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2025-12-13 05:24

なぜ日本では制度があっても使えないのか|制度と心理の2層構造


note記事

なぜ日本では制度があっても使えないのか|制度と心理の2層構造
https://note.com/je_joue/n/n429aae73b111

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サマリー

日本では制度が存在しても、なぜ利用されないのかについて、制度と心理の2層構造が考察されています。特に、制度設計の問題と制度を利用する際の心理的ブレーキが影響を与えていることが強調されています。

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おはようございます。社会保険ラウム氏でキャリアコンサルタントのかなや なおこです。
社労士なおこの働き方・多様性研究ラジオでは、働き方・ジェンダー・お世話題をテーマにこうするしかないなあという考え方を、こういう考え方もありかもと思えるような小さなきっかけをお届けする番組です。
これってなんでこんなんないやろうとか、これおかしない?という違和感を出発点に、歴史や制度、統計や海外の事例もたどりながら考えていきたいと思います。
制度設計の問題
はい、それでは本日なんですが、なぜ日本では制度があっても使えないのか。制度と心理の2層構造についてお話ししたいと思います。
制度はある。会社も認めているのに、なんで制度を使うことができないのでしょうか。
昨日ですね、妊娠中に通勤緩和を使えなかった経験を書きました。
でも書いているとふと疑問に感じたんですよね。 なんで日本では制度があっても使っていいと思えないのだろうか。
それは個人の性格や意識の問題なのだろうか。
本間は使えたのに遠慮しただけちゃうんとか、自分が我慢しただけちゃうってそう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私はこの制度があるのに使えないという問題は、2層構造になっていると考えています。
まず1つ目が第1層ということで、制度設計と現実のズレについてお話ししたいと思います。
私の職場では、妊娠中に通勤緩和だったりとか、勤務時間を少し短くしたりとか、そういった調整をしていただける制度がありました。
ただ、それ使えなかったんですよね。 なんで使えなかったのかというと、それを使うと給与が下がってしまいます。
その結果、育児休業給付金の支給額にも影響してしまいます。 妊娠中の数ヶ月の選択が、出産後の1年の生活に影響してしまう。
体の負担を軽くするために制度を使うという判断は、私にとっては簡単なものではなかったんですよね。
第一次妊娠中は本当に元気だったので、私は短時間勤務というか、そういう通勤緩和とかもほぼほぼ使うことがなかったんですけれども、
第二次妊娠中は妊娠による体調不良がすごく顕著だったんですよね。
なので、育児休業給付金の支給額が減ってしまうことを承知で、通勤緩和を利用していました。
でもね、こう思ってたんですよね。 妊娠中の体調がバウンズ出ない部分での算定ではなくて、妊娠前の給与で算定してほしいという気持ちは変わりませんでした。
続きまして、第二層、使う側の心理的ブレーキのお話をしたいと思います。
心理的ブレーキの影響
私自身は社会保険労務士として、制度は積極的に使うべきと考えています。
むしろ使われない制度は不要だと判断されてなくなってしまうかもしれない。 なくさないためにも積極的に制度は使っていこうと考えています。
だから制度を使うことへの心理的ブレーキはほとんどありませんでした。 でも、この心理的ブレーキの存在を強く感じた出来事がありました。
夫の育児休業取得です。
制度はある。会社も取得を絞っているわけではない。 けれども夫は自分が休むことに躊躇していたんですよね。
休むことで周囲に迷惑をかけるのでは、という思いがあったようです。 制度は使える形で用意されているのに、心の方が追いついていない。
夫を見ているとそんな感覚を覚えました。 制度を使えない本当の理由。
制度があるのに使えないという状況。 一つは制度設計と現実のずれ。
もう一つは制度を使うことに対する心理的ブレーキ。 日本の働き方の問題は制度設計の問題だけでは説明できるものではなく、
心理的ブレーキが大きく関わっているのではないかと考えております。 この心理的ブレーキはどこから生まれているのでしょうか。
日本社会に深く根付いている価値観や文化が大きく関わっているように感じます。 この心理的ブレーキの正体を紐解くことが日本の働き方を変える鍵になる。
その信じてこれからも探究していきたいと思います。 最後までお聞きくださりありがとうございます。
本日もご機嫌な一日となりますように、金谷奈子でした。
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