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2024-11-18 07:49

067 若い人から見たベテランって微妙ですね(汗

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教育現場ってなかなか変わらない。その原因はベテラン勢にあるんじゃないか。自分もベテラン勢なので、内省を込めて語りました。

サマリー

教育現場では、ベテラン文化が若者の改革を妨げる要因となっており、変化に対する抵抗が強いとされている。また、システムエンジニアの視点から、企業と教育現場の運営の違いや、新しい技術の導入が遅れている現状について考察されている。

教育現場の文化と改革の難しさ
皆さん、こんばんは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、実は劇団式のCATSを観てきて、その帰りにいろいろと考えながらこの配信をしようと思ってマイクを立ち上げました。
CATS、やっぱり良かったですね。歌と踊り、もう圧巻の世界レベルの素晴らしさ、もう圧倒されましたし、それから何と言っても伝わってくる情感にじわーっときまして、本物は違いますね。
生徒はね、どうだったかわからなかったけど、でも素晴らしい拍手だったんで、おそらくみんなね、CATSのミュージカルを堪能したんじゃないかなと思います。
そういった学校の芸術鑑賞の帰りに、いろいろとね、学校の会議のある公務文書の会議の中でこういうことがありました。
入学試験とかの採点をするときに、なんでかわかんないんですけど、去年の採点の集計するときに、入力した点数を確認するときに、電卓入れて、縦計算が合ってるかどうか2人で電卓入れて確認してるんですよ。
どうせ後でエクセルに入力するのになんですよね。
普通私が今まで勤めた学校だったら、入試の点数はテスト用紙から、クトワン用紙から、それから電表に転記するときにダブルチェック。
それから電表からパソコンに入力するときにダブルチェック。
それで終わってたんですけど、そのダブルチェックは当然するとして、合計をまたダブルチェックするっていう手間をやってたんで、入試の会議があったときに提案したんですよ。
もう電卓のダブルチェックやめませんかって。
そしたらそれは習慣だったようで、文化だったようで、みんなハットを築いたような感じをして、そう言われればそういうふうなもんだと思って流れでやっていたなっていうことだったんで、電卓で計算したい人はどうぞっていう任意にしてもらうことになりました。
ということで変な文化が残ってるなと思ってたのも、やっぱり効率が悪いからなくそうっていう発想になかなか学校現場にならないですよね。
そういうふうな文化が学校にはあるんだなっていうのを思ったんですよね。
というのも私の知人でシステムエンジニアンの人が何人かいて、この人たちは40から45ぐらい。
学校現場との違いをいろいろ感じさせるそういった企業のことを聞くんですけど、まず企業ではミスを防ぐためにできるだけ人間の手が入るような作業を排除してオートでやるようにしているそうです。
なので私が先ほど言った電卓でダブルチェックっていう話をSEの人にしたら大爆笑でしたね。
愚の骨頂だって言わんばかりに笑われるわけです。
そういったシステムエンジニアの人がそういうぐらいだから、電卓のダブルチェックがおかしいと思うのは私だけではなくて、大体一般的に考えておかしいんじゃないかなと思いますね。
それからSEの人は紙を使うっていうことはほぼないっておっしゃってて、紙を使うっていうのは入社した人にパソコンのIDとパスワードを紙に書いて渡すときだけだっておっしゃってたんですよね。
入ったらあと全部すべてがクラウドに置いてあるっていうことで、メールとかそれからスラックとかね、ああいったアプリで全部情報のやり取りをして、紙っていうもので使うってことはないらしいです。
ところが学校文化は紙を大量に消費しますよね。
紙の大切さもあるから、生徒に配るプリントは当然紙であったほうがいいわけですけれど、学校でやる仕事に紙を大量に流すわけなんですよね。
Teamsとかあるのに、それがすごく信じられません。
こういうのもやっぱり教育現場ではベテラン人の発言権が強くて、なかなかこう改革していこうとか、新しいシステムにしていこうとかっていうそういう機運になりにくいのかなと思ってますね。
若い世代の影響と未来への意識
変えるっていうことにすごい抵抗が強いなっていうのを感じます。
ところが企業はやっぱり成果主義なんで、そういう無駄を省いてできるだけコストを抑えて利益を上げないといけないので、
常に無駄を排除して、どんどんバージョンアップしていって成果を出そうという成果主義だから、そういうふうに変わるのが早いんだろうなと思ってます。
教育現場は成果主義じゃないので、人を育てるという現場、育成という現場なんで、そのあたりがやっぱり全然考え方が違うんだろうなと思ってますね。
しかも年功序列で年を取れば取るほどお給料も上がっていくっていう、そういったところが非常に変化しにくいっていう、そういう文化を生んでるんじゃないかと思います。
ということで、教育現場の本当に変わらなさ、バージョンアップのしにくさ、ベテランがドーンとね、上の方に大きい顔して存在していて、
若い人が何かこういうふうにしたいって言ってもなかなか通りにくいもの、変化を恐れたベテラン勢の圧力っていうものがなんとなくあるんだなっていうふうなのが教育現場だと思います。
私も教育現場に長くいますけれど、ちょっと前まではね、本当にね、下の人が、ちょっと前って言っても10年、15年ぐらい前ですね。
下の人が入ってなくて、一番下っ端だったんですよ、ずっとね。
若い人がいなくて、ところがもう最近どんどん若い人が入ってきたので、自分が本当にね、もうベテラン勢になってしまったんだなっていう実感がします。
しかも、私自身も残りの時間がね、お勤めの残りの時間が少なくなってきて、もうあと思い残すことはないぐらい勉強しようと思って、いろんなことにチャレンジするようになりました。
それプラス、若い頃にいろいろと足踏みがあったんで、自分の中ではまだまだ勉強不足だっていう焦りもあります。
やっぱり変化どんどんしていきたいなと思ってるし、どんどんどんどん新しいことを学んで、教育っていうものの可能性をもっと自分は先に感じていたいなと、
残りの時間が少なくなればなるほど、未来の国語教育を見たいなっていう思いが強くなって、自分自身が変化しよう、変化しようとしているようなところがあります。
これからもね、まだまだ下っ端気分で、今度はベテラン勢に学ぶんじゃなくて、若い人に学ぶっていう気持ちで、若い人がどんどんやってることを私はしっかり注目してみて、
ついていって、若い人に学びながら、何とか国語教育の未来っていうものを自分自身見据えていきたいなと思っています。
ということで今日はこの辺で。またお会いいたしましょう。
07:49

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