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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「情報の置き方を考えることは、整理整頓することなので難しい。」という話、というものです。
パソコンを上手に使えないという悩みをよく聞きます。
これまたざっくりした言い方だなぁと思うわけですが、ちょっと前にもう少し具体的な悩みとして伝えてくれた方がいました。
ファイルをどう整理したらいいかわからない、何がどこにあるのかわからない、というお悩みでした。
これ、とてもよくわかるお悩みです。
僕もそうです。何十年やっていても悩んでいます。
いつの間にかデスクトップは散らかるし、ブラウザのタブは何十枚にもなるし、ブックマークは二度と参照しないものになるし、
ディスプレイが二枚あってももう一枚必要だといつも思っているくらい、ウィンドウが散乱しすぎていて狭すぎて辛いと思っているし、
いつも使うファイルを毎回いちいち探しているし、
バカなの?って自分を罵ることばかりです。
断捨離とかかっこいいじゃないですか。
でもあの言葉が流行るのは、大半の人がそんな風におバカで整理整頓ができない人だからだと思っています。
すみません、言い過ぎました。
でもね、スマホを使うたびに思うんです。
マルチウィンドウを放棄したんだよなって。
表に出てくるのは一画面でいいじゃん?って生かした断捨離をやったわけですよね。
今や当たり前になったブラウザのタブだって一緒です。
一度に集中できるのは一枚だけなんだから、見えないものは忘れていいってことなんですよ。
それほどに人は整理整頓が下手くそなんです。
部屋のエントロピーが増大するのは当たり前なのです。
だから、手で触ることもできない情報というものを美しく整理整頓するなんて無理なんですよ!
ということなので、それを美しく整理してくれるらしい理論には憧れるわけですね。
ITはそういう幻想を与えてくれる技術です。
はい、幻想を与えてくれるのです。
現実はちゃんと考えて整理しなければなりません。
そこのギャップが、ITは苦手とか、DXができないとかいうものの本質ではないかと思います。
僕の偏見に付き合っていただきありがとうございました。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた!