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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、425回「まだまだ若いもんには負けられへんで」の前のめり効果というタイトルでお届けしたいと思います。
私は、先日3月21日土曜日に横浜ハヤト中学・高等学校の生成AI勉強会で、全体会講師と文化会の講師を務めさせていただきました。このことについては、先日も配信したとおりです。
その際に、いろんな方からお声掛けいただいて、発信し続けているという意義をしっかり感じた時でもありました。今回は、その中で私に声をかけてくださったお一人の女性についてお話したいと思います。
会が終わった後、ニコニコしながらロングヘアをなびかせて近づいてきたこの女性は、この春から教員になるという40代からの大チャレンジだとお話しされました。
元気をいただきましたと明るく話しかけてくださって、頑張りますとおっしゃっていました。
もう会の後の終わり際はバタバタした時だったので、ゆっくりとお話はできませんでしたけれども、想像してみると、私が教員になってから15年間厳しい現場で教科指導力向上どころじゃなかったことや、
それから37歳ぐらいまで普通に授業ができる環境で授業したことがなくて、同僚からかなり水をあけられてスタートしたという経歴に勇気づけられたんじゃないかなというふうに勝手に想像していました。
私自身の経験が誰かの救いや励ましになるというのは、自分の苦労が報われるような嬉しさを感じるものです。
ところがこの後、Xでこのことをつぶやいた後に、ご本人から返信がXでありまして、どうもそこのあたりで元気や勇気をいただいたのではなく、別のところで元気や勇気をいただいたというお話でした。
そのままXでの返信を読んでいきますね。
横浜ハヤトの勉強会にいた40代後半で、この春先生になる女性です。
勇気や元気をいただいたのは、全大会冒頭の私と同じ世代で私ほどとまだまだ若いもんにはのセリフを2回聞いたときです。
不安や焦りを謙虚者に変換するばかりでなく、限界突破目指して強気で挑むのも大事だなと思いました。
新卒の1.75倍速で成長することを目標に力強く胸を張りたいと思います。ありがとうございました。
その後の私の返事はこれです。
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そうですか。前のめりでいきましょう。同じ転ぶなら前に転べ。
ということでお返事したわけですね。
もう少し補足しますと、この女性は、いわゆる新規才能の先生と一斉の背で先生業をスタートさせるということです。
やっぱりね、もうちょっと詳しく言いますと、彼女が勇気や元気をいただいたのは、
全体会の生成AIの講演会の中で、私が生成AI活用についてかなり頑張って取り組んでいるんだということを力説したときに、
私と同じ世代で、私と同じようなベテラン組で、私ほどこんなに多様にAIを使い倒している人はあまり見ないということを言ったあたりだったと思います。
特に女性は見たことがないというようなことを言ったような気がしますね。
私はこの生成AIにハマって以来、いろんなAIツールを使っているんだけれども、なかなか同じ世代の女性とランチに行ったりカフェに行ったりしても、
全然その生成AI周りのことで話題が合わないんですよね。
むしろ40代前後の男性とよく話が合うという陳現象が起きてしまっています。
この女性の方は、私みたいなベテランのおばちゃんがですね、
おばあちゃんと言ってもいいかもしれないぐらい年老いてもガシガシやってるっていうところに勇気づけられて、
年齢なんか関係ないんだと感じてくださったんだと思います。
これがまず一点目。
それからもう一点目は、まだまだ若いもんにはというところのセリフのあたりです。
これは私が最近特によく使うセリフで、
AIやICT、それから先進的な取り組みといった新しいチャレンジをするときに、
もう自分自身がわざと意気がって、
まだまだ若いもんには負けられへんねって言いながらその場を笑わせることにしています。
若い人はICTやデジタルをすぐに吸収して、すぐにスキルアップして、
それをすぐ授業で活用するっていう若さゆえのアドバンテージを持っていると思います。
私としては長い間教員をやってきてるんだけども、
最初の15年間はかなり出遅れて、子育てでも何度か足踏みをしているので、
相当いろんなことが出遅れてしまっていました。
もういくらやっても取り戻せてないという感じがあって、
年だけ取っていくような状況だった、そういう自分を何とか取り戻したいと思って、
非常にハングリーに勉強してきたっていう実態があります。
私の出遅れや足踏み、長い間授業展開力の向上に取り組みきれなかったと、
そういった感がありまして、
そういう長い年月を、いとも簡単に若い人が乗り越えていくような、
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そういう羨ましさと妬ましさが半々あって、
それで、まだまだ若い者には負けられへんでっていう言葉で、
ユーモアを交えて自分のベテラン具合を茶化しているという、
そういう表現なんですね。
この日、この女性の方は私のそういう言葉に、
ご自身が勇気づけられたというのが2点目の話だと思います。
この女性の方は40代過ぎっていうことですけど、
私から見たらまだ全然若いです。
これからです。何歩でも行けます。
しかも後でお聞きしたらお子さんもいらっしゃるということで、
母としての、親としての研修、子育てでの研修というのは、
かなり積まれてきていると思います。
それだけでも一つ大きな研修を積まれてきているわけですから、
ひけ目を感じることなく頑張っていただければ、全然余裕だと思います。
特に彼女は1.75倍で頑張るとおっしゃられているので、
そういう遅れはご自身の努力で絶対取り戻せると思います。
ですから、そういったことを気にやむのではなく、
健康に気をつけてご自身らしく頑張っていかれると、
きっとそれは実りあるものになっていくと私は確信しています。
私自身も年をとったなと思うけれども、
AIが入ってきてこれから面白くなっていくじゃないですか。
ICTだって20年間も待ち望んでやっと一般的になり始めて、
これからという時にさらに生成AI活用が入ってきて、
これから面白くなりそうなんですよ。
もう前のめっていきたいと思っています。
とりあえず健康に気をつけて、
おとれを防止するというんじゃなくて、
逆に体力を増強させる気分で前のめっていきたいと思います。
他人が決めた引退とか退職とか定年とか、
そういったことではなく、
自分自身がこういうふうに学んでいきたい、
こういうふうに進んでいきたいというのを大事にしながら、
どこかで求められる限りにおいては、
頑張って教育現場に関わっていきたいなという思いを、
この女性との出会いで新たにしたというお話でした。
それでは今日の配信はここまでです。
聞いてくださりありがとうございました。
またお会いいたしましょう。