世の中をつくっていく中でできる交流の一つかなっていうふうには考えています。
高見知英
そうですね。本当にそういうようなお互いのその本を受け取った、あるいはその本にシールを貼るとかいうような形で作業を行った人の顔が見えるってすごく大きいなって思います。
本当に子どもたちの感じるところとか、日本っていう国に興味を持つっていうところ。お話を聞いて想像してみて、すごくそういうところからつながっていくっていいなっていうふうに思いました。
こういうような絵本のシールを貼っていくとか、そういう活動については基本的にそういうような活動に興味がある日本の人たち全般っていうような形が主な対象になってきたりするんでしょうか。
山本英里
そうですね。日本の国内の中で少しでも関心を持ってくださった方に参加を呼びかけていますし、私たちも年間を通して様々なイベントを行っていまして、ホームページ等で周知しているんですけども、
そういったイベントに参加していただきながら、こういった絵本の活動に触れていただくっていうのも一つのきっかけかなと思います。
また、実は日本で生活していると本当に本だったりとか、いろんな媒体があふれていますので、なかなか実は本のページを開くっていうような時間を親子で持つっていうのも時間が限られていたり、
大人になってですね、忙しさに忙殺されて、そういった絵本の世界に触れるっていう時間が限られていたりすると思うんですけれども、そういったところで本当に30分、1時間活動に取り組むことで、
実は支援の一つなんですけれども、自分自身が癒されるっていう時間になっているっていうような、そういったコメントをいただくようなこともあります。
高見知英
そうですね、確かに。本当にそういうような、なんか自分のいつもの生活とは違う空間、そういうのは大事だろうなというふうに思いますし、そういうところに触れられる機会っていうのが、実際に本当に今の日本となかなか足りない部分もあるのかなというふうに思います。
山本英里
はい、特にやっぱり海外でですね、様々な情勢不安だったりとか、コロナ禍では世界への移動っていうのが制限されていたりとか、なかなか身近な地域であっても非常に壁があったりとかしますし、
ましてや自分たちと文化習慣が違う国の人たちっていうのは、すごく異なる存在に見えていることも出てきているのかなというふうに感じます。
ただ、こういった活動を通すと、同じ絵本を見てその子どもたちが笑顔になって喜ぶっていう、子どもはやっぱり国境を越えても同じなんだなっていう、そういったところもですね、日本で楽しまれている本を海外のですね、子どもたちもそこで楽しむことができる。
そういったこともですね、少し何か身近に感じていただくきっかけになったらいいかなというふうに思ってます。
高見知英
そうですね。単純にそういうのはきっかけを、こちらから提言していくっていうような活動になっていきますよね。
本当にそういうのがなかなか、じゃあ今のこちらの日本で活動してる人たちが、そういう本と関わってそういうような使い方をする、そういうような関わり方をするっていう機会がたぶんそんなにないんだろうなっていうふうに思いながら話を聞いておりました。
山本英里
はい。そうですね。
高見知英
そして続きましてですけれども、何かこういうような活動を行っていて、ITというものについて何か関わっていきたいとか、こういうものを使いたいなとか、そういうものって何かございますでしょうか。
山本英里
そうですね。ITを使った活動というのも、私たちも取り組みの一つとしては取り入れています。
例えばですけれども、やはり支援している地域、特に山岳地域だったり壁地の地域にですね、学校の教員の方々にですね、研修を行うと言いましても、本当に数時間歩かなきゃいけないとか、中心地から何時間も車で行かなければいけないと。
そういった先生方がですね、やはりいろんな先生自身が能力強化していくための研修機会にアクセスできる、アクセスも限られている。
そういった中で、例えば研修教材をですね、デジタル動画等で収録して、それを見ていただく。
例えば紹介する教材の使い方であったりとか、図書館のですね、活動を紹介する。そういったものをですね、デジタル化して紹介していくというような取り組みは少しずつ始めています。
まだまだ私たちが活動している地域はインターネットのアクセスが限られていたり、電気がなかったりするので、なかなかやっぱりITを中心に活動展開していくというのが難しい部分があるということが一つと、
IT自体はですね、学びの可能性をやっぱり広げていくツールだと思っています。ただ同時にそういった、そのツールにアクセスできる、できないで、より学びの格差をですね、生んでしまうという側面も出てくるのかなというところは私たちも慎重に取り入れることを検討していっています。
なので、効率が良いからとか便利だからっていうだけではなくて、誰の学びをですね、どういうふうに支えていきたいのかっていう側面からうまく本とITをですね、組み合わせていくことができたらいいんじゃないかなというふうに思っています。
高見知英
そうですね。本当にインターネットって場所を超える力がありますので、やっぱりそういう交通の便が難しいところ、直接行くのが大変なところに使うっていうのは本当に有効な方法なんだろうなっていうふうに思います。
自分自身も一時期交通の便があまり良くない場所、外に行くので本当に電車バス通して3時間かかるかなぐらいなところに一時期いたこともあって、やっぱりそういうところだとなかなかインターネット使わないと情報のやり取りってできないし、
じゃあちょっと会って話そうよと言っても毎日話せるかと言ってもそれは無理だっていう、車でも1時間かかるのにとかいうようなことになってしまったりするので、やっぱりそういうところをつなぐっていう力はインターネットすごい強いんだなというふうに思いましたし、それを有効に使っていきたいなっていうふうにはとても思います。
ただその反面やっぱりそもそも設備が置けないとかいうような事情もあると思いますので、やっぱりそういうようなところっていうのは使えるところでは積極的に使えるとと、そうでない方法もしっかり模索していくというような仕組みが重要になってきますもんね。
山本英里
そうですね、本当に教育の機会を損失している地域だったり、紛争地だとなかなか校で歩いて学校に通うっていうことができない場合だったりとか、そういった時にはもうそれこそラジオだったり、私たちもテレビを通じてお話読み聞かせを行うっていうような取り組みっていうのも過去にしてきているんですね。
ですので積極的に使える場面では使っていきたいというふうに思っています。
他方で私たち特に力を入れている取り組みがお話を読み聞かせるっていうところなんですけども、これはやっぱり大人がどういった形であっても子どもに本を読んであげると。
これは上手い下手に関わらずですね、大人が子どものために時間を使う、子どもに集中して向き合うっていう、そういった時間っていうのがすごく重要だと。
特に紛争地域では生きていく、生活していくっていうことに精一杯なんですよね、大人、親も大人も。
そういった中でやっぱり子どもがですね、大人から愛情を感じる時間っていうのがものすごく少ない。
そういった時にやっぱり本一冊でも読み聞かせるっていうこと、これは必ずしも親でなくてもそういった大人が自分のために時間を使ってくれたっていうのも一つの愛情表現になるというふうに私たちは思ってまして、
読み聞かせる時間っていうのを推奨してます。
こんなふうに言いながらも自分自身も振り返れば日々の生活忙しくて、自分の子どもになかなかそういった時間を避けてないなって反省する中で、
やっぱり絵本をですね、一冊読むっていうのは割と自分自身も仕事からの切り替えになって、短い時間ですけれどもすごく有意義な時間になってるなっていうのは最近自分でも実感しているところです。
高見知英
やっぱり読み聞かせるっていうか、文章を読んでそれを聞いてもらうっていうのはとてもよいなというふうに思います。
自分もやっぱりそういうものを見る機会が最近増えてきてますので、そういうものがそばにあるって大事だと思うし、
そういうものを直接本を読むことができない状態でもそれがあるっていうのはとてもよいなというふうに思います。
山本英里
はい、ですので、そういった時間とうまくITのテクノロジーっていうものを組み合わせて、私たちが大事にしているものを大事にしながら活動を継続できるといいなというのは感じているところです。
高見知英
そうですね。
高見知英
それではこれを聞いている人に何かその他にしてほしいなと思っていることは何かございますでしょうか。
山本英里
はい、私たちが活動している学びを届けるっていうのは本当に海外の紛争とかそういった話をするとすごく大それたことをしている活動のように思われてしまうかもしれないんですけれども、
私たちはやっぱり子どもが一人一人がどういう状況であっても子どもとしてきちっと育っていく環境を整えていくっていうのは重要ではないかなというふうに考えています。
その中で本当にこの1冊の本が与える影響っていうのが非常に大きいと、その子の人生の中でやっぱり明日もう1日頑張ってみようという気持ちにさせてくれるっていう本になりますので、たった1冊ですけれども、それがその子の学びになり、
またそういった積み重ねがやはり相手のことを考える、相手の国のことを考える人が増えていって、やがてやっぱり平和な社会につながっていくんじゃないかなと思ってますので、こういったすごく地道な活動にはなるんですけれども、
ぜひ多くの方に支えていただいて継続できるとありがたいなというふうに思ってます。
高見知英
そうですね、本当にやっぱりそういうような子どもが子どもとして育っていくっていう環境っていうのはこちらとしても見守っていきたいでいいか、作る手助けをしていければいいなというふうに思っています。
山本英里
はい、ありがとうございます。
高見知英
それでは今後、インターネットでシャンティ国際ボランティア会の活動を知るにはどのようにすればよろしいでしょうか。
山本英里
はい、インターネットでのですね、私たち様々なFacebookであったりとか、YouTubeであったり、そういったウェブサイト、様々な媒体で活動を紹介していますので、ぜひそちらをご覧いただけたらと思っております。
また私たちの活動のキーワード、本の力を、生きる力に。であったり、本を通じた教育支援といったワードをですね、検索していただいたり、広く伝えていただけるとありがたいなと思います。
高見知英
こちらの概要欄にも記載ございますので、ぜひそちらの方でもウェブサイトを見ていただければと思います。
山本英里
よろしくお願いします。
高見知英
それでは最後の方にはなってまいりますけれども、シャンティ国際ボランティア会の活動のキーワード、こちらをお伺いできますでしょうか。
山本英里
はい、私たちの活動のキーワードは、本の力を、生きる力に。です。
高見知英
本の力を、生きる力に。。
山本英里
はい。
高見知英
ぜひ何かその言葉に込めた意味とか意図とかお伺いできればと思うんですけども、それはどうでしょうか。
山本英里
はい。私たちはですね、やっぱり一冊の本を子どもたちが開く、それがですね、学びの機会につながってくるというふうに考えておりまして、
学ぶことでですね、生きる力、これは繰り返しになるかもしれないんですけれども、決して知識、学力をつけるだけではなくて、考える力、共感する力、コミュニケーションの力といった、そういったですね、力を育てていく。
その中で様々な困難に直面したときにですね、解決策を自分自身で見出していけるような、そういった生きる力を育んでいきたいという思いで、このキーワードにしています。
高見知英
そうですね。本当にこの本、必ずしも本かどうかというとまた変わってくるのかもしれませんけれども、例えば物語に触れることってすごくやっぱり、自分の考え方にすごく大きな影響を与えるなっていうのは常々思っています。
やっぱり物語に触れたことが多ければ多いほど、いろんな人の考え方を違和感なく受け入れるってこともできるし、その人と話し合うってこともできると思うし、やっぱり何かトラブルがあったときにどうやって対処していけばいいのかなとか、そういう柔軟さも結果に出てくるんじゃないのかなというふうに思うので、
やっぱりまずは物語に触れること、それによって得られることが増えていけばいいし、そういうような環境を守ることっていうのも大事にしていきたいなというふうに思いますね。
山本英里
はい、そうですね。やっぱり紛争等で日頃から暴力的な状況を目の当たりにしている子どもたちがですね、その子たちにとってはそれがもう全ての世界になっていってしまう。
そういう中で世界っていうのは広く平和な社会っていうのはあるっていう、それすら知らない子どもたちが多いので、そういった子たちにですね、やはり生きる希望っていうのを本を通じて届けていけたらというふうには考えています。
高見知英
そうですね。本当にやっぱりそういうのは、特に自分たちの生活みたいに、物語に直接触れないでもいろんなところに触れられるものがあるっていう環境と違って、本当に紛争自体だと直接日常生活で得られる物語とか得られるものが少なくなってしまうので、それを何らかの価値で補っていきたいなというふうには思いますね。
山本英里
はい。
高見知英
それではその他何か、これは言い忘れたな、これぜひ言っておきたいなというようなこと何かございますでしょうか。
山本英里
はい、ぜひ多くの皆さんに私たちの活動を知っていただいて、またぜひ参加してみていただきたいなというふうに思っています。
今日は海外のお話を中心にさせていただいたんですけれども、シャンティは国内においても国内の災害時にやはり同じように本を通じた支援というのも実施していますし、国内においての子どもたちへの支援というのもここ最近活動させていただいておりますので、
ぜひ多くの方に知っていただき、活動を支えていただきたいと思っています。
高見知英
そうですね、本当にこういうのを知ってみてほしいなというふうに思うし、参加してみてほしいなというのを思いますね。
山本英里
はい。
高見知英
それによってやっぱりいつもと日常とはちょっと違う体験ができるし、いろんな日常とちょっと違う考え方というのも得られると思うので、
まずはシャンティの活動を見るところから知るところから始めていただければいいなというふうに思いますね。
山本英里
はい、ぜひよろしくお願いします。