婚姻届の困難
おはようございます。社会科系農務士でキャリアコンサルタントのかなや なおこです。
社労士なおこの働き方・多様性研究ラジオでは、働き方、ジェンダー、子育てをテーマにこうするしかないなという考え方を、こういう考え方もありかもしれへんなと思われるような小さなきっかけをお届けする番組です。
これってなんでこんなんないやろうとか、えーこれおかしないという違和感を出発点に、歴史や制度、統計や海外の事例もたどりながら考えていきたいと思います。
はい、それでは本日1月11日のノート記事のタイトルですが、認められなかった婚姻届|いろんな形の家族が書ける未来へ、です。
私は2020年9月に夫と結婚しました。ずっと小さな棘のように胸の片隅で育っているものがあります。私にはその時どうしても使いたい婚姻届がありました。
今の婚姻届って、夫になる人の次に、右側かな、妻になる人と書かれていて、下にそれぞれの氏名を書くようになっているんですよね。
だから私であれば、私が右側に書いて、夫が左側に書いて。
ちょうど真ん中あたりですかね、夫婦及び両夫婦の氏名、夫婦との続き柄とか書く欄があるんですよ。
それぞれが上下に分かれて記入できるようになっています。
なので父が上の欄、上の記入欄のところに書けるようになっていて、母がその下の記入欄に書くような感じになっているんですよね。
私が提出したかった婚姻届では、まずその夫になる人、妻になる人の夫の部分、妻の部分というのが空欄になっています。
なので書式としては、空欄になる人しか記入がないんですよね。
なのでその夫とか妻っていうのは、自分自身で書き入れるような感じのスタイルです。
なので今はまだ認められてないんですけれども、もし同性婚が認められたら、
例えばこの空欄の部分に夫夫って書いたりとか、妻妻って書いたりとかね。
そもそもやっぱり性別を意識するような呼び方をしたくないという方もいらっしゃいますよね。
パートナーさんとかね、配偶者とか。
なのでそういった方は配偶者って書けたりとか、パートナーとか、そういう風に何年も書けるようになっているんですよね。
で、夫婦、両夫婦の欄、今は上下に分かれて書けるようになっているんですけれども、
私が使いたかった婚姻届には並列になっているんですよね。
なので父母の記入欄が横並びになっているんですよ。
なのでいろんな形の家族が提出できるような書式、そんな婚姻届だったんですよ。
で、この婚姻届は個人の方がね、お二人で作成されたものだったんですよね。
その方も書いてたんですけれども、いつか夫夫だったりとか妻妻だったりとか、
あとはその親が、例えば母母のケースもね、ありますよね。
父父でもいいんですけども、そんな感じでいろんな形の家族が書けるようにだったりとか、
上下を作らない婚姻届、そんな願いがね、込められていたんですよね。
で、こちらの婚姻届、私はXでね、その婚姻届を目にしたんですよ。
で、その時にね、なんて素敵なんだろうなって思ったんですよ。
ちょうどまた結婚前だったからね。
で、お二人はその自作の婚姻届を提出することができたそうです。
で、私もね、こんな素敵な婚姻届提出してね、夫と新たな生活のスタートを聞きたいなって思ったんですよね。
で、婚姻届って、本籍、地下、居住し、どちらかで提出することができます。
で、私たちは事前にね、この婚姻届を持って行って問い合わせをしたんですよ。
窓口に行って見せてね。
でも、本籍地でも居住地でも、どちらの地でも受理できませんとの回答でした。
でね、私もね、どこの法律だったかちょっと忘れましたけど、根拠となる法律を示して話をしたんですよね。
ここにはこういう記載があって、
この婚姻届は、この法律に書かれている部分というのかな、それを満たしているように思われるんですか、なんでですかっていうふうに聞いたんですよ。
そしたら、町の方が言うには、書式自体が規定を満たしていないというのか、決められた書式があるので、それ以外は受付できないっていうふうに言われたんですよね。
法律的にはね、必要な部分とかちゃんと満たしている婚姻届だったんですよ。
すごくやっぱりね、悲しかったですね。
どうして父が上、母が下でなければならないのか。
並んで表記するのはなんで認められへんのかなとか。
夫になる人、妻になる人という言葉でなければなんでならないのか。
作成されたお二人の願いがすごくこもっている婚姻届を、本当に素敵な婚姻届を使えなかったことってね、思い出すと今でも悲しい気持ちになるんですよね。
未来への希望
ここで少し日本の現状をお話しできたらと思うんですが、
2025年の数字です。
同性婚を国レベルで認めている国、何カ国くらいあると思いますか。
今でいうと、約40カ国というか、大体38か39くらいかな、国地域で認められています。
世界には約195の国や地域があります。
世界の国の約20%ほどの国で、同性婚が認められているんですよね。
G7主要7カ国の中でも、日本だけが同性婚を認めていないんですよね。
厳密に言えば、イタリアも完全に同性婚の法制化はされていないんですよ。
いないんですけれども、シビルユニオンというパートナーシップ制度が導入されています。
それって日本にもパートナーシップ制度あるんじゃんってなりますけど、
大きく違うのは、シビルユニオンでは、相続や配偶者控除といった結婚に準ずる法的権利が認められているところなんですよね。
日本はそこのところまだ認められていないんですよね、パートナーシップ制度はありますけれども。
私が使いたかった婚姻届、提出ができたとしても、まだ何々になる人っていうクーラーの部分に
夫・夫だったりとか、妻・妻と書くことはできません。
でも、こういう婚姻届が存在してくれていること自体が、私は未来への希望だと思うんですよね。
いろんな形の家族が認められる社会への願い。
性別で上下を作らないという願い。
近い未来、この婚姻届が当たり前に受理される日が来ることを願っています。
はい、それでは最後までお聞きくださりありがとうございます。
本日もご機嫌な一日となりますように、金谷菜穂子でした。