で、今山口さんが運転している車の助手席にいて、このだだっぴろい真っ直ぐな道路を走っていると。
僕の母校の大学です。
山口さんの母校の大学の旅行を通っているという感じですね。
通過中です。
なんですけど、対談の時ちょっと声張り目でお願いします。
マイクがね、あんまりこうめっちゃ拾うマイクじゃないので。
はい、わかりました。
若干でいいです。若干でお願いします。
今は山口さん家の、山口さん家じゃないです。母校の旅行を通っているという状況で、
今日は一日コンセプト作りをね、ずっと二人で話してたんですよ。
山口さんがこれからすでにやってる授業なんですけど、
ちょっと一度コンセプトを整理して、
で、どういう人たちを相手にやっていくのかとか、
そもそもあれですね、コンセプトとは何かみたいな話。
僕が考えるコンセプトとは何かっていうお話をさせてもらってっていう感じだったんですけど、
まずそこをちょっとリスナーさんに共有しましょうか。
山口さんの今の理解でコンセプトって何ですかってちょっと説明できますか。
コンセプトはですね、ビジネスの土台部分です。
土台とは?
自分が伝えたいことだったりとか、
それを通じて誰をどういうふうにしていきたいのか、
そういったことをまとめたもの。
僕の言葉で言うと、マイホームを建てるときの基礎っていうものが土台。
ビジネスの土台って何って言われたらコンセプトだよっていう感じなんですよね。
土台がしっかりしてないと雨風が来たとき、地震が来たとき、台風が来たときに簡単に倒壊してしまうし、
もちろん自分の理想のマイホーム、新築で建てるとして、
自分の住みたい家を作るのは大事なんだけど、
それだけじゃダメじゃないですか。
例えば、僕友人に注文住宅の営業マンがいて、結構詳しく話を聞いたことがあるんですけど、
そもそも土地があったら、その土地いっぱいいっぱいに家って建てれない。
宅地にできる家を建てられる面積が何割いるみたいなのって法律で決まってたりとかあるんですよ。
真四角の家を建てたらいいじゃん。
その面積を最大化するんだったら、屋根とかいらないじゃないですか。
四角のコンクリートをどんどんやった方が面積が広くなるけど、
実はその1階部分と2階部分の面積の割合とかも法律で決まってたりするんですよね。
敷地面積のうちの何%までとかあるんですけど、
そういう法律があると。
だからルー、自分がやりたいと実際にできるって違いがあるって、
そこの違いをちゃんと擦り合わせないと必要な土台ってわかんない。
だから僕のその友人が言うには、土台を作るタイミングっていつかって言われたら、
友人は注文住宅、モデルハウスで働いてるんですけど、
そこに来たお客さんに営業確認があったんですけど、
お客さんのこういう家が建てたいんだと、
うちだったらこういう家建てれますよ。
費用感はこのぐらいですよっていうのを擦り合わせた結果、
できた図面ができて、初めて土台の設計図が出るというか。
この設計図だったら土台はこう作りますよねっていうのが、
絵が描けてから決まるらしいんです。
だから最初山口さんに土台ってどのタイミングで作ると思いますかって聞きましたね。
山口さん何て答えました最初。
最初に作る。
一番最初に作るって話はしたんですけど、
実は土台から図面が決まるんじゃないですね。
最初っていうのはお客さんの希望から始まる。
こういう家が建てたいんです。
で、その家はそこはここはいけるけどこれは無理です。
費用的にはこれはいけるけど、費用が出せないならこれは無理ですっていうことがあって、
初めて正式な大黒柱って言ったりします。
今大黒柱があるか知らんけど、
ちゃんとした杭がこことこことここっていう話になってくるらしい。
もちろん図面を作る上で、
これは土台を入れなきゃいけないからこの図面は無理とかいう話にもなるらしいんですけど、
だいたい基礎が決まるのってその辺。
だからお客さんからいきなりここに基礎を打ちたいっていう話は絶対にならない。
基礎を打つのは住宅側、注文住宅会社側っていう話を。
その話を聞いたのか、僕の話からそう思ったのかわからないんですけど。
ってなったときに、ビジネスに置き換えるとどうなのかと言われると、
やっぱりその基礎を作るっていう考え方がない人が圧倒的に多い。
だからみんなやりたいビジネスすらイメージできてなかったりするし、
イメージできていたとしてもそれが実際実現可能なのかとか。
授業で言うとよくあるのが、こういうことやりたいんだけどってなったと。
でもこれ本当に買う人いるのかなとか。
授業はあるんだけど、これってお金払ってまで解決したい悩みかなとか。
現実問題、金払ってもらえるんかねとかね。
そういう問題ってやりたいとは別にあるじゃないですか。
だし、一人で考えるとすごく難しいんです。
こういうのやりたいんですよって。
これやるとこの法律に引っかかるんですって。
話をしてくれる人がいないとやっぱり難しいというか。
ルールガチガチで頭に入ってる人って自由な発想で出てこないから。
逆に。
なんでこういうコンセプトってのは人と壁打ちしながら作っていくのが一番ベストなんじゃないですかっていうね。
それがコンセプトです、土台。
屋台骨を作ろうというのがコンセプトの基本的な考え方で。
だから外から見ても土台って分かんないんで。
土台って売り物じゃないんですよ。
見えないんですね。
見えないんです。
だってじゃあすごい綺麗な自分住宅で建てた友人が綺麗な家を建てて。
すっげーって思うけどそれって土台見てすっげーって言ってんじゃないですか。
土台見えないんで。
見えないですね。
でもこの素晴らしい家を支えてるのは土台なので。
っていうことを考えるんですよね。
なるほどな。
今ので理解がさらに深まってますね。
さっきより今しっくりきました。
そうなんです。
だから多くの人って売り物作ろうっていう発想にはなるんですよ。
なんでかってみんな売り物を見たことあって。
だけどビジネスをやったことがない人がほとんどだから。
ビジネス作ろうって発想にまずならない。
分かんない土台が何か。
分かんないですね。
存在すら分かってない。
そうです。
でも多くの人がビジネスを続けられなくなる原因ってこの土台にあったりするんですよ。
ちょうど土台作ってますね今。
ほんとだ。
だからあれは土台の上にもう木が立ってた土台。
そうですね。
下のコンクリのやつが土台じゃないかな。
ちょっと分かんないですけど別に言うと違うかもしれない。
でもそうやって土台がない状態で表から見えるものを
それだけさらって真似してやっても
うまくいくときはうまくいくんですけど
うまくいかなくなったときに踏ん張りが効かないんですよね。
文字通り土台がないので柱がしっかりしてないので
やっぱりそこで辞める理由があったときに辞めちゃう。
でもビジネスって波があるから波が低いときに耐えられないよね。
というのが土台の役割。
苦しいときに踏ん張れるとか
もう一歩踏まなきゃいけないときに踏めるとか
一歩足が出るとかね。
そういうのが土台なのかなと。
その土台にあたるものが今日お話をするコンセプトっていう感じになりますかね。
めちゃくちゃ大事ですよね。
めちゃくちゃ大事です。
めちゃくちゃ大事だし
ビジネスを専門的にやってるやつ
プラス、前半で話しましたけど
これって見てる母数がないと作れないんですよ。
僕のうまくいった土台をあなたにあげますよっていうのはできないんですよ。
そもそも土台って組み立てちゃったら抜けないじゃん。
真似することはできるけど
その柱を渡すことってできない。
そもそも僕の理想の家だから
こういう土台の配置になっているんだって。
建てたい家が違ったらそれは当然柱の形も変わってくる。
なんで今山口さんの土台にあたる部分は何かという話を
ひたすらしてるというのが今の話ですね。
そうですね。
改めて聞いてみて山口さんは何を感じましたか?
やっぱりさっきも言った気がしますけど
そもそもそれないとあった方がいいよねじゃなくて
ないとそもそも無理だっていう話ですね。
そうです。
ワンシーズンだけならなくてもいけるかなと。
そこでうまくいって
何個も何個も土台のない家を建てて
たまたま残るのが一体ありましたよ。
政府みたいな。
建てるならいらないかもですね。
なるほど。
それできる人って本当にラッキーな人だけですよね。
そうですね。
ただの運ゲーみたいになっちゃうんですよね。
運ゲーになっちゃうんです。
だからもちろん僕が長く続いているというのは運が良かったというのはあるんですが
僕が人生をもう一回やり直すんだったら
同じやり方でやるかどうかやらないです。
絶対土台を作ってもらいます。
人に。
じゃないと無理。
絶対無理なの。
そうだよな。
だから建築業者に土台作るのを頼まないで
家も建てちゃうみたいなことですよね。
そうですね。
たまにいるじゃないですか。
真奥にうちうち生んで建てるみたいな。
そこまでね。
家を建てることに意味があるのであればいいですけど
皆さん家って何で建てるんですか?
長くそこに住みたいからです。
ですよね。
30年かけて建ててどうするんですか?
そうですね。
建てることが目的じゃないですか。
もっと言うんだら住んで終わりじゃなくて
住むだけなら別に人体でいいじゃん。
僕らは人体ですけど。
でもやっぱりマイホームに住む人っていうのは
マイホームに住むことで幸せになれるから
マイホームに住むわけで。
ってなると建てるのって早く建てた方が良くない?
多分マイホーム買う人の親人や友人がそう言ってました。
建てるんだったら早く建てた方が良くない?
って俺は思うよ。
そう言っても建てたんですけど。
聞いたことあります。
どうせ建てるんだったらね。
建てる気ないんだったらマジで建てなくていいと思うよって言ってました。
本当それは価値観だから。
それと同じかな。
ビジネスを本当に長くやるつもり。
ビジネスをしてみたいんであれば別にいらないと思います。
ビジネスをするのに土台は必要ないです。
なるほどな。
ただビジネスを長く続けるとか
つまりビジネスで幸せになるなら絶対要ります。
絶対要るという感じですかね。
反復しないと意味ないんでね。
雨の日も晴れの日も雪の日もやりますから。
ビジネスって。
晴れた日だけやるようだったら別にいらないですよね。
はいはい。