1. にゃおのリテラシーを考えるラジオ
  2. #512 【刻】オホーツク海..

時刻表は読み物だからな!(笑)

第49回です。

古い時刻表から、地方都市を結ぶ急行列車を読んで、地方が衰退していく状況について思いを馳せました。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

時刻表復刻版1982年11月号
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「#351 【刻】くるくる回っている?/時刻表は読み物だからな(29)
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「令和の時代に必要なの?時刻表の世界/有隣堂しか知らない世界」
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#156 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(1)はじまりは有隣堂。
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1gdn10

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をご覧ください。

北海道の交通事情
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きストロー版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「おほうつく貝川を走っていた急行列車で、地方の衰退を考える。」というものです。
日曜日は時刻表を読んで話しています。
今回は、古い時刻表から地方の衰退について考えてみようと思います。
日本の国土の中でも、北海道はその広さに起因する特徴性があります。
南西部と北部、東部は状況が全く違うと言ってもいいでしょう。
南西部は日本の中心に近いエリアです。
北海道の人口はその辺りに偏っているのです。
北部、東部は人口密度がぐっと低くなります。
人口密度が低いということは、人の住む地域を結ぶ交通路は長いということになってしまって、そのメンテナンスコストは人口費で高くなってしまいます。
それでも、これらの地域と中央を結ぶ交通路は何とか確保されていて、
鉄道に関して言うと、札幌から輪っか内、阿波市里、串路には今でも特急が走っています。
ただ、こういう放射線型の路線ではなく、これらの地方都市を結ぶ路線はかなり厳しい状況にあります。
今は線路自体が危うい状況の路線でも、昔は急行列車が走っていました。
昔の急行列車
前々回話した名寄本線を走る急行列車もそんな感じでしたが、もっとすごい急行列車を見つけました。
1968年10月の時刻表を読んでいきます。
急行テントという列車がありました。
阿波市里にはテント山という山があります。
お天気の天に都と書く山ですね。
この山から名前を取った列車です。
これは、おほうつく海沿いのおこっぺというところから、門別、縁ガル、阿波市里までを基本として走るのですが、
縁ガルで旭川から来る急行大雪1号と並結して阿波市里に向かいます。
大雪1号は専門本線に入り、そのまま串路まで走ります。
北海道の東側を縦断する急行列車なのですね。
さらにすごい列車がありました。
急行大雪1号は旭川が起点ですが、大雪4号は小樽が起点で、旭川から阿波市里を経由して串路に向かう列車でした。
これ、逆方向の設定はないのですね。
逆方向は別の急行列車の組み合わせになっているのでしょう。
この頃はかなりのローカル線でも急行の設定があります。
それだけ鉄道が重要な交通手段と考えられていたわけですね。
太平洋戦争の敗戦後、地方に開拓に入る人が結構いて、そこに人や物資を運ぶニーズがある程度あったのだと思います。
そういう開拓農家も数十年で命案が分かれ、利農が続いてこの地域の人口は急速に減り、地方都市間を結ぶニーズは自動車に移っていきました。
そんなわけで、今は残念ながらこのようなおほうつ区会から太平洋を縦断するような急行列車はなくなってしまいました。
阿波市里から串路を結ぶ専門本線も青行き闘行きという感じです。
交通手段に対する考え方はいろいろありますが、この地域を結ぶ国道の整備ですら、熊や鹿しか通っていないと揶揄される有様ですが、
その具体的な実態を知るために古い時刻表が結構役に立つのです。
ITリテラシーとオンライン講座
かなり心細い状況を知ることにはなりますが、こういうところが時刻表を読む醍醐味だなと思ったりするのですね。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
05:21

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