顧客を選ぶ重要性
こんにちは、おはなし屋なおとです。今日は、長く続くビジネスをしたいんだったら、お客さんはちゃんと選ぼうね、というお話をしていきます。
僕はコーチ業10年やってます。コーチ業を長く続ける上で、とても大事にしているのが、お客さんを選ぶということです。
なぜなら、お客さんを選ばないと、自分に合うお客さんというのは、来る人全部ね、OK、OKしているとですね、
本当に来てほしいお客さんが来てくれなくなるということは、よくあることですし、何よりお金を出してくれるからといって、自分がこの人と関わりたいと思える人と関わらないとですね、結局消耗して自分のメンタルがやられてしまって、
事業をね、儲かっているのにやめなきゃいけないというような状況になっている人って、たくさんあると思うんです。
これはコーチ事業だけじゃなくて、大体の事業はそうですよね、儲からないから店じまいだというのはまあ、想像できるんですが、意外とちゃんと探してみるとですね、
儲かってても店じまいせざるを得なくなったという事業は、たくさんあるんですね。でもそれの一つに、やっぱり顧客とのアンマッチな部分があるんじゃないかなと思います。
まあこれちょっと遠いようで僕は結構近い世界の話だなと思うんですが、キャバクラという世界があるじゃないですか。あれってコーチの
やっているビジネスモデルにすごく近いんですよ。やっぱりその自分を応援しているというか、
強く支持してくれる人が増えれば、必然的に売り上げも上がっていくみたいな。ただそのキャバクラと
僕らコーチ業の違うところは、結局そのキャバクラというのは一方的にサービスとして相手に接客を提供するのに対して、こちらはコーチとクライアントが2人で一緒に
成果物を作っていくというのが構造上そうなってますから、お金出してくれれば、たくさん課金してくれれば誰でもいいっていうわけでもないし、
よくありますよね。そういうお客さんとの関係のもつれで刺されましたみたいな。
なんでそういうことが起こるかというと、その相手の病的な心、病的なまでの依存心とかがお金に変わる場合って、そういう仕事をやっぱり構造上多分受けちゃうと思うんですよね。
キャバ上で売り上げを伸ばしていこうと思ったら、やっぱりその病んでるんだけどお金払いのいい人っていうのがお客さんになるのが一番良いと思うんです。
だって病んでる人は依存性も高いでしょうから、長く続けてくれる可能性が高いですよね。
だけど、コーチとクライアントという関係に関しては、病んでる人はね、僕はお客さんにしちゃダメだと思うんですよ、基本的に。
それどんな人もいい時期と悪い時期あるから、一時的に落ちてる人もお客さんにするべきじゃないよとかそういう話ではなくて、
自分をダークサイドに引きずり込んでしまう可能性がある人をお客さんにするというのはですね、どれだけ儲かってもコーチはやるべきではないと思います。
僕も、これ僕自身の話ではないですが、僕の周りですごくお金払いのいいお客さんが一人いらっしゃるんだけども、その人はものすごい自分の生活に踏み込んできて、
主力時中連絡をしてきて、コーチとクライアントという関係ではない気がするっていう相談を受けたことがありますね。
3件ぐらいかな。似たような話を含めると3件ぐらいそういう相談を受けたことがありますし、僕もこれだけ気をつけてはいますけど、
過去にちょっとこの人手に負えないなと思ったことが1,2回ほどありました。
それも結局のところ、こちらがどれだけ線引きをきっちりしても、それを向こうが上手に超えてきて、蓋を開けるまでわからなかったということはあるんですが、
ただコーチとして長くやっていく上ではそういうのって引いちゃいけない。何回も変わるんだよな、この人っていう人からお金をもらっちゃうとですね、もう大変なんですよ。
だからそれで僕は結構心が疲れてしまって、活動が鈍ったということもありますね。最近特にエネルギーの話をよく僕はしてるので、
関わってて元気になるような人とじゃないと、コーチとクライアントという関係性は長期的に見れば結ぶべきではないと思うんですね。
例えば相手がどんだけ疲れてたって、相手が自分とのセッションで希望を見出してくれて、自分のセッションで元気になってくれる。
しかも自分から元気を奪うんじゃなくて、相手に立ち上がろうとしている意志が見えるみたいな。そういう人って別に関わってて、確かにその人が疲れてる時に引っ張られちゃうことあるかもしれないけど、
アリストじゃねえなってなるじゃないですか。そういうお客さんと自分の相性ですよね。が、ある程度はお金で引けるんですよ。
お金払ってくれるかどうかっていうのは、ある程度のラインまではフィルターとして機能してくれるんですけど、やっぱり長く続けてるとお金払い良かったけど、
この人からお金以上のものを取られちゃったなっていうことってあるんですよね。特にコーチとクライアントっていう仕事は明確に
先引きするのはもうコーチ自身でやるしかないので、そういう意味でお客さんはちゃんと選ばないと事業として長く続かない。売上を出すという、今年売り上げるということに関してはお客さんって選ばなくていいんですよ。
選ばない方が売り上げって出るんですよ。それはそうですよね。全員に高単価で提案していった方がチャンスを逃さずに済むんだけど、
選び方の基準
やっぱり人と関わってて、ちょっとこの人苦手かもなとか、ちょっとこの人合わないかもなって人って多分いるじゃないですか。そういうシグナルって絶対出てると思うんですよ。
ただ、社会で長く働いてきたりだとか、コーチとしてお客さんがどうしても欲しいという場面だと、その違和感って自分の中でなかったものにしちゃうことってあると思うんですよね。
その違和感があっても、その違和感を超えて関わることで、ちゃんと後悔して、あの違和感は見逃したらダメだったなってなって勉強していくというのは必要なプロセスなので、僕は何でもかんでも選り好みして、ピンテコる人しかお客さんにしなくていいよというつもりはないんですね。
それも経験なので、ただやっぱりその自分の違和感フィルター、違和感あるんだけどこの人をお客さんにして大丈夫なタイプとか、この人の今の状態には違和感はあるんだけど、この人自身には違和感はないからとか、そうやって自分の感覚を言語化できるような、人の占球眼というかね、選ぶ力は身につけた方がいいんじゃないと思います。
やっぱり人に委ねちゃうタイプの人って結構こういうところで苦労するんですよね。相手が求めてくれてるから提供しなきゃいけないんじゃないかみたいな、特に無料でやってるのに提供しなきゃいけないんじゃないかってずっと無料の提供を続けたりとかね、する心当たりある方いるでしょう。
そういう人間関係の今まで、それこそそういう人って旦那さんに委ねすぎちゃってた、奥さんに委ねすぎちゃってた、友達に委ねすぎちゃってたっていうことが人生の課題として、ある人はお客さんとの課題でもそういうことで悩むことは多いですよね。
僕は結構ここまではあげるけどこれ以上はあげないよっていう線引きちゃんとしてるタイプだったので、あんまりマッチングで悩むことはなかったんですが、なかったとはいえ結構そういう意味で失敗はしましたけどね、何回か。
だからやっぱりこうしてクライアントという関係を作っていく上では、人間関係長いので、長い人間関係をする上ではですね、やっぱりちゃんと自分がこの人に時間を使うべきなのか、この人は求めてくれてるけれども、何か必要以上に減り下ってないかとかですね、この人はちゃんと自分をリスペクトしてるかとか、そういうところを見た方がいいんじゃないかな。
じゃあ最後にチェックポイントをお話ししておきましょう。僕がどういうタイミングで、どういう基準で人を見ているのかっていうのが、まず一番最初に大きいフィルターとしてちゃんとコスト払う気持ちがあるかっていうここですね。
どんだけ人良くても僕相手にお金を払うつもりがない人は無課金ユーザーなので、無課金ユーザーに下げる頭はないですね。
いやそのぐらいないとダメよ。なんかこの話聞いて、うわぁ直ったさん言うねえと思うかもしれないけど、やっぱりこんぐらいないと世の中のほとんどの人は対話無料だと思ってますから。
コーチに相談すること無料だと思ってますから。無料だと思っているものを覆すのに、なんか普通のテンションでお金かかりますよって言ったってダメなんだよ。
顧客の選定と無料提供の価値
勘違いすんな。ザゴがあって。いうぐらいのマインドをこっちが持ってないと、相手はそれを無料のものだともらっていくからね。
街でティッシュ配りしてる人がいたとして、ティッシュをポンと受け取って、ああ120円ですって言われたら、はぁってなるじゃないですか。
それは何でかって言われると、でも別に考えて、ティッシュって誰かが工場で作ってるんだから無料じゃないのよ。
ティッシュの製造コストは絶対ゼロ円じゃないのに、僕らは無料で当たり前だと思ってる。なぜか無料で当たり前にもらえてるからですよね。
これは対話も一緒です。対話って無料なんですよ基本的に。対話でお金がかかる場所ってさっき言ったキャバクラとか水商売の場所とかお酒飲む場所とかそういうぐらいでしかない。
人と喋るのにお金がかかるっていうのはイリギラ中のイリギラのことなんで、それを言ってあげないと強めにティッシュって作るのお金かかるんだぜとか、
ちゃんと言ってあげてこのティッシュを買うことがどれだけ意味があることなんだって言ってあげないと分かんないから。無料のもんだから。
ということでちゃんとお金を払う覚悟があるのか、お金を払う必要性があったとしてあなたはお金払うんですかっていうところはちゃんと見る。
だから僕無料セッションやんないのは、そこで散々やってきて、無料セッションだから来る人。
今トンネル通ってるんですごい反響してますけど。無料セッションだから来る人みたいな人たち。
もちろん最初自分に当てがない時とか経験積まなきゃいけない時とか、本当に売り合いこもってる時とかはそういう人たちから努力作相手しに行かなきゃいけなかったけど、
そういう時期のクライアントさんも僕の中でもいるけど、でもやっぱり有料で売ろうとしてる人間が無料ですよって言って売るとそれをひっくり返すのにはパワーがいるからね。
だから相手がちゃんとコスト払う気があるのか。だから無料セッションに呼ぶにしても無料ですよって呼ぶんじゃなくて、
本来有料なんですけど、今こういう企画でやってるので、今申し込んできてくれた方は無料でいいですよっていうような、
本来有料のもの、なんか自分の価値を下げるんじゃなくて、この機会にあげるよっていう言い方をやっぱりしないと、
そのお客さんというのは無料なら諸垂れだよっていう、もらってあげるよぐらいの人が来たりしますね。
そりゃしょうがないね。だからそこを見ますね。相手ちゃんとコスト払う気あんのかみたいな。
こっちはね、時間かけて人生かけてエネルギーかけて発信してます。その上でなんで無料で喋んなきゃいけないの?って俺は思ってますからね。
選ぶ力の重要性
僕の時間は有料ですから、無料じゃないですから。
っていうところプラス、あとはそこを越えてきて受けたいってなってる人の、人間的な所作を見ますね。
スケジュールはちゃんと抑えるか、約束は守るか、やるといったことをちゃんと行動するか、
人としては当たり前ですけどね。時間を守るとかもちろんそういうところ大事。
僕は結構大事にしてるし、別に時間厳守で来てほしいっていうのはもちろんあるけど、
もし時間を守れなかった時にどういう反応をするかとかね。
そういうのってやっぱり人を見る上ではすごい大事なところかなと思います。
だからそういう当たり前のところ、ちゃんと挨拶できる、愛想がいい、コジラに支払う意志がある、
その他諸々ですね。そういうところ僕は見ます。
最後はこの人と自分楽しいかなっていう。楽しくない人と一緒にいても楽しくないんで。
楽しくないとコーチは価値を与えられないんで。
そうやって僕はいろんな目線で人を選ぶということをものすごく大事にしてた結果、
コーチ業10年続いてるんで。だから僕という存在がクライアントを選ぶっていうのは大事だよっていうことの
何よりの証明になるんじゃないかなと思いますんで、皆さんぜひね。
人は選んでください。しっかり。しっかり人選んでくださいよ。
でもね、これ一つね、要点として最後に伝えておきますけど、
人を選ぶのは力がいるよ。求められてないと人を選べないんだよね。
誰にも求められてない人が、いや私人を選びますよって言ったって。
じゃああなたは誰にも選ばれないじゃないですかっていう風になるので。
力がいるんですよ。このポジションっていうのは。
ただ力がいるからといってこのポジションを諦めてはやっぱりコーチとしては長くやっていけないと思うので。
力をつけてください。選べるぐらい。あなたが人を選べるぐらい力をつけてください。
もうそれしかね、答えはないんじゃないかなと。
僕はそう考えておりますというお話でした。
今日は以上です。