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2023-04-13 07:03

#523 【談】なぜ知らないことを知っているように話せるの?と言われた話

就活している人の相談にのる仕事をしていて、なぜ行ったことがない企業の業務内容を詳しく話せるのか、自分でも不思議に思ったので、そのルーツを探ってみました。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


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をご覧ください。

システムエンジニアの仕事の内容
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、特書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、特書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「なぜ知らないことを知っているように話せるの?」と言われた話、というものです。
木曜日は、日頃考えていることについて話しています。
僕は社会人になって30年間、システムエンジニアとかソフトウェアエンジニアと言われる仕事をしていました。
この職種って正直よくわからないのではないかと思うのですね。
今ならIT系って言うとなんとなくわかったような気がする感じですが、
まあそれでも具体的に何をしているかはわからない方が多いかもしれません。
実際、この仕事に就いた時は周りの人に仕事の中身を説明するのが難しかったし、
その難しさはこれだけITが広がった今でもあまり変わっていない感じがします。
僕がこの仕事に就いた頃は、会社の机にパソコンがありませんでした。
今ならIT系と言われる会社ですよ。
信じられないかもしれませんけど。
ワープロはありましたけど、まだ手書きの文書も幅を利かせていた頃です。
オフィスの片隅に端末コーナーがあって、そこで文書作成からプログラミングまで全部やっていたのです。
実はシステムエンジニアとかソフトウェアエンジニアという仕事は、
この文書作成からプログラミングまでやるという仕事なのですね。
今、パソコンを使ってやる仕事はそうですけど、
プログラミングをやる人はある程度分かれていて、
その分、プログラマーと言われる職種が分かりやすくなっているかもしれません。
まあ、実際には仕事の内容について誤解があることが多いですが、
そんなわけでいろいろごったりの仕事をやっていたわけですが、
文書を作るのと合わせてやらなければならないことは話すことでした。
お客様とのコミュニケーション
仕事で話すというのは当たり前ですけど、
ここでの話すということは、お客様に対して話すという意味です。
コンピューターに関することをいろいろな知識レベルの人に話すのは結構大変なものなんです。
どんな分野でも専門ではない人に話すのは大変ですけどね。
まあ、新人の頃からお客さんにいろいろ説明する必要があったのです。
10年ほど経って、そこそこ自分なりの仕事ができるようになってきたときに、
同僚から言われたのが、今回タイトルにした
「なぜ知らないことを知っているように話せるのか?」ということでした。
システムエンジニアという仕事で大事なことは、
ITに関する知識を持って説明できることはもちろん必須ですが、
もっと大切なことは、お客様の業務を理解することなんですよね。
でも、お客様というのは、自分の業務を熟知していても、
それを説明するのが上手とは限らないのです。
システムエンジニアは、そういうお客様から業務の知識を学ぶ必要があるのです。
お客様の言葉を使ってコミュニケーションすることの重要性
考えてみてください。
お客様が何年もかけて身につけた知識を、
プロジェクトの数ヶ月とか、長くても数年というスパンで身につけられると思いますか?
これはそもそも無理があるんですよね。
でも、ITを使って情報を整理する知識を使って、
なんとかそれをやってシステムを構築していくわけですね。
で、その時に大切なことは、お客様の言葉を使ってコミュニケーションすることなんです。
全部わかっていなくても、お客様の専門用語を使ってプレゼンをしてみたり、
会議で話してみたりすると、コミュニケーションがスムーズになります。
もちろんその用語については調べたり教えてもらったりするのですが、
その仕事のポイントはこの辺だなぁというあたりをつけて、
そこで使われる用語を使って話すということを繰り返しているうちに、
知らないことを知っているように話せるスキル
いつの間にか業務のことを熟知しているように話すことができるようになってしまいました。
多少はったりもあったりはするんですけどね。
でも、これはテクニックだけではありません。
お客様の業務に対するリスペクトと興味があるからできることです。
知らないことを知っているように話すと言われる僕も、
興味を持てないことについてはやっぱりうまく話すことができないのです。
今、このスキルは就職活動をする人たちの様々な相談に応えるという形で生きています。
就職活動をしている人が知りたい第一の情報は、ざっくり要約して言うと、
採用情報で見る企業の業務内容がどうで、
簡単に言うと、いい会社かどうかということです。
いい会社かどうかはぶっちゃけ入ってみないと分かりません。
自分に合うかどうかは常に日数です。
でも、業務内容はある程度ちゃんと知りたいですよね。
僕は企業情報を見ながら、それをかなり詳細に話すことができてしまいます。
もちろん本当のところは知らないのですが、
ある程度多等性のある情報だと、自信を持って言うことができるのです。
これはシステムエンジニアとして仕事をしてきたことが生きているのです。
様々な業種のお客様の現場を見て、お客様の言葉で話すということを繰り返しやってきたからなのですね。
まあ、そんなわけで、興味とリスペクトをエンジンにして、今も新しい業種の現場で仕事をしてみています。
まるで知っているかのように話せるネタがどんどん増えていきます。
知らないことを知っているかのように話せるスキル、これからも磨いていきたいと思っています。
ITリテラシーの広め方
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
07:03

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