入試問題がおもしろいなんて!「東大のディープな日本史」
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、さまざまな話をしています。
今回お話しするのは、「入試問題がおもしろいなんて、東大のディープな日本史」というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
僕は小さい頃から家にいるのが好きで、今でも家が大好きです。
別に外に出かけるのが嫌いというわけではないのですが、家の中におもしろいものがたくさんあると思っていたのです。
うちは人並みに貧乏で、あまりおもちゃや本を買ってはもらえなかったので、親戚からもらったり、たまに買ってもらうものはとてもうれしくて、それを徹底的に使って遊んでいました。
そういうものの中に本もありましたが、本には学校の教科書も含まれていました。
学年の始まりに教科書をもらうと、パラパラと目次を見て、おもしろそうだなと思うところから読んでいきました。
本を読むのは遊びの一部でしたから、教科書を読むのも同じようなものでした。
そうなると、学校の授業は復習しているようなものですから、テストの成績は無駄はあるものの、まあまあ良かったのですね。
家にいることが多くて、テストの成績が良いわけですから、よく遊ぶ友達からはいつも勉強していると思われていたようです。
でも僕は家の外でも中でも遊んでいるだけでした。
その感覚はずっと変わっていなくて、いまだに勉強するということがどういうことかよくわからないのです。
単純に面白いと思うことはよくやりますが、面白いと思わないことは徹底的にやりません。
ただ、面白いと思うことの範囲はちょっと広めかもしれません。
学校のテストや試験で良い点数を取れたら嬉しいですが、良い点数を取ろうと努力したことはありません。
テストの点数を何かの基準だと考えたことがないのです。
だから低い点数しか取れなかったとしても、それが問題だとは思わないのですね。
たまたまテスト範囲の中身をその時は知らなかっただけで、他に知っていることがあるなら別に良いと思っていたのです。
点数をあまり気にしていないので、試験そのものは好きです。
試験は考えることに没頭できるじゃないですか。
答えられない問題が出たら悔しいけれど、他の問題を解いた後にその問題を考えるのは楽しくないですか。
考えるネタがたくさん出てくる試験は面白いから好きなんですね。
そういう風に試験を捉えている僕にとって、今回の話のネタになった
歴史が面白くなる東大のディープな日本史という本は楽しすぎる本でした。
考えることの楽しさを知る
多分10年くらい前に買った本です。
何かネタになる本がないかなと本棚を眺めていて見つけて、ちょっと開いてみたら相変わらず面白いのです。
東大の入試に出てきた問題を歴史の時代区分順に並べて解説してあって、
読むと日本史を一通り学べる感じになっています。
なぜ東大の入試問題なのかというと、それが知識を試すというよりも考え方を試すという感じの問題だからです。
オープンクエスチョンってやつですよね。
もちろん単純に答えられる問題ではありません。
覚えている知識を使って筋道の通った主張をするという感じでしょうか。
歴史の場合はなぜそうなったのかを深掘りする必要があって、そのためにはそこそこ大量の知識が必要になるから、
こういう問題に答えられる人はある程度の知識を持っていると判断できるわけですね。
こういうお手先のテクニックだけでは答えられない問題を見ると、東大がどういう人を入学させようとしているのかがよくわかりますね。
この本は考えることの楽しさを知ることができる本なのです。
試験でいい点数を取る、合格するということは必要なことですが、
それはもっと考えることができるようになるためのスタートラインにつくことでしかありません。
興味を持ったことをとことん考え続けることができるなら、人生を楽しんでいくことができるでしょう。
紹介した本は考えるということがどういうことかを学べる本だと思います。
今回は入試問題が面白いなんて、東大のディープな日本史の話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。
ではまた。