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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に様々な話をしています。
今回お話しするのは、人に決められるのは嫌だが自分で決めるのはもっと嫌というワガママ、というものです。
日曜日は日頃考えていることを適当に話しています。
今回は、そこそこの年齢になっても難しいものだなぁと思っていることを話してみます。
ティーンの頃って、親にいちいちいろいろ言われるのがうざいなぁと思いますよね。
で、社会に出て仕事をするようになると、先輩や上司がこまごまと小言を言うのが、これまたうざいなぁと思うでしょ。
そして、ある程度仕事を続けて30代になると、あれ、ちょっと違うかもと思うわけです。
いろいろ言われなくなってくる代わりに、全部自分で考えて、自分でやることを求められるようになっているのですね。
人によっては、後輩や部下のことまで考えて、その結果の責任を取らなければならなくなっているかもしれません。
そうなってみると、責任ということがにじみてわかってくるわけです。
もう少し上になると、誰もやっていないことについて、自分で切り開いていくことを求められることも出てきます。
しかも、たくさんの人を巻き込んで。
これは一般的なサラリーマンをモデルにしたもので、人によってはもっと早くから大きな責任を背負いながら物事を進めていく人もいます。
年代の差はあれ、誰でもどこかでそれまでよりも広い責任を負う必要が出てくるものだと思います。
そのときにとても大事だけど難しいのが、決めるということではないでしょうか。
何かを決めるときに、あらゆる情報がそろっているということはありません。
多かれ少なかれ、かけてみる、という要素があるのです。
かけるということは、失敗することもあるという意味です。
誰でも失敗したくはないですから、程度の差はあれ、成功を確実にするためにできるだけ情報を集めるでしょう。
その上で、何らかのタイミングで決めるわけですよね。
仕事ができる人って、この決めるスピードが早いみたいなのですね。
別にいつも一か八かとやっているわけではありません。
日常的に新しいことについて決めるということを大量に繰り返すことで、決めたことが失敗する確率が低くなっているのでしょう。
成功しやすいように決めるためには情報が不可欠ですが、何かを決めるためにそのときから情報を集めるのでは遅いので、常に情報収集を怠らないのです。
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やっていることに直接関係がないことにも興味を持って、見たり調べたりしているのですね。
そういう人は直感で決めているように見えてそうではないのです。
よく、勘と言われるのはそういうもので、それはやっぱり決めることをたくさん繰り返しているから培われるものなのですよね。
親にいろいろ言われるのはうざいと思い始めるのは、自分で決めたいという気持ちの芽生えなのですが、いつの間にか決めるしんどさに妥協してしまうようになります。
誰かに決めてもらった方が楽ですから、いろいろ放棄して引きこもるなんてこともあります。
でも、遅かれ早かれ決めなければならないときはやってくるのです。
崖っぷちに立つ前に、些細なことでも自分で決めることを繰り返していくことが大事なのですよね。
そこそこの年齢やそれなりの立場になると、素早く決めることが求められるようになります。
いわゆる決断力というものです。
これは一長一短に身につくものではありません。
決めることの繰り返しで身につくものです。
言うのは簡単ですが、実際にやるのはとても難しいです。
僕は最近、この繰り返しをこの先どれくらいやれるだろうと思うようになりました。
選択肢を狭めると決断が楽になりますが、それは自分の可能性を狭めることでもあります。
たくさんある選択肢から決めるのはエネルギーが必要で、それは体力のあるうちにしかできないのです。
だから若い人にはいつも決めることにチャレンジしてほしいなと思います。
難しいけれど、僕もまだ頑張ってみようと思っています。
今回は、人に決められるのは嫌だが、自分で決めるのはもっと嫌というわがままという話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。