1. にゃおのリテラシーを考えるラジオ
  2. #912 【本棚】なんとなく..
2024-05-06 07:36

#912 【本棚】なんとなく開いた本の中に自分の行動の理由が書いてあった

ぼーっと家の本棚を眺めて手に取った本が、自分が仕事をするうえで大切にしている価値観を言語化していたので驚いたのです。


にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。



21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

https://amzn.to/3wlVu8b



配信書き起こし

https://note.com/nchiba



twitter @nchiba



YouTube

https://www.youtube.com/@nyaos



「読書と編集」の活動は、

https://www.nyaos.net/



ストアカの「読書と編集のITリテラシー教室」は、⁠⁠⁠

https://www.street-academy.com/steachers/468576?conversion_name=direct_message&tracking_code=62e788e6ff484f6d2952151bb9c955b4

をご覧ください。



#読書と編集 #読書 #本棚 #リテラシー #本好き #デザイン #ビジネス書 #podcast


00:04
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
なんとなく開いた本の中に自分の行動の理由が書いてあった、というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
僕はいくつかの毛色の違う仕事をしています。
たまに仕事先でそんな話をすると、大抵の人は驚いた顔をします。
その現場とは全く関係がなさそうなことをやっているからです。
ただ、僕の中では、どの仕事も土台の部分は一緒に見えていて、仕事への取り組み方はいつも同じなのです。
これは自分でも不思議な感じがするので、暇があるとどうしてだろうと考えてしまいます。
こういう簡単には答えが出ない問いみたいなものが頭の片隅にあるのは面白いもので、
なんとなく見ている景色の中からヒントが得られることが割とあるんです。
先週、いつものように一番アクセスする本棚を眺めていたら、ふと気になった本がありました。
一番アクセスする本棚ですから、いつも目には入っている本なのですが、
その日は手に取ってみようと思いました。
特に仕事のことを考えていたわけではないのですけどね。
そしてパラパラとページをめくっていったら、とあるページの図表が目に留まりました。
そこに書いてあることが、僕が仕事のときに漠然と考えていることを言語化しているように感じたのです。
手に取った本は、佐藤邦竹と21世紀のビジネスにデザイン飛行が必要な理由、というものでした。
奥づけを見ると2015年8月1日発行の後半です。
Amazonの購入履歴は2015年7月になっていたので、出てすぐ入手した本なのですね。
デザインというと、クリエイターとかアーティストのイメージを強く持ってしまいませんか?
少なくとも僕はそうでした。
ごく簡単に言うと、絵が描けないからデザインはできない、という感覚でした。
まあ、これ自体はものすごく外れているわけではないのですが、本当はデザインのごく狭い領域をイメージしてしまっているのですよね。
デザインという英単語を辞書で引いてみると、動詞としては、設計する、計画する、考案する、に並んで図案を描く。
名詞としては、設計・計画・構想・目的・意図に続いて、図案・模様・図柄という言葉が並んでいます。
こうやって並べてみると、僕のイメージは全く的外れといっていいものであることがわかりますね。
03:04
こんなふうに調べてみると、僕が漠然と必要だと思ってやろうとしていることは、デザインという言葉で表現できるのかもしれないと感じていたのです。
多分、最近の仕事の環境がそういう問題意識を刺激していて、それが今回の本を手に取るきっかけになったのでしょう。
気になったページに書いてあったのは6つのキーワードでした。
図表のタイトルは、「新しいことを考え出す6つの感性」です。
この6つに関して、いつも意識していることを一つずつ話していきますね。
1点目。機能だけでなくデザイン。
どうしたら人が安全に、人通りに動けるのかを、僕は常に意識して環境を作ることを考えています。
これはかなり観察が必要なので、常に人をよく見るようになりました。
2点目。議論よりは物語。
目の前の人に理解してもらうためには、その人が理解しやすいストーリーが必要ということは、講師の仕事でいつも意識していることでした。
これはどんな仕事でも必ず必要になる考え方だなと思っています。
3点目。個別よりも全体の調和。
ある事象を見たときには、どうしてもそれをピンポイントに改善したくなるものですが、ちょっと待てよと思うようになりました。
これも広く人を観察することで見えてくることが多いものなんですよね。
4点目。論理ではなく共感。
僕は男なので、これが結構はまりやすい罠だと思っています。
いろいろな縁で女性と仕事の話をすることが増えたせいか、コミュニケーションのスタイルを強く共感の方に振るようになりました。
面白いのは、女性の中にこの交換で苦労している人が割といるということが分かったことです。
でも、論理と共感の両方を使える人は強いのですよね。
まだまだ学ぶ必要がありますが、重要性は実感しています。
5点目。真面目だけでなく遊び心。
僕はよく、悪真面目ということを言います。
正論の裏には不満や偏見、妙なプライドと劣等感、これからくる余裕の無さがあるということを常々感じています。
遊び心を出せること、出しても大丈夫という雰囲気を作ることを意識するようになりました。
これはなかなか難しいですけどね。
6点目。物よりも意義。
よく手段と目的を取り違えるということがありますよね。
やるべきことの本質を見失うきっかけになりやすいのが物だと思います。
分かりやすいのはお金かもしれません。
06:01
値段が高いなと思ったときには、意義を捉え直す努力をするようになりました。
逆に、安いことの意味も考えるようになりました。
こんな感じで、本から拾ったキーワードで自分が仕事をする上での判断や、実行の基準にしていることを少しだけ整理ができました。
人に伝えるときには、分かりやすい言葉を使う必要がありますが、そういう言葉が出るようにするために、こんな風に本を使うことができるのですね。
この本、読み始めたら面白くなったので、ポイントを拾いながら一通りまた読んでみようと思いました。
こんな風に持っている本が、購入から何年も経って役に立つことがあるので、なかなか捨てるということができないのですよね。
今回は、なんとなく開いた本の中に自分の行動の理由が書いてあった、という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ふとわかでITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはリスンで。文字で読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
07:36

コメント

スクロール