1. 今日も明日も授業道~国語教育をゆるっと語る~
  2. 172 「みんなやってる」 「..
2025-03-21 08:41

172 「みんなやってる」 「どうしてうちだけ指導されるのか」と言われたら?

spotify youtube

今回はリクエストフォームにお答えする配信です。

生徒指導・保護者対応(指導されても「みんなやってる」「どうしてうちだけ指導されるのか」「誰が教員に言ったのか」と言ってくる生徒、保護者に疲弊しています。)

こんな相談が寄せられました。ブラック黒瀬とホワイト黒瀬が答えていますw

また配信ネタのリクエストを受け付けています。こちらのフォームでも良いですし、DM、コメント欄、お気軽にどうぞ。

リクエストフォーム

https://forms.gle/U7nPWgLff51DUF6GA

 

#モンスターペアレント #生徒指導 #棚上げスペシャル

サマリー

このエピソードでは、生徒や保護者が指導に対して反発する理由やその対応方法について議論されています。特に、「みんなやっている」という言い訳をする人々の心理を分析し、効果的な指導方法を提案しています。

相談の導入と問題提起
みなさん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
今日、ちょっと風邪を引きまして、喉が少しガラガラしているんですけれど、お聞き苦しいと思いますが、どうぞお付き合いください。
今日は、リクエストフォームからの相談、これをネタにしたいと思います。
6年目の国語科女性教員の方からの相談事なんですけど、まず励ましや感想をいただきましたので、ちょっとだけ披露させていただきます。
いつも楽しく聞かせていただいております。
特に今年は、中学校2年生担当だったため、授業の取り組みは大変勉強になりました。
かたちは、先生の配信を聞き、個展との比較を行いました。
先生の今日も明日も授業道も読みました。これからも配信を楽しみにしております。
ということで、大変ありがとうございます。めちゃくちゃ励みになりました。
私がいろんな経験したことを少しでも参考にして、授業に役立てていただいたら本当に嬉しいです。
ということですが、今日は生徒指導の問題で、生徒指導上、保護者対応上、例えば指導されてもみんなやってるじゃないかとか、
どうしてうちだけ指導されるのか、誰が教員に行ったのか、というふうに言ってくる生徒や保護者に披露しています。
卑怯な反応とその分析
どうしたらいいでしょうかっていう相談事なんですけど、これについてお答えしたいと思います。
まずここからは、申し訳ありませんけど、ブラッククロセがこの問題をぶった切りたいと思います。
まず、こういうふうに言う人は、自分の問題を他者の問題にすり替えて責任を回避しようとする卑怯な考え方を持っている人なんですよ。
本当に卑怯ですよね。こういう人は自分がそういうことをやったんだっていう当事者意識が希薄すぎるんです。
だから自分自身の振り返りとかないし、反省もできないタイプ。
私名付けるなら、棚上スペシャルの人種ですよ。こういう人はなかなか反省が進まないタイプだと思うんです。
だいたい、なんで自分が起こした事案なのに、自分がまず振り返らないのか。本当そう思いません?
例えば、赤信号を無視して警察に捕まります。
警察に捕まってキップ切られようとした時に、警察に向かって赤信号無視なんてみんなやってるじゃないか。
だったらみんなを捕まえたらいいじゃないか。そういうふうなことを言ってるように等しいわけですよ。
警察の人、この人にキップ切らないってことないですよね。
必ず反則キップを赤信号を無視したという時点でキップ切ると思うんですよ。
だから法律的にも、社会常識的にも、こういうことは許されないと思うんですよね。
こういう人はまず自らの反省や振り返りがないタイプで、本当に私からしたら卑怯な人だなって、ブラッククロスは思います。
それが問題が終わった後で、自分の公平性とか他者との比較化っていうのを入ればいいと思うんだけど、
まず他者の問題にすり替えようとする。めちゃくちゃ責任回避をやろうとする。
めちゃくちゃめちゃくちゃ許されないタイプの人たちだと思います。
建設的な指導方法の提案
ここまではブラッククロスですね。ここからはホワイトクロスでいきたいと思います。
だいたいこういうめんどくさい人たちは、真っ向勝負で対立してもあんまりいい話にならない。
だから最初は、なるほどそうですね。お気持ちはわかりますとか。
なるほど、それでこう思われたんですよねって。
カウンセリングの手法と一緒ですけど、一応その人に言わせたいだけ言わせてメモを取ったりなんかして、
なるほど、そういうことがわかりますわかりますとか、極めて冷静に対応するわけですね。
そこである程度言わせたら、でも学校の方針としてはこういうふうに考えて、こういう風な指導をすることになってるんですよ。
これはみんなそうだと。
他者のことを今言われたんだけど、他者との問題というものは、個人個人のプライバシーの保護のために詳しいことは明かせないし、
他人と比較するって言っても諸条件が絡んで同一に比較することは難しい状態なんですよ。
それはわかっていただけるでしょうか。っていうふうに理解を求めるわけですね。
そこで、まず当事者、あなたたちの反省や指導に入って、他者からあれこれと文句言われない状態を作りましょう。
そうすると、他者に対しても指導しやすくなって有意な態度、有意な立場を取ることができると思うんですよ。
そういうふうにするためには、こういうふうな方法を取りたいと思うんですけどいかがでしょうか。
っていうふうに建設的な方法にどんどんどんどん入っていくわけですね。
できるだけここらへんは質問投げかけたりとか、相手に答えを引き出させたりとかいうコーチングのテクニックを用いて、
最終的にはこういうふうなことをすることで子どもさんの成長にもつながりますし、
子どもさんの立場も守りながら他者の指導へと入っていくことができます。
だから私たちは最大限子どもさんをサポートしていきたいと思いますので、どうぞ理解よろしくお願いします。
っていうような感じで、煙に巻くと言いますか、筋道立てて相手の自己回避をぐるーっと回って、
こっちの有意な状況に持ってくるかっていうようなテクニックを取ると思うんですよね。
大概の子どもと保護者は、本人の立場を理解してあなたをより良くするためにサポートするし、
あなたが有意な立場に立ってから他者の指導した方がやりやすくなるんですよっていうようなことを言うと、
大概は納得してくれると思うんですよ。それで納得しないっていうのは、これはモンスター級の人なんで、
上手に柔らかく対応しながらどうしても納得してもらえないんだったら、もうそれは学年主任さんだとか管理職さんだとか、
そちらのレベルの問題になってくると思うので、とりあえず担任レベルとしてはそこら辺までできれば十分じゃないでしょうかね。
こういうふうな人たちはもうザラにいます。
というか先生の中でも言っちゃうんだけど、事故の問題を他者の問題にすり替える人ってすごくたくさんいる。
それはやっぱり自分に対してのストレスを他者に向けることによって回避しようとしているわけです。
そういうのを冷静に、この人は棚あげスペシャルなんだなーってまず思ってしまうと、
こちらがかなり冷静になることができるので、こういうふうなところを少しちょっと一歩引いて分析しながら、
まずは相手に理解して寄り添う。そこからこっちのペースに持ってきて、より良くしていくためにこういうふうな方法が一番いいんですよっていう、
そういう方法をとってみてはいかがでしょうか。
ということで、こんな教科書通りにうまくいくというわけではないんだけれども、
こうやってある程度自分がその問題にあったら、こういうふうな距離をとって、こういうふうな言い回しをしようというパターンを結構持っていると、
余裕を持って対応できると思うので、一つの手段として頭に入れておかれるといいと思います。
今日はリクエストフォームからのお答えをしましたけれど、その他にもいろんな生徒指導事案の対応とか、
授業中に生徒にこういうことを言われたからどうしたらいいだろうかということがありましたら、ぜひぜひお気軽にお尋ねください。
リクエストフォームは概要欄にリンクを貼っておきます。皆さん気軽にリクエストしてみてください。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
08:41

コメント

スクロール