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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
コミックの最新刊を買って尻込みする人の背中を押している理由を考えた、というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
札幌は、そろそろ桜が咲いてきました。
今年の桜は早めに満開を迎えそうですが、今週は冷え冷えしている感じなので、花はしばらく持ちそうな感じがします。
桜を眺めるのはいいですよね。日本で生まれ育ってよかったなぁ、といつも思います。
先週末、本屋さんで新刊のコミックを2冊買いました。
おしのこ14巻と、早々のフリーレン13巻です。
どっちもアニメを見て好きになった作品で、原作コミックも欲しくなってまとめ買いしたものです。
おしのこは7月からの夏シーズンに2期の方絵が決まっていて、それはもう今から楽しみにしているのです。
おしのこを知らないという方にはネタバレっぽくなってしまいますが、この作品はかなりドロドロなサスペンスです。
そういうストーリーは苦手という方もいらっしゃるでしょうけど、すごく好きっていう人も結構いますよね。
僕は小学生の頃から少女漫画がわりと好きで読んでいました。
最初にはまったのはキャンディーキャンディーという作品で、主人公のキャンディーの見開きページをスケッチブックに模写したりして、クラスの女子に見てもらったりしていました。
見た子がどう思ったかはわからないけれど、あ、これ7月号のやつだよねって普通に言ってくれたのを覚えています。
当時の少女漫画は結構ドロドロなストーリーが人気でした。
イジワルされても負けないっていうヒロインが基本。
これでもかって辛いシチュエーションが続くのですよね。
なぜそんな話をし始めたのかというと、おしのこを見ているとガラスの仮面を思い出したりするからです。
この手のドロドロストーリーは今でも鉄板と言っていいのでしょう。
昔と今のちょっとした違いは、登場人物が少し病んでいて、その病み具合の描写がものすごくリアルなことではないでしょうか。
なぜそうなっているのかというと、読者層が大人にまで広がったからなのですね。
おしのこのストーリーが本当に刺さっているのは、社会で揉まれて苦労した経験がある30代より上ではないかと思います。
早々のフリーレンに至ってはファンの中心はさらに上のような気がします。
僕がそうだからということもあるのですが、フリーレンの後悔というのは今現在人間関係で苦労している若い人には、想像はできるけど実感というものではない気がするのです。
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年齢の高い層は後ろ向きのフリーレンに共感し、若い層は成長するフェルンの方に共感しているような気がします。
僕の世代は、良い大人が日常的に漫画を読むようになった世代です。
漫画の青年誌が多数出て、通勤電車の中で漫画雑誌を読む人が増えていました。
ただ、そんな風に漫画を読む女性は少なかったような気がします。
漫画好きな女性はたくさんいたはずですが、人前で読むのはちょっと恥ずかしいという感じ。
まあ、男性も上の世代から見たら、良い大人が漫画なんか読んでっていうムードがありましたからね。無理もないのです。
だからというわけでもないでしょうが、そこからBLなどのジャンルが密かに広がって、今は男女共にそういうのも全然ありだよねっていう時代になったのですね。
こんなことを語りたくなったのは、いい歳をしてコミックを大人買いする時に感じるほんの少し恥ずかしいような感覚と、
キャンディーキャンディーの模写をクラスメイトに見せた時の感覚が少し似ているような気がしたからです。
正直ちょっと恥ずかしいけれど、好きなものは好きって言える自分は結構幸せな人生を歩んできたのかもしれないと思ったのですね。
まあだから、何かに対してちょっと恥ずかしいからやめておこうかななんて思っている人には、とりあえずやってみたらと言いたいのです。
ちょっとだけ恥ずかしいけれど、案外すぐ慣れちゃうものですから。
案外そんなところから自分が変わることがあるのではないかと思うのです。
僕は新しいことにチャレンジしようとしている人の背中をそんな風に押すことにしています。
多少無責任かもなぁと思うこともありますけど。
恥ずかしさを克服することは、自分の責任で何かをすることにつながっているような気がするんですよね。
皆さんはどう思います?
今回は、コミックの最新刊を買って知り込みする人の背中を押している理由を考えたという話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストア化でITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた!