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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
学習指導要領の概要
今日は287回、現行の学習指導要領が影響を受けているアレについてチャッピーに聞いてみた、というタイトルでお届けしたいと思います。
チャッピーというのは、チャットGPTの相性で、一部巷でチャッピー、チャッピーという風に言われているらしくて、今回茶目っ気を込めてチャッピーという風にタイトルで使ってみました。
今日もチャッピー君に語りかけたことを皆さんにお知らせするとともに、私の気づいたこととか考えたことをお届けしたいと思います。
私が学習指導要領を自分が生まれてきた時のものは、結局高度経済成長期だったから、やっぱり詰め込み教育型だったんですよね。
やっぱりそういった人間が経済的に求められたし、そういった人間を育成することによって、より豊かな社会を築くことができるといった時代、その時代の要請に基づいて学習指導要領が策定されて、国策として人材育成が行われてきたわけです。
そういった時代から来ている私としては、学習指導要領が改定されるために、やっぱり求められる人材がどんどん変わっていくわけですよ。
今回、現行の学習指導要領については、2020年から実施されているわけですけれども、OECDが提唱するLearning Compass 2023というものの影響を受けていて、私このLearning Compassをどこかの研修会で一生懸命勉強した覚えがあるんですけれども、やっぱりそのLearning Compassを見ていると、一部経済色強いなというふうに思ったという印象があります。
ちょっと説明していきたいと思います。これはチャットGPTの分析によるということなので、もし詳しくお知りになられたい方は、OECDが出しているLearning Compass 2030というものをご覧になってください。
まず、今回のLearning Compassは、主な考え方としては、やっぱりテーマとしてWell-being、持続可能な幸福というのを育てを目指そうということが謳われています。
だから、知識やスキルだけを注入するのではなくて、自分の価値観とか生き方というのを育てていきましょう。
学びのゴールを経済的に豊かになることだけではなくて、持続可能な社会や個人個人の幸福にもどんどん伸ばしていきましょうと、こういうふうなことが謳われているということです。
それから、そういったことに基づいて、現行の学習指導要領ではどのようなことを柱にしているかというと、皆さんもご存知のように、知識、技能、思考力、判断力、表現力、学びに向かう力、人間性という資質能力の3つの柱。
これが謳われていると同時に、主体的、対話的で深い学びという、そういった考え方が謳われていて、学習者が主体であること、共同的な学びであること、探究的な学びであることが求められています。
持続可能な社会への教育
これは皆さんもよくご存知のことだろうと思います。
私自身が、Learning on Compass 2030というのは一部、経済職強いんじゃないの?ということを疑問投げかけたら、やっぱりチャットGPTくん、チャッピーくんはこういうふうに答えてくれて、
グローバル社会の中で人材育成というのが求められているから、どうしても技術革新に伴う労働市場が変わってくる。
そのことによって、AIとかそれからICTとか、そういったことに長けている人材を育成しないといけないし、グローバル化に対応する人材を育てないといけないから、やっぱりイノベーションとか企業とか非認知能力といったキーワードが求められているだろうというふうなお答えでした。
それから、学習指導要領の中の表現でも、社会に開かれた教育課程とか、実用とか、そういったことがチラホラ出てきて、やっぱり産業とつながる教育というのがどうしてもその中に入ってくるから、こういうことが求められる。経済職が強くなっちゃうという、そういうふうなお答えでした。
あとは、職業の中でもキャリア育成とか、それから生き方という、そういう言葉も学習指導要領の中に入ってくるから、どうしても職業面とかキャリア面とか仕事面っていうところでのつながりが前面に出てきてしまうから、経済職が強いんじゃないかというご指摘をいただいています。
だけど、一部経済職が強いだけではなくて、SDGsと連携させたり、持続可能な社会の作り手になるような、そういうふうな育成を考えていこうだとか、多文化共生とか、平和とか福祉とか、それから個人の幸福とかいった持続可能な開発のための教育っていうのも強調されてるんですよっていうような、そういうふうな指摘もいただいています。
というふうな分析だったので、私は経済職にかなり寄ってしまうんじゃないかなって考えてたけど、やっぱり世界がより持続可能に、そして個人も自由に幸福に生きられるかっていうのを目指していることが分かって、ちょっと安心しました。
だけど、資質能力、資質能力の育成っていうように、ものすごく目標を掲げがちだと思うんですよ。コンピテンシーベース、コンピテンシーベースっていうふうに、何を教えるかではなく、何ができるようになるかっていうのを言語の学習指導要領では歌っているということで、
そういったスキル自体が目標に掲げられる場面も増えてまいりました。このことについては、今回で語るともう20分近くもなってしまうので、今回で語るのはやめにして、私が言語の学習指導要領に抱いていた疑問。
経済職、つまり時代の要請によって経済的に豊かになるための人材育成という面が強くて、それでコンピテンシーベースっていうのが激しく現場でも歌われるのではないか。
何ができるようになるか。コンピテンシーの育成ということが、例えば指導案にも書かれるようになってしまっていて、それって経済職に絡め取られているのではないかという私自身の大きな疑問があったので、今回チャットGPTチャッピー君に相談してみました。
チャッピー君の答えはまとめると、経済職濃い場面も部分もあるけれども、そうじゃない持続可能な社会に向けて、個人の幸福に向けて歌われているところもあるというふうなお答えでした。
いつの配信になるかわからないけど、近々コンピテンシーベースに傾いているのではないかというような、私のそういった疑問点について、国語教育でのコンピテンシーベースの課題について語りたいと思っています。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてください。ありがとうございました。またお会いいたしましょう。