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おはようございます。社会保険労務士で、キャリアコンサルタントの、かなや なおこです。
社労士なおこの働き方・多様性研究ラジオでは、働き方・ジェンダー・子育てをテーマに、こうするしかないなという考え方を、こういう考え方もありかもしれへんなと思えるような知識のきっかけをお届けする番組です。
これってなんでこんなんなんやろうとか、えーこれおかしない?という違和感を出発点に、歴史や制度、統計や海外の事例もたどりながら考えていきたいと思います。
はい、本日12月25日ですね。メリークリスマス!
はい、ということで皆さん、昨日は、あと今日ですかね。どんな感じで過ごされるんですかね。
うちはですね、昨日クリスマスイブの時に、ジージとかバーバとかと、私たちからのプレゼントをですね、開封式をしてまして、はい。
あのもうね、いつもより寝るのが遅くなっちゃって、なかなかね、うちの子もね、テンションが爆上がりで、なかなか寝ようとしなくて、ポチポチ寝るでって言ったらもうね、ちょっと怒られましたね。
ギャー!ねー!っていう感じでね。まあ、しゃーないですよね。目の前にすごく興奮するようなものがあったらね。
はい、そんなクリスマスイブを過ごしたかなやけなんですが、本日のノート記事の読み上げを早速していきたいと思います。
制度の理解と日常の困り事
タイトルは、「制度は知っていたけど使えなかった。保育所等訪問支援。」です。
では早速、読み上げていきたいと思います。
みなさん、保育所等訪問支援という制度はご存知ですか?
療育の専門家が、月1から2回、子供が通う保育園や幼稚園、学校を訪問し、先生や保護者にアドバイスをしてくれる制度です。
ノートにはですね、注釈として、子供家庭庁保育所等訪問支援ガイドラインに載っている保育所等訪問支援の役割を引用しておりますので、そちらもぜひご覧いただければと思います。
で、また本文に戻ります。
でも、まだ保育園で何があったのか教えてくれるほど、言葉のコミュニケーションって発達してないんですよね。
こちらが、例えば、今日何したんとか、今日何ちゃんと遊んだんって聞くと、丸々ちゃんと遊んだ、楽しかったとか、これ食べた、美味しかったということは言ってくれるんですけれども、よくてそれどまりですね。
でも、楽しかったという言葉とは裏腹に、結構ね、3歳とのやりとりにも変化が生まれることもあるんですよね。
例えば急に甘えん坊になったりとか、急によく怒るようになってしまったりとか、保育園で何かあったのかもしれないなぁと思うんですけど、
けれども、何かあったとしても、子供がね、イライラの原因だったりとか、すごく甘えん坊になってしまう原因っていうのを、多分ね、言葉で伝える術がないんですよね。
うちの子だけかもしれないし、もしかしたら年少さんはそもそもそういうスキルがまだね、ついてないのかもしれないんですけれども。
で、非言語でね、しかもいつもとは違う子供の様子から、大人が察知しなければならない。
で、察知できたとしても、何があったのかよくわかんないんですよね。
そういえば最近めちゃくちゃ不機嫌やなぁとか。
家では別に特に変わった様子はないけれども、おそらく園で何かあったんだろうなと思うけど、何があったかわからない。
実際うちの子もね、同じようなことがあったんですよ。
なんか最近ちょっとしたことで怒りやすいなぁ。
でも何があったんだろう。
で、保育員の先生に聞いたんですよね。
ちょっと家でね、最近怒りやすくて、なんか園でもそんな感じなんですかねって聞いたら、
その時ちょうど、生活発表会の練習があったんですよね。
その練習の時って、やっぱりいつもの保育園の生活とは違う時間で動いていくというか、タイムスケジュールで動いていったりとか、
やっぱり練習をするっていう行為って、なかなかね、習い事をしてないお子さんとかも多かったら、
それって非日常的だったりとかすると思うんですよね。環境の変化というか。
なのでうちの子に限らず、そういう生活発表会の練習だったり運動会の練習が始まると、
ちょっと気持ちが不安定になる子はいますねっていう話は聞いてたんですけど、
でもその頃って、生活発表会の練習を始めて、そこそこ時間が経ってしまっててね。
そうなると、子どものケアへの対応にね、なんか遅れが出てくるようなそんな危機感を抱くこともあったんですよね。
心理的な障壁とその克服
それで私、この制度の存在を知ったのは、今年の7月ですね。
でもね、その利用に動き出したのは10月下旬ですね。約3ヶ月動くことはできませんでした。
なぜすぐに動くことができなかったのか。それは保育園にどう思われるかが怖かったからです。
外部の人が入ってくるのを嫌がられるかもしれない。保育園を信用していないと思われて、保育園との関係性が悪くなるかもしれない。
最悪、うちの子への当たりが先生からの当たりが強くなるかもしれない。
そんな不安がね、私をちょっと行動から止めてたんですよね。
全然そんなことないんですよ。信用していないわけじゃないし、むしろね、めっちゃ感謝してるんですよ。本当に。
今の保育園に通い出してから、めちゃくちゃできることがね、本当に増えたんですよね。
ただ、やっぱり、療育の専門家としての視点から、自宅でのアドバイスもしてほしい。
こういう困り事があるみたいだから自宅ではこうしてあげてねとか、そういうアドバイスとかが欲しいなっていう風に感じてたんですよね。
言葉でうまく伝えられない子どもの変化を少しでも早く知りたかった。
それでこの一歩踏み出せたのは、発達の遅れで悩みを抱えている保護者の方とのお話し会でした。
私が保育所と訪問支援のことをお話ししたら、私も使ったことあるよっていう風に教えてくれた方がいたんですよね。
その時に私、保育園や学校との関係はどうでしたかっていう風に聞いたら、外部から入ってきてほしくないと考えている。
やっぱりね、園とか学校もあるけれども、そうやって伝え方次第ちゃうかなーって。
すごくね、いつも対応してくださってめちゃくちゃありがたいと思ってるし、本当に感謝しているけれども、
ちょっと自宅でのアドバイスが欲しくて、保育所と訪問支援を利用したいなっていう風に思ってるんです。
とか、そういう風に伝えたら比較的受け入れてもらえるんちゃうかなと思うんですよね。
というアドバイスをいただいて、ようやく私はそこで申請しようかなって踏み出すことができたんですよね。
改めてこう思います。
制度は知っている、でも使えない。
心理的ブレーキ。
一口に言っても、実はいくつかの種類があるのではないか。
迷惑をかけてはいけないという価値観。
使った先の不利益がわからないという不安。
使えるかどうかそもそもわからないという情報不足。
同じ心理的ブレーキという言葉でも、その正体は違う。
この解像度をもう少し上げて分析していきたい、そう感じています。
制度と現実の間にはまだまだ見えない壁がある。
でも、その壁を乗り越える方法もきっとある。
制度の利用を目指す
今、保育所等訪問支援の申請の途中です。
受給者証が届くのを今楽しみに待っています。
この経験も心の手触りとして、研究として言葉にしていきたいと思います。
はい、それでは最後までお聞きくださりありがとうございます。
本日もご機嫌のない一日になりますように、金谷直子でした。
いってらっしゃい。