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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
興味は断続的に続いていることを本棚で知る、というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
本好きにもいろいろありますよね。
まずは読むのが好きっていうタイプ。
最もオーソドックスな本好きだと思います。
でも、本のことを語りたい、ブログに書いちゃうという人の中には、
物理的な本も好きなのだという人が少なくないと思います。
物理的な本にも種類があります。
物理的な本とデータとしての本
普通に思いつくのは紙の本ですよね。
今は紙の本の他に、データとしての本もあります。
データとしての本は、文字データと音声データに対別されます。
僕は紙の本はもちろん好きですが、データとしての本も好きなのです。
たぶん本好きの中でも、広い思考を持っている方かもしれないなと思います。
できるものなら、ロゼッタストーンみたいな石の書物も持ってみたい、と思うくらいです。
僕がそういう感覚なので、家族も似たり寄ったりです。
ということは、家の中が本だらけということになるわけですね。
本棚に収まりきらない本が、そこかしこに積んであるという状態なんです。
そんな風に乱雑に本があるので、当然謎の本も生まれてきます。
生まれてくるというのは変な話ですけど、
簡単に言うと、読みたいと思って買って、そのまま忘れてしまうというケースが結構あるのですね。
読むのが好きなのだという本好きにはあまりないことだと思いますが、
集める属性が混じるとこういうことが起こりがちではないかと思うのです。
話は変わりますが、今年の8月17日、649回目の配信で、
崩し字を読めるようになりたいのだ、という話をしたことがありました。
暑い盛りに札幌ビール博物館に行って、
工場が設立された当時の文書の達筆な字を見たのをきっかけに、
崩し字を読めるようになりたくなったという話をしたのです。
そして、崩し字を読めるようになるためのトレーニングになりそうなネット上の情報について言及しました。
それから熱心に勉強したかというと、ご多分に漏れずそういうことはなく、
相変わらず漠然と読めたら面白そうだなと思っている状態なのですが、
ついこの間、本棚から衝撃的な本を見つけてしまいました。
その本は、小林雅宏著、これなら読める、崩し字古文書入門、という新書です。
Amazonのバーコードのシールが貼り付いたままなので、
購入履歴を調べたら、2018年11月に買ったものでした。
5年前に間違いなく僕が買った本なわけですね。
で、バーコードのシールが貼りっぱなしだっただけでなく、売上スリップも入ったままでした。
売上スリップは書店で使うものですから大抵は会計時に抜かれるものですが、
Amazonはそんなものは使わないので差しっぱなしになっていることが多いですよね。
まあだから売上スリップが入っているのは珍しくはありませんけど、
これが複数ページを挟んだ状態で入っていました。
本好きの方ならピンと来たでしょう。
これは未読サインですね。
売上スリップは読むときに邪魔になるから外すのが普通です。
僕の場合は外してしおりとして挟み直したりすることが多いです。
それがそのままだったわけですね。
まあこうやって積み本になることはそれほど珍しくないのですが、
僕が衝撃を受けたのは、何がきっかけだったかはわからないけれど、
5年前にくずし字を勉強しようと思ったことがあるということでした。
さらにそう思ったことをたぶんすぐに忘れてしまったということでした。
今年の夏にやったムーブと同じことを5年前にも違う形でやっていたのですね。
三日坊主を繰り返すやつ。
僕はそういう人だという事実を突きつけられたわけです。
とはいえそんなことは百も承知であることも確かで、
すぐに僕は興味が長く続くタイプであると考えを訂正し、
書店や図書館に行かなくても興味がある新しい本が湧いて出てくるうちの本棚は素晴らしい、心強いと思ったのでした。
さて皆さんもそんなことはありませんか?
いやいやそれは甘い、俺はこんなことがあったという方、ぜひコメントで教えてください。
たぶん僕の生きる支えになると思います。
今回は興味は短続的に続いていることを本棚で知るという話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストア化でITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。