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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「IT系の就活をしている人に伝えていること」というものです。
僕はIT系の就職・転職のために学ぶ人と話すことがあります。
キャリアの相談を受けるという立場ではなくて、基本的に技術的な質問を受けるところから始まるんですけども。
僕は質問に対して、たくさんの質問を投げかけるというやり方をしています。
話を聞いていると、この人は大丈夫だなぁって思う人と、ちょっと厳しいだろうなぁと思う人がいます。
質問に対して質問を返すのは反則という人もいるでしょうけれども、僕は必ずそうしているんです。
なぜそういう質問をするに至ったのか、その過程を説明できるかどうかが重要だと思うからです。
仕事では結果を出す必要があります。
でもこの場合の結果は、学校のテストの穴埋めの答えを出すのとはちょっと違います。
むしろテストの穴埋め問題を作った上で、答えを埋めたもののようなものであることが多いんです。
こう書けばこうなります、という答えを求めてくる人は、僕がちょっと厳しいだろうなぁと思う人です。
技術を学ぶ初心者は、それでも仕方がないという見方もできますが、
もう一歩深いところを知るために、今見えていることの裏に何があるのかを考える姿勢がない人は、
物事を深く考えないことが多いので、どんな仕事についても成長しないし、
いつも自分以外に責任を押し付けて不満ばかり言って、挙句の果てに
ブラック職場だ、なんて言ったりするものなんです。
そういう人は、ブラック職場を自分が呼び寄せているということに気づいていないのですね。
そうなってはあまりにも気の毒なので、就職・転職をする前の訓練の段階で少し考えてもらいたいと思っているんです。
そのために質問に質問を返すんですね。
なぜだろうと考えるときに、頭の中で自然に起きていることは、ちょっと突っ込んで背景を描くことだと思います。
描いた背景には、いろんなところに穴があって、それらが寄り集まって一つの質問になっているものなんです。
このような分析をするということが、仕事ができる人になるために重要なんですね。
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これはどんな仕事にも必要な考え方です。
そういう考える手順を自分の中に持っている人は、「うん、この人は大丈夫。」と思える人なんです。
大丈夫と感じる人にはさらに、技術の背景、言葉の背景、その歴史、そしてそれらを知る方法について話すようにしています。
そういう考え方はすぐにできるようにはならないでしょうけれども、収入の高い仕事に就くためには、答えが出にくい問題を扱うということが大事なんだということを覚えてもらいたいんですね。
収入の高い仕事に就くために必要なのは、答えが出にくい問題を扱うことなのだということを知っておくことが、幸せな就職・転職に必要なことだと思います。
よくわからないけれど、そんな考え方もあるんだなと思ってもらえたら、言いたいことは伝えられたかなと思います。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクスリーでありますように。千葉直樹でした。ではまた。