音楽の力とSNSの反応
皆さん、こんにちは、こんばんは。 アーティスト、アートプロデューサーのHata Naokiです。
昨日はですね、突然音楽がけが流れてきて、びっくりした方も多かったと思うんですが、
実はそれはメディア戦略のうちの担当がですね、仕掛けたことでありまして、
夜の10時にすべてのSNSとか音声メディアでですね、 一斉に配信をするという実験的な試みでした。
そして衝撃的なことにですね、なんと今までこの番組がずっとやってきたんですけど、それを足した数よりもたった1回の放送でそれを上回る再生回数が出てしまったという衝撃の事実が発覚しました。
この番組はですね、いつも温かいコメントを頂いている輝くさんから、素晴らしいコメントを頂いて、すぐボーカルのMakiさんにメールで転送しておきましたんで、
Makiさんはね、すごく喜んでましたよ。 それでね、一つ意外なのがね、音声メディアでの配信はまずまずだったんですけど、
一番ね、顕著に出たのが、インスタグラムとかフェイスブックなんですよね。
見る方のメディアが、実はもうとんでもない数の再生回数が出てて、もうびっくりしました。
やっぱり音楽の力っていうのはすごいですよね。 DMとかも90通ぐらい来てて、
ほんとうちの担当者は焦ってました。
音声メディアでのリアクションの方が大きいと思ってたみたいで、 インスタとかフェイスブックとかTikTokとかですね、目で見る方がメインの
SNSで反応が大きかったってことに、すごく戸惑ってました。 すごいですよね。
まぁ逆に言うと、そっちの方が普段ね、見るばっかりなんで、ポンって音楽が出てきたら反応しちゃうんでしょうね。
コンビニのデザイン力
ということで今日は、半ばちょっと強引に持ってきたんですけど、 アートの目力ということに関してお話ししていきたいと思います。
まぁ皆さん美術館とかギャラリーにそんなに頻繁にはいかないと思うんですけど、 実はね
日常生活の中で僕たちはアートやデザインに囲まれて暮らしているんですよね。 それはどこなのかと言いますと、実はコンビニエンスストアなんです。
美術館とかギャラリーにコンスタントに通う人っていうのは実はそんなに多くないですよね。
でもコンビニに行かない人っていうのは
ほとんどいないと思うんですよね。 だから僕はコンビニは
普段の生活の中での、まあ言ってみれば最大の展示空間だと思って 一般の人とは違う目で研究させていただいております。
まあスーパーマーケットとか、 あとは巨大なショッピングモールとかだったらわかるんですけど、ああいうコンビニのような小さな空間でですね。
本当実はカオスじゃないですか。いろんな商品があって、でもちゃんと秩序というかルールがあって、 私たちはその狭い空間の中にいてもそんなに窮屈な感じはしないですよね。
それは実はすごく洗練されたデザインと キュレーションっていうんですか、まさに
私たちお客さんを迎えるにあたってですね 計算され尽くした空間になっているんですよね。
ではちょっと違う目で見ていきましょうか。 まずですね
棚ですね。陳列している棚。 そこをよく見ると実はただ置かれているだけじゃなくて、きっちりと
商品が展示されているんですよ。 新商品は目線の高さのところにあったりとか真ん中に置かれているんですよね。
そして定番の商品は端とか下の段とかに置いられているんですよ。 そしてまた季節商品というんですか。
夏だったら夏とか秋だったら秋、春だったら春みたいな感じで そういったものはポップ付きとか色付きの帯で
メーター出してますよね。なんか季節限定みたいな感じで。 これってね美術館とかギャラリーで言うと
この作品は入り口に置くのがいいかなとか この作品は奥に置いた方がいいのかなとかっていう風に
キュリーターの方々が考えるのと同じような考え方で設計されているんですよね。 僕たちはね毎日無意識のうちにそういうコンビニの中で行われている商品の展示を見て
商品を選んでるっていうことなんですよね。 不思議ですよね。
そしてね 今コンビニの中の話をしたんですけれども実はそのコンビニに入る前にも実は仕掛けがありまして
そのデザインの力を象徴するのが実は色なんです。 皆さんわかります?
セブンイレブンだったらセブンイレブン ファミリーマートだったらファミリーマートってパッと色を見て判断してますよね。
まあその中でも例えばねファミリーマートだったら 青、白、緑っていうラインが目印じゃないですか。
あの3つのラインはですね 実は商標登録されているブランドのサインなんですよね。
全然知らなかったですよね。そんなこと。 だから遠くから見てもこの組み合わせはイコールファミマっていうのがすぐわかるんでしょうね。
だからただのねデザインじゃなくてね本当に色と ブランドっていうのを組み合わせて記憶させるっていうことが
まあ一つ私たちに対して目の力 に影響を与えているっていうんですかね。
記憶させる広告の力なんですよね。 同じようにまた中に戻るとスイーツの棚とかは
ピンク色とか白とかで軽やかさを演出していたりとか プレミアム系は黒や金色なんかで特別感を出してたりしますよね。
セブンイレブンなんかは特にそういう傾向が強いと思います。 もうねまさにね完全に
アートとデザインの心理学の世界に私たちはもう 引き込まれているんですよね。
普段何気なく通っているコンビニエンススタンも 実は恐るべしっていう感じですよね。
本当に意識を少し変えるだけで 実は私たちは
アートやデザインに囲まれた中で生活をしているんだなぁっていうのが実感できると思います。
アートとブランドの関係
そしてですね次は話は変わりまして ちょっとアート寄りの話をしたいと思うんですけれども
今度はですねコンビニではなくて ちょっと意識高い系の街表参道の方に足を伸ばして考えていきたいと思います。
まずは表参道にあるルイビトンのお店ですね。 皆さん知ってましたか?実はルイビトンのあのお店の最上階には
ギャラリースペースがあるんですよ。 しかもね、催しによっては無料で入れるんです。
高級ブランドが アートって思うかもしれないんですけれども
実はルイビトンは東京とか大阪のお店ではですね 積極的にアートに対して力を入れていて
アートはブランドっていうものがどう扱うかっていうのが本当に直接感じられる場所として ギャラリーが開放されています。
僕も前を通ったりする時はですね ちょろっと見て今日は無料の展示だと思ったら
ついついねエレベーターに乗って最上階に行ってしっかりとアート作品をですね 鑑賞させていただいて
少しリッチな気分になれるのがいいところですよね カバンとか全然買わないんですけどね
ここではですね ルイビトンっていう高級ブランドがまあ広告っていう名のもとにですね
どのような文化配信を行っているのかっていうのが体験できるスペースになっています もし皆さん良かったら
行ってみてください そしてねそのまま少し足を伸ばすと
モマのMOMAですね デザインストアっていうのが入っているビルがありましてこれはね
ニューヨーク近代美術館の公式ショップなんですけど まあもちろん入るのは無料です
ショップなんでね ただねそこに置いてあるグッズっていうか小物と言いますかいろいろあるんですけれども
そこがね日常で使える デザイン雑貨みたいな感じになっていて
まるで買える美術館っていう感じですね作品を しかもまあそんな作品というよりもあのグッズ化してますんで安いんで
ついつい寄り道して買ってしまいます 僕はねビールグラスとかね文房具なんかを見ながらこれは実用だけど
完全に展示作品だよなぁと思いながらいつも見たりして買っていますね ここはねさっき紹介したルイビトンのギャラリーとは違ってすごくモビル全体がすごく
ミニマルというか本当にスタイリッシュな空間の中に いろいろなおしゃれなお店が入っているのでここも本当
寄り道するにはすごくセンスが磨かれるような良い場所だと思います 今回ね紹介したところで大事なところっていうのはすべてね
コンビニから始まりましたけど全部無料で体験できるということなんですよね アートやデザインって一見難しそうとかお金がかかりそうだなぁとかって思わ
りがちなんですけど 実はね町の中にハードルの低い体験の場が
いっぱいあるんですよ ブランドや美術館がオープンにすることで僕たちはもっと気軽にアートに
触れられるんですよね これがねまさに今回のタイトルになっている
町はミュージアムだというような感覚なわけです ちょっとこういう話を聞いてしまうと皆さんの目も少しは変わっていつもとは違う
風景が見れるんじゃないでしょうか そうなった時には皆さんに目力がついたということなんですよね
今日はもう町はミュージアムというテーマで コンビニの店の陳列が展示設計なんだよっていうこととか
ファミリーマートの あの青と白と緑の色彩の商標ですね
というところか表参道のルイビトンの最上階のギャラリーとか モマのデザインストアなどについて紹介してきました
ルイビトンのギャラリーとかモマのデザインストアについては概要欄にリンクを貼って おくので気になる人は
調べて行ってみてくださいルイビトンのギャラリーはね 有料の時もあるんで注意していかないといけないと思います
はい まあどれもね特別なチケットがなくても日常の中で体験できるアートとデザインなんで
次に街を歩くときはこれは展示かなとかって目を凝らしてみてください それだけで本当に日常はちょっと皆さんの方にアートとして寄ってきてくれると思います
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ではまたマイクの前でお会いいたしましょう 最後まで聞いていただきありがとうございました
さよなら